湊かなえのレビュー一覧
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4人の人気作家による『時』をテーマとしたアンソロジー。
女性作家2人の作品は、どちらも学校の卒業記念で埋めたタイムカプセルがコア。しかし、辻村深月はハートフル。湊かなえはちょっとウエット気味と、それぞれの持ち味が存分に出ていて興深い。
対して男性作家2人の作品は、どちらかと言うとSF的作品。万城目学は、神様モノ。米澤穂信は過去から未来にかけての壮大な時間モノ。
売れっ子作家さんだけにハズレなし。
装丁の猫は何故?と思うが、読み終えるとおそらくシュレーディンガーの猫なのだろうと気付かせてくれる。
何れも初出は別冊文藝春秋らしいが、このアンソロジーは、企画が先にあって雑誌に掲載されたのか、掲載後に -
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・マロンの話 ★★★★★
ほたんとマロンの関係がいいね!
私も猫と話したい
・エアキャット 欲しい★★★
火村先生のシリーズの短編だった!
ちょっと長めの短編かと思いきや結構短く収まってた。
内容としては、まあまあね。
・泣く猫 ★★★
普通。悪くはない!
・「100万回生きたねこ」は絶望の書か ★★★
後半が良かったわ。
特に本を読む姿勢というか読んだ感想ってのが人それぞれってところが。
・凶暴な気分 ★★★
始めは茉莉子に全く感情移入できず、むしろ嫌なやつだなーと思ってた。
ただ後半この凶暴性って誰しも内に秘めてるもんじゃないかと思った。
・黒い白猫 ★★★★
興味深いタイトル
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ネタバレ人には言えないが、心の片隅に眠っている
人間の倒錯した欲望が一種幻想的ないろどりを加え
作品に単なる事件、トリック、探偵ではない
ねっとりとした空気を纏わせているのだろう。
全て明らかになったかと感じた直後に真相が明らかになる
収録作2、3、4、真相が明らかになっていない可能性の
余韻が漂う収録作1、5、推理小説ではない収録作6
に随筆3本。
やはり収録作5『人間椅子』
気味の悪い恐怖のどん底に陥った直後、
できすぎたタイミングで真相が明らかになった、
かと思うのだが、、、では、なぜそんなにも気味の悪い
手紙を書けたのだろうか。いやいや、まさか、もしかして。 -
ネタバレ 購入済み
小説として面白かった
湊かなえの本は初めてだった。
この作品ミステリーとしては
謎解き等が弱いかもしれないが、
登場人物の心理やその動きが
面白い。
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前半の暁の手記は、安倍首相銃撃事件をまさに思い出すドキュメンタリーのような内容で、ニ世の感情というのはこういうことなんだろうか?と苦しみながら読み進めました。
しかし、後半の金星に差し掛かりフィクションの内容がより濃くなったことにより、物語としての面白さが付け加えられています。
実際の痛ましい事件をベースにした小説をこんなふうに楽しく読ませていただいていいのだろうか?という気持ちはありつつ、これを読んだことによってやはり子を含む家族を巻き込む宗教の残酷性をより考えるようになったと思います。
家族を愛する人間であればあるほど、悪徳宗教に足を掬われると抜け出せなくなるのかもしれません。
こ -
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湊かなえさんの最新刊ということ、キャッチコピーが気になったこともあって本作を手に取りました。第一章の終わりがまさに湊かなえさん作品っぽい終わり方でそこからスラスラ本作を読めたかなという印象です。
本作は田舎にある海の街で起きた事故の死因を探るお話。その事故に関わる重要な関係者として9人が登場し、その9人の視点からその事故について語られるが、それぞれが秘密を抱えていてというストーリー。
物語の構成や進め方は湊かなえ作品というような作品でしたが、物語の着地点は正直驚きました。ネタバレになるので詳細は割愛しますが、あとがき?を読むと作品に込められた想いが分かってなるほどとはなりました。物語の鍵と -
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ネタバレ朔也の父と母はダイビングで出会いS県松ヶ崎市の白珠湾の海底に「海の王国」があり、そこに母は散骨された。父はダイビングを医療やカウンセリングに利用する機材を開発しようとしていたが、海洋調査中に行方不明になり、3歳年下の小1の元樹とばあちゃんの三人で暮らす。元樹は小麦アレルギーと金属アレルギー。
父親は海を守る仕事をする傍ら、劇も演じていた。海の底の王国を守る九人の騎士と珊瑚の女王。騎士は父親が演じて女王は母親が演じる。
ばあちゃんの孫の翔がレッドで弟の元樹がブルー。
水元は翔のバイト先の有名俳優の孫で映像撮影が趣味。各色のミサンガを作るオレンジの騎士でアメリカで映像を学ぶために松ヶ崎市を去 -
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ネタバレ『人間標本』はとても読みやすく、物語に引き込まれて最後まで一気に読むことができた。
読んでいて特に印象に残ったのは、蝶が人間の象徴として描かれているように感じたことだ。蝶の翅の表と裏が、人間の表の顔と裏の顔を表しているようで、登場人物たちがそれぞれ隠している思いや本心が少しずつ明らかになっていく展開がとても興味深かった。
また、この作品で描かれる殺人は、単純な憎しみから生まれたものではなく、それぞれの「愛」が歪んだ結果として起きているように感じた。家族への愛や認められたいという気持ちなど、一見すると温かい感情が悲劇につながってしまうところに、この作品の怖さがあると思う。
物語の構成も工夫