湊かなえのレビュー一覧

  • 絶唱(新潮文庫)

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    読み終わった後、これは本当に作り話なのだろうかと自分に問いかけてしまいました。阪神・淡路大震災という現実の傷跡から生まれた、あまりに切実な4つの物語。それぞれの登場人物が抱える後悔と孤独が、文字を通じて自分の胸に流れ込んでくるようでした。現実と物語の境界線が消え、ただただ深い悲しみと共鳴してしまう。そんな、逃げ場のない傑作です。

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    2026年03月27日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    物語の随所で描かれる感情の比喩、特に「海」に例えられた表現が非常に心に響きました。その場、その瞬間にいた本人にしか分からない感情。それは外からは決して測ることのできない、深くて重いものです。ミステリーとしての面白さはもちろんですが、人間が抱える「理解されがたい孤独」をこれほど鮮やかに言語化する筆力に脱帽。母と娘、その関係の難しさを改めて痛感しました。

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    2026年03月27日
  • 境遇

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    息子の誘拐から始まる、一瞬も目が離せないミステリーでした。本当の母親を探すという目的が、いつの間にか過去の深い闇を暴き出していく展開に、文字通り一気読みしてしまいました。湊かなえさんの作品らしく、読みやすさは抜群。しかし、その先に待っていた「真実」の衝撃は凄まじく、読後にはタイトルである『境遇』という言葉の重みが、胸に深く突き刺さりました。

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    2026年03月27日
  • 時の罠

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    万城目学さんと、湊かなえさんのお話がおもしろかったです。
    時間をテーマにしたいろんな作家さんの短編が読めてよかったです。

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    2024年05月19日
  • 山猫珈琲 上巻

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    優しい語り口で日常を受け止める著者の言葉が、ストンと入ってきて心地の良いエッセイ。
    …と同時に、「この人があの作品を!?」という驚きもあり面白い。
    作家としての面だけではなく、妻の姿、母の姿、娘の姿…グルメな姿などなど、「湊かなえ」の言葉をまるっと堪能できる1冊。

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    2024年05月01日
  • 贖罪

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    一つの事件が、少女たちの未来をこれほどまでに狂わせてしまうのか。一人ひとりの独白形式で進む物語は、彼女たちの生い立ちや内面に深く潜り込み、なぜその「贖罪」を選んだのかを残酷なほど鮮やかに描き出しています。視点が変わるたびに新たな事実が積み重なり、最後には逃げ場のない結末へと誘われる。構成の見事さと、人間の業の深さに引き込まれっぱなしの読書体験でした。

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    2026年03月27日
  • 山猫珈琲 下巻

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    ネタバレ

    湊かなえ先生のエッセイ本下巻
    湊先生の小説が映像化されても面白いのは湊先生が脚本家としても凄い努力されたからなんだなと実感(個人的にリバースが好き)

    珈琲革命のすり鉢事件はお腹抱えて笑ってしまった

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    2024年02月26日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    ネタバレ

    4つの短編それぞれの主人公達にとって、阪神・淡路大震災が彼女達の人生の大きな転機となります。タイトルの『絶唱』には、天災という自分の力ではどうすることも出来なかった様々な被災者の声の限りの叫びが詰め込まれているように思います。短編の中では特に「太陽」が印象的でした。杏子の陰鬱とした避難所生活を明るく照らしてくれたセミシさんの温かさにこちらも励まされました。

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    2025年12月21日
  • サファイア

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    湊かなえさん作品の中でも「イヤミス」感が少なめだと思うので、初心者さんにも読みやすいのでは…!
    でもその中でも彼女の魅力とも言える「人間の闇/醜さ」みたいなところはやはりしっかり描かれていて、人間とはどういう生き物なのか考えさせられるなと思います。

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    2023年11月02日
  • サファイア

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    それぞれ宝石の表題がついた短編が7つ。
    最後の「サファイア」から「ガーネット」のみ続きもののようになっていて、「サファイア」のみ読んだ時には悲しく切ない読後感だったのが、ガーネットまで読むことで少し昇華できるようになっていて良かった。

