湊かなえのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
・「タイムカプセルの八年」辻村深月
大学講師の孝臣には妻の温子と小学校の教諭になった幸臣という息子がいる。
幸臣が小学6年の時に親父会に参加することになった孝臣は、小松ユカリの父親や洋菓子屋の主人、沢渡などと交流をもつようになる。その時の担任が比留間先生で、彼に憧れて幸臣は小学校の先生になりたいと話すようになる。タイムカプセルを埋めるといっていた比留間は土に埋めずに学校を移ったと知った孝臣は(幸臣は後輩に知らされる)、息子達に黙ってに親父会のメンバーでタイムカプセルを探しにいき土の中に埋めた。息子が憧れていた比留間先生が埋めてくれたことにして。
親父会メンバーで時々集まることにな -
Posted by ブクログ
インパクト大の興味をそそるタイトル。
気になっていたので文庫化で即購入。
序盤は淡々と進んでいき拍子抜けした感もあったが
後半、あの驚愕な真実が待っていると思うとなんだか納得。淡々としていた分、グロさなどはあまり気にならなかった。
おぞましいタイトルから連想される感情とは裏腹に
親子愛に富み、何とも哀しい結末。何度も疑ってかかる自分がいて、その度に裏切られる展開。
結局、印象に残るのは史郎と至の親子であり、至の父への最後のメッセージが…何とも言えず心にささる。
微笑ましい親子だったがゆえに、両者の感情を思うと心をえぐられる。今回も痛烈なイヤミス感だった。 -
Posted by ブクログ
母親の手記と娘の回想で物語が進行する。
母親は自分の母から授かったような愛情を注ぐのだが、娘にはそれが充分に伝わっていないと感じ、絶望感に陥る。
娘は母親から愛されていないと感じ、自分に愛情を向けてもらうように努力する。
しかし、お互い不器用で真逆な受け取り方をしてしまい、溝は深まっていく。
「母性」とは何かと考えたとき、言葉の定義はわかるものの、男には説明し得ない概念だと感じた。
子育てをしているお母さんと思春期の娘さんが読むとより共感できるのではないだろうか。
悪者として書かれていた義母視点があっても良かったと思う。
義母の実の娘達への甘さもまた母性だからだ。 -
Posted by ブクログ
子供を殺された教師の苦悩と復讐劇
各章が登場人物それぞれのエピソードとなっており、物語が展開されていく。
イヤミスと言われている作品らしいが、読後感は割とスッキリ感があり、とても読み応えがあって良かった。
小説を読んでいて初めて、ページを捲るのが怖いと思った。
人気作品なので色々と考察がされているが、確かに自分も『うん?』となるところは1点あった。
少年法に守られた殺人者に本当の意味で罪を償わせるには、そうするしかないんやろな、と納得できる結末であった。
この作品を読んだ人達と、それぞれ疑問に思った部分を話し合えたら面白いだろうなと感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレみどり屋敷に住む弥生さんとそれを取り巻く人々の物語。
弥生さんの日記を読み進めて判明する衝撃の真実が面白かった。菊枝さんと交換家事を行い、仲良くなっていったかと思いきや、突然交換家事を終わりにしたいと告げられ、最後の挨拶に行った日に弥生さんの義母が階段から落ちて亡くなってしまう。
なんと階段にはコードが貼ってあり、そのコードは弥生さんの夫が、姑が階段を上がれるのかどうか確かめるために仕掛けたものだった…
色んな不協和音が重なっておきてしまった悲しい結末に、心がざわついた。
邦彦があまり魅力的な男性に感じられなかった。(介護をお嫁さんに押し付ける、実は弥生さんを好きだった)
美佐は他人に首突