湊かなえのレビュー一覧

  • リバース

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラストは秀逸なのだが、それまでの主人公の心理、立ち位置みたいなのを丁寧に描いていたので衝撃が大きいのだと思う。

    死に至らしめた一因はあるけれど、一緒に行ったゼミの仲間の中では自分が一番罪が軽いとどこかで思っていた主人公。迎えに来いとも行けとも俺の代わりに行ってくれとも言ってないし、酒を飲ませた訳でもない。むしろ自分は優しく珈琲を淹れてあげたくらいに。まさかそれが..

    タイトルの意味は、自分が思ってた世界が逆転するってことかな。

    0
    2025年12月01日
  • 少女

    Posted by ブクログ

    女子高生達が死をみたいためそれぞれ小児科病院と老人ホームへ。遺書から始まり後半にかけて伏線回収が多かった。多少繋がりが多すぎた。

    0
    2025年11月30日
  • 告白

    Posted by ブクログ

    次々と入れ替わる語り手に毎度感情移入してしまったため、心が右往左往しながら読んだ作品。
    さらっと重いこと書かれるので時間差でドキドキさせられる。
    余白のある書きっぷりがすごい。その余白に色々と想像させられた。

    0
    2025年11月30日
  • 母性(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    著者の作品を読むのはこれで六回目となるのだが、この方はどうも人間の厭な部分とか歪んだ部分を少しだけ引き伸ばして滅茶苦茶気持ち悪く描写するのが特に上手い。今作は中でもマタニティ・母子愛を題材に採ることで、その能力が遺憾無く発揮されていると見え、狂った母性と狂った承認欲求によって織り成される地獄の家庭環境を見事に描いている。折しも最近大学の兼ね合いで少年法・少年犯罪について考える機会が多く、より感心を持って臨めた側面がある。非行少年の過半が小児期逆境経験を経ている事実を認識しながら、一方で(普通に)恵まれた家庭で生まれ育った自分には余り実感として理解し切れない部分があったが、なるほどこうして、家庭

    0
    2025年11月29日
  • 絶唱(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最初は、短編集ってやっぱ話が薄いなーと思ったけど最後まで読み終えてほんわり通じていることがわかって星が増えた

    0
    2025年11月29日
  • 人間標本

    Posted by ブクログ

    ちょっと読みずらく難しかったかったが、蝶の標本から「人間標本」を作り上げる発想が恐ろしく、サイコパス性が面白かった。

    0
    2025年11月29日
  • 人間標本

    Posted by ブクログ

    おお…と思った。
    映像化されるのを知らずに読み終えたけど、映像で観るのも楽しみ。でも先に原作を読めて良かった。

    0
    2025年11月29日
  • 少女

    Posted by ブクログ

    中学か高校ぶりに読んだ。
    スラスラ読めた。
    あれ、もっとおもしろく読んでた気がするけどな。
    最後の遺書はない方が良かった

    0
    2025年11月29日
  • カケラ

    Posted by ブクログ

    聞き取り型のスタイルにちょっと慣れず
    調子がでるまで少し手間取りました。
    読んでいくうちにこれは浅田次郎氏の珍妃の井戸的な感じ?と最後に主役の女医さんが
    凄い悪役になるのを期待していたけど、
    そんなどんでん返しは無かったのが
    少し残念でした。
    他人からやんや言われない程度、
    ほどほどに"美しさ"を保っていこう!と
    思った次第です。

    0
    2025年11月28日
  • 山女日記

    Posted by ブクログ

    「山ガール」という名称があるということは 若い女性の登山者が少ないということ

    歩く途中でおやつを食べたり 荷物の素材の話は興味深かった

    歩いている人の荷物や 歩き方で初心者か慣れているか一発でわかっちゃうのね

    著者さんの山好きと豊富な経験がよくわかる

    0
    2025年11月28日
  • 境遇

    Posted by ブクログ

    我が子が誘拐されたという大事件、物語が感情移入しやすい第一人称で書いてある割には、なんだか心理描写がサラッとしていて、トントンっと展開を追うような書き振りで少し拍子抜けしながら読みました。解説を読んで、ドラマの原作ありきの作品だと聞いて納得しました。
    きっとドラマだと、俳優さんが表情や仕草でここには描かれない微妙な心理を表現してるんでしょうね。ドラマが見てみたくなった、という点ではこの作品は成功だと思いました。

