湊かなえのレビュー一覧

  • カケラ

    Posted by ブクログ


    大量のドーナツに囲まれて死んだ少女。
    そして人気美容外科医と因果関係は…?
    ブッ刺さった…。
    一度でも体型コンプレックスを抱いたことがある人には刺さる。
    誰かにとっての砂糖は誰かには毒で、その逆もまた然り。
    視点を変えることで見えてくるのが面白くて怖い。

    0
    2025年11月01日
  • 往復書簡

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昔を懐かしむほっこり話かと思いきや、どの話にも「死」や「思い出したくない過去」などの暗いイメージが現れてきて、徐々に冷たさを帯びてくる感じ、好きです。坂本裕二の「往復書簡 初恋と不倫」にも似たような感じ?個人的には「十五年後の補習」が1番好き。純一と万里子の関係がグッときます…過去に犯した人に言えない罪を抱えながらも一緒に居る男女の関係がたまらんのです…。

    0
    2025年11月01日
  • 落日

    Posted by ブクログ

    昔隣に住んでいたサラちゃんが殺された事件について、新人脚本家の主人公が、新進気鋭の映画監督から新作の相談を受ける。

    物語は映画監督の記憶がエピソードXとして、主人公が事件について調べていく過程が第X章として交互に描かれる。
    前回読んだリバースもだったが、けっこう淡々と進んでいき、最後一気に全容がまとめられる。
    少しずつ事件についてわかっていくので、最後には事件の真相に気づく。
    多分読者が真相に気づく頃にいい感じにまとめてくれてるんだと思う。ギリギリまで事件の調査やってるしね。

    「感動の長編ミステリー」との謳い文句ほどかはさておき、最後は希望が残るストーリーだった。
    しかし、イヤミスの女王が

    0
    2025年10月26日
  • 絶唱(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    震災の話と思わず読んだから、思いがけず暗くなってしまったけど、南の島との関係を描いているところが、斬新で、暖かさを残してくれていたので、すんなり読むことができた。ボランティアを色んなとこでやってる身としては刺さる言葉もたくさんあったけど、色んな思いを抱えながらも生きていくみんなの姿に勇気をもらった。

    0
    2025年10月23日
  • 往復書簡

    Posted by ブクログ

    手紙形式で語られる真実。「十年後の卒業文集」では、千秋の行方と事故の真相を悦子が暴こうと、文面を疑い、過去の思い出を掘り返して本人確認しようとするところが怖い。千秋が悦子に化けていたなんて、久しぶりに会うと人の特徴なんて忘れてしまうものなのだろうか。整形で他の人になれると思うと、自分が見てきた、関わってきたあの子は誰だったのだろう…と自分自身の目を疑ってしまう。「二十年後の宿題」は竹沢先生の旦那さんが死亡した事故の真相について大場くんとやり取りするが、大場くんと仲良くしていたのは事故の原因を作った人物とされていた利恵だった。偶然にしてもできすぎてしまっているが、出会いたいと思った人と出会えるよ

    0
    2025年10月18日
  • ユートピア

    Posted by ブクログ

    鼻崎町という太平洋を望む街で繰り広げられる地元住民、移住者たちのミステリー。

    ミステリーというよりかは、女性たちの心理描写の赤裸々さを楽しめるかどうか、だと思う。
    自己実現のためもがいたり、妬んだり、悔しがったりする女。
    田舎町の人間に嫌気がさしているものの、子どものためを最優先して生きる女。
    都会的にみせるために見栄を張る女。
    共感できる部分もあった。

    この街で起こった事件の真相は最後にあかされるのだが、少しリアリティにかけている気がした。



    よかったなと思ったフレーズ

    その泥の中にほんのわずかだけれど、白く光る小さな石が紛れ込んでいる。その石がほしくて泥の中に自ら手を突っ込み、心

    0
    2025年10月14日
  • ユートピア

    Posted by ブクログ

    海に面した鼻崎町を舞台にして、そこがさもユートピアのような町であり、そこで3人の女性のそれぞれの理想郷を求めていくストーリーで、理想郷に対する価値観の相違から善意が悪意に変わっていくという怖い話になっていく。登場人物の心理をミステリーにして面白かったです。

    0
    2025年10月14日
  • 山女日記

    Posted by ブクログ

    湊かなえさんではちょっと珍しいミステリーではなく感動?系。私はやっぱりイヤミスが好きです!
    でも、この話は短編集で進んでいって、姉と妹の話が1番好き。読み終わった後清々しい気分になる本だった。山女日記というタイトルがすごいなぁと思った。

    0
    2025年10月13日
  • カケラ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    伏線が散りばめられてる気がしたのと、
    これは誰が誰か分からなくなりそうだと思って、
    久々にスタートからメモしながら読んだ

    自分のメモを見て、
    あとから、あーこれやっぱり大事だった!とか、
    これいらん話だったんかいwwwとか思うのが楽しかった

    全体的に、相手が一方的に話しているのを聞くような感じで進むから、全部伏線じゃないのも、いらん話ぽい口調なのに逆に大切だったりするのも、リアルでよかったし、面白かった。

