湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人に勧められて読み始め、あまりの凄惨さと動機の曖昧さに失敗作かもと思い、一度は読むのをやめようと思いました。でも最後まで読んで良かったかも。
父親の書いた小説→snsのコメント→息子の自由研究→父親の独房での独白→面会室にて→解析結果
と続くのですが、最初の小説は一旦読み飛ばしてもOK。だんだんと真相が明らかになります。
解析結果を受けて警察や検察がどう動いたのかな?
結局握り潰すしかなかったかも?
ただやっぱりちょっとこの人にこれをさせるのは、心理的負担や動機から考えて結構無理があると思いました。やれやれ。人を殺したり死体を損壊したりするのは、よほど追い詰められないと難しいし胆力が必要と思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人は余裕がなくなると口調や態度を使い分けることができなくなる。だから、最悪でないことまで最悪なことになり、毎日が最悪な日々となる。
印象に残るフレーズだった。
ゴミ屋敷を前にして、
私の親不孝の期間という表現の仕方も凄いなと思った。
自分だったら守ってくれと言われた金庫を
移動や処分の必要に迫られてもいない段階で
開けようとは思わないし、
持ってきてくれと言われた日記帳を読もうとも思わないので
その辺りはちょっとどうかと思ったが
これがないと話が進まないので仕方ない。
下巻しか知らなかった弥生さんの人生の上巻
という表現力もはっとした。
全体的に男はなにをしているんだという気持ちになっ -
Posted by ブクログ
読み終えたあと、しばらく窓の外を眺めていた。特別な景色があったわけではない。ただ、物語の中で何度も姿を変えた「真実」というものについて考えていたのだ。
この小説では、一人の女性の死を巡って多くの人が語る。けれど彼らが口にする言葉は、どこか少しずつ歪んでいる。悪意や嫉妬、思い込みや保身が混ざり合い、まるで曇った鏡を何枚も重ねたように、本当の姿が見えなくなっていく。
僕たちは普段、自分が見たものを真実だと思っている。でも実際には、自分の都合の良い物語を作り、その中で世界を理解しているのかもしれない。SNSが広がった現代では、その傾向はさらに強くなっているように思える。
湊かなえは、ミステリー