湊かなえのレビュー一覧

  • 時の罠

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    4人の人気作家による『時』をテーマとしたアンソロジー。
    女性作家2人の作品は、どちらも学校の卒業記念で埋めたタイムカプセルがコア。しかし、辻村深月はハートフル。湊かなえはちょっとウエット気味と、それぞれの持ち味が存分に出ていて興深い。
    対して男性作家2人の作品は、どちらかと言うとSF的作品。万城目学は、神様モノ。米澤穂信は過去から未来にかけての壮大な時間モノ。
    売れっ子作家さんだけにハズレなし。
    装丁の猫は何故?と思うが、読み終えるとおそらくシュレーディンガーの猫なのだろうと気付かせてくれる。
    何れも初出は別冊文藝春秋らしいが、このアンソロジーは、企画が先にあって雑誌に掲載されたのか、掲載後に

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    2020年11月22日
  • 猫が見ていた

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    ・マロンの話 ★★★★★
    ほたんとマロンの関係がいいね!
    私も猫と話したい

    ・エアキャット 欲しい★★★
    火村先生のシリーズの短編だった!
    ちょっと長めの短編かと思いきや結構短く収まってた。
    内容としては、まあまあね。

    ・泣く猫 ★★★
    普通。悪くはない!

    ・「100万回生きたねこ」は絶望の書か ★★★
    後半が良かったわ。
    特に本を読む姿勢というか読んだ感想ってのが人それぞれってところが。

    ・凶暴な気分 ★★★
    始めは茉莉子に全く感情移入できず、むしろ嫌なやつだなーと思ってた。
    ただ後半この凶暴性って誰しも内に秘めてるもんじゃないかと思った。

    ・黒い白猫 ★★★★
    興味深いタイトル

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    2020年08月10日
  • 山猫珈琲 上巻

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    2011年頃からのエッセイが時系列で収録されていて、湊さんも書き慣れてくるからなのか、ページが進むにつれて面白くなる。
    地方在住で、しかも海外でも注目され受賞されていたのは知らなかった。
    淡路島のグルメ、何度か出てくるダイエット、トンガの話、登山でのもう1人の女性の話、猫のマロンの話がとくに印象に残った。美味しいものを食べに淡路島に行きたくなる。

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    2020年06月06日
  • 猫が見ていた

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    ネタバレ

    有名作家による猫アンソロジー本。
    猫が主人公のアンソロジーではなく
    人間がメインで猫はオマケのようです。

    「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」北村薫
    を目当てに読みました。「うんうんそうだよねぇ。」と
    頷いてしまいました。

    他の作家さんはすべて初読みの方でした。
    湊かなえさんの作品は自身の体験を
    基にしたのでしょうか。興味深く読みました。

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    2019年11月06日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    夏休みは本を読み漁ろうと意気込んでいたのに、バイト漬けで全く気乗りせず、少しの間読書はお休みしていたのですが、新潮の100冊に入っていたこの話題作は絶対に読みたい!と密かに思っていて数日前にやっと購入しました。

    帯にある作中のセリフを見てイヤミスを覚悟していたのですが、思わず泣きたくなるような人々の暖かさを感じられるお話でした。阪神淡路大震災を背景にした決してハッピーエンドと言えるものではありませんが、様々な境遇の人々の人生を見ることができます。湊さんは学校に1人はいるよねこういう人!と思わせるのが上手いなあと毎度感心してしまいます。

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    2026年05月23日
  • 猫が見ていた

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    ネタバレ

    猫に纏わる短編やエッセイを集めたアンソロジー。
    豪華なメンバーと表紙の美しい猫に惹かれて手に取りました。
    どれも魅力的な作品でしたが、中でも東山彰良さんの「黒い白猫」が良かった。舞台は台北という物珍しさに、ニン姐さんという気骨のある彫物師(タトゥー)が素敵。浅はかに刺青を入れたがる若者を諭すセリフに感動です。クリスティアーノ・ロナウドが好きなりました(笑)。
    東山作品は一つだけ読んで苦手になって遠ざけていましたが、今後は読んでみたいと思います。アンソロジー効果ですね。

