湊かなえのレビュー一覧

  • カケラ

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    こうあることが絶対に正しい、美しい、と考えてしまう独りよがりな登場人物が多かったですね。
    美の基準なんて人それぞれだから自分が良ければそれで良しと思うのに、太っているから不健康、痩せろだの改めておかしな話です。

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    2025年11月22日
  • C線上のアリア

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    湊かなえさんの作品はほとんど読んでいるけれど、この作品は割とスッキリした読後で珍しい感じだった。弥生さんの残した日記から過去を解明していくことが話の大部分。お互い厄介な姑がいる家に行って家事交換をしようって時点で何もトラブルが起きないわけないでしょーと思ってしまった。弥生さんが教室でお菓子作りをしたり、刺繍とか編み物をしている場面は優雅で好き。それにしても出てくる男性全員なんか嫌だった。弥生さんと主人公の関係には癒されるものがあった。

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    2025年11月21日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    淡々と進んでいったストーリーだった。
    特に二転三転、とか、どんでん返しがあった感じでもない。
    「へぇー」で終わった。
    まあ女が多い会社は裏のドロドロあるわなーって感じで。
    もっと驚きが欲しかった。

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    2025年11月21日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    てっきり大人になったあとの姉妹間でおかしなことが続く〜みたいな話かと思ったら違くて、、
    いろいろ無理ある点もあるけど初めのゾワゾワした感はう〜ってなった。笑笑

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    2025年11月21日
  • C線上のアリア

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    ごみ屋敷と化した叔母の家で発見された金庫、そして赤い革の日記帳。
    金庫の中身は何か、そして叔母の隠された過去とはー。

    久しぶりに湊かなえさんの作品を手に取りましたが、過去と現在が交差しながら話が展開し、人間関係がどんどん複雑に入り組んでいく様はこれぞ湊かなえという感じですね。
    嫁姑関係、介護問題など、時代は移れど誰しもにのしかかるテーマとミステリ要素を掛け合わせたもので、重たい内容ですが結末が気になりグイグイ読まされます。
    複雑に絡んだ糸を私の読解力で読み解けたかどうかは謎ですが、久々の湊ワールドを堪能させてもらいました。

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    2025年11月20日
  • C線上のアリア

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    ネタバレ

    ★★★☆☆星3【嫁姑介護問題、交換家事】タイトルと内容の繋がりがさっぱりわかりませんが、好きです!嫁姑の介護問題、家事を交換するのはストレスだなぁ。日記をつけるのはいいことだと思うけど、ある程度で捨てておくべき。思い出も秘密も心の中だけで十分。みどり屋敷が片付いていく様子は本を読んでいるだけで気持ち良かった。金庫の中身期待しちゃった。命の水の効果すごくない?

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    2025年11月20日
  • リバース

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    ネタバレ

    広沢の死をめぐる物語。主人公は何も広沢について知らなかった。知ったつもりでいた深瀬(主人公)は人間味があり、あまり良い性格とは言えない。そんな人物が優しい広沢を知るために行動を起こす。広沢の事故についてめぐることにより、だんだんと告白文を誰が送ったのかにたどり着いていった。その告白文がなければ、広沢のことを深く知る、そして心にとどめておくことはなかったと思う。そんな主人公に嫌気がさすが、それはゼミの仲間もそうだ。物語として、大きく展開が動くことはない。しかし、最後に広沢を殺してしまったのは自分だったかもしれないことに気づく(蜂蜜は蕎麦から作られていた。広沢は蕎麦アレルギー)。いい感じに物語が終

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    2025年11月20日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    読みやすくて、面白かった。
    巻末資料もあって良かったけど、最後のページにまとめられてたから、少し読みづらかった。

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    2025年11月18日
  • リバース

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    ひぃぃぃい
    どんでん返しで胸がザワザワ。着地しない。

