湊かなえのレビュー一覧
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購入済み
山上徹也の事件を下敷きにしながらも小説と繋げたことで「宗教」も「小説」もスポイルされている気がしてくる
物語が人を救うんだみたいなメッセージに私が鼻白む側というのは大きいと思うが、(特に後半は)白けた気持ちで読むことになった
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Posted by ブクログ
ネタバレ全てを読み終えた時に、とても自然に全てが繋がったことに感動しました。
最初読んだ時に親子孫の物語かなと思ったのですが、出てくる登場人物が、当時と今とで性格が違うように描かれているように感じ、勘違いかなと思いました。
しかし、一人称で描かれている時は、大きな決断や出来事が起こる前(その出来事こそこの物語の根幹)で、その経験を通して人として変わっていったからこそ少し違う人物像の描かれ方になったのかなと思いました。
あとは、梨花が働こうとした時にさっちゃんと比べられるという表現があった時に、親子だから比べられるなのに、今働いている人と比べられるとミスリードにまんまと引っかかりました。
主人公たちこそ -
Posted by ブクログ
『白ゆき姫殺人事件』(湊かなえ)を読んで、いちばん残ったのは「本当の自分って、誰が知っているんだろう」という問いでした。
人はひとつの顔だけで生きていない。職場、友人関係、SNS――属する場所が増えるほど、“語られる私”も増えていきます。この作品は、ひとつの事件をきっかけに、噂や憶測がどれだけ人の印象を塗り替え、空気が「それっぽい真実」を作ってしまうのかを描いていて、10年以上前の作品とは思えないほど今の時代に刺さりました。
怖いのは、悪意だけじゃなく、善意や正義感もまた、簡単に誰かを追い詰める側に回ってしまうこと。読み終えてからしばらく、言葉を投げる前に一呼吸おきたくなる――そんな教訓を -
Posted by ブクログ
最近新刊の『暁星』や映像化されるという『人間標本』や『未来』のニュースで、沢山目にする『湊 かなえ』という名前。デビュー当初は、割りと新作が出ると読んでいましたが、ちょっとほっこりとする作品もあるものの、全体的にはずっしりと思い内容で、読むと少し放心状態になってしまうこともあり、少し遠ざかっていました❗️
本書は3年前に文庫化されて、積読していましたが、ようやく重い腰を上げて読み始めました❗️
タイトルから想像すると、彼女特有のイヤミスかと少し構えて臨みましたが、想像していた展開とはイイ意味で違って、ちょっと温かい気持ちで読み終えました。
長谷部 香監督がどのような作品を作ったのか⁉️そ -
Posted by ブクログ
ネタバレ前に読んだ彼女の著書「カケラ」「贖罪」と同じく、主人公の取材形式で事件を追っていく流れ。このタイプは湊かなえさんの3作品でしかまだ呼んだことがないが、相手の情報はたっぷり得れるのに対して主人公のことが全くわからないので、後々相手の発言によりタチの悪い主人公だと露呈される。そこを見抜こうとするのが楽しかった。
「自分の記憶で作られる過去と、他人の記憶で作られる過去。正しいのはどちらなのでしょう。」
主観と客観は全く異なるのだなあ、と。自分の中に華やかな思い出として残っていたとしても、他人からしたら別物かもしれない。
噂に関してもそうです。見たもの聞いたものが、どんどん誇張され見栄や妬みが含むこ