湊かなえのレビュー一覧

  • 山猫珈琲 上巻
    エッセイって面白いんですね
    何より一つ一つが短くて読みやすい!
    テンポよく暇な時に読み進められました。
    湊かなえさんは登山が好きらしいですが僕もやってみようかなぁ
  • 時の罠
    時の流れをテーマにした4編は面白かった。女性二人はタイムカプセルの話だったが、優しい読後感が残っている。


    タイムカプセルの八年 辻村深月
    教育熱心な担任の勧めで6年生は卒業前にタイムカプセルに記念品を入れて埋めることにした。だがそのカプセルは倉庫の隅に置いたままになっていた。
    同級生の父親で...続きを読む
  • 猫が見ていた
    有名作家による猫アンソロジー本。
    猫が主人公のアンソロジーではなく
    人間がメインで猫はオマケのようです。

    「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」北村薫
    を目当てに読みました。「うんうんそうだよねぇ。」と
    頷いてしまいました。

    他の作家さんはすべて初読みの方でした。
    湊かなえさんの作品は自身の体...続きを読む
  • 時の罠
    「時」をテーマにしたアンソロジー。
    作家さんの個性みたいなのが出て面白い。
    タイムカプセルが出てくる作品が2つ。
    あとは神様とか、山をめぐる変わったお話。

    2019.9.16
  • 時の罠
    湊かなえが、やっぱり1番面白かった!!
    文章の構成、語彙のチョイス、ストーリー全てにおいて
    安定のパーフェクト!!

    2番目は万城目さんのトシ&シュン
    初めてこの作家さんの作品を読んだけど、
    ストーリーについては淡々としていて特にという印象。
    ただ、展開する会話や言葉のチョイスがなんとも面白く心地よ...続きを読む
  • 猫が見ていた
    猫に纏わる短編やエッセイを集めたアンソロジー。
    豪華なメンバーと表紙の美しい猫に惹かれて手に取りました。
    どれも魅力的な作品でしたが、中でも東山彰良さんの「黒い白猫」が良かった。舞台は台北という物珍しさに、ニン姐さんという気骨のある彫物師(タトゥー)が素敵。浅はかに刺青を入れたがる若者を諭すセリフに...続きを読む
  • 猫が見ていた
    「猫がでてくる小説集」というだけで読んでみました。
    今まで読んだことのない作家さんの作品にも触れられて「猫関係なく読んでみたい」と思える出会いもあってよかったです。
    それにしても、登場する猫を速攻頭の中で3D化して触り心地や声、眼の色、肉球の具合なんかをついつい妄想してしまう…地の文を読むよりもそっ...続きを読む
  • 猫が見ていた
    どれもみんな面白かった。
    北村薫びいきの私は、やはり安心して読める北村薫が一番でした。この話はまだ、単行本に入ってないですよね。
    共通点は猫、ということで(だけで、かな?)筆致もストーリー展開も個性的なのだけれど、やはり、皆が名手。同じ素材で作ったフルコース料理をいただいたようで満足感でいっぱいです...続きを読む
  • 江戸川乱歩傑作選 鏡
    人には言えないが、心の片隅に眠っている
    人間の倒錯した欲望が一種幻想的ないろどりを加え
    作品に単なる事件、トリック、探偵ではない
    ねっとりとした空気を纏わせているのだろう。

    全て明らかになったかと感じた直後に真相が明らかになる
    収録作2、3、4、真相が明らかになっていない可能性の
    余韻が漂う収録作...続きを読む
  • 猫が見ていた
    「マロンの話」は湊かなえ(おばやん)の飼い猫マロンへの優しい目線に溢れる作品で読後感がいい。猫を通して自分の過去と向き合う話でもある。
  • 猫が見ていた
    猫はそんなに好きではないのですが
    湊かなえの作品が入っていたので読んでみました。
    どの話も面白くて読み応えがありました。
    中でも「マロンの話」と「百万回生きた猫は絶望の書か」と
    「三べんまわってニャンと鳴く」が良かったです。
    家族愛的なところが描かれている作品が好きなのかもしれません。
    しかし猫と小...続きを読む
  • 白ゆき姫殺人事件

    小説として面白かった

    湊かなえの本は初めてだった。
    この作品ミステリーとしては
    謎解き等が弱いかもしれないが、
    登場人物の心理やその動きが
    面白い。
  • 山女日記
    タイトル通り山に登る女性の短編集。
    女性特有の悩みや考えごとに対し、答えを求めて山に登る女達。

    考えごとや答えを出すために山へ登る。
    こんな登山の理由があったなんて。

    一見、背景の異なる7人の女性達。
    只、よく読むと微妙に日常で関わりがある。関係を整理したり、行間を想像するのも面白かった。

    ...続きを読む
  • 時の罠
    大好きな作家さんが集まってる短編集。いろんな作家さんが集まっている短編集は苦手なんだけど、この短編集は好き。買ってよかったです。
  • コミック版 夜行観覧車
    つながりの希薄な現代社会を、とある高級住宅地の中に再現したようだった。
    たくさん登場人物がいるなかで、唯一「いいひと」がひとりもいなくて、誰も応援できないのがモヤモヤしてしまった。現実世界もそうなのかなあ・・・
  • 母性(新潮文庫)
    母が大好きすぎる私には、少し怖くなる内容だった。この本のようになることは無いだろうが…とは思いつつも、この2つの母娘のようになってしまったらどうしようかと不安を覚えた。

    「母に褒められたいから娘を愛す」のような語りがある度にゾクッとした。そこまで自分の母親に依存して、いつまでも自分自身が娘のままで...続きを読む
  • 贖罪
    結末が気になった一気に読んだ。
    読みやすいし面白い。

    麻子の身勝手さに引いてしまった。
    娘が殺されて、娘の友達に人殺しなんて言えるだろうか…大人として最低では??

    犯人が捕まったあとの4人のその後の人生が気になる。
  • 人間標本
    うーん、微妙だったかも…
    るみちゃんがこれを作りたかった理由と、至が杏奈ちゃんをかばった理由が良くわからなかった…理解出来ないことが多すぎたかな…
  • 少女
    湊かなえさんの本、学生時代同級生などが多く読んでいた印象でした。

    実際に読むと、視点がコロコロと変わり、とても読み進めるのに苦労しました。
    読書初心者にはなかなかハードでした

    内容としては、繋がっていないように見える2人の話がつながっていくのが面白かったです。
  • 母性(新潮文庫)
    母からの視点と娘からの視点を交互に繰り返しながら進むお話。
    自分を満たすことのためだけに、娘を愛していると言い続ける母親。自分の理想通りに育っていかない娘への苛立ちを、娘自身にぶつける様は読んでいて苦しい。
    最後、いきなりすべてが丸く納まって表面上幸せになったけれど…
    結局のところ、母性って何なんだ...続きを読む