湊かなえのレビュー一覧

  • 母性(新潮文庫)

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    母性
    母親の愛を求めてすれ違う母娘
    母と娘の視点で語られるエピソードが違うあたりに、
    ぞわっとした気味悪さを感じる
    母からの無償の愛を受けて育った"母"はいつまでも母の愛を求め、娘のままでいることで、
    自分の娘には愛は与えられなかった
    どんなに裏切られても"娘"はいつまでも母の愛を求め、もがき苦しみ、それでも決定的な出来事があり耐えきれなかっくなってしまい、、、

    無償の愛ってなんでしょうね
    でも、自他の境界線を引き、自分の理想を押し付けないこと
    手で触れる、肌を通してのふれあいがだいじなのかなぁ
    ハンドクリームを塗ってあげる
    冷たい足を温めてあげる

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    2026年08月30日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    一緒に事件を追っていく感じで没入感みたいなものがあって楽しかったし、最後の記録で答え合わせをするのは新しくて面白かった。
    物語自体はそんなに好みではなくて、犯人に焦点を当てている所が少なくてあれ?って感じだった。

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    2026年08月30日
  • 山女日記

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    ネタバレ

    山に登りたくなった。女性の心の描写が秀逸。続編読みます。港かなえがこんな内容を書いているとは知らなかった。

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    2026年08月30日
  • 高校入試

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    ネタバレ

    あらすじ
    地元で絶大な名門校として君臨する橘第一高校。その威信と伝統をかけた一般入試の前日、校内に「入試をぶっつぶす」という不穏な貼り紙が残される。厳戒態勢の中で迎えた入試当日、教員たちの携帯電話の紛失、試験問題の解答用紙の消失、インターネット掲示板へのリアルタイムの内部情報流出など、不審な事件が次々と発生する。閉ざされた校舎の中で、誰が敵で誰が味方かも分からない疑心暗鬼に陥る教員たち。やがて事件の裏に隠された、学歴至上主義に囚われた地域社会の歪みや、過去の入試にまつわる深い怨恨が白日のもとに晒されていく。
    ​所感・深掘り
    「高校入試」という、教育現場において最もミスが許されない極限の緊張状態を舞台に、人間の脆さや組織の欺瞞を容赦なくえぐり出した、息をのむ心理サスペンスだった。
    ​特に圧倒されたのは、試験運営に携わる教員たちの心理描写のリアルさだ。名門校のプライド、前例踏襲の事なかれ主義、同僚同士の微妙な人間関係、教育委員会や保護者への過度な忖度――。「何事もなく無事に終えること」だけが至上命題となった密室の職員室で、小さなトラブルが連鎖しパニックへと膨れ上がっていく過程は、身につまされるほどの臨場感がある。外部の脅威だけでなく、教員一人ひとりが抱える個人的な思惑や保身が綻びとなり、組織全体を崩壊の淵へ追い込んでいく構成は圧巻というほかない。
    ​また、本作が突きつける「入試とは、学歴とは一体誰のためのものなのか」という問いも重く心に刺さる。狭い地域コミュニティにおける名門信仰が、どれほど子どもたちの心を歪め、大人たちの視野を狭窄させているか。犯人の動機が明かされるにつれ、これは単なる愉快犯の嫌がらせではなく、硬直化した教育制度と地域の歪な空気に対する、切実で痛切な復讐劇であったことが浮き彫りになる。
    ​前例と形式美にとらわれて現場の人間性が置き去りにされたとき、組織は内側から脆く崩れ去る。
    ​学校という組織の内実を知る者なら思わず背筋が寒くなるリアリティと、ミステリーとしての切れ味が見事に融合した、湊かなえの真骨頂を味わえる傑作だ。

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    2026年08月29日
  • C線上のアリア

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    - [x] 年を重ねると記憶の櫛が大きくなる。小さな日々の記憶は落ちて、石ころのような大きい記憶数個だけが残るようになる。けどそれは幸せな日を送ってるということ。小さな幸せを自分の中に残すためにも日記があるのかなと感じた。
    - [ ] ケアの話は頭を悩ませた。男に母親の介護はできない。
    - [ ] 夫が見ているのは幻影。恋人であったミサを見ているかと思わせ、実は義母であったこと。プロットの作り方がおもしろい。
    - [ ] 友情、信頼もテーマにあり、ローズとデイジーの長年の勘違い、すれ違い、それをミサが繋ぐために動く。山本家も同様に介護放棄からの離婚からの話し合いに取り付けるところ。人と人の関係を変えていけるのは人の気持ちを中心に考え、自分の考えを抑えることができ、また他者であることで俯瞰して客観的な見かたができていたからではないか。

