湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
湊かなえさんのエッセイを初読み。
エッセイはほとんど読まないけど、
通勤時間に読むとき物語だとなかなか没入できなくて
何か良いのはないかなと思ってエッセイを持ち歩くようになったらどんぴしゃりでした…。
印象に残ってるのは、『弁当男に「子」をつけると』。
ニュースで見る〇〇女子、〇〇男子問題、、、
(ジェンダーというよりは大人が女子を名乗って良いのかというほうがこの話のメインだと思うけど)
結構いまの仕事関連でも言われることが多くて
私としては何をそこまで気にするのって思うのが正直なんですけど、
湊さんの解釈がよかったーーーー!
「子」には「!」みたいな意味がある、そういう考えで
もうアラサーだ -
Posted by ブクログ
再読。
というよりも、湊かなえさんワールドに浸かりたくて
湊さんの話だけ読もうと思って手に取ったら
他のも結局読み返してしまった!
アンソロジーなので、一つ一つのお話は短くて
でもしっかりと世界観を魅せてくれる安心の4名……
湊かなえさんの「長井優介へ」がすごくすき。
15年は長すぎるけど、またこれからの15年は
長井にとって明るい15年であってほしいなと思いました!
そして辻村さんの「タイムカプセルの八年」は
胸が熱くなった。
親父たちがすごい!かっこいい!
小学校卒業から成人までの八年と、
成人からの八年は本当に全く違うだろな。
他二編はファンタジー?要素もあり
不思議な感覚で面白いです -
Posted by ブクログ
ネタバレ2月22日は猫の日ということで読んでみた。これまでアンソロジーはあまり手に取ることはなかったけれど、普段読まない作家さんの作品に触れることができてよかった。
1作品あたりのページ数も少なく、隙間時間で読むことができる。
【最も好きな作品】
柚月裕子さん「泣く猫」
17年会っていない母が猫に自分と同じ名前をつけていたことを知ったときの真紀の気持ちを想うとともに、母はどのような想いでマキと呼んでいたのだろうかと思う。
マキの登場が真紀の感情を引き出し、自覚させるきっかけになったのではないか。
【最も印象に残ったフレーズ】
北村薫さん「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」
「本の読み方にひとつ -
購入済み
んー。原作はイヤミスながらも伏線と回収を楽しく読めたのですが、コミカライズは「なんか違う…」と感じてしまいました。悪いワケではないのですが、個人的にこの作品は原作だけで良いかなと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ湊かなえ作品、14冊目。
初エッセイでしたが、楽しく読むことができました。
印象的なフレーズは以下:
★「祭り」を知っている世代と「祭りのあと世代」では価値観が全く違います
★それでいいのか?山「ガール」とは、その程度のものなのか?
★女子からの卒業は、…、「聞き流す」「やり過ごす」「なかったことにする」という技が自然に身についたからです。
★山道の石がすべて、偶然、平らな面を上に向けているわけではない。
★物は主に語りかけようとしている。だから、声の届く範囲に置いておかなければならない。声が聞こえなくなれば、それが別れの時なのだ、と。 -
Posted by ブクログ
4人の作者による短編集。
すべて時間・時がメインテーマとなっている。
辻村深月の「タイムカプセルの8年」の登場人物である父親は正直なところ、いい父親では無い。
私が妻であれば今すぐにでも離婚したいと思うような父親である。
何しろ我が子の誕生日やこどもの日のようなイベントから、運動会や授業参観のような学校行事もよく忘れ、挙げ句の果てにクリスマスプレゼントまで買い忘れる有様!
それらを別にたいしたことがない、プレゼントなど実用的ではないと言ってのける。
あんたはそうかもしれないが、と腹立たしい。
心がないのではないかと読んでいて心底嫌になったものだ。
確かに祝い事やプレゼントなど実用的でもないし -
Posted by ブクログ
湊かなえ好きだけど
エッセイはそこまで面白くないなぁー
山猫珈琲の上巻であらかた情報は手に入れた感じ
山が好き、コーヒも好き
猫のことってでてきた?
青年協力隊に応募して行ったこと「トンガ国へ」
下巻では、いかにして作家への道のり
応募して応募して涙ぐましい努力。
因島の柑橘がどんなに美味しいか
みかん好きとしてはどうしても食べたくなった。
真面目な人なんだとつくづく思った
有川浩との交流は
上巻で熟知済み。
「とうもろこしおばあさん」は読んでみたい。
2008年「告白」でデビュー
淡路島在住で、(本人は因島の出身)
作家を続けることは難しいらしい、それを湊かなえはやり遂げた。
「