湊かなえのレビュー一覧

  • サファイア

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    短い物語の中に内容がぎゅーっと詰まっていて濃い。しかも伏線が回収され、思わぬ結末になることも。びっくりするような展開なのに実際に起こりそうなところがさらに怖い。
    湊かなえさんの本には毎回驚かされます。怖いけど読み始めると途中で止められなくなります。

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    2026年02月20日
  • ユートピア

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    ユートピア
    湊かなえ

    湊かなえ19作目
    山本周五郎賞受賞作品
    交通事故に遭い車椅子となった久美子
    彼女を支えて、他の不自由な人たちをも支えるため
    母親3人はボランティア団体「クララの翼」を立ち上げる
    最初は評判が良く、たくさんの支援金が集まり、雑誌のインタビューも受ける
    しかしある噂はネットを介して広がり悪意に満ちていく
    そして大きな事件が起きる…

    同じ集英社刊行の「白雪姫殺人事件」のように噂がネットを介して広がり、徐々に悪意に満たされていく過程が詳らかに書かれています
    そこは人間の奥底に潜んでいるドロドロとして真っ黒なものに溢れています
    やはり湊先生はそういうものを描かせると日本一です

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    2026年02月15日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    母と娘にまつわる殺意までに変わるほどの関係を書いた6個の短編集。
    胸が苦しくて涙が出そうだった。視点が変わるだけで愛にも憎しみにも変わる、共感したはずなのに次の編では敵視した側に共感してしまう湊かなえの人間の書き方。

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    2026年02月12日
  • 山女日記

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    ありきたりな山歩きかもしれないが、柔らかい言葉に沿って辿って行きながら、主人公の心境に共感を覚える。
    湊さんは山好き花好きでした、この本を読んで知ったのだが、日記という題名は本人のものではなく、参加して登山情報を得ているSNSの名前でした。

    8つの題名のように登った8か所の山にまつわる話で。薄ぅく繋がっている。
    主人公はアラサー女子。

    もう遠くなったが、軽々と峰を超えていた頃を思い出す。あの頃の穂高や白馬を、足が追いつかなくなってからも未練たっぷりに麓から仰いだことも何度かある。

    ガレ場を歩く感じや鎖場の感触など懐かしいシーンに、うら悲しいような気持でメンバーの顔を思いだした。

    アラサ

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    2026年02月08日
  • 往復書簡

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    ネタバレ

    手紙でのやり取りを小説にするという斬新な作品でした。
    また作品自体は短編集で、一つ一つに小さなどんでん返しがあり、サクサクと読むことができました。
    手紙だからこその嘘や表現というものが散りばめられており、普段の小説とは違った面白さがありました。
    短編の中では、20年後の宿題が1番好きでした。
    6人それぞれの事件に対する思い、先生が依頼した真意など、物語として引き込まれていきました。

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    2026年02月08日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    ネタバレ

    4話分入っていて、短編なので飽きずにサクサク読めた。
    1つ目の話は小説家を目指す3人の話
    スタート地点は一緒だったはずなのに、自分もこんなに頑張っているはずなのに、、と相手の活躍を見て妬んだり羨んだり。はたまた自分の方が格上だと思っているうちは相手を下に見てばかにしていたり。
    ほんとは他人と比べることなんて無いはずなのにどうしてもそう思ってしまうことはあるよなと自分にも心当たりがありました。ただ、一概に妬み嫉みが悪くはなく、それをバネに自分も頑張ろうと思えるかどうかが人間の成長への繋がることを再認識しました。

    2つ目の話は同じアパートに住む子どもたちの話
    ほとんど最後まで女の子視点から語られ

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    2026年02月03日
  • 山女日記

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    山に登りたくなった!

    私はまだまだビギナーですが、後書きの「山にいる時間は濃い」っていうのはよくわかる気がする。
    多少なりとも命をかける遊びだから、チームとして連帯して関係性も濃くなる感じがあるのかな

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    2026年02月03日
  • ユートピア

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    初めは登場人物の数が多く感じ、混乱してしまったがそれぞれの登場人物の主観を丁寧に描かれていたので何が起きているのかをしっかりと捉えることができた。小さなコミュニティで起きがちな人間模様に加えて外部からやってきた人と織りなされる複雑な化学反応が現実的でぞくぞくした。どんなに仲良くなったと思っていても、大人になると相手の行動を深読みし善意をそのまま受け止めるのが難しくなることが描かれている。それに対して二人の少女が織りなす友情は誰にも邪魔されない眩しいものとして描かれている。自分が真っ正面からぶつかっていったとしても自分の思い通りに受け取ってもらえないもどかしさを感じることはこれから私にもたくさん

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    2026年02月01日
  • サファイア

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    読みながら、「短編集もイケるな!」と思いました。
    一話読み切りタイプですが、読みやすいのに、しっかりミステリーを織り込んでくるので、かなり満足感の高い1冊でした。

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    2026年01月31日
  • ドキュメント

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    前作のブロードキャストがある事を知らずに読んだ。 放送部が部の機材獲得のためにマラソン大会に出るところから始まり獲得した景品がきっかけで物語が動き出す。 解説にも記載されてるが読者を傍観者ではなく当事者と同じ目線にさせられる。続編から読んでも楽しめた

