湊かなえのレビュー一覧

  • 少女

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    ネタバレ

    視点がコロコロ変わるから、
    誰視点なのか分かりづらかったけど、
    後半になるにつれて慣れてきた。

    *の数で区別されているのを読んだ後に知った。

    内容は、
    この先どうなるんだろうとわくわく
    読み進めていくにつれて
    こことここは繋がるんだろうな、
    というところがどんどん繋がっていき
    最後に全部が繋がるような伏線回収
    気持ち良すぎた。

    内容は自殺や死をテーマにしていて
    ダークだけれど、
    物語としては構成も上手いし、
    読んでいて面白かったです。

    0
    2025年09月20日
  • 少女

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    面白かった。話の収束の仕方や湊かなえさん特有の怖いもの見たさのある繊細なエログロ?で一気に読むことができました。

    0
    2025年09月19日
  • 少女

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    前半は誰目線の話なのか曖昧でふわふわとしながら読み進めた。人が死ぬ瞬間をみたいなんて縁起が悪い少女が3人もでてくるんだから共感出来ないなと思いつつ。
    部活の挫折とか家庭の事情とか、少女っていうとまだ幼い女の子だけれど、大人よりも考えていることって沢山あるんだろうなと思った
    私自身後半すごく重なる部分があって、読んでいてとても辛かった
    そして最後はとても衝撃で解説も含めめっちゃ面白かった
    解説読まないと全部理解出来なかったからもっと沢山本読んで自分で伏線回収できるようになりたいな

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    2025年09月19日
  • 湊かなえのことば結び(下)

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    毎回の放送の「今日の一曲」を歌詞付きで聴きながら、選曲の渋さに、湊さんて何歳やった?と何度も突っ込む。自分はこの頃も海外にいたので、コロナの頃やなぁ、こんなん流行っててんなー、と懐かしく思い出す。

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    2025年09月17日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    4編の山歩き物語。
    後立山連峰、北アルプス表銀座、立山・剱岳と山好きにはお馴染みの名コース。
    私も歩いた事があるので、その時の景色が甦りました。
    剱岳の鎖場を登りながら、主人公の夏樹が語る。
    「岩場を前にすると、ワクワクする。手や足の置き場を想像する」「試してみたい、ただ、それだけだ」
    そう、その時には恐怖など無い。
    そんな山好きの作者の語るひとつひとつにうなずきながら読み進めました。

    0
    2025年09月17日
  • 未来

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    大人になって思春期を思い返せば楽しいばかりの時間だったように錯覚してしまうけれど、本当は儚さや弱さ脆さ危うさをそれはそれは抱えきれないほどギュッと押し込んで、何でもない風な顔をして生きていたんだと思い返してハッとするような、そんな作品だった。そして、あとがきが本当に心に沁みてホロっときてしまった…

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    2025年09月17日
  • 贖罪

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    『告白』と似たような展開構成で、語り手が変わることで同じ事件を視点を変えながら読むことができた。
    魅力的な女性の強さを描くのが上手だと感じた。

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    2025年09月16日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    自分も山に登るが自分と向き合えていない。本書の登場人物達は自分と向き合い、次の一歩を踏み出そうとしている。その違いは、彼女達が自分以外の誰かを思っているからなのか。自分もそんな登山をしてみたいと思える一冊、前作も読み直したい。

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    2025年09月16日
  • 湊かなえのことば結び(上)

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    文庫化を待ってました。FM大阪での番組トーク集で、エッセイとも違うんだけど、湊さんの作家としての体験、文章の書き方指南とか、その回のキメ文句。ファンにとっては一度に3回くらい美味しい作品です。

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    2025年09月15日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    これまで震災について考えたことなんてなかったけど表題作の絶唱を読んでこんなことが起こり得るんだと恐ろしくなった。

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    2025年09月14日
  • 少女

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    湊かなえさん特有の女性の心の中の醜いけどリアルな感情でかつ女子高生が中心なこともあり幼さもあって、始めは少し読み進めるのがしんどい部分もあった。途中から、関連がありそうだと思っていた2つの話が色んな所で繋がり始めて、急に面白くなった。最後の最後までキレイに伏線回収されて終わった。

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    2025年09月13日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    毎日1章ずつ読み進めようと思っていたのに、続きが気になりすぎて数時間で読み終えてしまった。
    これだけ薄い本なのに、内容は思ってた以上に重くて、登場人物に共感できる部分もあればそうでもない部分もある、とても考えさせられる1冊だった。

