湊かなえのレビュー一覧

  • サファイア

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    短編だけど様々な要素が入った濃密な作品といった印象。後味の悪いものも多いがそれも含めて満足です。
    特にサファイアとガーネット。連作短編である2編であるが、サファイアの方は後味が悪いが、それを塗り替えてくれるガーネットと併せて読むととても救われた気分になる。それぞれが区切られた端へとなっているところもお気に入り。
    ムーンストーンについては1短編の中に前半と後半を配置して、薄々展開がわかりつつも最後まで興味深く読ませていただいた。
    しばらく読んでいなかったが、作者の他の作品を探してみたくなった。

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    2023年04月01日
  • 残照の頂 続・山女日記

    購入済み

    参考になりました

    今年はある山に登る目標を立てました。
    この続編の中に、その山の名前を見つけてワクワクしながら読みました。自分がその山を登り頂きに立つ姿をシミュレーションするのも楽しかったです。
    前作もそうでしたが、山を登る女性の向こう側が見えて、人それぞれに山に登る理由があることが、改めてわかります。
    自分は何故山に登るのか、それを見つけにまた登りたいと思います。

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    2023年03月24日
  • 告白

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    好きです

    こちらは読後感すっきりとまではいかなくても、いい終わり方だったのではないかなと思う最後でした!
    初めに読んだ作品は読後力が抜けてしまうような終わり方だったので、本作品もドキドキしながら読んでおりましたが今回のような最後も私は好きです。
    やはり他の作品も読んでみたいと思わせる作品でした。

    #ダーク #深い

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    2023年03月24日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    主人公一人ひとりが過去と向き合い悩んで闘いながら生きてきた中で、トンガとその人々で結び付き出会ったことがすごく明るく壮大な夢のある物語だなと思った。それがまさか湊かなえさんとも関わっているとは思わず最後まで読んで良かったと思えた。

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    2023年03月24日
  • 江戸川乱歩傑作選 鏡

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    久しぶりの江戸川乱歩!!!
    どんどん話の中に吸い込まれていく、、、。
    事件の内容が怖いけど
    それより結末にいつも震えが止まらなくなる。

    まだまだ色んな本が読んでみたいと思った!

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    2023年03月20日
  • 落日

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    “文字にするかしないかだけで、心の中で誰かに問いかけている人なんてたくさんいると思う。わたしもそうすればよかったのかもしれない。結局は自分で答えを出さなきゃならないのだとしても、誰かの顔を思い浮かべれば、自分の中にある別の答えが導き出せていたかもしれないのに。“

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    2024年03月05日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    山登りを通して、人生の躓きにも向き合っていく登場人物たちが眩しく見える。

    高尾山くらいしか登ったことないけど、本格的な山登りにも興味が沸く。

    山で食べるお菓子、美味しいだろうなあ。

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    2023年03月15日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    久々に読んだ部活物。放送部というあまり身近に無かった部活を題材にしているが、文化部へのイメージなど、共感できる部分も多かった。汗水たらして頑張るのももちろん良いけど、そうじゃない青春もあるということを思い出させてくれる作品。
    少しストーリーが綺麗すぎるところもあるけど、全体的に楽しく読めた。続きを読んでみたい。

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    2023年03月14日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    2021/10/01
    #絶唱
    #湊かなえ
    湊かなえさんが、アナザースカイに主演された時。
    紹介されたトンガ王国を題材にしたお話。
    そこで、湊さん自身も青年海外協力隊員として
    2年間過ごされた様です。

    この本を読んで湊かなえさんの想いとか、
    なぜ小説を書いてるのかが、少しばかりわかる気がします。

    内容は、ミステリーではなく今までと違ったテイストです!
    トンガ王国に住んでいる日本人女性の尚美さんとの
    関わりによって、4つの物語の主人公達が
    大きな心境の変化を起こすのです。

    4つの物語は最後にバシッと繋がります。

    この小説を書いた理由、
    そして書いたのは
    最後の章の主人公千晴(湊かなえ)なん

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    2023年02月14日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    湊かなえの青春小説はかなり新鮮。ミステリーだけじゃない。
    やっぱり何かを全力で取り組むことは素晴らしい。

