湊かなえのレビュー一覧

  • 境遇

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    AIによると、「イヤミスとは、悪意に満ちた人物や救いのない結末などによって、嫌な気持ちになるミステリー(推理小説)作品」だという。
    そういう意味では、この作品はイヤミスじゃないし、ドロドロ感もない。
    境遇の似ている二人は性格が正反対に近いのに、あるいはそれ故に惹かれ合い、強い絆で、強いリボンで結ばれている。
    ミステリー展開は予想通りだったが、人と人のつながりは爽やか(爽やかすぎる?)だった。
    陽子と夫の正紀の、
    「陽子がいったいどんな悪いことをした」
    「だって…」
    に象徴されている。
    湊かなえさんは、
    「ひとつの事件を点ではなく、線や面でとらえたい」と話している。
    事件だけじゃない。当たり前だ

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    2025年02月19日
  • 境遇

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    ネタバレ

    2025/02/18

    こんなに続きが気になった本久しぶり。
    自分がアホなだけかもしれないけど全く予想できなかった。
    全然後味悪くなかった。
    素敵な物語。

    人の温かさとか好きな私にはいい作品だったけど、評価が低めなのはゴリゴリドロドロのミステリーを求めてる人が多いからかな?

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    2025年02月19日
  • 往復書簡

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    手紙のやりとりの中で過去の事件を明らかにしていくミステリー。実はこうだったと語られる内容が、事実はひとつなのに人によってとらえ方が違うのだということを教えられました。

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    2025年02月17日
  • 母性(新潮文庫)

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    女性同士の連帯のことをシスターフッドと呼ぶけれど、そこに母と娘も入るらしいということを最近知った。確かに、男性優位の社会(家庭)では、女性の家族は連帯せざるを得ないと思う。でも、健全な連帯(?)にはお互いの自立、自律が欠かせない気もする。そういう意味では、母と娘は家庭という狭い社会の中だと連帯ではなく依存に陥りやすいのかもしれないな、と感じた。
    すごく雑に感想をひとことで言うと、みんなお母さん好きすぎるだろ、に尽きる。もはや人間扱いされてない。それゆえに人としての人権もない。
    最終章がハッピーエンドに思えるけど、ほんとうにそう思っていいのか?と思わされるほど途中はなかなか複雑怪奇な心理劇であり

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    2026年02月07日
  • ドキュメント

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    前作「ブロードキャスト」の続編です。前作はまさにTHE青春小説って感じでしたが、本作はそれに少しミステリー要素が加わった感じです。中盤から意外な展開になって、さらに終盤は何かやるせない気持ちにさせられました。ただのエンタメ小説かなと思って読み始めてみたら結構メッセージ性の強い作品だった、みたいな、良い意味での裏切りのある小説でした。

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    2025年01月28日
  • 往復書簡

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    標題の通りに、手紙のやりとりで進行していく。
    心の傷となり、引きずって人生をいきてきた過去の事件の真相が次第と明らかになっていく、連作ミステリー。

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    2025年01月08日
  • 江戸川乱歩傑作選 鏡

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    図書室。江戸川乱歩ちゃんと読んだことないので。
    「湖畔亭事件」「石榴」が良かったな。「人間椅子」はあらすじのみ知っていたけど、手紙の恐ろしさが良かった。

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    2025年01月07日
  • 往復書簡

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    タイトルのとおり、手紙のやりとりで続く短編集です。それぞれ別の物語ですが、ひとつひとつ繋がっているところもあり、面白かったです。

    「十年後の卒業文集」
    ・・・放送部6人の物語。ラストに驚きです。
    「二十年後の宿題」
    ・・・恩師と教え子の物語。切ないけど、優しい話でした。
    「十五年後の補習」
    ・・・海外青年協力隊に参加した彼と日本で待つ彼女の物語。過去の事件を紐解いていく感じです。
    「一年後の連絡網」
    ・・・物語のその後が描かれています。

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    2025年01月05日
  • 時の罠

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    ネタバレ

    タイムカプセルの八年と長井優介へが好き。
    特に湊かなえさんの作品の方は鳥肌がたった。
    心が温かくなった。

    辻村深月さんの作品では、こどもの愛し方に強く共感した。子育て中のわたしにとって糧になる物語に出会えた。

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    2024年12月12日
  • 山猫珈琲 上巻

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     山、猫、珈琲好きの湊かなえさんが朝日新聞・神戸新聞・日経新聞などで連載されてたエッセイをまとめた本です。娘のオススメで読みました。

     広島県因島ご出身で淡路島在住の湊さん。山好きとして、女性として、妻として、作家として色々と綴って下さってます。淡路島グルメをたくさん取り上げられてて、本当に美味しそう。鯛そうめん食べてみたい。

     湊さんご自身の阪神淡路大震災や青年海外協力隊でのご経験が『絶唱』の元になってるのかな。瀬戸内海の美しい景色が目に浮かぶような『望郷』は瀬戸内のご出身だからなんだな。とか思いつつ読みました。

     久々に『望郷』が読みたくなったな。
    湊さん作品の中で『望郷』が1番好き

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    2024年12月06日
  • 高校入試

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    「入試」という題材が既に面白い!と思い読み始めたらまさかの教員側の奮闘がメインの話。頻繁に切り替わる視点に多少の読みづらさを感じるも、入試システムの杜撰さがある意味面白くて途中まで犯人云々も忘れて読み進めていた。これが現実でも起こり得ることだと考えると怖い。

