湊かなえのレビュー一覧

  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    作者自身がラジオドラマで賞をとってるので、経験をもとにした小説なんだろう。
    運動部でケガをして、文化部に移らなければならなくなった主人公が経験する事が、普通に書かれている。
    ただ、その文化部が放送部って私個人はどんな部活動をしてるのか知らないので、あまり共感するような部分がなかったのが残念。
    ストーリーの中で突然、パン屋のおばちゃんが登場し、誰だっけ?となるんだけど、この文庫本には巻末に短編が付属されていて、おぉぉ!そうだったのかとかなり納得ができるようになっている。
    ここまで読まないとストーリーが完結しない。
    湊かなえさん、ミステリーが多いけどこれはミステリー色はなく高校生の青春ストーリーで

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    2024年05月31日
  • 時の罠

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    神様の罠に続いて読んだ4名の作家さんによる時をテーマにしたアンソロジー。
    神様の罠は個人的にいまひとつだったがこちらはどれも面白かった♪
    辻村深月さんは神様の罠も良かったけどこちらも◎
    万城目学さん、米澤穂信さんは"ぶっ飛んだ"お話で面白かった!
    湊かなえさんも読後は暖かい気持ちになる作品。

    ページ数も多くないのであっという間に読み終わりました☆

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    2024年05月21日
  • 猫が見ていた

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    タイトルに「猫」が付いてると やっぱり手に取ってしまいます。
    しかも 錚々たるメンバーのアンソロジー…の割にパッとしない感じがしました。
    加納朋子さんが良かったかな

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    2024年05月01日
  • 落日

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    ネタバレ

    脚本家の真尋と映画監督の香、二人の視点で交互に物語が進んでいく構成。
    冒頭からいきなり重く、しかも次々と深刻な出来事が描かれていく。

    身勝手な親による虐待、同級生の自殺、身内の死と遺族の葛藤…。
    読んでいて胸が痛くなる場面が多かった。
    特に、下山の自殺にまつわる母親と教師の言動には強い嫌悪感を抱いた。

    それでも物語後半には、人の優しさや許し、救いのような要素も描かれていて、
    読後に後味の悪さは残らなかったと思う。

    『母性』を読んだときにも感じたけれど、湊かなえさんは「母親の嫌な部分」を描くのが本当に上手い。
    共感できるわけではないのに、「もしかしたら私も何かのきっかけでこうなるかもしれな

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    2025年02月11日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    イヤミスではない湊かなえさん。
    高校生の青春物語だけど、主人公の圭祐が淡々とた口調だからかあまり起伏はなく小説に入り込むということはなかった。全国放送コンテストの場面も臨場感なく淡々と終わっていった。
    これはそのまま放送部に馴染めない圭祐の視点だからか?
    正也が脚本作りの番外編ラジオドラマの方がわくわくした。
    運動部と文化部の違いはあるあるだし運動部のキラキラしたイメージは私の中で根強いと気付かされた。

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    2024年03月24日
  • 夜行観覧車

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    ・ガーっと読めたし、「人間社会」「ご近所」「エリート家庭」としてとてもリアルな、うわあ...な描写がおもしろかった。

    ・どこの地域でもあり得てしまう気がした。学生時代はなんとも思わなかったけど、自分の小学生以降の人生と周りの親子を思い出して色々感じさせられた。親が自分の子供に求めるスペックと、それを実現させるためにどのくらい勉強等を強制させるかってそれぞれの家庭で色々な加減があったなあと。自分は将来どんな子育ての仕方をする親になるだろう。

    ・小学生のとき「お金持ちだしお母様も美人だし、子供にめちゃお金かけてひたすら毎日遊ばせず受験勉強させてるけど、子供本人の学力がどうしてもあまり伸びない子

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    2025年07月29日
  • 境遇

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    基本的に僕は、物語の行末を当てたり予想したりしながら読むタイプではなく、ただただ純粋に読んで、当然のように驚かされながら読み進めるタイプだ。ほんとにびっくりしながら読むので、読書が純粋に楽しい。

    だけど、今回は先を予想してしまった。
    親友のことも、お母さんのことも。
    残念。
    びっくりし損ねた。
    それでも面白いけどね。

    ストーリーを読んだ後、余韻の中で、絵本「あおぞらリボン」を読むのが、この本の醍醐味かな。

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    2024年03月18日
  • 山猫珈琲 下巻

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    湊かなえが島に暮らしている主婦という、ふんわりした情報は知ってたけど、こんなにアグレッシブな方だとは思っていなかった、、笑

    特にトンガの話は繰り返しあって、余程印象深い経験だったんだなぁって思った。

    特別収録のドラマ脚本「ラスト・エレベーターガール」は、こんなに明るいラブストーリー書いてたんだってなったし、ラジオドラマ脚本の「答えは、昼の月」は、嫁姑関係については小説の感じちょっと出てたけど、それでもかなりライトな内容だった。