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    2023年02月13日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    ネタバレ

    何かに打ち込んでいることってすごく素敵だなと改めて感じた、そんな打ち込めるものが欲しいなと思う、後半うるっときたところが何箇所かあった、久米さんかわいい

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    2023年02月10日
  • 母性(新潮文庫)

    購入済み

    後半からのハラハラ感がすごい

    母と娘、2つの視点と第三者の解釈で物語は進んでいく。
    一方の視点から想像していたものが、もう一方から見ると全く違っていたり。

    そんな食い違いの積み重ねで親子関係も大きく変化していくのだと感じさせられた。

    個人的には自分も育児に悩む母親として非常に共感できる部分があり、なんともモヤっとした気分になった。

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    2023年02月09日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    きっかけや理由はなんでもいい。
    他人に理解されなくてもいい。
    熱く打ち込めるものって
    案外周りにありふれてて、
    踏み出せるかどうかだと思った。

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    2023年02月06日
  • サファイア

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    湊かなえの短編集は初めて読んだ。
    だが相変わらずスラスラと読め、「らしい」後味の悪さも感じつつとても面白かった。

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    2023年01月31日
  • サファイア

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    イヤミスではないよと勧められた本。宝石にちなんだ、ちょっと不思議だったり、怖かったりする小ミステリー集だった。

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    2023年01月29日
  • サファイア

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    ネタバレ

    湊かなえ作品はたくさん読んできたが、今回初めて短編集を読んだ。
    結論から言うと、とても面白く物語の世界に没入できた。宝石の名前が題名のそれにちなんだ作品がいくつかあったのだが、どれも面白かった。
    個人的に強く印象に残った話は、「ムーンストーン」の語り手の交錯と、地続きになっていた「ガーネット」だ。
    ニアミスとよく言われるが、上記の二つの話は、後味がよく、希望が感じられる閉じられ方をしていたと思う。
    個人的に、スズメの恩返しのような話の主人公のおじさんは、スズメを救った以降の出来事は妄想でしかなく、ただのストーカーであったとみている。
    湊かなえ作品は、女性の心情や狡猾さなどをリアルに描き出してく

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    2023年01月19日
  • 絶唱(新潮文庫)

    購入済み

    ミステリーではないかな?

    尚美さんがとにかく素敵な人。
    自分もそんな人間になりたいと思った。

    出てくる主人公それぞれにいろんな想いがあるけど、1番共感できたのは千晴だった。
    自罰的でどこか孤独を感じている。
    でも千晴のようになにがきっかけで人生が変わるかわからないから今生きづらいけど少し希望が持てた。

    震災のことはあまり知らなかったけれど、この小説を読んで過酷さを知った。
    ネガティブなことを考えるたび自分は不幸だと思っていたけど、家族が生きていること安心できる家があることが幸せなことなんだと改めて感じた。

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    2023年01月15日
  • 山猫珈琲 上巻

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    ちまちま一つずつ、他のほんと並行しながら読んでいたら何ヶ月もかかっていた。
    新作からずっと湊かなえ作を読んでいる。
    わたしと「告白」、7年間ありがとうを読んで泣きそうになった。私が一番好きな作品は贖罪。日本のミステリー小説を読むようになったのも湊かなえがきっかけだった。私もありがとうと言いたい

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    2023年01月11日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    山に登る女性の話、第二弾。
    湊かなえさんの書くどろどろした女性の心の中も垣間見える感じもありますが、イヤミスではないです。山に登ったら、いろいろなら想いがすっきりして解決するのだと思います。
    読んでいると山に登りたくなりますね。ただ、雨の中登る話があって、知り合いだったら引き止めるなと思いました。

    山ごとに短編がいくつか。最後の話だけ手紙のやりとりで、ちょっと読みにくかったので星-1。

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    2023年01月05日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    登山を通じて、人生の本質に向き合う素晴らしさを感じた。
    臨場感あふれる登山の様子。
    登山はまったくできないものの、読むに連れて景色や空気感が伝わって来た。

    手紙のやりとりをする章では、湊さんの美しい文体と言い回しが沁みた。

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    2022年12月21日