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    2026年08月29日
  • 贖罪

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    女の子が殺されている描写は恐ろしく、
    どうしても自分の娘と重ねてしまいます。

    終始続く仄暗さと、やるせなさが
    読んでいる間常に付き纏って来ました。

    読み終わった事にホッとしました。

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    2026年08月29日
  • 未来

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    貧困や格差、虐待といった現代の社会問題が、各登場人物の視点を通して生々しく浮き彫りにされる作品です。胸が締め付けられるような辛さに「希望はあるのか」と葛藤しながらも、圧倒的なストーリー展開に引き込まれ、ページをめくる手が止まりませんでした。自分の身近にもこうした現実が存在する可能性に切なくなるとともに、「自分には何ができるのか」という問いを突きつけられたような気がします。

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    2026年08月28日
  • 往復書簡

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     よ〜く読んでみるとチョット背筋がヒヤッとする湊かなえさんらしい作品です。手紙のやりとりを作品にするという作風が斬新で面白いです。

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    2026年08月26日
  • 境遇

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    他の方もレビューされているが、
    読み進めていくうちに犯人が特定できてしまうので
    犯人の正体が判明した時も『やっぱりこの人物だったか』と驚きは無かった。

    出生の秘密に関してもある程度予想がついてしまったので、予想外の展開や目新しさを求める方にはワクワク感が足りず不評なのかなと思うが、読みやすい作品ではあった。

    作中に登場する絵本「あおぞらりぼん」のお話は
    すごくいいなと思った。

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    2026年08月26日
  • 夜行観覧車

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    ドラマ化された後に読んだ作品。

    ドラマを見ていたので、ある程度展開を知った状態での読書だったけれど、それでも家族それぞれが抱えている感情や、外からは見えない家庭の中の複雑さがリアルで、印象に残ったお話。

    一見すると幸せそうに見える家族でも、実際に何を抱えているのかなんて外からはわからない。
    家族だからこそ言えないことや、近い存在だからこそ傷つけてしまうこともあるんだなと考えさせられました。

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    2026年08月25日
  • Nのために

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    ネタバレ

    最初、読む前は、イニシャルがNの人は一人で、そのために周りの人が動く話だと思ったけれど、読んだあとは、登場人物の全員が苗字や名前にNから始まる人たちで、過去のトラウマ、歪んだ愛に翻弄されながら、それぞれの大切な人、Nの為に 何を思い、その行動を起こしたのかが わかっていくのでとても面白かった。それぞれの登場人物の目線で1つの出来事が徐々に描写されていき、最後に微妙にどんでん返しもあったが、少し読みづらかった。

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    2026年08月25日
  • カケラ

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    ネタバレ

    最近柚木さんのバターも読んだので、食と美への女の執着や嫉妬、業の深さ的な意味では共通している面もあり、手に取る本が繋がっているの面白いなというごく個人的な感想。

    主人公の美容クリニックの女医が、自分が痩身治療を担当した女の子が自殺してしまった原因を女の子と自分の知り合いの話を通じて、探っていく話だが、女医本人の語りは全くなく、話し手の語りから、像を結んでいくという構成が面白かった。

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    2026年08月24日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    ラストの怒涛の告白は
    全てのピースがはまっていき、息つく間もなかった。
    エンタメとして、面白かった〜

    お互いに何かを隠し隠され、
    疑って過ごす様では「ほんもの」は
    築かれないだろうと、結衣子を不憫に思う

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    2026年10月06日
  • 未来

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    ネタバレ

    人と人形の2面生を持つ母文乃と
    優しい父良太の両親を持つ
    10歳の佐伯章子は
    20年後の自分だという差出人から"未来は希望に満ち溢れている"と言った内容の手紙が届く
    (父親が篠原先生が両親から捨てられ祖母に育てられた過去の話を聞き、章子に未来ある内容で手紙を書いて欲しいと頼んで書かれたもの。亜里沙にも同様の手紙を送っていた)

    担任の篠原真唯子は、大学時代のお金がなかった時にしていたアダルトなバイトがバレて他校へ移動

    章子の父、良太が胃がんで無くなり母の文乃が人形状態になっていた
    そんな中次の担任になった林優人は文乃の心療内科へ付き添うにつれ恋心を抱くようになる
    それが保護者の間で問題になり教師を退任する

