湊かなえのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
小説として面白かった
湊かなえの本は初めてだった。
この作品ミステリーとしては
謎解き等が弱いかもしれないが、
登場人物の心理やその動きが
面白い。
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Posted by ブクログ
ネタバレ母娘・母親が描かれた作者の作品(『母性』や『告白』)の中だと、やや明るいお話なので気軽に読めた。
(『母性』を読んでいた時も感じた事だが)この作品の鎖という言葉、母親を裏切る事はできないという言い回しからも、母と娘の繋がりを朗らかな純真としてではなく、双方向の呪縛として描くのが本当に上手だと思う。
あとは私の好みの問題なので申し訳ないが、呪縛の間に入り成長のきっかけ(或いは心の支え)となるキャラクターが異性に偏りがちなのがどうも好きになれない。物語的にもきっかけは必要だろうが、そも彼女たちは自分の足で歩み出せるし、母と娘の呪縛を描いておいて、その湿度の外にいるだけの男性を毎度迷える女性の救世主のように描かれてしまうと、彼女たちの物語がブレる(というより、勝手に水を差された気分になる)。逆も然り。 -
Posted by ブクログ
湊かなえさんの作品は、随分前に『告白』を読んで以来、久しぶりです。ほぼ一気読みしてしまい、あとがきも素晴らしく、さすが湊かなえさんだと感心しました。
冒頭に「20年後の自分」からの手紙が登場し、映画『orange』のような物語ではないかと勝手に想像しながら読み進めました。『orange』には悲しさの中にも甘酸っぱい青春らしさがありましたが、本作はあまりにも過酷です。ハッピーエンドが好きな私には、なかなかつらい作品でした。ただ、その手紙がなぜ存在するのかという謎には、わずかな希望が感じられたことが救いでした。
『告白』を読んだ後、なぜ湊かなえさんの作品から遠ざかっていたのか、その理由を改めて確かめた気がします。作品の力には感心しつつも、私の好みとは少し違うようです。しばらくは距離を置くことになりそうですが、いつかまた手に取る日が来るかもしれません。 -
Posted by ブクログ
中学時代、駅伝に打ち込んでいた圭祐は、
あと一歩のところで全国大会を逃した。
陸上強豪校に進学を決めるも、交通事故に遭い入部を断念する。
目標を失っていたところ、脚本家を目指す正也に声の良さを買われ、放送部に入部することにした。
次第に活動にのめり込んでいった圭祐は、
全国高校放送コンテストを目指して、ラジオドラマ制作に挑戦するが。
正也が脚本作りの極意を学ぶ、番外編「ラジオドラマ」も特別収録。
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ミステリばっかり読んでたから、なんか新鮮やった。
中学生・高校生が主人公ってのも久しぶり。
ラジオドラマをテーマにしたのも興味深かった。
はじめは、中学時代の陸上部から始まるねんけど、それも後々重要になってくる。
放送部のコンテストの内容も各学校がエントリーしてるから、要約やけどいろんなラジオドラマが紹介される。
文章で言えば数行ほども内容やのに、全部おもしろそうなものばかりで。
これには、作者の想像力というか、よくこんなおもしろい内容が次々に浮かんでくるなと感心した。
番外編の「ラジオドラマ」も、本編から繋がっていて、
おまけに、テレビドラマ用、ラジオドラマ用の脚本の書き方の違いなどが書かれてた。
その脚本が内容は同じでも表現は違うくて、小説としても脚本の書き方を知れるものとしても楽しめた。