湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近山登りをゆっくり始めた。だからこの本を手に取ったのもある。正直始めた理由は山を登ってる人かっこいいから自分もやろかなくらいのしょうもない理由。
山を登る行為は正直自分にとって特別ななにかではないけど、お父さんが週末に山に籠もって登りに行く姿はなんか小さいながらにいいなと思ってた。帰ってきて見せてくれる景色と山飯とたまにサムズアップしたお父さんの写真。
お気に入りの石を一個持って帰ってきて部屋に飾るお父さんの部屋が好きだったな〜、とか思いながら読んだ。
3つ目の話が好きだった。読みながらいつかお父さんと山に登りたいとも思った。その時がくる時にはお父さんはおじいさんで登れなくなってるかも…なん -
Posted by ブクログ
「イヤミス」だけじゃなく様々な魅力が詰まった短編集。解説も必読!
本の紹介
綺麗な宝石に秘められた 深い謎と人々の切なる想い。 人間の内なる闇と祈りを描き切る、珠玉の物語。
あなたの「恩」は、一度も忘れたことがなかっ たーー
「二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲し いな」わたしは恋人に
人生初のおねだりをした・・・・・・(「サファイア」より)。
林田万砂子(五十歳・主婦)は子ども用歯磨き粉の「ムーンラビットイチゴ味」がいかに素晴らしいかを、わたしに得々と話し始 めたが・・・・・・(「真珠」より)。
人間の摩詞不思議で切ない出逢いと別れを、己 の罪悪と愛と夢を描いた傑作短篇集。 -
Posted by ブクログ
久しぶりの湊かなえさんでしたが…やっっっぱり大好きーーー!と思えました。するする読めてテンポがいいのに、独特の雰囲気をずっと感じられて大満足。さらに短編集なので異なる環境のお話をたくさん読めて超お得。
各話に必ず「えっ?!」って驚かされるポイントが用意されてて、そのどれもが予想を超えるので「くるか…?くるか…?!」とハラハラドキドキしっぱなし。この感覚が本当に大好き。
不穏な仕掛けもあれば優しい仕掛けもあって、そのバランスが最高でした。
特に「ダイヤモンド」が最初っからずっと不穏で1番好きでした。他の話と比べて展開を予想しやすい話かと思ったら、斜め上の結末で湊さんさすかだーーー!モノローグ -
Posted by ブクログ
人と人を行き交う書簡で紡ぐ三つの連作と+α。高校時代をともにした者たちの「十年後の卒業文集」、恩師と生徒の「二十年後の宿題」、同級生であり恋人であるふたりの「十五年後の補習」、そして「一年後の連絡網」、各々の物語を描く。三者三様、手紙の特性を生かした作品。手書きの文字と文章だけで人物を判断すること、事実の解釈は人それぞれで思い違いや錯誤があること、会話ではないゆえに感情の虚偽も吐露もなし得ること。
どの作品も俊逸なのだが、やはり「一年後の連絡網」で脈絡なく触れられる数行に、往復書簡を通じた結果が描かれ、便りを伝える連絡網として本作品ではもっとも好きな書簡である。