湊かなえのレビュー一覧

  • 高校入試

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    ネタバレ

    元々、テレビドラマ用の脚本として書いたものを著者が改めて小説化したらしい。
    登場人物が多くてどうしてもごっちゃになってくるが、先生側もなかなか普通じゃなくて著者らしい。

    母親の応援メールで携帯が鳴ったのは皮肉だが、その教室だけ携帯電話に関する注意書きがなかったのは、この手の問題であるあるで頭が痛い笑

    あちこちでそれぞれの問題を抱えていて読ませるには読ませるのだが、ドラマの方が登場人物も分かりやすいし面白そうだなと思ってしまった。

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    2025年05月16日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    「イヤミスの女王」の異名を冠せられている著者だが、これまでも『山女日記』や『境遇』『花の鎖』など、幅広い作品がある。さらに本作は、王道の青春小説といってもよく、異名は返上といきたいところ。
    交通事故により陸上競技を断念した主人公圭祐が、脚本家を目指す正也から声の良さを買われて放送部へ入部。
    彼は次第にその活動にのめり込み、やがて全国高校放送コンテスト出場を目指す。
    各放送部員たちのキャラもそれぞれ個性豊かに描き分けられ、放送部の活動はこういうものかと読者に表出される。
    コンテストの場面もその場にいるかのような描写に、彼らを応援する気持ちがいや増す。
    続編があるようなので、それも手に取ってみたい

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    2025年05月16日
  • 猫が見ていた

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    柚月裕子さんが入っているのと、表紙に惹かれて。

    柚月さん、北村さん、井上さん、加納さんの作品が良かったのと、最後の「オールタイム猫小説傑作選」もよく、猫好きの方におすすめ。

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    2025年05月15日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    山に魅入られた女性の物語4編

    自分自身が山に登ったことがないので、
    心の底から共感することは出来ませんが
    ほんの少しだけ
    山に登るのもいいかもと思った。

    個人的には、ヒルトンの話が良かった

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    2025年05月14日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    短編集。
    全て親子の話です。インタビューに答える形式なのと、口語体の文章なのでとても読みやすいのです。
    事件の真相をインタビューされている人の話から紐解いていきます。

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    2025年05月11日
  • 花の鎖

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    読みながらだんだん繋がっていく鎖。
    最後のどんでん返しというわけでなく、自分の中でだんだんはめていくことができる、パズルのような感覚で読めた。登場人物をしおりにメモして家系図?のようなメモをしながら読んでいった。
    最後にピースをはめて、完成という感じで後味もスッキリ。

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    2025年05月11日
  • 花の鎖

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    とても久しぶりの湊かなえ作品。
    やっぱり面白い。
    話の展開が早すぎないので、置いてけぼりにもならず、登場人物への感情移入もしやすかった。
    イヤミスは今回は封印で後味も良かったと思う。

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    2025年05月03日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    湊さんも学生の青春を書くのかと興味をもって読んだ本。高校生の放送部にかける熱い青春に心が動き、予想外にもウルウルと泣きそうになってしまった。結構良かった。

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    2025年04月30日
  • 花の鎖

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    始めは3人の女性それぞれの物語があり、内容もそれぞれ違っていましたが、終盤になるにつれてそれぞれの物語がつながっていくところは読む手が止まりませんでした。
    読み終わった後はきんつば食べたくなりました。

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    2025年04月27日
  • 往復書簡

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    ネタバレ

    今の時代にわざわざ手紙を書くという点が好印象なのと、親愛なる〇〇へであったり、〇〇より愛をこめてのような、遊び心も結構あって、手紙ならではのおちゃらけが懐かしい。

    話自体も読みやすく、十年後の卒業文集では落ちが予想出来ていたとしてもふふっとなるし、二十年後の宿題は著者らしい事件があった上でそこを落ちとしてもっていくのかという面白さと、十五年後の補習からの一年後の連絡網という〆では応援したくなる。

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    2025年04月26日
  • ドキュメント

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    前作未読、もしくは読んでから間が空いている場合前作を読むことがおすすめ。
    前作が面白かったので続きを読んだものの、私の場合間が空いていたため関係性などがボンヤリとしか残っておらず、なかなか入り込めなかった。
    今作は雰囲気が少し違うものの、問題提起があり考えさせられる。

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    2025年04月25日
  • ドキュメント

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    殺人事件が起きたりとかはないけど学校で起こりそうな事だなと思った
    誰が?何のために?と中盤からは先が気になってあっという間に読み進めていた

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    2025年04月15日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    前回より難易度が上がっていて思い立って登れる山ではない…が
    後半2編に泣かされた〜山って人生〜(は?
    最近クマが多くて低山ソロも怖くてできないけど久しぶりにハイキング行きたくなるそんな一冊

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    2025年04月13日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    残照という単語自体が初めての体験でした。
    それぞれ,山にまつわるストーリーなのですが,同じ山でなくても何にせよ人生ってそれぞれなんだよね。
    当たり前なのですが,そんなことをしんみり考えさせてくれる物語でした。

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    2025年04月13日
  • 時の罠

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    人気作家4人による「時間」をテーマにしたアンソロジー。
    それぞれの作家性を読み比べることができて、とても楽しかった。それと同時に、自分の好みの作風を再確認でき、よい読書体験だったと思う。

    辻村さんはいつもの作風と少し異なる人情もの。米澤さんはなかなか壮大な裁判もの(?)地名は架空だけど、地元の話で興味深かった。湊さんは初めて読んだけど、なかなか好みだった。

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    2025年03月30日
  • 高校入試

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    それぞれ教師や受験生、その保護者などの思惑が複雑に絡み合って様々な事件を起こしていた。事件の犯人達に意外性があって最後まで楽しく読めた!

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    2025年03月24日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    湊かなえの作品特有のドロドロ感はなく、爽やかな青春物語でこれはこれで楽しめた。終わり方もうまく纏まっているが、今後の放送部がどのように活動していくのか気になる。

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    2025年03月21日
  • 山猫珈琲 下巻

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    何度か登場する話もありますが、新作を抱えながら、これだけクオリティの高い日本語を怒涛の如く発信し続けられるのは、やはり大作家の筆力を見せつけられたようで、震え上がります。巻末の脚本も心に残ります。

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    2025年03月18日
  • 高校入試

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    この作品、ドラマで初めて見て。
    湊かなえ先生の作品の中でも私が一番好きな作品です。
    イヤミスの女王の湊先生の中でイヤミスではない話なんじゃないかなぁと思います。
    時事的な、考えさせられる話で面白いです。

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    2025年03月17日
  • 山猫珈琲 上巻

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    湊さんによるエッセイ集で、山と猫は別々でした。イヤミスなんてかけらも感じさせない、肩肘張らない温かい文章で、日頃の疲れを癒してくれます。でも震災や災害関係の記述には、さすがに身につまされます。

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    2025年03月16日