    途中途中で、この人はこう思ってるけど、実際相手からはこう思われてたんだな、というのもまたリアル。

    特に途中に出てきた担任の先生、
    自分が辛い過去があって乗り越えたのはいいんだけど、

    0
    2025年10月11日
  • サファイア

    Posted by ブクログ

    怖いけれど面白かった。出来事の解釈は自分で決めていい。先月、訪問販売ですぐ契約してしまった。翌日クーリングオフしたが、商品そのものよりも営業の人に同情してしまったのだと思う。金銭的な被害はなかったけれど、個人情報を与えてしまった事を悔んでいる。疲れてメンタルが落ちている時は逃げるのも難しく、相手の言いなりになってしまう。こんな風に事件は起こっているのかなぁとぼんやり思った。おかげで今後、怪しい人からは全力で逃げられそうだ。

    0
    2025年10月06日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

    Posted by ブクログ

    表題作の「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」は、「毒親」という問題について娘側と母側両方の立場から考えさせる構成になっていたが、母の立場になったことがない私にはどうしても娘の方に感情移入してしまった。もしも「ホーリーマザー」が友人視点ではなく弓香の母視点で描かれていれば、弓香の母の心情にも寄り添えたのかもしれない。
    どの話でも語り手によって物事の捉え方ががらりと変わるところや、他人の心をさも理解しているとばかりに勝手なことを言う語り手たちの醜さにぞっとした。

    0
    2025年10月03日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    これまでの「イヤミス」の重厚な闇とは対極にある、瑞々しい(みずみずしい)疾走感。放送部という、目に見えない「声」に全てを懸ける少年たちの情熱が、行間から溢れ出しています。脚本を練り上げ、一音一音に魂を込める過程の丁寧な描写は、創作の難しさと喜びを知る者にとって、胸が熱くなるシーンの連続でした。一気読み必至の、最高にクリアな読後感です。

    0
    2026年03月22日
  • 花の鎖

    Posted by ブクログ

    リバース読んだ流れで湊かなえさんの作品が読みたくて。すんごく入り組んだ話だわと思いつつ進んでいく内に、ん?もしや…が所々散りばめられていて。とんでもなく綺麗な回収と悲しいけどハッピーエンドになって良かったなあと思いつつ。とんでもない超大作の何世代も続く壮大な物語を読み終えてどっと力尽きる感じです。

    0
    2025年09月29日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

    Posted by ブクログ

    1作目から後味が悪くてさすがイヤミス…となった。
    表題作は立場によって見え方が180度違くなることを明確に表現していたと思う。ただ人によって感じ方は異なるからどちらが正しいがないのが難しい。

    0
    2025年09月28日
  • 高校入試

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    湊かなえのイヤミス感がなく、すっきりと終わった。
    結局、高校入試の採点方法ミス〔というか受験番号書き忘れ)で不合格になり、人生がおかしくなったと思ってる兄弟が首謀者。
    まわりの先生たちや生徒はその作戦にのった人たち。
    登場人物多すぎてわけわからん。

    0
    2025年09月24日
  • ユートピア

    Posted by ブクログ

    途中読むのが苦しかったが、最後まで読むと読んでよかったとなる作品。
    3人の女性それぞれ人間の嫌な部分が滲み出てて逆に人間味があって現実感があるからリアルに感じれて怖い

    0
    2025年09月24日
  • ユートピア

    Posted by ブクログ

    牧歌的で美しい景観の港町である鼻崎町。その「ユートピア」の底には満たされなかった承認欲求が澱と成り、徐々に不穏な空気が漂う様を3人の視点を交錯させて描く。視点を切り替えながら薄味の悪意がじわじわと不協和音を生み出していく描き方はさすが湊さなえ氏。ただ、その静かな不協和音もピアノが打楽器に変わるような急な展開で少々面食らう。これはこれで面白くてどんでん返しと言えなくもないが、中盤までの路線でオチをつけて欲しかったところ。
    解説は原田ひ香氏が書き、湊さなえ氏の小説を「主観と主観の殴り合い」と評しており言い得て妙。

    0
    2025年09月23日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    湊かなえのミステリーじゃない普通の青春小説が気になって読んでみた!
    でもさすが湊かなえ。ミステリーじゃなくても続きが気になって一気に読み終えた。
    この惹かれる魅力、文体、展開すべて凄いな。

    主人公が陸上部の先生に陸上に誘われるシーン、私も主人公と一緒にドキドキした。
    これで完結かと思ったけど次作があったのびっくり。次作も読みたい!

    0
    2025年09月22日
  • ユートピア

    Posted by ブクログ

    ☆3.8
    誰かの普通が誰かの羨ましさだったり、誰かにとってのユートピアが誰かの日常だったり。

    田舎の海近くの綺麗な空気が流れてるかと思いきや、みんな何かしらの隠し事あり、嫌味あり、裏の顔あり。
    イヤな感じはちょっと少なめ?に感じた

    0
    2025年09月22日
  • 山女日記

    Posted by ブクログ

    登山経験が僅かな私でも、この本を読めば山に行きたくなる、そんな山の魅力と、各々に悩みを抱える登場人物達の心の葛藤?が、上手くミックスされた佳作。

    0
    2025年09月18日