湊かなえのレビュー一覧

  • 往復書簡

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    手紙形式で展開される短編ミステリー。
    手紙のやり取りが重なるにつれ、過去の事件の真相がじわじわと明らかになっていくのが怖くもあり楽しいミステリー。
    同じ出来事なのに、人によって見方や言い分が違う。人によって"真相"が異なっていることもある。
    同じ形式でもっと色々な話を読んでみたくなった。

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    2026年08月15日
  • 夜行観覧車

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    憧れの高級住宅地に家を建てた主婦。家庭内暴力を伴う癇癪を起こす反抗期の娘。我関せずな父親。お節介な隣人。セレブ一家の向かいの家で起きる殺人。
    湊かなえさんの文章は妙にリアリティがあり、事件に巻き込まれたかのように臨場感があり、スラスラ読み進めてしまった。
    ただ、人物描写が素晴らしい分、ミステリーとしてはもっと複雑なストーリーを期待した。個人的に、あれもこれも伏線だったのか!繋がっていたのか!という話が面白いと感じるので、そういった意味では物足りなさがあった。

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    2026年08月15日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    イヤミスの女王として名高い著者ですが、本シリーズは読後感が良く誰が読んでも楽しめる作品だと思います。
    そして登山がしたくなります笑
    登山なんて子どもの頃は辛くて苦しくて絶対やりたくないことでしたが、大人になると何故か魅力的に見えてきます。
    美しい景色や雄大な自然を目の当たりにできる登山、すごく素敵です。
    私は登山をしない人間ですが、登山をする人に憧れます。
    本作を読むと登山の疑似体験ができるので楽しいです。
    山を前にした時、人間は素直になれるのですね。
    そういう瞬間を私も味わってみたいです。
    本作は、人として生きることと山を登ることを上手く織り交ぜた作品です。
    とても好きなシリーズです。
    続編が出たらまた読みたいです。

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    2026年08月12日
  • 贖罪

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    マジで読みやすくて面白かった。ただ星5つには1歩及ばずの評価といったところ笑
    少女たちが十字架を背負って生き、不幸の連鎖が止まらない描写がものすごく良かった。
    また読みたい。

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    2026年08月11日
  • 夜行観覧車

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    【父親が被害者で、母親が加害者ー。高級住宅街に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されてこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。】

    高級住宅街に住んでなくて良かった。プライドとか見栄の張り合いとか心労が絶えなそう。お金持ちじゃなくても、高学歴エリートじゃなくてもいいから、家族仲良く生活できるのが一番だと感じた。

    2026.8.10

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    2026年08月10日
  • カケラ

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    自分と誰かとを比べて考えることは、誰しもが一度ならずたくさん経験していることだと思う。女性にとっては美、体型は結局生きるどの時点でも重要な比較ポイントであり、その美に翻弄される人生をうまく表現している。やはり、湊かなえはすごい。

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    2026年08月10日
  • 夜行観覧車

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    ネタバレ

    読みやすかったので一気読みしました。

    登場人物全員に良い部分、悪い部分が見え、非常に人間臭く読んでいて面白かったです。

    特に遠藤家の厚かましさには、こちらも呆れるほどでしたが、母親が娘につかみかかった時は「もっとやれ〜!!!!」と思ってしまいました笑
    こちらの感情の黒い部分まで引き出されるとは、さすが湊かなえさんです。

    殺害の動機は正直月並みな印象でしたが、
    最後の兄弟の選択は「やっぱりそうしたか」と現実的には納得できても、母が悪いと真相に気づいた中ではモヤモヤが残る良い結末だったと思います。

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    2026年08月10日
  • 少女

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    ネタバレ

    面白かった!★4.0
    先入観で湊かなえさんだともっと重い雰囲気かと思ったら、女子高校生視点で(葛藤もあるけど)割と軽やかに読みやすかった。




    以下ネタバレ備忘録

    死について取り憑かれがちな高校2年の女子高生2人の視点が交互に進んでいく。
    一緒にいるけど、なんか鼻につく。イライラする。でも今までも、これからも、一緒に過ごす関係。
    それぞれが、剣道に打ち込んでたのに出来なくなってしまった環境。

    夏休みに、それぞれが相手に内緒で老人ホーム、病院でボランティアをすることに。

    そこから、面白くなってきた!
    2人の状況が近付いてくる!
    登場人物が少しずつ交差してきて、病室で一緒になる。

    ヨルの綱渡りも、先生も、女子高生も、痴漢も、友達も、おばあちゃんも、みんな繋がってきて読んでて面白かったし、2人が実は相手を思い合っていた不器用さが良かったよ。

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    2026年08月09日
  • 未来

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    文庫版、あとがきが1番大切かもしれない。
    フィクションであってくれ、と思うけど こーいう不幸な思いをしている人は現実にいるんだよなあ。
    美人は得!と言えない事あるよね。現実もあるよね。

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    2026年08月08日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ

