湊かなえのレビュー一覧

  • ドキュメント

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    ブロードキャストの続編。知らずに読んだが内容は違和感なく理解できる。作品自体は悪くはない。作者にしては珍しく青春系の小説。途中ささやかな事件が起こりミステリ風の香りもしつつも最終的には爽やかな結末。高校生って熱いし、真っ直ぐだし、融通が効かなくて、でも前しか向いてなくていいよなぁって思える。

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    2026年06月01日
  • 境遇

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    ネタバレ

    犯人が誰なのか、という事はこの小説の本質では無い気がして、境遇について考えながら読み進めていったら。
    陽子が1回目の悩み(結婚について)を晴美に相談した場面で『私達が親友になれたのは、同じ境遇だからなのかな』と尋ねた時点では、お互いにそれを否定できるほどの自信が無く、自分は誰の子なのかを知りたいという共通の目的があるから親友でいれてるのかもしれないという気持ちが汲み取れた。
    しかし、晴美が犯人だと知っても通報しなかったことや、母親について真実を知った後も彼女達が親友であるということ自体が答えだと思った。
    きっかけが境遇だろうと、彼女達が出会えた事は運命であり今も見えないリボンで繋がってる事だろ

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    2026年05月31日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    ​湊かなえの作品にしては、読後にずっしりと残るような嫌な気持ちがあまりしなかったので少し物足りなかった。全体的には連作短編集としてサクサク読める構成になっていて読みやすかった。第3章のくまの兄弟の話は、家族の歪んだ関係が描かれていたため、一番嫌な気持ちにさせられて強く印象に残った。個人的には、事件の犯人である男性の事件当時の憎悪の気持ちや様相をもっと見たかった。

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    2026年05月30日
  • カケラ

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    何人もの人が語っていく感じ。
    何を明らかにしようとしているのかよく分からなくなってくる。
    結局、ドーナツに囲まれて死んだ子を殺したのは、お母さん(ママが死んでお母さんになった)だったのは、意外だったけど。

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    2026年05月30日
  • 落日

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    最初に描いていたサラちゃんは、どんどん歪んでいく。点と点を繋いで徐々に明らかになるという構造が面白かった。全てが分かった時には全く別の物語となっていて、不思議な感覚を得ました。

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    2026年05月30日
  • 母性(新潮文庫)

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    ひとつの事実が、語り手により全く異なる受け取り方をして語られる。登場人物の誰もが正しく、同時に間違っている。

    ミステリー要素は弱く感じてしまうものの、人間の主観がいかに都合よく事実を歪めるかという点においては非常にリアルで、よく出来た構成だと思う。

    ものごとにおいて何が正しいかは当然人によって違うが、傍からみればおかしいのにそれを正しい愛だと信じて疑わないこの作中の母親(「母の手記」の語り手)が、自分の母親に似ていて、読んでいてしっかり精神的苦痛を感じた。
    感情を動かされたという点では良かったのだけど、終わり方がすこし綺麗すぎる気もする。もっと不幸であってほしかった。

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    2026年05月28日
  • 母性(新潮文庫)

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    かなえさんの作品を読むのは2作目ですが
    世間一般の目からみた人間の歪みを中心に進んでいく面白さがあり狂気じみた怖さを感じるが
    冷たさだけでなく、ちゃんと愛を感じられるから不思議だしつい、のめり込んでしまう

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    2026年05月28日
  • 少女

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    ネタバレ

    デビューから2作目ということで、『告白』くらい濃い内容かと思って読んだけど、予想よりちょっと薄めな内容だった。
    語り手の視点がコロコロ変わったり、2人の少女の周囲にいる人たちが関係し合って、一つの結末に向かっていく展開はさすがの湊かなえ節。
    終章が冒頭の人物と同じで、彼女が死に向かうというところまでは予想できず、読み応えはあった。しかし、電車で移動中に結末を読んでしまったため作品の世界観に浸りきれず、完全燃焼にはなれなかったのが正直なところ。ミステリーを時間潰しで読むものではない。