    エミリちゃんのお母さんの言葉によって何年も苦しめられてきた4人のストーリーとお母さん目線での章を読んで、どちらも過去にトラウマがあって、だからあんな言葉が出てしまったお母さんの気持ちもわかるし、それに囚われてしまった4人の苦しみもよく分かった。

    自分がこの作品に出てくる登場人物たちの年齢ではない(子供でも大人でも母親でもない)から、あまりリアルには考えられなかっ

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    2025年09月12日
  • 告白

    ネタバレ 購入済み

    最後の復讐がすごい

    歪んだ愛情や虚栄心が絡み合って起きた事件とその後を一人一人の心情が明かされていく形で読むのは面白かった。飼い慣らされてるウェルテルちょっと可哀想だし、渡辺の母親はクソ。

    #ダーク #ドロドロ

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    2025年09月12日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    私が10代の頃に読んだこの作品を十数年ぶりに再読。最初に読んだ時は、読後感が最悪で、湊かなえは何て胸糞悪い本を書くんだ…と思ったことを強烈に覚えていた。(褒めてます)
    そして久々に贖罪読みたいなーと思い読み直したら、そこまで胸糞悪くはならなかった。大人になって自分の感じ方が変わったのか?

    まぁでもエミリちゃんの殺され方は胸糞悪いけど。
    話はとても読みやすく、結末は知っているはずなのにどんどん引き込まれて、1日で読んでしまった。

    全部が繋がっていて面白かった。
    何ともバカっぽい感想しか出てこないのですが、とにかく全部が繋がっていて面白かったのです!

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    2025年09月11日
  • 境遇

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    それぞれ別の児童養護施設で育った、親友の高倉陽子と相田晴美。
    陽子の息子が誘拐され、脅迫状が届く。
    「真実を公表しろ」という犯人は何者なのか、陽子は新聞記者の晴美に打ち明け、ともに行動する。
    陽子、晴美と二人の視点で交互に綴られ、緊迫感はいや増す。
    この作品は。ドラマのための書き下ろしだそうで、濃密な人間ドラマとなっている。
    親の罪は子供も背負わなければならないのか、重たい問いかけがあるが、愛する人への信頼が爽やかな読後感となる。

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    2025年09月11日
  • 母性(新潮文庫)

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    最近読書にハマったため、湊かなえさんの作品はお初にお目にかかりました。

    視点によりストーリーに齟齬が見られるのがとても面白かったです。ただ終始ストレスを抱えながら読んでいました。親は親である前に誰かの子である。親を愛するということに何も間違いはないが、「私」はなにを間違えてしまったのでしょうか。
    母性とは何か、『愛能う限り、大切に育ててきた』そう思っているのは母だけではないのか。
    食い違うストーリーのおかげで色々な視点から考えることができました。

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    2025年09月10日
  • 贖罪

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    それぞれの視点から、事件の全貌が説き明かされていくという湊さんの色が強い話だった。
    事件は解決したけど、犯人を知って悲しくなる。終わり方は珍しくハッピーエンドのようで、やっぱりイヤミスだなぁと感じた。

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    2025年09月08日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    行方不明から帰還した姉は本物なのか?という謎に迫っていく過程がスリリングで面白かった。
    結末は考えさせられる部分はあったが、やや中途半端に思えた。

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    2025年09月08日
  • Nのために

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    ネタバレ

    ドラマを先に観て、湊かなえ持ちの妹から借りました。
    原作と実写版、それぞれの良さがあります。
    「あの日」に何が起こってたかを知っている状態で読んだけれど、面白かったです。心が痛い。

    原作は順番に独白形式なので、各々の心情が生々しかったです。
    伝えていれば何かが変わったのか、でもNを守りたいから言えなかった…が積み重なって、事態が悪い方へと転がり落ちていく。
    全てが過去となった今ならそれがわかる、というのも切ないです。
    最中は必死なので気付かない。

    ドラマは要素が追加されていて、状況把握がしやすくなっててこちらも面白かった。
    追加要素も余計ではなく、わかりやすくなってる…と。それもすごい。

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    2025年09月06日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    誰が何のために誘拐したのか……
    戻ってきた姉は果たして本物なのか……
    最後までドキドキしながら読めました。
    湊かなえさんの作品は毎回面白いです。

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    2025年09月04日