湊かなえのレビュー一覧

  • 白ゆき姫殺人事件

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    人と人って自分で作った偽りの部分同士で交流しているんだなって思った。女性特有の女性にしか分からないあのいやらしさと、男性お得意の物事を勝手に解釈して大袈裟に伝える感じがすごくよく書かれてたと思う。

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    2026年07月09日
  • 未来

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    何とも後味がスッキリしない作品だ。
    「エピソード」の各章が前段の「章子」を補足する構成は面白いと思う。
    内実が分かる。
    ただ「エピソードII」以外は後味が何とも言えず、「終章」も未来に希望が持てない。
    全てが明るい終わり方をする作品ではないが、これから先が全く分からずに終わる作品も読み方としては困ってしまう。

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    2026年07月09日
  • 少女

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    2人の少女が主人公
    あまり人を近寄らせにくい2人 共に警戒しながらも唯一の友達と思いながら 素直になれない2人

    2人やその周りの色んな人々が最終的に繋がる。不思議な繋がり
    全員 不幸の中にいる人ばかり
    ゆきの彼氏だけはちょっと異質な存在 この2人は付き合ってるのか〜?いやああ ただの同士だなあーー

    自殺 病死 老衰 事故死
    この世からの退出はこんな軽いものではないけどなあああ~と感じました

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    2026年07月08日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    湊かなえ作品
    阪神淡路大震災の被害者とトンガに関わる人達との繋がりの連作短編集
    イヤミスと違う趣の作品

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    2026年07月07日
  • カケラ

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    ずっと語りかけてくる文調が苦手だった。
    ずっと聞き役に回らなければいけないので、集中力が必要で、ほっと一息つけるような場面もなかった。
    内容自体は面白く、整形とかルッキズムの現代ぽいテーマで描かれていたのが印象的だった。

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    2026年07月07日
  • 少女

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    ネタバレ

    前半は、2人の少女を中心に話が進んでいく。何か起こりそうだけど、特に何も起こることなく後半に差し掛かると、最後には今までの伏線があれよあれよと結びついていく。そこまで繋がってたのか!と驚く部分も多かった。
    心が救われるような結末では全くないけど、これはこれで面白かった。

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    2026年07月04日
  • 時の罠

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    ネタバレ

    タイムカプセルに少し憧れる思いもあったが、いざ開けてみると、自分の稚拙さに唖然としそう。それをきっかけとした再開に、醍醐味があるのだろうと思う。
    最後の話が、1番楽しめた。家庭教師の先生ナイス!
    途中まで、湊ワールドに入ると想像したので、少しの意外性も含め楽しめた。

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    2026年07月04日
  • 往復書簡

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    手紙のやり取りによって明かされる連作ミステリ。あの頃の真相は、と手紙が交わされる度に混ざる不穏さが気になる。後日談まで楽しめるし、ここでこの人が繋がってると見つけるのも楽しい。手紙とか長らくしてないし文明が発達した今やからこそあらゆる含みを持ってて良き。

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    2026年07月03日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ

    城野の周囲の人たちに対するインタビュー形式で進む話。城野が犯人なのかどうか終盤までわからず、周りのひとの話す城野の人物像もバラバラで掴みきれずに読んでいた。
    結局犯人は城野ではなかったし、被害者のネチネチした部分も最後に明かされるのだが人のうける印象やそれを元にした会話がひとり歩きしがちで信用できないことが書かれてる話だった。

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    2026年07月02日
  • 往復書簡

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    手紙のやりとりで話しが進んでいく。
    ここ数日物語を読んでて思うのは、登場人物が増えると情報に追いつけない感じがあって、シンプルな話しが好きなのかもしれない。
    もしくは慣れるかな。

    イヤミス、でも救いがないわけではないので読後感が悪いものでもないけど、感動とかはしなかった。

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    2026年06月30日
  • 少女

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    人が死ぬ瞬間を見てみたいという動機に共感、了解が出来なくて没入できなかった。
    二人の少女がそれぞれ考えていること、置かれている状況にすれ違いがある中、中盤から混じり合っていくところは面白く読めた。

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    2026年06月29日
  • 夜行観覧車

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    感情表現がストレートでなく、登場人物の感情の着地がバラバラで、1箇所に着地していないことが、すっきりしなかった。

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    2026年06月29日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    インタビューされた側の台詞で容疑者について語られていく。
    無責任に勝手な事を言う人々の悪意がよく表現されていてとても嫌な気持ちになった。
    表面的な付き合いしかしていない人たちと深い付き合いのある人たちとでは語られる主の印象が違うのは実際にあるだろうなと思った。
    残り1/3は事件関係の資料や勝手な憶測をSNSでやり取りしている部分が載っている。
    変わった手法の作品で一気に読めたけど好みではない・・。