    文乃が働くようになって出会った
    シェフの早坂誠司は独立しhayasakaと言うイタリアンをオープンする

    章子の小学校の同級生、いじめっ子の実里の家族がやってきて早坂と揉め
    hayasakaが章子の家だと知った実里は章子へ嫌がらせをし章子は不登校になる

    悪い噂が立ち経営破綻に陥ると早坂は章子へ暴力を振るうようになる。

    章子の担任だった林優人は早坂と文乃の仲を嫉妬しhayasakaを放火

    やがて章子は同じく不登校の小学校の同級生亜里沙とつるむようになる

    亜里沙の幼なじみで先輩智恵理さんと出会い、
    智恵理さんの二面性を知った章子は自分の母と似ていると思い始める

    智恵理さんは義理の父から性的暴力を受け
    章子の母文乃と同じ様、兄と父の寝ている間に放火をした

    亜里沙の美少年の弟健斗が自殺をした。
    その原因を辿っていくと
    早坂と、一緒に働いていた亜里沙の実の父が
    弟を売春していたのだと知る
    母文乃もその手伝いをさせられていたと知ると
    章子は早坂を、亜里沙は父親をニコチンで殺害する計画を立てる

    最後の思い出にドリームランドへ2人で向かうも同様に未来から明るい内容の手紙が届いていた事を知り、周りに助けを求めようと決意する

    父良太の半生
    高校時代森本誠一郎と出会う
    父、森本総一郎が妹の真珠を犯している現場に遭遇
    その結果真珠は心を閉ざし人形になってしまう

    どうにもすることが出来ず誠一郎も良太に真珠を売春させたりしていた
    真珠のために父親と自分が居なくなればいい
    そう考えた誠一郎は良太に放火をお願いする

    やがて誠一郎が居ることをしらず父親のみを殺すのだと思った良太は森本家を放火

    その後誠一郎の妹真珠が良太をかばい
    自ら放火を自首した

    真珠は名前を変え佐伯文乃へ
    5年後良太と再開し冒頭へ続く


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    2026年08月24日
  • 境遇

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    親が殺人犯ってだけで子供には1ミリも関係ないことで、さらにその親に育てられてないとなるともっともっと関係のないことなのになんでこんな問題になっているのかわからなく、違和感を感じた。今まで読んだ湊かなえの作品で個人的に1番あまり好みではなかった。「その人の生まれた境遇でその人の人生が決まるわけじゃない」って言うこの本で伝えたいメッセージを私は当たり前だと思ってるいるので面白くなかった。事務所にいる登場人物が多くてややこしかった。それぞれの思考が細かく書かれているから、視点が変わるたびに新しい発見があった。ただ、「実は陽子の親だと思っていた人は晴美の親だった」というどんでん返しは好きだけど、ラストが淡白でなんとなくスッキリしない感じがした。

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    2026年08月23日
  • 夜行観覧車

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    「告白」の作品を読んで、湊かなえさんの本が気になり、読んでみた。「告白」と同様に、それぞれの視点から心情と物語、真相がが描かれていて面白かった。ずっと嫌な展開が続くので暗い気持ちにはなるが、実際なにが会ったのか、なにを聞いたのか、どんどん気になって手が止まらなかった。立場によって「正しい」は歪んでいくので難しい。人間は誰しもそれぞれの言い分があり、視点を変えるだけで何が正しいかの見え方も全く変わってしまうっていうのを痛感。語り手が変わるとあぁ言ってること分かるなぁって全員に思ってしまった。結局話さなければ家族でも思ってることは伝わらないのに、話せなくなってしまったことが気持ちを張り詰めさせて、ある日限界が来てしまうが、どんな綻びが出来ても家族は家族を続けるしかないとわかった。

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    2026年08月23日
  • 人間標本

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    前半はずっとグロくて、犯人も動機も方法も全部わかっていて、ここからどう巻き返すのか全然わからなかった。
    それがあの後半からの巻き返しは凄かった。感動的なクライマックスがあるわけではないけれど、予想を裏切る展開の連続で、3回も頭の中がぐちゃぐちゃになった。
    湊かなえらしい、人間の暗い部分がよく照らされている作品。