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    2018年09月05日
  • 猫が見ていた

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    「猫がでてくる小説集」というだけで読んでみました。
    今まで読んだことのない作家さんの作品にも触れられて「猫関係なく読んでみたい」と思える出会いもあってよかったです。
    それにしても、登場する猫を速攻頭の中で3D化して触り心地や声、眼の色、肉球の具合なんかをついつい妄想してしまう…地の文を読むよりもそっちに割いた時間の方が長かったかも!?

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    2018年08月09日
  • 江戸川乱歩傑作選 鏡

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    ネタバレ

    人には言えないが、心の片隅に眠っている
    人間の倒錯した欲望が一種幻想的ないろどりを加え
    作品に単なる事件、トリック、探偵ではない
    ねっとりとした空気を纏わせているのだろう。

    全て明らかになったかと感じた直後に真相が明らかになる
    収録作2、3、4、真相が明らかになっていない可能性の
    余韻が漂う収録作1、5、推理小説ではない収録作6
    に随筆3本。

    やはり収録作5『人間椅子』
    気味の悪い恐怖のどん底に陥った直後、
    できすぎたタイミングで真相が明らかになった、
    かと思うのだが、、、では、なぜそんなにも気味の悪い
    手紙を書けたのだろうか。いやいや、まさか、もしかして。

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    2018年04月04日
  • 白ゆき姫殺人事件

    ネタバレ 購入済み

    小説として面白かった

    湊かなえの本は初めてだった。
    この作品ミステリーとしては
    謎解き等が弱いかもしれないが、
    登場人物の心理やその動きが
    面白い。

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    2017年06月28日
  • コミック版 夜行観覧車

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    つながりの希薄な現代社会を、とある高級住宅地の中に再現したようだった。
    たくさん登場人物がいるなかで、唯一「いいひと」がひとりもいなくて、誰も応援できないのがモヤモヤしてしまった。現実世界もそうなのかなあ・・・

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    2013年08月24日
  • 少女

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    湊かなえらしい伏線はりまくりの作品でした。にしても、よくもまあこれだけ…と驚きを隠せない。
    告白も少女も読みやすいのは、物語が一人称で進んでいくからなんだろう。人間って日々これだけのことを頭の中で唱えながら生活してるんだな、と改めて気づかされました。

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    2026年05月17日
  • 王国

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    「海の王国」を守ろうとする9人の騎士。
    いく通りもの海への愛と大切な人への想い。
    それぞれの覚悟と優しさゆえの嘘が切なくも美しい。

    とにかく、海や海辺の描写が美しく、海と共に生きてきた湊さんの思い入れや愛を感じた。

    登場人物はそれぞれに魅力的だか、人数が多すぎて、誰が誰かを把握するのが大変で、物語にのめり込みにくい部分が残念だった。

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    2026年07月27日
  • 夜行観覧車

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    ネタバレ

    ドラマ化もされていて気になり読みました。

    夜行観覧車という題名だけでは高級住宅地の家族2組の話とは考えつかない。
    観覧車がどのゴンドラに乗っても同じ回り方をするように、どの家族も同じような事が起こる可能性があるという意味か、子供をそのゴンドラに押し込めると(プレッシャーをかける)同じことが起こるという意味合いもあるのか?