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    2026年05月27日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    短編集のため、ミステリーが無い分、最後に嫌な気持ちになる話。
    主人公たちには同情してしまう。
    湊かなえ先生は親子題材にした話が多いなと思った。こころの闇の表現がすごい上手。

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    2026年05月26日
  • 境遇

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    犯人が誰なのかというのがちょっと分かりやすかった気がする。なんかあっさりと終わってしまったような感じで、後日談的なものが欲しいなあという感じでちょっとモヤモヤしたのが残念かな。

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    2026年05月26日
  • カケラ

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    最初「読み進められるかなぁ」と思うほど1人の語り口調の書き方かしんどく感じた。
    途中から面白くなってきたけど最後が先細りした印象。
    主人公がそこまでしてなぜ自殺した子のことを知ろうとするのかの熱量の理由がわからない。

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    2026年05月25日
  • ドキュメント

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    軽めの湊かなえ作品。

    正直「ブロードキャスト」は読んでません。
    文庫本の解説読んで初めて知りました…(泣きたい

    ドッロドロの重めミステリーが欲しい人にはおすすめしないけど、
    そういうのが続いて軽めのが欲しい人には手に取って欲しい青春小説。

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    2026年05月24日
  • 高校入試

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    ネタバレ

    登場人物が多い。読み進めるにつれて、人物像が明らかになり、事件の真相も気になって仕方なくなった。最後の結末は予想外。先生のやり取りは面白かった。犯行動機はよく分からなかった。

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    2026年05月23日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    ネタバレ

    湊かなえ作品
    表題作を含む短編集で色々な種類のイタイ女性の語りで構成されている、なかでもマイディアレストと罪深き女の2作は特にイタイ。思い込みの激しさと蚤は印象深い

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    2026年05月22日
  • サファイア

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    湊かなえさんの短編集は初めて読みました。
    短編集なので展開が早く、それでいてミステリー。イヤミスらしく、もやっとした終わり方に持っていくところはすごいなと思いました。
    中にはすっきり?するものも。後半2編は続き物でしたが、もう少し長く見てみたかったなという感じでした。

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    2026年05月21日
  • 落日

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    視点が毎回変わるので一気に読み進めないと理解するのに時間かかりました。だけど、読み進めて行くと最初に感じていたキャラクターの印象が最後には変わって行ってるのが興味深かったし、ラストどんな展開になるのか楽しみになっていました。

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    2026年05月18日
  • 贖罪

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    本の構成がおもしろい
    でも1人ずつくるって2章目で分かったときの3.4人目ちょっとだけ集中力が切れて翌日読んでまた翌日読んだ

    あらすじ読んだ時から娘を喪った母親がえ?って引っかかってたけど読み進めても最後までも、えーって言いながら受け入れた

    結構1.3.4人目の話はグロい

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    2026年05月18日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    ネタバレ

    章ごとに異なる登場人物がゆるくトンガ、そこに住む尚美さん、阪神淡路大震災と繋がっている。外からは分からないそれぞれの人生や内面が読んでいてとても引き込まれる。最後の章の絶唱については、私は震災被災者ではないが、主人公の心情や行動に自分は似たところがあるような気もして心苦しさも感じる。人生は本当に人の数だけあるんだなぁと感じる。人の命は儚いが、残された人の気持ちもとても脆くて壊れやすく、でも強くなることが必要とされることも多いと感じた。

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    2026年05月13日
  • 境遇

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    オーディブルにて。ナレーター松雪泰子。
    イヤミスではない湊かなえの本。施設で育った親友同士2人、大人になってもその境遇がしがらみとなる。
    ぼそぼそと語る口調があまり好みではなかった。

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    2026年05月13日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    4人の視点はとても面白かった
    共感できるところも多かった
    母親の視点と落ちがあまり好みではなかった
    やはり湊かなえの文章は引き込まれる

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    2026年05月13日