湊かなえのレビュー一覧

  • 夜行観覧車

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    〜人生の棚卸し〜

    人生はいつでも立ち止まっていいし、後ろを振り返ることの重要性を感じた。

    家族と足並みを揃える大事さを知れた作品。

    その一方で
    「人間関係が本音と建前の恐ろしさがリアル過ぎて、人付き合い恐怖症になるわ」

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    2026年03月01日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    ネタバレ

    ポイズンドーターホーリーマザーの2編特に良かった。
    弓香視点のお母さんはあんなにも毒親だったのに、周囲から見るお母さんはそんな人ではなくて、なんなら毒親とは真逆なところにもいたように感じて辛かった。理穂が言っていた「溺れる」の表現の部分も印象的。浅瀬で苦しんでいる人とその奥の深いところで苦しんでる人、違うんだろうなあ。
    毒親って表現そのものにもちょっと違和感を持った。
    母親と娘、その絆、線引き、全て難しいよなあ。

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    2026年02月28日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    トンガという国や出会った人を通じて成長していく人々の物語。
    人は海のように透き通っている部分と治らない傷を持つ生き物なのかなと感じた。

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    2026年02月27日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    自分本位な考えの人(主に女性)を書かせたら、右に出る人はいないだろうなと思わせる内容でした。

    結局、主人公達は自分の考え方に囚われ続けているだけに思えたし、同調も同情も出来なかったですね。

    内容に反して読みやすいけど、読んでいるとだんだんと気が重くなってきました。

    本当に後味の悪い読後、それでも星4にしたのは、読みやすかったからなのです。

    この作者の作品は、これで2作目となります。
    普段は自分では好んで選ばないような内容だけど、知人が貸してくれた本の中に、作者の本が数冊含まれていたので、読んでみました。

    あと1冊あるんだけど、前回読んだ本といい今回の本といい、読みやすいけど気が重くな

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    2026年02月26日
  • 山女日記

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    自然の中で大人達が静かに成長していく姿が丁寧に描かれる。山の描写と心理描写が温かく、前向きな余韻が残りました。

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    2026年02月25日
  • 落日

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    久しぶりに湊かなえさんの著書を読んだ。湊さんのイヤミスはクセになりますが、メンタルが弱っている時に読んだらさらに弱ってしまったことがあったので。今は健康なので何でもオッケーと思ったら、毒は少なかった。心情に訴えるミステリーで、こういうのも好きです。

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    2026年02月23日
  • 夜行観覧車

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    ネタバレ

    地域住民との人間関係や謎ルール、他人の家の事情も知らずに誹謗中傷をする人達がリアルに描かれており、現実世界に似たどす黒い感情を抱かされる作品だったと思う。前向きな作品では無いため苦手な人も多いと思うが、この何とも言えない思い作風が個人的には非常に面白かった。自分自身は田舎の謎ルールや人付き合いなどが嫌いで他人の目など全く気にしないが、普通の人達の感情ってこんな感じで、色々と大変なんだろうなーと少し俯瞰しながら読んだ。殺人事件はあるが、あまりミステリー要素は無かった。

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    2026年02月21日
  • サファイア

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    短い物語の中に内容がぎゅーっと詰まっていて濃い。しかも伏線が回収され、思わぬ結末になることも。びっくりするような展開なのに実際に起こりそうなところがさらに怖い。
    湊かなえさんの本には毎回驚かされます。怖いけど読み始めると途中で止められなくなります。

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    2026年02月20日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    一言で言うと人間の怖さを描いた、現代の闇を描いた作品。構成も斬新で、どんどんこの世界観に引き込まれていく。いかにもありそうで、いつこうなっても不思議ではないと思ってしまう恐ろしさ。まさにイヤミス。でも面白かった。

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    2026年02月19日
  • 夜行観覧車

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    【短評】
    皆が憧れる高級住宅街・ひばりヶ丘において突如として発生した殺人事件。母親が父親を撲殺し、息子は行方不明となった。真相は杳として知れない。
    本作は「殺人事件」により揺り動かされる複数の家族の物語である。
    娘の「発作」に悩む家族。ひばりヶ丘の「伝統」を守りたい家族。そして、殺人事件という非日常の当事者となった家族。各人の思惑と行動が複雑に絡み合いながら、どこか歪な家族の在り方が変化が起こっていくー…

    至極読み易かった。構造的にはかなり変な物語なのだが、そこは歴戦の作家・湊かなえである、癖の無い平易で率直な文章で以てして、するりと脳内にインプットされていく。何だかんだと二日程で読み終わっ

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    2026年02月18日
  • ユートピア

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    ユートピア
    湊かなえ

    湊かなえ19作目
    山本周五郎賞受賞作品
    交通事故に遭い車椅子となった久美子
    彼女を支えて、他の不自由な人たちをも支えるため
    母親3人はボランティア団体「クララの翼」を立ち上げる
    最初は評判が良く、たくさんの支援金が集まり、雑誌のインタビューも受ける
    しかしある噂はネットを介して広がり悪意に満ちていく
    そして大きな事件が起きる…

