湊かなえのレビュー一覧

  • 落日

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    冒頭のベランダのシーンは胸が苦しくなる描写で、物語に引き込まれた。
    伏線の散りばめ方は面白かったが、途中でなんとなく想像できてしまったので、読み進めても衝撃は少なく、淡々と読めてしまった。

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    2026年02月24日
  • カケラ

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    美容外科医師の橘久乃が同級生のカウンセリングをきっかけに、ある事件にまつわる人物から話を聞く形で物語が進んでいく。
    聞き手目線の文章で読みづらいと初めは思ったが、だんだんと話が繋がってきて夢中で読んでしまった。ルッキズムや人間の醜さついて考えさせられるし、色々話を聞いた最後に、自殺してしまった少女 有羽の自殺の原因を知って苦しくなった。

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    2026年02月23日
  • カケラ

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    久しぶりの湊かなえ作品ですよ。

    美容整形外科・久乃が、ある少女の死について関係者に話を聞くスタイルで物語が展開していく。
    どの人物も読んでいて微妙に苛立つし共感できないし裏の顔がどす黒い。
    湊かなえ節とでも言うのかな。
    このイヤな感じ、堪能しました。
    途中登場人物が多く二世代に渡るので若干整理が必要だったけど、最終章でスッキリした。
    (いやでも、オチはあれでいいのか?)

    ルッキズムが問題視される今、ちょうど面白い題材なのかも。

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    2026年02月20日
  • 落日

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    〇章とエピソード〇の順番で、長谷部香と真尋の幼少期や現代の物語が綴られていく。イヤミスの女王と呼ばれているため、結末も嫌な感じなのかと思いきやそうではなく、お互いの出会いによって将来に希望を見出すストーリーになっていた。
    最初2人の物語がごちゃごちゃになってしまい、理解するのに時間がかかってしまったが、「笹塚町一家殺害事件」を通してその物語が伏線回収されて、繋がっていくところが面白かった。

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    2026年02月19日
  • 夜行観覧車

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    ネタバレ

    高級住宅地で周囲から認められる裕福な家庭、分不相応にもなんとかそこに住むことにしがみ付く家庭、昔からその地域に住み、そのことを誇りに思う老婆、いずれにも歪みがあり、歪みの元は虚栄心・憧れ・執着といった心にあることが描かれている。そして、最後には被害者である父・殺人者である母の子である3兄弟は母を守るために死んだ父に罪があったという偽証を行い、生きていくことにしたという顛末に、我々はどれほど真実を見ているのか、歪みがこういう顛末につながる恐れがあるという不安がこの作品のイヤミス的な面白いところだと思った。

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    2026年02月19日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ

    犯人がこの人なんだ!!と驚いた。
    聞いてる感じだと誰が犯人なのかも分からなかった為びっくりした。
    人が人に対して抱いている感情は、本人にしか分からないのだと思った。口ではなんとでも言えるし、良いことを言っていたとしても本当は気になる点や嫌がっている点もあるかもしれないのだと思った。
    人から聞く話は、結構盛られて話している事もあるんだと思ったので、どんな事実も自分の目で確かめてからではないと信じることが出来ないなと思った。
    改めてSNSが普及してるこの時代で、真実の話を見極める力が必要だとすごく感じた。

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    2026年02月18日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    全員女性が主人公の6篇の短編集。
    娘だったり母親だったり親友だったり姉妹だったり…
    立場は違えど、その立ち位置に悩む女性たちの現状に我慢しもがく姿が描かれている。
    見る立場が違ったら世界は違って見えたのだろうか。
    相変わらず毒々しい湊かなえさん。
    久しぶりに読んで、あ~毒食らってるなぁと精神の隅々にまでめぐる毒が、読後感が、たまらない。
    ドラマにもなってるので、見なくてはなりませんね!

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    2026年02月15日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ


    後味の良くない、イヤミスと呼ばれる作品で感想を遠慮していましたが、その後の作品で少し考えを改め、湊さんが好きになりかけています(^^♪

    以前「告白」を買って読んだ。子供のことで復讐する話で、「本屋大賞」で山のように積んであった。
    ところが読んでみると、夜回り先生が出てきたり、今時のニュースと、可哀相な出来事と、意外な復讐法が面白いけれど。舞台が学校で、その上生徒と教師じゃよくないでしょう。と深読みしてしまった。母性となると読者の親心をくすぐられるのだろうか、目の付け所はいいが。

