湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いや〜まいった、まいった。
あの湊かなえがこんな青春ものを書いていたのかという驚きと、読み終わって解説を読んだ時に、この本が『ブロードキャスト』の続編だったということを知って、さらに驚いた。
どおりで、主人公である町田圭祐に起こった事故の経緯や状況がほとんど描かれてなかったわけだ。一体どんな事故だったんだろうとモヤモヤしていたのだけど、まさかその理由を解説で知ることになるとは思わなかった。
そもそも久しぶりに湊かなえの本を読みたいなと思い、そういえば最近原作のドラマが始まったよな、確かこれだったよな、という非常に曖昧な記憶のままこの本を手にしたものだから、予備知識が全くない状態で読み始めるこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ率直に言うと、疲れた。笑
というのも、物語が全てセリフで構成されているから。誰が話してるのかわからなくなったり、会話ではあるあるの話が飛んだりというのが頻繁で、メモを取り整理しながらやっと読めた笑
美醜感覚というのは人によって違うと言いつつも、とにかく美しくありたい、美しさ=幸せ、といったざっくりした感覚は人間が本能的に持っているものなのかもしれない。それにしたがって自分(カケラ)の形と人の形を日々比べているのがわたしたち。
この作品では、どの人物でも美醜感覚という見た目のこだわりが内面の豊かさや美しさをことごとく蝕んでいってた。
その中で有羽が言ってた私のぜい肉は受けた愛のかたまり、と言う言 -
Posted by ブクログ
全ての編が聞き手目線で進む文体は新鮮であった。
それぞれの登場人物が持つ体型とそこからなる内面に関する対する偏見を通して自分の容姿に対する価値観も問いただされた気持ちになった。
登紀子のようにエスカレートして相手に伝えるまでは行かないが自分も少なからず太っていることに対してマイナスのイメージを持ってしまっていた。
自分に対するイメージだけであれば良いがこのイメージを無意識に人に向けてしまってはならない。
容姿に関わらず多くの登場人物が自分の都合の良いように物事を解釈し思い込んでいるような様が印象的だった。
解釈すること自体にに非はないと思うがそれを正しい思い込んでしまうと自分の価値観を狭 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
・「タイムカプセルの八年」辻村深月
大学講師の孝臣には妻の温子と小学校の教諭になった幸臣という息子がいる。
幸臣が小学6年の時に親父会に参加することになった孝臣は、小松ユカリの父親や洋菓子屋の主人、沢渡などと交流をもつようになる。その時の担任が比留間先生で、彼に憧れて幸臣は小学校の先生になりたいと話すようになる。タイムカプセルを埋めるといっていた比留間は土に埋めずに学校を移ったと知った孝臣は(幸臣は後輩に知らされる)、息子達に黙ってに親父会のメンバーでタイムカプセルを探しにいき土の中に埋めた。息子が憧れていた比留間先生が埋めてくれたことにして。
親父会メンバーで時々集まることにな