湊かなえのレビュー一覧

  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    ネタバレ

    ミステリー要素はないが、湊かなえさんの新しい作風の作品が読めて楽しかった。
    所々に「ああ、こういう癖のある先輩いるよな…」「不毛な会話だな…」「理不尽だな…」と日常生活で一度は出会ったことのある苦手な瞬間があって、やっぱり湊かなえさんは人間の嫌な部分を表すのが上手いなと思った。
    最終的にどうなるのか楽しみに読んでいたけど、あまりにも全てがうまくいきすぎているような感じもして(フィクションだから仕方ないのかもしれないけど)、少し物足りなさも感じたので星4にした。
    この主人公達の来年や、大人になってからが気になる作品でした。

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    2025年09月28日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    山岳小説の続編。新田次郎のようなミステリー仕立てではなく、日常の延長としての登山で、様々な岐路に立つ人たちの人生を山に絡めての話です。今回は短編同士のつながりは全くなく、独立したお話ですね。解説も含めて読んで山に行きたくなりました。

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    2025年09月21日
  • 湊かなえのことば結び(下)

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    毎回の放送の「今日の一曲」を歌詞付きで聴きながら、選曲の渋さに、湊さんて何歳やった?と何度も突っ込む。自分はこの頃も海外にいたので、コロナの頃やなぁ、こんなん流行っててんなー、と懐かしく思い出す。

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    2025年09月17日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    4編の山歩き物語。
    後立山連峰、北アルプス表銀座、立山・剱岳と山好きにはお馴染みの名コース。
    私も歩いた事があるので、その時の景色が甦りました。
    剱岳の鎖場を登りながら、主人公の夏樹が語る。
    「岩場を前にすると、ワクワクする。手や足の置き場を想像する」「試してみたい、ただ、それだけだ」
    そう、その時には恐怖など無い。
    そんな山好きの作者の語るひとつひとつにうなずきながら読み進めました。

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    2025年09月17日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    自分も山に登るが自分と向き合えていない。本書の登場人物達は自分と向き合い、次の一歩を踏み出そうとしている。その違いは、彼女達が自分以外の誰かを思っているからなのか。自分もそんな登山をしてみたいと思える一冊、前作も読み直したい。

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    2025年09月16日
  • 湊かなえのことば結び(上)

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    文庫化を待ってました。FM大阪での番組トーク集で、エッセイとも違うんだけど、湊さんの作家としての体験、文章の書き方指南とか、その回のキメ文句。ファンにとっては一度に3回くらい美味しい作品です。

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    2025年09月15日
  • 告白

    ネタバレ 購入済み

    最後の復讐がすごい

    歪んだ愛情や虚栄心が絡み合って起きた事件とその後を一人一人の心情が明かされていく形で読むのは面白かった。飼い慣らされてるウェルテルちょっと可哀想だし、渡辺の母親はクソ。

    #ダーク #ドロドロ

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    2025年09月12日
  • 境遇

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    それぞれ別の児童養護施設で育った、親友の高倉陽子と相田晴美。
    陽子の息子が誘拐され、脅迫状が届く。
    「真実を公表しろ」という犯人は何者なのか、陽子は新聞記者の晴美に打ち明け、ともに行動する。
    陽子、晴美と二人の視点で交互に綴られ、緊迫感はいや増す。
    この作品は。ドラマのための書き下ろしだそうで、濃密な人間ドラマとなっている。
    親の罪は子供も背負わなければならないのか、重たい問いかけがあるが、愛する人への信頼が爽やかな読後感となる。

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    2025年09月11日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    最近山登りをゆっくり始めた。だからこの本を手に取ったのもある。正直始めた理由は山を登ってる人かっこいいから自分もやろかなくらいのしょうもない理由。
    山を登る行為は正直自分にとって特別ななにかではないけど、お父さんが週末に山に籠もって登りに行く姿はなんか小さいながらにいいなと思ってた。帰ってきて見せてくれる景色と山飯とたまにサムズアップしたお父さんの写真。
    お気に入りの石を一個持って帰ってきて部屋に飾るお父さんの部屋が好きだったな〜、とか思いながら読んだ。
    3つ目の話が好きだった。読みながらいつかお父さんと山に登りたいとも思った。その時がくる時にはお父さんはおじいさんで登れなくなってるかも…なん

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    2025年09月02日
  • サファイア

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    ゾクゾクっとするのから、なんかジーンとするものまで短編で、いろんな要素がありあっという間に読み終わりました。サファイアとガーネットがよかった。

