あらすじ
化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。人々への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方。匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。傑作長編ミステリー。
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった一気読みしてしまう。
城野さんの周りの人たちが記者に話した内容が、週刊誌になった時に事実と異なっていて、書かれた週刊誌の資料も添付されているから読み比べられるのが面白い。
都合のよい情報だけ切り取られることの恐ろしさ。
人はいかに自分の主観に依って他者を評価しているのかを再認識される。
殺された白ゆき姫も、真犯人も本当は何を考えていたのか。
Posted by ブクログ
湊かなえらしい
いい意味で嫌な気分にさせてくれる話で
読みやすい上に付録を使って三つの形で事件に迫る形式も斬新で面白かった
犯人はまぁ割と予想通りな感じはあるし
トリックとかがあるわけではないから
タイトルに反してミステリーという感じはあまりなく
社会風刺というかドキュメンタリーに近い感じなのかな
真犯人は計画的に容疑者を利用して殺人したのかと思ったけど
真犯人の初めの意図としては嫌がらせ程度の計画で
殺人まで至ったのは偶然が重なって衝動に身を委ねた結果なのかな?
だからこその杜撰さなんだろうけど
そうだとすると容疑者の過去にあたったように本当に呪いの力なのかなって気もしてくるよね
しかしこれ10年前の作品なのか
今でも全然ありそうな話だな
悪意ある人や無責任な他人のせいで状況が悪化するならともかく
善意の友人や家族ですらあんな感じに歪められるのは怖いよね
やはりSNSもオールドメディアも悪
自分自身の触れたもの、後は自分の身近な人だけを大事にして生きていたいね
Posted by ブクログ
すごかった……。
取材形式で登場人物が語っていく作品。人の話す情報が不確かで、それを本人が自覚していないという点が恐ろしかった。現代社会に通ずるところがあると思う。
Posted by ブクログ
城野さんが犯人ではないとわかってたけど、犯人は最後まで予想できなかった
殺した理由はあまり納得できなかったな
あんな殺し方をするならもっと恨みとかを持ってるのかと思ったけど
Posted by ブクログ
文章とSNSや週刊誌の記事を行ったり来たりして事件を追っていくのが新しい体験で面白かった。
色んな人の視点から、同じ人のことでも人によって見え方が全然違うんだなと思ったし、よく知りもしないのに悪く言う人の怖さも感じた。週刊誌の記者も美姫を犯人のように仕立て上げて書いていて、無責任だなと思った。
そして最後、全部お前かよ!となった。記者に別の人を犯人のように扱わせる策士、怖い。
Posted by ブクログ
参考資料が分かりやすく読みやすい。
わたしは途中の章で参考資料を見落として、次の章読んでいる時に「ん?」ってなったので、見落とさないように注意。
もちろんどんでん返し
Posted by ブクログ
「死人に口なし」とはまさに!
SNSやメディアによって、真実かどうかもわからない情報があっという間に広がっていく怖さは、今の時代ともかなりリンクする作品だと思った。
読み進めながら「いやいや、ありえないでしょ」と思ってしまう瞬間もあったけれど、冷静に考えると、ここに出てくるような人たちって実際に世の中にたくさんいるんだろうな、と。
もしかしたら私自身も、知らないうちに「そちら側」になっていることがあるんじゃないかと思うと、ちょっと怖くなりました。
ただ、今回は個人的にはそこまで刺さらなかったかな。
Posted by ブクログ
特に驚きのなく、じわじわとくる結末だった。
これが湊かなえか、と思ったり。
事件をめぐる様々な角度からの犯人像に惑わされたし、ほんとにすごく面白かった。事件を追う野次馬的存在として物語に引き込まれていた。
Posted by ブクログ
ミステリーの、物語より犯人探しが最優先される感じが個人的に好きになれないんだけど、この作品は犯人探しで殺人ネタを消費する世間そのものを切り取るようなお話で面白く読めた。資料編と見比べていくのも、下世話な野次馬気分で楽しい。
でも10年以上前の作品なので、ネット空間の言説がまだまともな印象。今ならもっと違った話になっているかも。
Posted by ブクログ
小説読んで、映画見た。映画の方がまだ主人公が救われてよかった。これを読んで人の一方的な悪口とか噂を当てにしてはいけないなと思った。どこかでその人の思考が入り混じって、事実ではない妄想話になる。この本は実際に見て感じたことを信じていきたい。
Posted by ブクログ
様々な登場人物の視点から事件を推理していくことができて面白かったです。
人間の弱い部分や多面性がリアルに描かれていて、没頭して読み進められました。
Posted by ブクログ
映画化された作品を避けてしまう謎の傾向があり避けていたが、読んでみたら面白かった。
同じ出来事を受けても、人によって見え方や捉え方は全然違うんだなと痛感した。
自分と同じ目線で相手も見ていることなんて全くないと言っていいくらいに違う。
Posted by ブクログ
