湊かなえのレビュー一覧

  • 山女日記

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    クマ被害でなかなか山に登ることができなくなってしまったので、せめて山に登った気になれるかなと思って読んでみました。山の描写や山を愛する人物の心情描写もうまく、やっぱり山に登りたくなりました。

    よかったところ
    ・山の名前が短編のタイトルなんてオシャレ
    ・初心者にも山の魅力が伝わってくる描写の巧さ
    ・それぞれの短編に主人公がいるが、どこか繋がりがあるところが巧い。青山美智子の小説を読んでいるかのよう。
    ・湊かなえと言えばイヤミスの女王だけど、そのような要素はない新境地。人が殺される狂気や不安・不審点などがないので安心して読める。
    ・何よりも、山に登りたくなる。

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    2025年11月23日
  • ドキュメント

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    湊かなえ氏の描く青春ミステリー小説。「イヤミス」という称号で語られることが多い著者だが、こういう爽やかでキャッチ―な文体でこうした清爽感のある物語も書き上げる才能の豊かさに驚かされる。
    著者の十八番である登場人物各々の視点の違いを生かしながら、起こる事件は感情に基づいた、だけど利己的ではなく、青春小説ならではの乗り越えた成長もある。また、監視社会へのテーゼや(小説内では名言されていないが)新型コロナによる理不尽な出来事、ミステリーとしての二転三転のハラハラ感もしっかりあり、鳥瞰的視座の高さがあるのはさすが。作中のABC受賞作なんかは「高校生らしさとは何か?」の可視化が絶妙。
    小説としてはある意

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    2025年11月16日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    山女日記の続編。
    前作とは内容が深くなり、過去から現在の葛藤物語が多かった。山のある人生。
    個人的には来年、武奈ヶ岳に登りたいと思った。

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    2025年11月15日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    阪神淡路大震災とトンガを絡めた4部作。
    罪悪感や後悔、どうして自分が生き残ったのか、忌々しい災害の記憶とその中でそれぞれが希望を見つけられていることに救われる。

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    2025年11月14日
  • ユートピア

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    なるほど。
    旅行者の私は、地方のアート基地好き。
    あるんだとは思う。土地の人と外から来た人のいろいろ。

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    2025年11月14日
  • 湊かなえのことば結び(下)

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    久しぶりにアガサ・クリスティーが読みたくなってきました。またラジオをやってほしいですね。それにしてもセバスチャン(笑)たしかにマンガは世界共通ですねを

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    2025年11月09日
  • 湊かなえのことば結び(上)

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    湊さんがラジオをされていたのは知っていましたが、実際に聴いた事はなかったのでこんな感じだったんだと新鮮でした。淡路島愛にも溢れていますね。武庫川女子大学でなくなるのが少し淋しいですねぇ。

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    2025年11月09日
  • 境遇

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    なんだかモヤモヤしただけで終わった。
    犯人も、そーかなーって展開だったし。
    もちろん面白いけど
    この作家さんの作品の中ではイマイチ。

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    2025年11月07日
  • サファイア

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    ぞくっとするものから感動するものまでさまざまだが、結末は読者に委ねる形となっているものが多く考えさせられる内容となっている。
    短編集は内容が浅いことが多く苦手だが、短時間で読者に要点を掴ませるまでが筆者の技量にかかっているなと改めて感じた。
    突拍子もなく脈絡もなく状況説明が始まることもあるが、周りくどい説明調でないにも関わらず、掴みが良くすんなり落とし込めるものが多かった。流石は湊かなえだと驚嘆に値する。

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    2025年11月06日
  • 花の鎖

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    イヤミスが苦手で湊さんの作品あんまり読んでいなかったんだけど、この作品は読後感よかった。

    登場人物が多く複雑だが、だんだん繋がりが見えてくる過程がおもしろかった。

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    2025年11月06日
  • 往復書簡

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    ネタバレ

    昔を懐かしむほっこり話かと思いきや、どの話にも「死」や「思い出したくない過去」などの暗いイメージが現れてきて、徐々に冷たさを帯びてくる感じ、好きです。坂本裕二の「往復書簡 初恋と不倫」にも似たような感じ?個人的には「十五年後の補習」が1番好き。純一と万里子の関係がグッときます…過去に犯した人に言えない罪を抱えながらも一緒に居る男女の関係がたまらんのです…。

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    2025年11月01日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    ネタバレ