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    2024年02月16日
  • 時の罠

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    「タイムカプセルの八年」辻村深月
    ひるま先生なぁー、、、こんな先生、小学生には人気だけど大人になってから考えるとこんな人無理、、ていうタイプの先生いるよね。熱血、金八先生の真似事、、
    ただそれだけじゃない、これは浮世離れした大学教授の父親と小学校教師を目指す息子の話。

    「トシ&シュン」万城目学
    芥川龍之介の杜子春が関係あるかと思ったらたぶんないのかな?それとももう少し深読みすれば関係してるのかな?と。神様の目線の話は畠中恵さんを思い出した。

    「下津山縁起」米澤穂信
    なんとスケールのでかい!!米澤穂信さんがやってくれたなぁって思った。現実を追い越したタイミングあたりでゾクゾクしてきた。

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    2024年02月04日
  • 山猫珈琲 下巻

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    何個か話がかぶる事があったのでなんでだろうと思ったけどいろんなエッセイを集めた本だからかな!?

    賞をとった脚本も原文が載せられていて見てみたいと思っていたのでかけて面白かった。脚本の原本ってあんな感じなんだな。

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    2024年01月11日
  • 猫が見ていた

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    ネタバレ

    登場人物が作家やら出版関係者やらが多くて猫だけじゃなく職業のしばりもあったっけ?と思ってしまった。おそらく書きやすいんだろうけどこうも同じような職業の人がでてくるとちょっと飽きてしまうところはあったかな...。
    三べんまわってニャンと鳴くが一番好みだった。アプリゲームの話からまさか主人公のあんな話が出てくるなんて。青信号渡ってたら急に車突っ込んできた!みたいな衝撃だったけど、ナナちゃんの不幸話で一気にチープになってしまった。あのまま主人公の鬱々とした気持ちを昇華してくれたら...と思うのは完全にわたしの好みです。

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    2023年11月14日
  • Nのために

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    誰もが少しずつ嘘をついているというか、隠し事をしている。その背景に共感というか、納得できるものがなかった。

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    2025年09月23日
  • サファイア

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    不穏な空気がずっと流れていたのに意外と最後に救いがある話が多くてびっくりした。なんでこんなにずっと不穏な感じを出せるのか。

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    2023年09月01日
  • 母性(新潮文庫)

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    陣痛来ながら読んだ。愛情のすれ違い。
    私は全く共感できなくて知らない感情で興味深かった。
    子どもが産まれても女は母か娘らしい。私は娘にはなれなかったけど母にはなりたい。
    完璧なおばあちゃんの内面が気になる。

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    2025年10月18日
  • 山猫珈琲 上巻

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    『告白』のイメージが強い湊かなえ先生のエッセイ。
    淡路島やサイクリング、お子さんのこと、外国での自身の作品の評価についてなど話題が多岐にわたって面白い。
    ものすごく独自の見解があるわけではないが、さらりと読みやすく、気楽に読めた。

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    2023年04月19日
  • 猫が見ていた

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    猫が大好きです。タイトルと企画の面白さに惹かれて購入しました。
    「猫が見ていた」というテーマで、現代の人気作家が執筆された短編小説集です。
    色々な小説家の作品を一気に読むことができたのも良かったです。

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    2023年03月26日
  • 母性(新潮文庫)

    購入済み

    さすが

    湊かなえっていう名前だけで読むしかない小説。
    面白かった。

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    2023年02月21日
  • 時の罠

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    辻村深月さん、万城目学さん、米澤穂信さん、湊かなえさんの〈時〉をテーマにしたアンソロジー。辻村さんのタイムカプセルを題材に書かれたもの。私も小6の時、タイムカプセル埋めたけど、あの後どうなったんだろ。何を入れたかも全く覚えてないし、大した物入れてないんだろな。米澤さんのはよくわからなかった。湊さんのは、短編だけどよくできていて、面白かった。

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    2023年02月04日
  • サファイア

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    それぞれの宝石が大きな意味を持つ、湊かなえさんの短編集。登場人物の心情にどんどん移入していき、読むのが止まらなかった。真相が掴めず、他の方の解釈を読んでようやく伏線に気づくのも一つの楽しみでした。

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    2023年02月03日
  • 猫が見ていた

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    『猫が見ていた』
    湊かなえ、有栖川有栖、柚月裕子、北村薫、井上荒野、東山彰良、加納朋子/文春文庫
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    猫にまつわる短編集。
    加納朋子さんの「三べんまわってニャンと鳴く」は絶望感からやけになっていても、実はちょっとしたことが周りを勇気づける力を持っていたり、描かれていないけど将来に希望を持てる話でよかった。
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    2022年11月11日