湊かなえのレビュー一覧

  • 夜行観覧車
    エリート家族と高級住宅地に憧れた家族の話。それぞれいろんな想いを抱えていくことが徐々に明らかになっていく、トリックがあるかと思っていたが特になかった。
  • Nのために
    それぞれの一番大切な人のため(Nのため)に行動した結果、、、。

    読み難いなどは感じませんでしたが、好みではなかったかなと思いました。
    章ごとに主人公が変わっていき、それぞれの視点で描かれているのは読みやすく整理しやすかったです。
  • カケラ
    ・あらすじ
    美人美容外科医としてテレビなどでも活躍する久乃。
    故郷は小さな田舎町だが、そこである女性がドーナツに囲まれて自殺するという事件が起こった。
    女性がなぜ自殺をしたのか、なぜドーナッツに囲まれていたのか。
    客として訪れた同級生、妹、有羽(自殺した女性)の同級生、久乃の元彼とその息子、有羽の高...続きを読む
  • ユートピア
    湊かなえらしいドロドロとした本

    足の不自由な小学生・久美香と友人の彩也子をきっかけに母親たちのボランティア基金「クララの翼」を設立。
    久美香の家族、彩也子の家族、陶芸家のすみれの家族。地方の美しい海辺の街でそれぞれの家族のすれ違いと恐ろしい事件が巻き起こる。


    昔に起きた殺人事件が伏線としてあり...続きを読む
  • 人間標本
    だんだん引き込まれ、二転三転した展開で一気に読んでしまった。でも人を標本にしたい気持ちが僕には全くわからない。
    息子への愛から殺してしまったお父さんがやりきれない。
  • 白ゆき姫殺人事件
    終始インタビュー形式で繰り広げられる謎解き。
    ラストの驚きはなかったが、目次に記載されている「関連資料」から読み解ける所が良かった。
  • 人間標本
    蝶々をモチーフにした六人の子ども達の口絵が不気味。悍しい猟奇殺人。その動機や手口は不快感だらけ。親子の愛を履き違え、互いの庇い合いが誤認や悲劇を生んだ。悪魔の人間標本 。

  • 白ゆき姫殺人事件
    お話はもちろんおもしろかった、最後まで犯人がわからなくてハラハラした
    人間としての感情としても自分がそうだと思い込んで発信したり周りに話すことの恐ろしさを実感したというかあり方を考えさせられたというか、、どろっとした人間の根っこの気持ちを書くのがお上手すぎて震えました(いつも言ってる)

    リバースや...続きを読む
  • ユートピア
    湊かなえらしい、イヤミスまでいかないが、イヤミス寄り。
    女3人の視点で書かれていて、女3人の難しさや女特有の心情が絶妙にリアル。
    私もかつてユートピアをさまよっていた人間だからこそ深い内容ではあった。
    ただ殺人などの相関関係が難しいと感じた。
  • Nのために
    めっちゃ期待してたけど、好きな本にランクインすることはなかった。
    でも良くできている本で読みやすかった。
    もっとすごい結末が待ってると思ったけどそんなことなくて杉下目線らへんのとこが1番面白かった。安藤が戦犯では、、、、
  • 絶唱(新潮文庫)
    イヤミス作品ではない。4人の女性がある共通した出来事からの喪失、再生を描いた短編小説。
    これを題材にするのはかなり重いし色々考えて描かれたのではないかと思う。
  • 往復書簡
    最初はちょっと退屈だなーと思ったけど、タイパ、即レスのこの忙しい現代、気持ちを整理しながら手紙のやりとりするような心の余裕があってももいいんじゃないか
    時間が味方になることも多いもの
  • 母性(新潮文庫)
    湊かなえさんは告白も読んだことある。書き方が似ている気がするな。
    それぞれの主観で回想していく感じとか。
    同じ出来事でも、人によってこうも受け取り方、記憶が違うのかと思うと面白い。
  • 白ゆき姫殺人事件
    殺人事件の被害者の周囲の人々へのインタビュー形式で話が進む。
    最後は小説内のSNSや雑誌記事、新聞記事などが掲載されている。
    推理小説ではなくインタビューを読むので読みやすかった。
  • 山女日記
    1度だけ県内にある小さな山を友達と登った記憶がある。ハイキング程度だったけど達成感が凄くてまた登りたいな、と感じた記憶を思い出した。

    火打山という話が好きだった。山を通してお互いの核を知っていく男女の話。
    お気に入りの一文があった。『雨が降っても一緒にいたいと思える人であることを、誇りに思う』すて...続きを読む
  • 白ゆき姫殺人事件
    ほぼインタビュー内容で進む変わったつくり。
    小出しにされる情報、いろんな角度からみた人物像、なかなか事件の真相がみえない。
    内容が三文ライターのインタビューなので、これが警察小説だと全く違う展開になるのだろう。
    最後の雑誌記事とSNSの部分はちょっと読むのが面倒に感じた。
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー
    初めて湊かなえ作品を読んだ。
    立場の変化が見方を変えるという点を深く感じた。
    毒親とはなにか、毒娘とはなにか、読後感はどろっとした感じ。
  • 告白
    最悪の復讐劇。
    語り手が変わりながら場面展開していくのは面白かった。なんか最近重たい本しか読んでない、、

    エイズのこととかあまり知らなかったので勉強になった。感染して5年から10年で発症するのね。

    森口先生の罪は何も咎められないのが、腑に落ちなかった。牛乳に血液を入れようとしたのも、爆弾を置き換...続きを読む
  • 人間標本
    久しぶりに読んだ湊かなえ作品、人間標本というタイトルからも期待大だったけど。

    なんだか文章がわかりづらくなった(回りくどくなった?)ような。。。湊かなえ作品てこんな感じだったっけ?蝶の学者目線だからわざとかなと戸惑いつつ、何度も前に戻って解釈があってるか意味を確かめながら読み進めた。
    最後まで読ん...続きを読む
  • 山女日記
    山女日記。湊かなえは同郷だし割と読んでる。イヤミスで有名だけど、私は結構好き。山女日記は、題材は重い部分(人によっては)あるかもだけど、贖罪や告白に比べたらイヤミス少なめだと思う。山登りの専門用語もあるから、少し調べつつ読んだ。イヤミスって程ではないから手に取りやすい。私は30代だけど、題材としては...続きを読む