湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分本位な考えの人(主に女性)を書かせたら、右に出る人はいないだろうなと思わせる内容でした。
結局、主人公達は自分の考え方に囚われ続けているだけに思えたし、同調も同情も出来なかったですね。
内容に反して読みやすいけど、読んでいるとだんだんと気が重くなってきました。
本当に後味の悪い読後、それでも星4にしたのは、読みやすかったからなのです。
この作者の作品は、これで2作目となります。
普段は自分では好んで選ばないような内容だけど、知人が貸してくれた本の中に、作者の本が数冊含まれていたので、読んでみました。
あと1冊あるんだけど、前回読んだ本といい今回の本といい、読みやすいけど気が重くな -
Posted by ブクログ
【短評】
皆が憧れる高級住宅街・ひばりヶ丘において突如として発生した殺人事件。母親が父親を撲殺し、息子は行方不明となった。真相は杳として知れない。
本作は「殺人事件」により揺り動かされる複数の家族の物語である。
娘の「発作」に悩む家族。ひばりヶ丘の「伝統」を守りたい家族。そして、殺人事件という非日常の当事者となった家族。各人の思惑と行動が複雑に絡み合いながら、どこか歪な家族の在り方が変化が起こっていくー…
至極読み易かった。構造的にはかなり変な物語なのだが、そこは歴戦の作家・湊かなえである、癖の無い平易で率直な文章で以てして、するりと脳内にインプットされていく。何だかんだと二日程で読み終わっ -
Posted by ブクログ
ユートピア
湊かなえ
湊かなえ19作目
山本周五郎賞受賞作品
交通事故に遭い車椅子となった久美子
彼女を支えて、他の不自由な人たちをも支えるため
母親3人はボランティア団体「クララの翼」を立ち上げる
最初は評判が良く、たくさんの支援金が集まり、雑誌のインタビューも受ける
しかしある噂はネットを介して広がり悪意に満ちていく
そして大きな事件が起きる…
同じ集英社刊行の「白雪姫殺人事件」のように噂がネットを介して広がり、徐々に悪意に満たされていく過程が詳らかに書かれています
そこは人間の奥底に潜んでいるドロドロとして真っ黒なものに溢れています
やはり湊先生はそういうものを描かせると日本一です
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Posted by ブクログ
ありきたりな山歩きかもしれないが、柔らかい言葉に沿って辿って行きながら、主人公の心境に共感を覚える。
湊さんは山好き花好きでした、この本を読んで知ったのだが、日記という題名は本人のものではなく、参加して登山情報を得ているSNSの名前でした。
8つの題名のように登った8か所の山にまつわる話で。薄ぅく繋がっている。
主人公はアラサー女子。
もう遠くなったが、軽々と峰を超えていた頃を思い出す。あの頃の穂高や白馬を、足が追いつかなくなってからも未練たっぷりに麓から仰いだことも何度かある。
ガレ場を歩く感じや鎖場の感触など懐かしいシーンに、うら悲しいような気持でメンバーの顔を思いだした。
アラサ -
Posted by ブクログ
ネタバレ4話分入っていて、短編なので飽きずにサクサク読めた。
1つ目の話は小説家を目指す3人の話
スタート地点は一緒だったはずなのに、自分もこんなに頑張っているはずなのに、、と相手の活躍を見て妬んだり羨んだり。はたまた自分の方が格上だと思っているうちは相手を下に見てばかにしていたり。
ほんとは他人と比べることなんて無いはずなのにどうしてもそう思ってしまうことはあるよなと自分にも心当たりがありました。ただ、一概に妬み嫉みが悪くはなく、それをバネに自分も頑張ろうと思えるかどうかが人間の成長への繋がることを再認識しました。
2つ目の話は同じアパートに住む子どもたちの話
ほとんど最後まで女の子視点から語られ -
Posted by ブクログ
初めは登場人物の数が多く感じ、混乱してしまったがそれぞれの登場人物の主観を丁寧に描かれていたので何が起きているのかをしっかりと捉えることができた。小さなコミュニティで起きがちな人間模様に加えて外部からやってきた人と織りなされる複雑な化学反応が現実的でぞくぞくした。どんなに仲良くなったと思っていても、大人になると相手の行動を深読みし善意をそのまま受け止めるのが難しくなることが描かれている。それに対して二人の少女が織りなす友情は誰にも邪魔されない眩しいものとして描かれている。自分が真っ正面からぶつかっていったとしても自分の思い通りに受け取ってもらえないもどかしさを感じることはこれから私にもたくさん