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    2026年06月26日
  • ユートピア

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    海辺の美しい、鼻先町という地方の町で
    出会う、3人の女性、
    古くから続く、商店街の仏具屋の妻、
    堂場菜々子、娘の久美香は幼稚園時代の
    交通事故が原因で車椅子を使用している。
    夫の転勤がきっかけで社宅住まいをしている
    相葉光稀、移住してきた陶芸家の星川すみれ。
    3人は祭りの実行委員として出会い、
    祭りで起きた事件をきっかけに、すみれが作る
    ストラップを使ったボランティア基金、
    「クララの翼」を立ち上げる。

    初めは確かに、善意から始まった「クララの翼」
    それがしだいに周囲から妬まれるようになり、
    噂を流され、悪意へと変わっていく。
    この辺り、田舎の閉塞感あるあるだ。
    3人の女性たちの、表面上は仲良く見えるのに、
    その下に潜む嫉妬や価値観のズレ。
    お互いにかなりの不満を持ちながらの
    微妙な関係がリアル。だが、そんな彼女達の
    関係は、すみれの工房の火災によって、呆気なく
    終わってしまう。

    二人は町を去り、一人残された菜々子は、
    いつか健吾が戻ってきて、金(きん)と一緒に
    町から連れ出してくれないかと想像して希望を
    持つ‥(怖っ)
    姑から習ったという、花のモチーフをひたすら
    編み、鬱憤を晴らす菜々子の姿がなかなか怖い。

    結局、健吾は何者だったのだろう、
    もう少し彼のサイド側からも描いて欲しかった。
    そして、最後の子どもたちの告白の手紙に
    唖然‥そうだったんだ‥

    物語全体を覆う不穏な空気、
    さすがイヤミスの女王の、湊かなえさん、
    読み終わった後の、このモヤモヤ感、
    さすがです笑

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    2026年06月25日
  • 落日

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    湊かなえあるあるだけど、主要な登場人物が複数人いて、章ごとに視点が変わるから「いま誰の話⁉︎」「この話、事件に関係ある〜⁉︎」と思いながら読んだ。全ての話を回収して、一つの真実が出来上がるからすごい。イヤミスというよりは、何が真実なのかというテーマの作品だった。

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    2026年06月24日
  • カケラ

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    有利新とルッキズム 整形美容外科医が自身の周りで起きたルッキズムな出来事をインタビューする形。文字数がすごいので一章読むにも大変だったけど、だんだん回収が進むとワクワク感も増して面白かったです。

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    2026年06月23日
  • 花の鎖

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    ネタバレ

    いくら憎い人の血縁とはいえ、その人は何も悪くない。だけど、その存在を許せはしないと思いました。
    自分が同じような立場になった時、絶対に助けてあげられないと思いました。
    絶対に助けてあげるべき人のはずなのに、その人のことを愛していたはずなのに。

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    2026年06月22日
  • 往復書簡

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    電話でもなくメールでもない、手紙だからこそ言えることがある。
    手紙のやりとりを通して見えてくる真実とは…

    「十年後の卒業文集」
    これぞまさに“手紙ならでは”。
    ちょっとした違和感までもが伏線になっているとは。

    「十五年後の補習」
    イヤミスの女王の真髄見たり。
    最後の最後まで気が抜けない。
    “15年後”というところもミソ。
    (これ、ドラマになってたなーと終盤で気づいた。)

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    2026年06月21日
  • 母性(新潮文庫)

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    サクサク読み進めて、あっという間に読み終わった記憶があります。

    湊かなえさんの作品を読むたびに思うけれど、人間の奥底にあるドロドロした感情や、普段は見ないふりをしているような部分の描き方がやっぱりすごい。

    「母性」というものを軸に、親子それぞれの感情や認識の違いが描かれていて、読み進めるのがしんどくなるところもあった。

    人間ってこんなにも自分本位で、愛情さえも自分の都合のいい形にしてしまうのかと思ったり。

    しんどさはありつつも、やっぱり湊かなえさんのこういう作品が好きだなと思えた一冊でした。

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    2026年06月19日
  • サファイア

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    説明せずに始まるから、どういうシーンでこの人たちの関係性は?って思いながら読み進めて、思わずほお。ってなった上手いなぁ。
    ちょっとダークなオチもあれば、ほっこりするのもあるし、悲しい話もあるし、宝石がテーマではあるけど雰囲気が違った色んなストーリーが詰まってておもしろい。
    特にサファイアからのガーネットはよかったなぁ。短編だからサクッと読めるのもいい。

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    2026年06月19日