    将来子供ができても押し付けないことが大事だなと思いました

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    2026年07月26日
  • 暁星

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    前半の暁の手記は、安倍首相銃撃事件をまさに思い出すドキュメンタリーのような内容で、ニ世の感情というのはこういうことなんだろうか?と苦しみながら読み進めました。

    しかし、後半の金星に差し掛かりフィクションの内容がより濃くなったことにより、物語としての面白さが付け加えられています。

    実際の痛ましい事件をベースにした小説をこんなふうに楽しく読ませていただいていいのだろうか?という気持ちはありつつ、これを読んだことによってやはり子を含む家族を巻き込む宗教の残酷性をより考えるようになったと思います。

    家族を愛する人間であればあるほど、悪徳宗教に足を掬われると抜け出せなくなるのかもしれません。

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    2026年07月26日
  • 暁星

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    湊かなえさん、あんまり読んでない。本屋に平積みされているの見て、読んでみた。
    文部科学大臣が刺殺されて、これにいたる男女の関わりの物語が、手記と創作小説という形で語られる。自分の頭がついていかず、リアルな場面と小説の場面が混乱してしまい、没入が難しかったというのが正直なところ。話の展開、トリックというか仕掛けはそうとうに練られているようで、自分自身がなんかじれったかった。最後のシーンの場面、トリックに感動したというレビューが多くて、、これがいまいち味わえなかった、読み込めなかった自分が残念。そのうちもう一度読まないと。もったいないな。

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    2026年07月26日
  • 王国

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    湊かなえさんの最新刊ということ、キャッチコピーが気になったこともあって本作を手に取りました。第一章の終わりがまさに湊かなえさん作品っぽい終わり方でそこからスラスラ本作を読めたかなという印象です。

    本作は田舎にある海の街で起きた事故の死因を探るお話。その事故に関わる重要な関係者として9人が登場し、その9人の視点からその事故について語られるが、それぞれが秘密を抱えていてというストーリー。

    物語の構成や進め方は湊かなえ作品というような作品でしたが、物語の着地点は正直驚きました。ネタバレになるので詳細は割愛しますが、あとがき?を読むと作品に込められた想いが分かってなるほどとはなりました。物語の鍵と

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    2026年07月26日
  • 王国

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    ネタバレ

    朔也の父と母はダイビングで出会いS県松ヶ崎市の白珠湾の海底に「海の王国」があり、そこに母は散骨された。父はダイビングを医療やカウンセリングに利用する機材を開発しようとしていたが、海洋調査中に行方不明になり、3歳年下の小1の元樹とばあちゃんの三人で暮らす。元樹は小麦アレルギーと金属アレルギー。

    父親は海を守る仕事をする傍ら、劇も演じていた。海の底の王国を守る九人の騎士と珊瑚の女王。騎士は父親が演じて女王は母親が演じる。

    ばあちゃんの孫の翔がレッドで弟の元樹がブルー。

    水元は翔のバイト先の有名俳優の孫で映像撮影が趣味。各色のミサンガを作るオレンジの騎士でアメリカで映像を学ぶために松ヶ崎市を去

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    2026年07月26日
  • 暁星

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    安倍晋三氏の事件を彷彿とさせる小説。全体的に暗い小説。湊かなえらしいどんでん返しやイヤミス感はあまり感じられずエンタメとしては弱かった。

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    2026年07月26日
  • 人間標本

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    ネタバレ

    『人間標本』はとても読みやすく、物語に引き込まれて最後まで一気に読むことができた。

    読んでいて特に印象に残ったのは、蝶が人間の象徴として描かれているように感じたことだ。蝶の翅の表と裏が、人間の表の顔と裏の顔を表しているようで、登場人物たちがそれぞれ隠している思いや本心が少しずつ明らかになっていく展開がとても興味深かった。

    また、この作品で描かれる殺人は、単純な憎しみから生まれたものではなく、それぞれの「愛」が歪んだ結果として起きているように感じた。家族への愛や認められたいという気持ちなど、一見すると温かい感情が悲劇につながってしまうところに、この作品の怖さがあると思う。

    物語の構成も工夫

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    2026年07月26日
  • カケラ

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    関係者とのカウンセリングの中でなぜ彼女が自殺したのかが徐々に明らかになっていく構成は面白いなと思いました。
    しかし、主人公が終始聞き役に徹するため、殆どカウンセリング相手の話が続くことになり、他のミステリーと比較してスラスラと読み進めていくことが出来なかったです。

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    2026年07月26日