ただただ城野さんが可哀想だと思った
まだ犯人とは決まっていない段階で、勝手に犯人と決めつけて証拠なんてないのに過去の出来事を踏まえて城野さんが犯人だとペラペラ喋る人たち。
無実が証明されたとしても周りの人間1人も信じられなくなるよ、、。
それと一度ついた印象はそう覆らないんだと思ったし、現代のネット社会って怖いね。
小説として面白かった
湊かなえの本は初めてだった。
この作品ミステリーとしては
謎解き等が弱いかもしれないが、
登場人物の心理やその動きが
面白い。
Posted by ブクログ
一緒に事件を追っていく感じで没入感みたいなものがあって楽しかったし、最後の記録で答え合わせをするのは新しくて面白かった。
物語自体はそんなに好みではなくて、犯人に焦点を当てている所が少なくてあれ?って感じだった。
Posted by ブクログ
似たような意見を持つものが集まるSNSコミュニティならではの集団心理と、一部分を切り取ってそれが全てだと思い込んでしまう恐ろしさ。
設定はよかったです。ただ、さくさく読めてしまって少し物足りなく感じてしまいました。
Posted by ブクログ
最後、この人が犯人だったの⁉とビックリしました。最初からSさんが犯人だと思っていたので。まんまと「週刊太陽」の赤星雄治の記事を信用してしまいました。世の中に出回っている情報は信用しすぎてはいけないと思いました。真犯人捕まってよかったと思いました。それにしてもこんなに色々な情報が出回ってしまって、Sさんは、これからの人生大変だなと思いました。
Posted by ブクログ
ミステリー世界への没入感が多分にあった。ページを行ったり来たりするのが少々手間に感じた部分はあった。真相が徐々に明らかになるというよりは、あっちこっちに振り回され他人を信用できなくなるようなミステリー。
自分の言動への責任のなさを考えさせられました。
Posted by ブクログ
人の噂話は怖い
言われたことそのまま信じる癖があるので、読み進めるたびに「そうなんだ」と間に受けてしまった
もっと本当の犯人について掘り下げて欲しかった
最後の方の、新聞記事やSNSの切り抜きなどをそのまま載せるのは新しくてとても面白かった
Posted by ブクログ
人と人って自分で作った偽りの部分同士で交流しているんだなって思った。女性特有の女性にしか分からないあのいやらしさと、男性お得意の物事を勝手に解釈して大袈裟に伝える感じがすごくよく書かれてたと思う。
Posted by ブクログ
城野の周囲の人たちに対するインタビュー形式で進む話。城野が犯人なのかどうか終盤までわからず、周りのひとの話す城野の人物像もバラバラで掴みきれずに読んでいた。
結局犯人は城野ではなかったし、被害者のネチネチした部分も最後に明かされるのだが人のうける印象やそれを元にした会話がひとり歩きしがちで信用できないことが書かれてる話だった。
Posted by ブクログ
インタビューされた側の台詞で容疑者について語られていく。
無責任に勝手な事を言う人々の悪意がよく表現されていてとても嫌な気持ちになった。
表面的な付き合いしかしていない人たちと深い付き合いのある人たちとでは語られる主の印象が違うのは実際にあるだろうなと思った。
残り1/3は事件関係の資料や勝手な憶測をSNSでやり取りしている部分が載っている。
変わった手法の作品で一気に読めたけど好みではない・・。
Posted by ブクログ
自分の聞いてない、周りからの情報だけで決めてしまうSNSの時代を見事に描いている作品。
少し前の作品だが、今の時代を本当に示しており、怖いなと改めて思わせてくれる。
犯人ほんまにずっとわからんかった、笑
軽く読める湊かなえさん!よき!
Posted by ブクログ
容疑者について色んな視点で話されてて実際の容疑者の人物像が最後までわからなかったのが面白かった。犯人は予想外だった。みんなの証言が週刊誌にすごい形でまとめられてて、実際の証言と文脈が違ったりして違った形で本人に伝わってるのは可哀想だった
Posted by ブクログ
読み終えたあと、しばらく窓の外を眺めていた。特別な景色があったわけではない。ただ、物語の中で何度も姿を変えた「真実」というものについて考えていたのだ。
この小説では、一人の女性の死を巡って多くの人が語る。けれど彼らが口にする言葉は、どこか少しずつ歪んでいる。悪意や嫉妬、思い込みや保身が混ざり合い、まるで曇った鏡を何枚も重ねたように、本当の姿が見えなくなっていく。
僕たちは普段、自分が見たものを真実だと思っている。でも実際には、自分の都合の良い物語を作り、その中で世界を理解しているのかもしれない。SNSが広がった現代では、その傾向はさらに強くなっているように思える。
湊かなえは、ミステリーという形を借りながら、人間の不安定な認識や集団心理の怖さを静かに描き出している。犯人探しの面白さよりも、「人は他人をどれだけ簡単に誤解するのか」という問いのほうが深く心に残った。
読み終えたあとに残るのは驚きではなく、少し冷たい余韻だ。そしてその余韻は、ふとした瞬間にもう一度こちらを振り返る。そんな小説だった。
Posted by ブクログ
どんでん返し系のミステリーだけど、ハラハラもせず
ラストに特段驚かなかったのが不思議でしょうがない
静かに取材で導かれていくかんじ
人の語り方によってストーリーは歪んでく
それにしても、善意がちっとも感じられない
最後の回収がおもしろかった