湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あの人はこういう人。
人に対して1回、自分の中でついた印象は覆すようなことでもない限り変えるのはなかなか難しい。
1つの真実には、関わった人の数の真実がある。
その中には誤解に基づくものもあったりする訳だが、全員が納得する結果というのはなかなか難しい。
本作は地方の生活、介護問題、実家仕舞い、時代の移り変わりによる価値観の変化等を巧みに盛り込んでいて
イヤミス味がないかと思いきや、これはもしかしてやはりのイヤミスか??と先走りしつつ最後はみんな納得の着地点なのはさすが。
ノルウェイの森
当時読んだけれど、バブル期の浮かれた時代にアマちゃんちやほや学生だった自分は、暗くて陰鬱のくせ -
Posted by ブクログ
ネタバレ湊さんの伏線回収の鮮やかさに唸らされた。
二人の少女の拗れた友情を礎に、思春期の死に対する好奇的な関心、家族や友人の言葉の呪詛、未熟さゆえの妬みや被害者意識みたいな自分勝手な悪意、私が主人公らと同じ女子高生の時に読めていたらもっと響いていたかも。
あとがきに書かれていた書店員の感想が面白かった、因果応報がテーマの一つである作品で、二人を死に追いやった二人はこれからどのような報いを受けるのか。
一方で、おっさんは報いを受けるべき行いはしていないのに不遇に追いやられているし、因果応報すら理想論な世の中だとも感じる。
本筋ではないだろうけど、「悪いことをしたから殺される。これは、究極の罰は死だと -
Posted by ブクログ
辛い状況の詰め合わせセットのようなお話。あまりにも不運な境遇に様々見舞われる中、未来を信じて生き抜いていこうとするわけですが、実際どこまでこれらの状況をリアルに感じ、誰のどこに感情移入出来るのか、正直悩みました。ただ、湊かなえ作品を読む上での覚悟みたいなものを必要とするならば、まさにこういった内容を自分なりに解釈し受け入れるという事なのでしょう。何か得るものがあったかというといささか疑問ではありますが、湊かなえワールドを堪能出来た点と、張られた伏線が後半にはしっかり回収されていくという物語の作り方がやはり良く出来ていて、そういった意味で楽しめる作品だったと思います。映画版がどういた形で描かれて