    震災の話と思わず読んだから、思いがけず暗くなってしまったけど、南の島との関係を描いているところが、斬新で、暖かさを残してくれていたので、すんなり読むことができた。ボランティアを色んなとこでやってる身としては刺さる言葉もたくさんあったけど、色んな思いを抱えながらも生きていくみんなの姿に勇気をもらった。

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    2025年10月23日
  • 往復書簡

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    手紙形式で語られる真実。「十年後の卒業文集」では、千秋の行方と事故の真相を悦子が暴こうと、文面を疑い、過去の思い出を掘り返して本人確認しようとするところが怖い。千秋が悦子に化けていたなんて、久しぶりに会うと人の特徴なんて忘れてしまうものなのだろうか。整形で他の人になれると思うと、自分が見てきた、関わってきたあの子は誰だったのだろう…と自分自身の目を疑ってしまう。「二十年後の宿題」は竹沢先生の旦那さんが死亡した事故の真相について大場くんとやり取りするが、大場くんと仲良くしていたのは事故の原因を作った人物とされていた利恵だった。偶然にしてもできすぎてしまっているが、出会いたいと思った人と出会えるよ

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    2025年10月18日
  • ユートピア

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    鼻崎町という太平洋を望む街で繰り広げられる地元住民、移住者たちのミステリー。

    ミステリーというよりかは、女性たちの心理描写の赤裸々さを楽しめるかどうか、だと思う。
    自己実現のためもがいたり、妬んだり、悔しがったりする女。
    田舎町の人間に嫌気がさしているものの、子どものためを最優先して生きる女。
    都会的にみせるために見栄を張る女。
    共感できる部分もあった。

    この街で起こった事件の真相は最後にあかされるのだが、少しリアリティにかけている気がした。



    よかったなと思ったフレーズ

    その泥の中にほんのわずかだけれど、白く光る小さな石が紛れ込んでいる。その石がほしくて泥の中に自ら手を突っ込み、心

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    2025年10月14日
  • ユートピア

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    海に面した鼻崎町を舞台にして、そこがさもユートピアのような町であり、そこで3人の女性のそれぞれの理想郷を求めていくストーリーで、理想郷に対する価値観の相違から善意が悪意に変わっていくという怖い話になっていく。登場人物の心理をミステリーにして面白かったです。

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    2025年10月14日
  • 山女日記

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    湊かなえさんではちょっと珍しいミステリーではなく感動?系。私はやっぱりイヤミスが好きです!
    でも、この話は短編集で進んでいって、姉と妹の話が1番好き。読み終わった後清々しい気分になる本だった。山女日記というタイトルがすごいなぁと思った。

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    2025年10月13日
  • サファイア

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    怖いけれど面白かった。出来事の解釈は自分で決めていい。先月、訪問販売ですぐ契約してしまった。翌日クーリングオフしたが、商品そのものよりも営業の人に同情してしまったのだと思う。金銭的な被害はなかったけれど、個人情報を与えてしまった事を悔んでいる。疲れてメンタルが落ちている時は逃げるのも難しく、相手の言いなりになってしまう。こんな風に事件は起こっているのかなぁとぼんやり思った。おかげで今後、怪しい人からは全力で逃げられそうだ。

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    2025年10月06日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    これまでの「イヤミス」の重厚な闇とは対極にある、瑞々しい(みずみずしい)疾走感。放送部という、目に見えない「声」に全てを懸ける少年たちの情熱が、行間から溢れ出しています。脚本を練り上げ、一音一音に魂を込める過程の丁寧な描写は、創作の難しさと喜びを知る者にとって、胸が熱くなるシーンの連続でした。一気読み必至の、最高にクリアな読後感です。

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    2026年03月22日
  • 花の鎖

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    リバース読んだ流れで湊かなえさんの作品が読みたくて。すんごく入り組んだ話だわと思いつつ進んでいく内に、ん?もしや…が所々散りばめられていて。とんでもなく綺麗な回収と悲しいけどハッピーエンドになって良かったなあと思いつつ。とんでもない超大作の何世代も続く壮大な物語を読み終えてどっと力尽きる感じです。

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    2025年09月29日
  • 高校入試

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    ネタバレ

    湊かなえのイヤミス感がなく、すっきりと終わった。
    結局、高校入試の採点方法ミス〔というか受験番号書き忘れ)で不合格になり、人生がおかしくなったと思ってる兄弟が首謀者。
    まわりの先生たちや生徒はその作戦にのった人たち。
    登場人物多すぎてわけわからん。

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    2025年09月24日