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    2026年01月30日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    よかった、自分は優しくない。と思った。

    あなたは優しくない。
    まさにその通り。
    優しい人なんて本当に滅多にいない。
    優しいと言われる人の大体は、人に興味がなくて無害、無関心で、気が弱く多くのことを押し付けられる人のことを言う。

    そんな人を、『押し付けてもいい人』と表すと、その人を利用しているのがバレてしまうから、うまく誤魔化すように『優しい人』って表現する。

    そうやって、押し付けて利用する人が大半なんだろうけど、たまにその優しい様を勘違いして本当に優しくて素敵な人だと思って近付かれることがある。
    でも近付けば化けの皮が剥がれて、ただの無関心で偽りの優しさだったと気付く。
    その時に裏切られ

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    2026年01月29日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    山女日記よりもこちらの方が面白かった。後立山連峰の話がこの先どうなるの?とイヤミス~って感じで面白かった。
    通過したつらい日々は辛かったと認めればいい、大変だったと口に出せばいい。そこを乗り越えた自分を素直にねぎらえばいい、そこから次の目的地を探せばいい。

    ・鹿島槍ヶ岳

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    2026年01月28日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    いろいろな意味で湊かなえさんの新境地的作品なのだなと思います。
    登場人物たちを通して語られる「言葉」あるいはもっと深く「創作」の素晴らしさは、本心から滲み出たものなのでしょう。本作の主軸となるラジオドラマも作家デビュー前の著者に大きく関わることですし、ある種の原点回帰なのかなとも感じました。
    ただ、ところどころ展開的な繋がりを断ち切るような部分があって気になりました。もう少し場面展開に説明が必要なんじゃないかと。ある程度小説に慣れた人なら察して読めますけれど、誰でもわかりやすく読み進められる文章ではないのかもしれません。

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    2026年01月27日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    ネタバレ

    印象的な話は「ベストフレンド」

    途中まで主人公の漣涼香が大豆生田薫子を妬み恨んでいるのかと思えば、実際には直下未来が殺害予告のブログを書き、行動に及んだと気づいた時、先入観の恐ろしさに驚いた。

    漣は大豆生田のことを羨ましくも思っていたが、実際には強く尊敬し、心から親友と思っていたことを知ってしまうと、あまりにも無念で打ちひしがれた。

    これがイヤミスなのかと衝撃だった。
    だがイヤミスのはずなのに、文章の構成に感動したからなのか、極上の読後感だった。

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    2026年01月25日
  • 往復書簡

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    タイトル通り手紙のやり取りで語られる物語。著者の作品は何作が読んでいるのでなんとなくすんなりと読めた。結末も予想できたけれど面白かった。読後にずっしりと重たい感情が残る。これも著者の作品に共通しているような気がする。読んでない著者の作品も読破しないと、と思った。

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    2026年01月25日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    Audibleで。前作に続き選書。

    昨年聞いて記録を残していなかったことに気付いたものの、あまり印象になく…記憶を引っ張り出すためにも終盤少し聴き直す。
    そうだそうだ、五竜岳の話が特に好きだった。
    手紙に綴りながら思い出と山行を行き来する安達太良山パートの描き方が新鮮でこちらも好き。
    みんな人生の何かしらの想いとリンクさせて登ってるよね、って。
    今年登りたい山がまた増えた。

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    2026年01月24日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    阪神大震災から30年以上が過ぎて
    少しずつ忘れかけていた私に
    当時の悲惨さを思い出させる一冊でした。
    様々な形の悲しみを全部包み込んでくれる
    トンガの景色や人達の暖かさに出会ってみたくなりました

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    2026年01月23日
  • サファイア

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    宝石はただ高いだけで買うのはなと思っていた。しかし、宝石をきっかけに人生が変わるかもしれないと感じさせてくれた。宝石に着目するのではなく、誰にもらったか、どう感じるかが大切なのだと思った。

    最初何に繋がってるかよく分からず、長編の方が面白いと感じた。しかし、最後まで読んでこれもいいなと感じた。 

    次読むときはそれぞれの宝石が何を表してるのか考えながら読みたいと思った!

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    2026年01月23日
  • 往復書簡

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    手書きの手紙、、、携帯やパソコンがある今だと書かないよね。でも、実際書くことになったら、何を書くのだろう。せっかくなら、いつも言わないこと書いちゃったりして!

    この本は手書きの手紙の内容によって話が進んでいく。話が3つあって、色々なテイストの話が読めるのも肝。特に、好きな話は十五年後の補習ーこれは、海外ボランティアに参加した男性とそのカップルの女性の話。簡単に会えないかつ連絡が取れないからこそ書き記した手紙。普段何も思ってなかった事が気になり始め聞いてみたり、、、遠い国だからこそ返事を待つのにもきっとソワソワしたんだろうね。

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    2026年01月21日
  • ドキュメント

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    個人的にとても良かった。後半はまとめて読み上げるほどページを捲る手が止まらなかった。他の作品も読んでみたい。

    ドローンの話があり、個人的に所有もしており、民間資格も取っているので、プライバシー面であったり、再度考えさせられることが多々あった面でも読んで良かった。

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    2026年01月21日