     そんな事を思いながら、またこりもせず「白ゆき姫殺人事件」を読んだ。映画も小説も大歓迎されている様子だし、ど

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    2026年02月14日
  • カケラ

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    著者お馴染みの、章ごとに語り手が変わりこちらは完全に聞き役に回るパターン。

    本人はそう思っていないのに、見た目だけで「可哀想」認定されるのはどれだけ辛いか。ルッキズムに切り込んだ作品である。

    ちょっと脱線話が多くて、これ伏線になるのかよく分からない描写が見られ、少し読むのに疲れた。

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    2026年02月11日
  • 往復書簡

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    イヤミス好きだけど実は初めて読んだ湊かなえ。
    映画化されたのはちょこちょこ見てて好きだったんだけど
    お手紙形式+特徴の少ない人がいっぱい出てきて人物把握が大変でした。

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    2026年02月10日
  • 花の鎖

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    読者にも核心を隠されたままでストーリーが進んでいき、あまりにもわからないまま不穏な重い空気が流れ続け、読むのが苦しかった。それでも終盤に、それまでわからなかったつながりが見え始め、鎖の全貌が明らかになっていく…。切なさややるせなさが残る、イヤミスの女王ならではの作品。

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    2026年02月09日
  • 夜行観覧車

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    読みやすくてあっという間に読めた。
    登場人物みんなちょっと嫌な感じなんだけど、分かる〜〜っていうところも多くてリアルでちょっと怖かった!
    最後の記事を読んで、???となった。
    結局何が本当なんだろう、、

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    2026年02月09日
  • 往復書簡

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    ネタバレ

    手紙のやり取りで話が進んでいくのが新鮮で、少しずつおかしいと思う部分が見つかっていくのも面白かった
    反面、期待感が高まっていたからこそ、もう少し大きなどんでん返しやオチが欲しかったなとも思った

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    2026年02月07日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    前作もそうでしたが、作者の登山に対する情熱が文章を通してひしひしと伝わってくる作品。
    私が特にこだわりを感じるのは食事シーンで、毎度実に美味しそうに書かれていて…やはり山で食べると格別なのだろうかと感じさせます。
    長い年月を経ても変わらずそこにある雄大な山々と、激動の人間ドラマを展開させる登場人物の女性たち、対照的に描かれていますが、だからこそ人は山に心の拠り所を求めるのか、人はなぜ山に登るのかという問いに対して、小説を通して真摯に答えているような作品だと思います。

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    2026年02月07日
  • ユートピア

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    作中にある、都会の人が着る田舎者の服、都会に憧れてる田舎者が着る服というのが、この作品を喩える言葉だと思った。

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    2026年02月06日
  • 境遇

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    ネタバレ

    湊かなえ作品の中ではあまりイヤな気持ちでおわらなかった作品、二人が友人になったのは境遇ゆえなのか、違うと信じたい

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    2026年02月06日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    独白と参考資料によって話が進んでいき、誰が本当のことを言っているのか?推測に次ぐ推測、盛りに盛られ着地が全く想像できないが、とにかく気になる笑。ただ、ラストはなぁ…動機が弱くないかなぁ。

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    2026年02月05日
  • カケラ

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    ネタバレ

    一人一人の過去を聞かされる度に、有羽が自殺した理由は、想像からコロコロと変わっていった。
    それこそ高校の担任の話を聞いた時は、まんまと母親のせいだったのではないか、と思わされてしまった私は、結局他人が人の幸せにとやかく言う権利はないことを身をもって体験させられた。そして大人同士が心に秘めたそれぞれの事情のせいで、ひとりの子供が自死に追いやられていた。有羽の育ての親でさえ、憧れの千佳さんの夫に好意を抱いていた。そして、それが原因で、最後有羽を自殺に追い込んでしまった。

    美醜だけではなく、貧富も、地頭の良さも、生まれつき差があることはいくらでもある。学歴だって、いくらでも差がついてしまう。だけど

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    2026年02月02日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    阪神淡路大震災で心に傷をおった4人の女性。
    導かれるように向かった太平洋の果て
    トンガ王国の小さな島

    青い海と空、明るい太陽、優しい人々
    再生の連作物語

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    2026年02月02日
  • 境遇

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    湊かなえさんの作品2作目。面白かった。二色の絡まった毛糸を少しずつ解いて、巻き直し、最後は二つの毛糸玉になった感覚。
    色が違っていたら、もっと簡単に解けたのに、同じような青空色だったから、解くのが難しかったのかと。切ったリボンを結んで、これからの人生、2人の毛糸で何かを編んでいけたらいいんだろうな。

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    2026年02月01日