    同じ集英社刊行の「白雪姫殺人事件」のように噂がネットを介して広がり、徐々に悪意に満たされていく過程が詳らかに書かれています
    そこは人間の奥底に潜んでいるドロドロとして真っ黒なものに溢れています
    やはり湊先生はそういうものを描かせると日本一です

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    2026年02月15日
  • 夜行観覧車

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    湊かなえさんの作品の中でこの本が一番好きです。
    めっちゃ分かる⋯と共感するところが多すぎます。
    まだ読んだことない人にはぜひ読んでほしい。

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    2026年02月12日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    母と娘にまつわる殺意までに変わるほどの関係を書いた6個の短編集。
    胸が苦しくて涙が出そうだった。視点が変わるだけで愛にも憎しみにも変わる、共感したはずなのに次の編では敵視した側に共感してしまう湊かなえの人間の書き方。

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    2026年02月12日
  • 山女日記

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    ありきたりな山歩きかもしれないが、柔らかい言葉に沿って辿って行きながら、主人公の心境に共感を覚える。
    湊さんは山好き花好きでした、この本を読んで知ったのだが、日記という題名は本人のものではなく、参加して登山情報を得ているSNSの名前でした。

    8つの題名のように登った8か所の山にまつわる話で。薄ぅく繋がっている。
    主人公はアラサー女子。

    もう遠くなったが、軽々と峰を超えていた頃を思い出す。あの頃の穂高や白馬を、足が追いつかなくなってからも未練たっぷりに麓から仰いだことも何度かある。

    ガレ場を歩く感じや鎖場の感触など懐かしいシーンに、うら悲しいような気持でメンバーの顔を思いだした。

    アラサ

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    2026年02月08日
  • 往復書簡

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    ネタバレ

    手紙でのやり取りを小説にするという斬新な作品でした。
    また作品自体は短編集で、一つ一つに小さなどんでん返しがあり、サクサクと読むことができました。
    手紙だからこその嘘や表現というものが散りばめられており、普段の小説とは違った面白さがありました。
    短編の中では、20年後の宿題が1番好きでした。
    6人それぞれの事件に対する思い、先生が依頼した真意など、物語として引き込まれていきました。

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    2026年02月08日
  • 夜行観覧車

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    ネタバレ

    オーディブルで聴きました。
    安田章大さんの朗読が聴きたかったのと、ドラマが衝撃的だったことを覚えていたので。
    ドラマで感じた怖さと、小説での怖さが全然違っていた。
    まわりからは幸せそうにしか見えなかった家庭で起こる殺人の、その理由がとても怖いと思った。小さな傷が積み重なっていて、最後の一押しは些細なことなのに。
    人間の嫌なところを見せつけてくるようなストーリーだけど、我が家で娘が大暴れしてるのに妻を助けようとせず逃げてしまう夫がいちばん許せなかった。

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    2026年02月04日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    ネタバレ

    4話分入っていて、短編なので飽きずにサクサク読めた。
    1つ目の話は小説家を目指す3人の話
    スタート地点は一緒だったはずなのに、自分もこんなに頑張っているはずなのに、、と相手の活躍を見て妬んだり羨んだり。はたまた自分の方が格上だと思っているうちは相手を下に見てばかにしていたり。
    ほんとは他人と比べることなんて無いはずなのにどうしてもそう思ってしまうことはあるよなと自分にも心当たりがありました。ただ、一概に妬み嫉みが悪くはなく、それをバネに自分も頑張ろうと思えるかどうかが人間の成長への繋がることを再認識しました。

    2つ目の話は同じアパートに住む子どもたちの話
    ほとんど最後まで女の子視点から語られ

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    2026年02月03日
  • 山女日記

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    山に登りたくなった!

    私はまだまだビギナーですが、後書きの「山にいる時間は濃い」っていうのはよくわかる気がする。
    多少なりとも命をかける遊びだから、チームとして連帯して関係性も濃くなる感じがあるのかな

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    2026年02月03日
  • 夜行観覧車

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    事件の真相を知りたかったなあとモヤモヤして読み終わったのが正直な感想。だけど逆に全部明らかにさせないのも奥深さを演出してる。
    ドロドロな奥様方のやり取りがあったが、終盤にかけて少しずつ良くなっていき、後味は割と良い!
    10話完結だけど、一夜で観切っちゃうドラマを観たような満足感。

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    2026年02月02日
  • ユートピア

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    初めは登場人物の数が多く感じ、混乱してしまったがそれぞれの登場人物の主観を丁寧に描かれていたので何が起きているのかをしっかりと捉えることができた。小さなコミュニティで起きがちな人間模様に加えて外部からやってきた人と織りなされる複雑な化学反応が現実的でぞくぞくした。どんなに仲良くなったと思っていても、大人になると相手の行動を深読みし善意をそのまま受け止めるのが難しくなることが描かれている。それに対して二人の少女が織りなす友情は誰にも邪魔されない眩しいものとして描かれている。自分が真っ正面からぶつかっていったとしても自分の思い通りに受け取ってもらえないもどかしさを感じることはこれから私にもたくさん

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    2026年02月01日