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    2023年08月21日
  • サファイア

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    湊かなえさんの短編集

    真珠
    ルビー
    ダイヤモンド
    猫目石
    ムーンストーン
    サファイア
    ガーネット

    イヤミスの女王などと評される湊かなえさんだが、本作ではその範疇に留まらず、予想外(といっては失礼だが)に希望すら感じる物語や、人間の愚かさや醜さ、或いは愉しさ等、実に沢山の引出しを持っておられる作家さんだと敬服した。

    7つの物語、一つ一つの短編が実に個性豊かで味わい深く、読後に解釈を共有したくなる様な面白さを秘めていた。

    特に私が印象に残ったのが、以下2作品
    まるで雀の恩返しのような「ダイヤモンド」と2人の女性の過去と現在が交差する「ムーンストーン」

    小説のタイトルである「サファイア」は

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    2023年08月03日
  • 落日

    匿名

    購入済み

    一気読みしました。

    ところどころ辛くて目を背けたくなる描写がありました。
    見たくないものに蓋をして現実逃避している私には、途中までとても辛く切ないお話でした。
    でもさすが湊かなえ先生!良かったです。

    #深い #切ない #泣ける

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    2023年06月25日
  • カケラ

    匿名

    購入済み

    色んな人達の視点で描かれてるて、誰が正解とかないんだなと、考えさせられるストーリーでした。

    #タメになる #切ない

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    2023年06月09日
  • 少女

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    面白かった

    面白かったが、若干消化不良かなとも思った

    本来の目的である「人が死ぬことを見て、死を悟ること」の回収が、刺されたところを見て「死はただただ消えるだけ」の淡いものだと再認識する…だけというのはちょっと薄いかも

    #切ない #ドロドロ #ダーク

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    2023年06月07日
  • 山猫珈琲 下巻

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    湊かなえさんは、すごく芯の強い方なんだと思います

    集中力、悔しさをバネにできること、やってみようというチャレンジ精神、継続する力

    すごいなぁと励まされました

    同じ話が少し違う文章で繰り返し読めるところもこの本の魅力でした!

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    2023年06月05日
  • 山猫珈琲 上巻

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    湊かなえさんの小説は読んだことがありましたが、エッセイは初めてでした

    淡路島にお住まいとは知らず、、
    というか湊かなえさんの事を何も知らなかったと思いました

    Nのために のあのシチュエーションがとても好きです

    この本を読んで思ったことは、良い意味で、湊かなえさんが普通の人 だったことです
    下巻も読みます!

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    2023年06月03日
  • 時の罠

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    短編集とかアンソロジー物はあまり読んだ事がありませんでしたが、これは楽しめるお話ばかりでした。

    家族愛もの(私にはオヤジの友情もの)やSF物、オチがスッキリとしたものニヤリとさせられるもの。

    いろんな作家さんに少しずつ触れるには持ってこい、な一冊でした。

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    2023年05月27日
  • 山猫珈琲 下巻

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    湊かなえさんのエッセイ後半。特別収録にコンクールの授賞作品が掲載されている。湊作品の作られ方や旦那さんとの関係、小説を書くに至った経緯や地方で文章を書き続ける大変さなどを感じた。雑誌の連載なども収録されており、湊かなえさんという人物像に近づける一冊。

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    2023年05月16日
  • 高校入試

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    ネタバレ

    入試に対しての学校側の不手際という、本来なら学校という限られた場だけでの問題で終わるはずが、ネット上で実況されることによってこの高校だけの問題ではなく、世間に対して入試制度の問題を突きつけていく緊迫感のある展開でした! 義務教育とは違って、初めて「受験」という人生を左右することになる試練を乗り越えなければならない生徒達と、その生徒達の解答を採点する側の先生達とでは、入試の重みが全く違ってくるのだと思わされました。

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    2025年12月21日
  • 告白

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    好きです

    こちらは読後感すっきりとまではいかなくても、いい終わり方だったのではないかなと思う最後でした!
    初めに読んだ作品は読後力が抜けてしまうような終わり方だったので、本作品もドキドキしながら読んでおりましたが今回のような最後も私は好きです。
    やはり他の作品も読んでみたいと思わせる作品でした。

    #ダーク #深い

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    2023年03月24日