湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
湊かなえさんの作品は、随分前に『告白』を読んで以来、久しぶりです。ほぼ一気読みしてしまい、あとがきも素晴らしく、さすが湊かなえさんだと感心しました。
冒頭に「20年後の自分」からの手紙が登場し、映画『orange』のような物語ではないかと勝手に想像しながら読み進めました。『orange』には悲しさの中にも甘酸っぱい青春らしさがありましたが、本作はあまりにも過酷です。ハッピーエンドが好きな私には、なかなかつらい作品でした。ただ、その手紙がなぜ存在するのかという謎には、わずかな希望が感じられたことが救いでした。
『告白』を読んだ後、なぜ湊かなえさんの作品から遠ざかっていたのか、その理由を改めて確かめた気がします。作品の力には感心しつつも、私の好みとは少し違うようです。しばらくは距離を置くことになりそうですが、いつかまた手に取る日が来るかもしれません。 -
Posted by ブクログ
中学時代、駅伝に打ち込んでいた圭祐は、
あと一歩のところで全国大会を逃した。
陸上強豪校に進学を決めるも、交通事故に遭い入部を断念する。
目標を失っていたところ、脚本家を目指す正也に声の良さを買われ、放送部に入部することにした。
次第に活動にのめり込んでいった圭祐は、
全国高校放送コンテストを目指して、ラジオドラマ制作に挑戦するが。
正也が脚本作りの極意を学ぶ、番外編「ラジオドラマ」も特別収録。
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ミステリばっかり読んでたから、なんか新鮮やった。
中学生・高校生が主人公ってのも久しぶり。
ラジオドラマをテーマにしたのも興味深かった。
はじめは、中学時代の陸上部から始まるねんけど、それも後々重要になってくる。
放送部のコンテストの内容も各学校がエントリーしてるから、要約やけどいろんなラジオドラマが紹介される。
文章で言えば数行ほども内容やのに、全部おもしろそうなものばかりで。
これには、作者の想像力というか、よくこんなおもしろい内容が次々に浮かんでくるなと感心した。
番外編の「ラジオドラマ」も、本編から繋がっていて、
おまけに、テレビドラマ用、ラジオドラマ用の脚本の書き方の違いなどが書かれてた。
その脚本が内容は同じでも表現は違うくて、小説としても脚本の書き方を知れるものとしても楽しめた。