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    2026年08月23日
  • 往復書簡

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    ①十年後の卒業文集
    高校の放送部の同級生が28歳になった浩一と静の結婚式で再会してから、手紙をやりとりするなかで、振り返って過去の事故の真相を明らかにしていく。浩一の元カノで神戸のモデルクラブでアパレルのカタログモデルをしている千秋は失踪扱いされていたが、実は22歳で結婚し年上の夫の海外赴任についていった高倉悦子のふりをして(悦子の同意を得て)結婚式に参加していたり手紙を書いたりする。手紙を通して本当に悦子からの手紙なのかと違和感を感じる谷口あずみ(文哉の3つ上の上司と結婚)や静。
    過去の事故、千秋の暗い山道での転倒と顔面損傷は誰のせいでもなく勝手に千秋がピンヒールをはいてたせいで転んだこと、同級生達は浩一と千秋の恋を応援してくれていたがすでに浩一と別れ話をしていたが納得してくれてなかったことなどが明らかとなる。
    他の同級生
    ・文哉(市役所勤め)
    ・良太(悦子の元カレでテレビ番組の制作会社勤務)
    ②二十年後の宿題
    高校教師の大場敦史は、小学校時代の恩師竹沢真智子の依頼で彼女のかつての教え子6人に会いに行き、手紙で彼らの近況を報告する。
    20年前、竹沢先生は夫とクラスの児童6人を連れて図工で使う落ち葉を拾いに赤松山にいく。公園でお弁当を食べた後女子3人と先生はバドミントンを、夫と男子3人は川遊びをしていて、子供が1人川に転落して助けた夫が亡くなるという事故があった。その時の6人が事故を引きずらずに幸せになっているか知りたいのとそれぞれに封筒を渡してほしいという依頼だった。河合真穂、津田武之、根元沙織、吉岡辰弥、生田良隆と順番に話を聞いていき、最後まで連絡がつかなかった藤井利恵が実は敦史の彼女の山野梨恵(両親の離婚で名前が変わった)だった。夫は泳げなかったため先生は夫を先に助けたこと、夫は病気をしていてあと何年生きられるかわからない状態だったこと、竹沢先生は妊娠していたことがそれぞれの話から明らかになっていく。それぞれがあの事故で人生観が変わったりトラウマになったりしていたが、年月が経ち事故を振り返る中で前向きに生きていた。
    ③十五年後の補習
    30歳を目前にして国際ボランティア隊に参加した国語教師の永田純一と恋人岡野万里子のエアメールで15年前の事件の真相が明らかになる。純一と仲がよかった同級生の一樹(柔道で県の強化選手に選ばれる)が康孝(華奢で本ばかり読んでいる)を殴っているのを万里子が止める。一樹の母親には複数の愛人がいてその1人が康孝の父親だったため、康孝は一樹の母親を貶めた。それが原因で一樹は一方的に康孝に暴力を続ける。康孝は仲直りを見届けて欲しいからと万里子を呼び出し、材木店の資材置場にある古い倉庫に一樹と閉じ込める。万里子に手を出した一樹は万里子に角材で殴られ、さらに助けに来た純一にも殴られ火をつけられる。純一は万里子を助け、閉じ込めただけの康孝に対し、康孝が吸ったタバコの吸い殻のせいで火事が起きて一樹が亡くなったと追い詰める。そして康孝は中学校の屋上から飛び降りる。
    ④一年後の連絡網
    国際ボランティア隊員の同期、近藤亮介が巻き爪が悪化して手術したことを三浦正晴に知らせる文通。同期の永田純一の元に日本から彼女が会いに来た話や看護師隊員の山野梨恵も登場する。

    【感想】
    全てが手紙のやり取りで話が進んでいくので登場人物や内容を理解するのに時間がかかった。短編小説で、あの時何が起きていたのかというのをそれぞれの視点から見せていってコトの真相が明らかになっていく。
    個人的にはこんな長い手紙をもらっても困るしやりとりに時間がかかる…電話とかで話した方がよい。

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    2026年08月23日
  • 少女

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    最初は、話し手がどちらか理解するのに戸惑った。
    (*の数に注目すればわかりやすい)

    ミステリー要素もりもりで、後味悪く終わる作品かと思いきや、少女たちの若々しくて純粋な友情がメインで描かれていて、湊かなえさんが作る物語の振り幅に驚いた。

    冒頭と結末を何度も行ったり来たり読み返してしまった…。あとがきもじっくり読むのがおすすめ。

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    2026年08月22日
  • Nのために

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    結局、それで?って思っちゃう、伏線広げたり、謎を深めておいて、納得のいく答えは出てないかなと思う。まあ読んでる途中はおもろいから良いと思う。けどまあ読まなくて良いかなと思う

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    2026年08月21日