    スピードは無いが左右にゆれる乗り物に乗らされてるような感覚だった。作者に、揺らされてる…

    正義や愛が、最後は温もりを手にしてほしいよ。
    どうしたらいいんや…

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    2025年11月17日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    イヤーな読後感。。過去と現在を行き来した視点移動で、歪んだ家族の真相に迫る。何が本当で何が嘘なのか、姉が失踪したところから最後にかけて、この内容がどう結末に至るのか見当もつかなく、気になって夢中で読み進めていた。
     終盤になって怒涛の真相が明らかになっていき、信じていたものや心の拠り所が一瞬にして崩れていく。ここまでやるかと思ったくらいに妹が最後まで報われない… 最悪の急展開にゾッとした。
     こういうジャンルのイヤミス作品は大好きなんだと再認識できた!

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    2025年11月23日
  • リバース

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    ネタバレ

    蕎麦アレルギーで、蜂蜜に蕎麦が含まれているというのが衝撃だったけれど、それ以外が長ったらしく感じた。

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    2025年11月17日
  • Nのために

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    告白の衝撃が強かっただけに、本書は若干インパクトに欠けた印象を受けたが、イヤミスの女王湊かなえの新たな挑戦に思えた。現実世界が嫌でも、小説の中のフィクションの世界があれば生きていける。そんな作中の人の言葉に共感した。

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    2025年11月16日
  • ドキュメント

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    湊かなえ氏の描く青春ミステリー小説。「イヤミス」という称号で語られることが多い著者だが、こういう爽やかでキャッチ―な文体でこうした清爽感のある物語も書き上げる才能の豊かさに驚かされる。
    著者の十八番である登場人物各々の視点の違いを生かしながら、起こる事件は感情に基づいた、だけど利己的ではなく、青春小説ならではの乗り越えた成長もある。また、監視社会へのテーゼや(小説内では名言されていないが)新型コロナによる理不尽な出来事、ミステリーとしての二転三転のハラハラ感もしっかりあり、鳥瞰的視座の高さがあるのはさすが。作中のABC受賞作なんかは「高校生らしさとは何か?」の可視化が絶妙。
    小説としてはある意

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    2025年11月16日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    山女日記の続編。
    前作とは内容が深くなり、過去から現在の葛藤物語が多かった。山のある人生。
    個人的には来年、武奈ヶ岳に登りたいと思った。

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    2025年11月15日
  • 少女

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    ネタバレ

    登場した人物すべてが最終的につながったのがすごい。
    「因果応報」という言葉がそのまま1つの物語になったような感じで読み終わった後の怖さと何とも言えない感じがすごかった。

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    2025年11月14日
  • 未来

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    ネタバレ

    初めの情景が後から出てきたように、読んでいってハッとすることが多くて、面白かった。
    本の半分くらいまでが章子から未来の章子への手紙を通して話が進んでいくのが、今まで読んだことのない方式で新鮮だった。

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    2025年11月14日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    阪神淡路大震災とトンガを絡めた4部作。
    罪悪感や後悔、どうして自分が生き残ったのか、忌々しい災害の記憶とその中でそれぞれが希望を見つけられていることに救われる。

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    2025年11月14日
  • 母性(新潮文庫)

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    ネタバレ

    愛とか母性とか結局何のためにあるのかと考えさせられる作品。
    娘は祖母が亡くなってから「無償の愛」を与えてくれる人を探し、母の目に留まるように必死に努力していたのに、それがすべて裏目に出て、余計に恨まれる結果になるのは読んでいて辛かった。

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    2025年11月14日
  • ユートピア

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    なるほど。
    旅行者の私は、地方のアート基地好き。
    あるんだとは思う。土地の人と外から来た人のいろいろ。

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    2025年11月14日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    それぞれの視点から事件の全容が明らからになり、点と点が線で繋がっていく構成は相変わらずさすがだなといったところか。
    読後感は最悪ではあるが、癖になる作品の一つ。

    自分勝手な麻子の贖罪というわがままに振り回されたエミリを含む5人の少女が不憫でならない。

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    2025年11月13日