    0
    2025年11月27日
  • 絶唱(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    トンガっていう国の知識が全く無かったからお話の舞台としてすごく新鮮だった。
    何事もなく平和に終わるのかなと思ったけど、最後は少し意外だった。
    さすが湊かなえさん。
    ここでも裏切ってきた。

    0
    2025年11月27日
  • 少女

    Posted by ブクログ

    Audibleにて。
    死を見てみたい。というフレーズにひかれて聞いてみたけれど、少し思っていたのとは違った展開になった。タイトルどおり、少女らしい清々しさを聴き終わった後に感じました。
    結構序盤に展開が読めてしまったのが、残念だなと答え合わせをしながら聞いていたけれど、最後の最後まで繋がっていたのはビックリ。湊かなえの執念を感じた。

    0
    2025年11月26日
  • 落日

    Posted by ブクログ

    湊かなえさんの、イヤミスとは一線画したヒューマンミステリーと言えようか。
    ある事件を通じて、姉を亡くした主人公の視点から過去の人間関係が明らかになっていく。
    ストーリーはよく練られていたとは思うが、かなり回りくどく少しテンポが悪かったのが残念。なんとなくエンディングも想像ついた。

    0
    2025年11月25日
  • C線上のアリア

    Posted by ブクログ

    湊かなえの作品は新刊が出る度に読んでいますが、やはり読み易い!ベストセラー作家の文章はどこがどう良いのか説明しにくいのですが自然と文章が頭に入ってきます。今回のお話もスーッと物語に入る事が出来ました。いつものイヤミスとは違い、介護ミステリとの事ですが、ヒューマンドラマ的なミステリーで、最後はいつもと違うちょっと温かみのある終わり方でした。
    新たな挑戦との事で、いつものイヤミス程のインパクトは有りませんでしたが、楽しめました。
    またの新作にも期待です!

    0
    2025年11月25日
  • Nのために

    Posted by ブクログ

    それぞれの視点に立つと見え方が変わって面白かった。
    このために最初から仕組んでいたことだったと分かった時は結構驚いた。

    0
    2025年11月24日
  • 夜行観覧車

    Posted by ブクログ

    誰の立場かによって登場人物のイメージがガラリと変わりました。読み進めやすいですが結末がはっきりしているわけではないので私はモヤモヤが残りました。

    0
    2025年11月23日
  • リバース

    Posted by ブクログ

    ミステリー好きなので、中々楽しめた。
    でももう一度読みたい、人に進めたいまでの感情は湧かなかった。
    かなり昔に告白を読んだ時は凄い衝撃を受けたことを思い出し、もう一度読みたくなった

    0
    2025年11月23日
  • 山女日記

    Posted by ブクログ

    クマ被害でなかなか山に登ることができなくなってしまったので、せめて山に登った気になれるかなと思って読んでみました。山の描写や山を愛する人物の心情描写もうまく、やっぱり山に登りたくなりました。

    よかったところ
    ・山の名前が短編のタイトルなんてオシャレ
    ・初心者にも山の魅力が伝わってくる描写の巧さ
    ・それぞれの短編に主人公がいるが、どこか繋がりがあるところが巧い。青山美智子の小説を読んでいるかのよう。
    ・湊かなえと言えばイヤミスの女王だけど、そのような要素はない新境地。人が殺される狂気や不安・不審点などがないので安心して読める。
    ・何よりも、山に登りたくなる。

    0
    2025年11月23日
  • 母性(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    歪な母娘の関係性。母性とは何かを考えさせられた。
    心の中がドロドロとした嫌な気持ちでいっぱいになった。

    0
    2025年11月22日