    文章とSNSや週刊誌の記事を行ったり来たりして事件を追っていくのが新しい体験で面白かった。
    色んな人の視点から、同じ人のことでも人によって見え方が全然違うんだなと思ったし、よく知りもしないのに悪く言う人の怖さも感じた。週刊誌の記者も美姫を犯人のように仕立て上げて書いていて、無責任だなと思った。
    そして最後、全部お前かよ!となった。記者に別の人を犯人のように扱わせる策士、怖い。

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    2026年08月07日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    正直腑に落ちない結末だった。
    エミリ母は紛れもなく被害者で、4人の少女に感情的な言葉をぶつけて人生に影を落とした加害者でもある。
    そして狂わされた4人の少女による悲劇。

    一体何があれば連鎖する悲劇を止められていただろうと考えるが、
    やはり事の発端である弘章がしっかりしていたら良かったんじゃないかと思う。
    秋恵ではなく麻子を選んだのは弘章。
    飲酒運転をして事故したのも弘章。
    職を失って見捨てられたという逆恨みはあるかもしれないが、教育に携わる人間が、エミリをあんな風に残酷に殺害したことは疑問に思った。

    そんなモヤモヤとした余韻が残るのも、湊かなえさんの狙い通りなのかもしれない。

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    2026年08月06日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    ネタバレ

    ポイズンドーター、ホーリーマザーは新米母親の私が読んでも毒親なのではないかと思った。
    子供にある程度の導きは必要だと思うが、自分の願望を娘に押し付けるのは違う気がする。
    自分の子供を信じているから、その子の選ぶ選択を尊重してあげたいし、そうできる親になりたいと思う。
    湊かなえさんは「信頼関係がうまく構築できなかった母娘」の心の闇を書き出す天才だ。

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    2026年08月04日
  • 未来

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    あとがきにあったように、現実にいる社会課題や環境やそこにいる人物を描き、無理のない希望を残した最後だった。確かにハッピーエンドではない。章子と文乃が幸せに生きていけるかは、むしろ可能性が低い。けど柔らかい、窓にかかったカーテンから差し込む春の陽の光のような雰囲気を残した。
    その小さな希望が誰かの生きる力になっていると思う。

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    2026年08月04日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    親と子、主観と客観のギャップを湊かなえらしさ全開で綴った短編集。

    自分の親は毒親ではない。そう思えている私は幸せだ。
    自分もそんな親でありたい。

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    2026年08月02日
  • 夜行観覧車

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    事件を通してそれぞれの家族が良い方向に成長していく。話し合って理解し合うことは大切だと思った。
    キャラクターはそれぞれ個性的な人たちで現実にいたらきっとやな人たちだろうなと思う。だけどそんな人たちでもいろいろ思いを抱えていたりいい面ももあったり嫌な面がたまたま相手を救うこともあって面白いなあと思った。

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    2026年08月01日
  • 未来

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    私には苦手な描写が多くてしんどかった。
    重くて重くて読み切るのに時間がかかりました。

    苦しみから解放され幸せになれるといいなと思いました。

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    2026年07月31日
  • 花の鎖

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    おもしろい。最初は3つの話を整理するのに大変だったけど、だんだんと繋がっていく感じが楽しい。湊かなえらしい作品

    終わり方はもうちょっとあってもいいかな?と少し物足りなかった

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    2026年07月31日
  • 贖罪

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    子供の純粋さ故にエミリちゃんの死が母親にきちんと伝わらず、その純粋さを直視せずにダイレクトにエミリちゃんの母親が切り込んだ(復讐した)から深く傷が残ってしまった。麻子さんが持つ卑しさによって起こされた罪が、自分の娘を奪い、更にほかの子供たちを4人も巻き込んでしまう。誰も救われない、最悪の巻き込み事件。
    どこの歯車がうまく回れば、彼女たちは救われたのだろう。秋恵さんが頑張ってくれれば良かったのだろうか…。

    トラウマは、人間を混乱させてしまう、恐ろしいものだと心底思う。

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    2026年07月30日
  • 少女

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    ネタバレ

    かなり昔に読んで、面白かった記憶はあったけど、その後見た映画は全然ダメで、何となくその後は断片的な記憶が残って、全体的にはボヤけていたケド確か、タッチーと翼くんが逆だったんだよなと言う一番乗りネタバレがわかってたからか、再読をしてなかった。
    久々に読んだら、止まらなかったなー。
    それぞれの視点からモノローグ形式は、みなとかなえさん!って感じだけど、いろんな登場人物が全部絡んでいって流石だ!
    と改めて感服!!

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    2026年07月29日
  • カケラ

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    ネタバレ

    ダイエット中の身の私からすると結構キツイ言葉が沢山出てくる作品。
    でも湊かなえ節は変わらず良かった。散りばめられた情報が最後は1つになって謎は解けるけど誰も報われない。幸せな9年間のまま生きられたら良かったのに…………。

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    2026年07月29日