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    2025年08月21日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    登山と女の一生、女の生き方が絡まって不自然ではないストーリー進行はさすがと言ったところ。ただ山の難所が多すぎる気がして、読んだだけなのに疲れてしまった感もある。装備の必要な本格的登山には憧れるけど、自分には無理だなぁと。
    それでも山ではあれこれ話せるとか、大声で歌う場面には共感できるし、天候に振り回され、人生に振り回されて、それでも進んでいく女性は強い。どんな人生にも価値があると改めて思わされた。

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    2025年07月30日
  • 往復書簡

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    ネタバレ

    手紙風のギミックを楽しむための作品かと思いながら読んでいると、作風に慣れてきた頃の「十五年後の補習」でやられた。
    秘密や闇を抱えながら、お互いを思い合ってきた2人がとても綺麗で美しかった。どうか幸せであれ。

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    2025年07月25日
  • サファイア

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    「イヤミス」だけじゃなく様々な魅力が詰まった短編集。解説も必読!

    本の紹介
    綺麗な宝石に秘められた 深い謎と人々の切なる想い。 人間の内なる闇と祈りを描き切る、珠玉の物語。

    あなたの「恩」は、一度も忘れたことがなかっ たーー

    「二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲し いな」わたしは恋人に

    人生初のおねだりをした・・・・・・(「サファイア」より)。

    林田万砂子(五十歳・主婦)は子ども用歯磨き粉の「ムーンラビットイチゴ味」がいかに素晴らしいかを、わたしに得々と話し始 めたが・・・・・・(「真珠」より)。

    人間の摩詞不思議で切ない出逢いと別れを、己 の罪悪と愛と夢を描いた傑作短篇集。

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    2025年07月19日
  • サファイア

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    ムーンストーン、サファイア、ガーネットが特にとても良かった。短編を感じさせない満足度、読書の気分じゃなくても気づいたら周りの音が聞こえなくなるくらい集中して読んでた。
    相変わらず文章力が神がかってる

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    2025年07月14日
  • サファイア

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    久しぶりの湊かなえさんでしたが…やっっっぱり大好きーーー!と思えました。するする読めてテンポがいいのに、独特の雰囲気をずっと感じられて大満足。さらに短編集なので異なる環境のお話をたくさん読めて超お得。
    各話に必ず「えっ?!」って驚かされるポイントが用意されてて、そのどれもが予想を超えるので「くるか…?くるか…?!」とハラハラドキドキしっぱなし。この感覚が本当に大好き。

    不穏な仕掛けもあれば優しい仕掛けもあって、そのバランスが最高でした。

    特に「ダイヤモンド」が最初っからずっと不穏で1番好きでした。他の話と比べて展開を予想しやすい話かと思ったら、斜め上の結末で湊さんさすかだーーー!モノローグ

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    2025年07月13日
  • ドキュメント

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    ネタバレ

    再読。『ブロードキャスト』の続編。自分本位の視野の狭い高校生が失敗や気づきや他者の手助けを経て、思いやりや共感を持ち成長していく。辛いのは自分だけじゃない。どんどんつまずいて、どんどん立ち上がって、前へ前へと進んで欲しいと応援したくなります。

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    2025年07月10日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    前作より物語が難しいかったけど。
    女性の登山とは?何で?色々考えました。
    私自身また登山がしたくなりました。

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    2025年07月07日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    あまりピンとこなかったので、ほとんどとばしながら読んだ。
    ただ最後の安達太良山は良かった。
    大学卒業後50年間、年賀状のやりとりだけですませていた2人が、今までの年月を振り返り、長い手紙で心のうちを書きつづった短編は良かった。
    誰にでもこのような想いはあるのではないでしょうか。

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    2025年07月07日
  • 往復書簡

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    人と人を行き交う書簡で紡ぐ三つの連作と+α。高校時代をともにした者たちの「十年後の卒業文集」、恩師と生徒の「二十年後の宿題」、同級生であり恋人であるふたりの「十五年後の補習」、そして「一年後の連絡網」、各々の物語を描く。三者三様、手紙の特性を生かした作品。手書きの文字と文章だけで人物を判断すること、事実の解釈は人それぞれで思い違いや錯誤があること、会話ではないゆえに感情の虚偽も吐露もなし得ること。
    どの作品も俊逸なのだが、やはり「一年後の連絡網」で脈絡なく触れられる数行に、往復書簡を通じた結果が描かれ、便りを伝える連絡網として本作品ではもっとも好きな書簡である。

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    2025年07月05日
  • サファイア

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    さすがのイヤミスの女王と感心させられる短編集で、考え落ちの余韻を残しつつ、そのイヤミスらしさが高まった後、鮮やかな幕引きで、爽やかで優しい気持ちになれました。‘’普段見ている世界の、もう少し向こうの世界を見せてくれる‘’作品でした。

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    2025年07月05日