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    2024年11月18日
  • 山女日記

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    「湊かなえ=イヤミスの女王」のステレオタイプのせいで、こういうイヤでもミステリーでもない小説だと旨味がないのでは、と思ったけどそんなことはなかった。

    物足りなくはあるが、あの路線はあの路線でどうしても『告白』を超えてこないなあ、と思うほかなかったからむしろ良かった。

    序盤はじんわりと涙が滲んだ。感化されやすいので、今とても山に登りたい。今なら富士山にだって登りたい気持ち。(富士山って書くとこの本をまったくわかってなさそうだけど、わかりやすく、ね。)

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    2025年12月24日
  • 山猫珈琲 下巻

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    ベストセラー作家の初エッセーはとても楽しい時間でした。私は作家の私生活は余り興味が無い方なので、結婚してから作家デビューってあり得ないと思いました。ましてや青年海外協力隊としてトンガ王国に赴任していてその夢のキッカケが森村桂さんの『天国にいちばん近い島』ニューカレドニア❣️私も憧れました。でも湊かなえ先生は自分の南の島を探す‼️そこが私と湊かなえ先生の違いなんですね。短大を卒業し学生の頃から付き合っていた彼と結婚して子供が生まれ昔はBOOKOFFなんて無かったから本を買って読む習慣も育児や家事に追われてほぼない毎日の中で嫁ぎ先で購読していた『家の光』や『育児書』『家庭の医学』などが私の愛読書だ

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    2024年11月11日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    中学時代、駅伝で全国大会を目指していた圭祐は、あと少しのところで出場を逃した。高校入学後、とある理由によって競技人生を断念した圭祐は、放送部に入部。新たな居場所で再び全国を目指すことになる。
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    私が好きな学園もの。湊かなえさんの作品の中でかなり好きな部類。
    その分?イヤミス度は下がるかも知れないけど
    私にはこれくらいのほうが気分がいい。

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    2024年10月31日
  • 山猫珈琲 上巻

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    「山」「猫」「珈琲」は著者がとても好きで大切にしているもの。これらに励まされ、また癒され、日々の執筆活動に励んでいる。上巻は、朝日新聞、神戸新聞、日経新聞などに連載されたエッセイを収録。デビュー10周年記念の初エッセイ集

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    2024年10月31日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    ネタバレ

    湊かなえといえばイヤミスのイメージが強過ぎて、読んでる最中は、なにか胸糞なことが起こるんじゃないか…とどきどきしたけど、とても良い青春学園ものだった。いいもの読んだなあ。怪我でスポーツを諦めざるを得ず、別の世界で頑張る話はまぁまあ王道だけど、放送部というまたあまり知らない世界を見れて楽しかった。あとなんだか頼りない先輩たちの、ちょっとわかってない感になぞのリアリティがある笑 ちょっとしたミステリーというか、なぜ?に対する解決編みたいなのがあるのもよかったし、個人的には最後の話が好きだったな。続編も楽しみに読みます。

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    2024年10月25日
  • ドキュメント

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    ネタバレ

    前作は湊かなえらしからぬ青春物語でその中にほんの少し人間関係に嫌〜な感じが含まれている程度だったけどこれはまさに湊かなえの物語!とは言え学生が主体だからか今後に希望もちゃんと残っていて素晴らしい。
    圭祐が成長して周りを見ることができるようになってきてようやくコンクールだ!どうなる!??と期待してページを捲るとコロナの世界。その頃すでに大人だった私はただのつまらない日々として記憶しているけどそのときに学生時代を過ごしていた子たちはこんな絶望と虚無を味わったのか…と追体験した気持ち。

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    2024年10月24日
  • ドキュメント

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    前作「ブロードキャスト」はザ青春!!な湊かなえとは思えない爽やかさ。今作「ドキュメント」はミステリー要素も入りつつ、この時期特有の人の危うさを感じた。前作よりも登場人物ひとりひとりの特徴が詳しくあったように感じて、放送部全体に感情移入できた。最後、肝心のコンクールは・・・だったので、続編でガッツリ作品づくりに向かう3人と新入部員(入るか?)に期待したい!!

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    2024年10月14日
  • 高校入試

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    登場人物たくさん、これは読んでいけるのか?と思ったけど、後半になるにつれて読みたくてウズウズした!
    先生、高校入試、高校生、人生を考える

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    2024年10月10日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    本好き仲間が、うっかり2冊かってしまったのを譲り受けた1冊。
    湊かなえさんは「イヤミスの女王」と言われているのを知っていたから読むのを避けてきたけれど、青春モノも書いておられるとは知らなかった。そしておもしろかった!

    陸上競技をあきらめざるを得なかった圭祐が、放送部の活動に熱くなっていくところも、反発しあっていた三年生と二年生が正也の作品をきっかけにひとつになっていくところも、正也が書いた脚本について先輩たちからアドバイスするところも良かった。
    そしてラジオドラマで、脚本を声やサウンドエフェクトでどう表現していくか、部員たちが学年の垣根を越えて意見を出し合っていく様が瑞々しくてまぶしい。

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    2024年10月05日