湊かなえのレビュー一覧
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ネタバレイヤミスは気持ちが元気な時にしか読めないので、今こそその時だと思い(あえて嫌な気分になりに行くこの感情をベニグン・マゾヒズムと言うらしい)、湊かなえ作品を引っ張り出してきた。しかし、この作品はイヤミスというより愛情の物語だった。
序盤から登場人物の発言や回想の食い違いに違和感を持ちつつ読み進めていくと、少しずつ謎が解けていくスッキリ感が心地良い。そしてその違和感の正体は、お互いがNを思ったが故のすれ違いだったとわかっていく。
しかし、はっとさせられたのは、そのNの中には自分自身も含まれているのではないか、と気づいた時。野口に作戦をばらしていた杉下も、自己を肯定するために嘘を決めた西崎も、誰 -
Posted by ブクログ
タイトルが不思議で図書室で借りました。
これはアンデルセン童話の場面とのこと。この「豆の上で眠る」ことが、主人公・結衣子のひっかかりとリンクしているのが巧妙〜。
結衣子が小学一年生の夏、姉の万祐子が失踪。目撃情報から誘拐された可能性も出てきて、家族はそれぞれの考えで万祐子を探します。
この騒動に振り回されるまだ幼い結衣子がほんとに不憫でならない。
そして2年後、万佑子は保護され自宅に帰ってくるのですが、結衣子はそれからずっと違和感を感じる事に。
ここからはただもう怖くてゾクゾクなのですが、真相がわかるともう頭がこんがらがって私には図解が必要です。
自分にとって絶対確かだった物がいつの間に -
Posted by ブクログ
介護ミステリーとのことだが
ミステリー要素は薄い。
それでもどんどん読んでしまう。
引き込まれました。
老いは誰にでも平等に訪れるのに
本著だけでなく、一般的に介護は女性が担う。
主人公の元カレのセリフ
「男に母親の下の世話はできないよ」
が酷いけど現実。
遠くない将来、そんな状況になったら、、と思うとおびえます。。
主人公の叔母、弥生さんの日記を読み解くあたりからページをめくる手が止まらず、一気読み。
現在では介護が必要な弥生さんも
元カレの母親もかつては姑に
苦労させられた嫁であったのです。
下巻を読んでから
上巻を読んだような気持ちになりました。
でも、この小説のキーアイテムで -
Posted by ブクログ
海辺の美しい、鼻先町という地方の町で
出会う、3人の女性、
古くから続く、商店街の仏具屋の妻、
堂場菜々子、娘の久美香は幼稚園時代の
交通事故が原因で車椅子を使用している。
夫の転勤がきっかけで社宅住まいをしている
相葉光稀、移住してきた陶芸家の星川すみれ。
3人は祭りの実行委員として出会い、
祭りで起きた事件をきっかけに、すみれが作る
ストラップを使ったボランティア基金、
「クララの翼」を立ち上げる。
初めは確かに、善意から始まった「クララの翼」
それがしだいに周囲から妬まれるようになり、
噂を流され、悪意へと変わっていく。
この辺り、田舎の閉塞感あるあるだ。
3人の女性たちの、表面上は仲