湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
語り手が変わるたびに、印象が変わって行った。
それは第一人者目線でしか物事を見れていなかったり、客観視すると印象が変わったりすることを示している気がした。
それと、相手の思考回路はやはり分かるものではないから、自分の考えに当てはめてしまって信じ込むことで、すれ違っていくんだと感じた。
実際、お母さんは有羽のことが大切だし、逆も然りなのに、お母さんの勘違い?で家を飛び出した。
美容の先生は堀口と好き好き同士だったのになんで顔っていわれたのか、なぜ顔が嫌なのかそれを確認せずに離れた。
やっぱり、言葉や行動に対しては「なんで?」が必要。理由を聞くことか必要。それでもすれ違いは起こる。
その人にはその人なりの考えとか行動とかがあるから、全てを知る必要はない。
でも全てを知った方が自分的には楽だけど、、すれ違うかな?むずかしい
でもとりあえず、こんな身近な間柄ですらこんなにすれ違うのだから、全てを悪い方に考えて疑うのではなく、「こう考えてたのかも?」とか色々想像した方がいい。
まやとあいつがティックトック撮ってたのも仲良しと思ってたけど深くさせない為だったし、
はるくが言わないだけかと思ってたら私の心?のためにご飯行かないとかしてたり。
実際に自分に伝わってない思いやりもあるのだなと。逆も然り。
あとは、ルッキズムについては、
他人の物差しを取り入れると終わる。自分がよくて自信がある方が周りにも愛されるし病まない。
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Posted by ブクログ
娘がこのクラスの生徒に殺されました―――。
ざわつく教室で中学教師・森口悠子が衝撃の『告白』を始める。森口はシングルマザー。娘の父親は熱血先生で知られる教師。しかし、HIVに感染していることがわかり、娘のことを考えて結婚はしなかった。
ある日、娘の愛美が学校のプールで亡くなっているのが発見される。警察は誤って転落したことによる事故死と判断。
しかし、森口は殺人であることに気づく。犯人はふたり、このクラスにいる――。
あの湊かなえのベストセラーが映画化、衝撃のコミカライズ! 話題必至で見逃せない!!
ストーリーやキャラクターや世界観は原作に忠実に描いてて、森口先生の愛する娘の命を奪われた痛みと憎悪や犯人の歪んだ承認欲求の闇深さ、犯人の母や友人の愛が痛切に伝わってくる傑作コミカライズ。 -
Posted by ブクログ
何の前知識もなく読み始める。どんな話だろうと思ってると、、、
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以下ネタバレです
菜々子がすみれに対して「田舎に憧れる、都会の人がするファッション」と揶揄したあたりから「これ面白いかも」と思った。
登場人物同士がお互いのみなりや発言、行動をちょっとバカにした表現多くて面白い。
人のネチっとした部分がたくさん描かれていて、すごく面白かった。
お金と子供が絡まなかったら、あの三人はうまくやれていたかな?
しかし、「クララの翼」なんて綺麗事すぎて、マジ不愉快。
これは綺麗事だ、これは偽善だとちっとも疑わないすみれにドン引き。
すみれの芸術家たちの力でこの町をもりあげるという、おせっかい、かんちがい。
だれも頼んでない。地元民はこの景色が当たり前なのだ。
田舎者とは?都会人とは?
地理的にどこに住んでいるのかは関係なく、それは人への接し方でわかる。
そうなると、菜々子はとても都会的なセンスを持った人だろう。 -
Posted by ブクログ
湊かなえと聞くと、ミステリーの女王というイメージがあります。
このお話も短編×4でそれぞれ解き明かされる謎があり、ミステリアスではありますが、
怖さや恐ろしさは感じず、誰かのために隠していた嘘や温かみのある嘘によってできた出来事が徐々に紐解かれていくようなお話でした。
なので、事件はあれど、心が温かくなる作品でした。
特に2つ目のお話が私は好きだなと思いました。
人を訪ねていき、いろんな人の視点で解決する一方、語り手(解き明かす人間)は1人でその矛盾さも面白かったです。
だからこそ語り手1人が読み手と同じ温度感で事を知り、同じように驚き、代弁してくれているかのようで小説の世界に引き込まれました。
どの作品も短編だからこそ、最後まで語られておらず、この先どうなるのだろうかと想像が膨らむ作品でした。
手紙を誰かに送りたいな〜