湊かなえのレビュー一覧

  • 贖罪

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    空気が綺麗なことが取り柄の田舎町で、小学4年生のエミリちゃんが殺される。
    直前まで一緒に遊んでいた4人の女子児童は、エミリちゃんの母親から犯人を見つけるか・償いかを迫られ、それぞれが事件を引きずったまま大人になっていくイヤミス。

    大人になった女子児童4人と、エミリちゃんの母親の独白、終章の6章で構成されていて、5人の独白を通して事実が見えていくのが面白い。

    人間のおぞましい自分勝手さを感じる作品だった。

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    2026年09月12日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    姫野カヲルコと湊かなえは、ヒトの気持ちを引き込むのがうまい。
    誰も巨悪ではない、でもちょっとずつヒトの嫌なところ、弱くて利己的なところ、みんなが日々薄暗くしておくところに、ピカーっと光を当てる。でも、どや感はなく淡々としている。
    おばあちゃんみたいな人になりたいな。周りを俯瞰してて、聡明。孫たちを可愛がり最終的には清濁をあわせのむというか。まゆこ側のストーリーも読みたい。あと、ミステリーであるが、爽快感はない。

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    2026年09月12日
  • 夜行観覧車

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    出てくる人みんな、何でこんなに自分勝手なのだろうと思わされる。
    イライラするけど続きが気になって一気読みでした。
    高級住宅があんな社会なら、住みたくないなと思いました。

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    2026年09月11日
  • リバース

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    人は、自分の思ってもいないところで、他人を傷つけることはもちろん、ときには殺める手助けをしてしまっていることさえある。実際それに自分が気付いたとき、ましてや殺した相手が親しい間柄だったとしたら、どう感じ、これからどう生きていくのか。
    最後まで犯人がなんとなく分かるようで分からない、どんでん返しが待っている。

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    2026年09月11日
  • ユートピア

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    子供たちがなぜお互いをよすがにしていたのかヒントはあったけど、明確には見えなかったのがなぜだが不気味。

    田舎に住む人が抱く都会への憧憬や自分のことが近所中に知られているという閉塞感、陰口が聞こえても構わないというような配慮の無さに辟易する感覚はわたしも田舎出身だから分かる。と同時に東京に出てきて数年が経ったので田舎にこそ、なにか自分の求める居場所(ユートピア)があるのでは無いかという気持ちも同時にあるよねという感覚がある。

    私たちはいつもここにない場所に自分の求めるものがあるのでは無いかと、ありもしない理想郷を夢想する。(ここに無いから夢想できる)

    ザラッとした後味の悪さの残る話でした。

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    2026年09月10日
  • ユートピア

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    湊かなえ作品
    お決まりパターンの三人の視点をいれかえながら語られる地方の町のお話し
    私はこういう場合この人物好きじゃないからこの人よりあの人の話の方が読んでて楽しいなとなるんだけど、どれも正しいし、どれも間違いと言えるから難しい

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    2026年09月10日
  • 母性(新潮文庫)

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    読んでて辛かった。けど家族って一番大切な人達だし、与えられたぶん自分も同じくらい今や未来の家族を愛さないとなって思った。

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    2026年09月09日
  • 王国

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    ちょっとよく分からなかった…
    騎士とかなんだろう…
    海のダイビングは好きだけど、珊瑚の女王とかよく分からなかった。

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    2026年09月09日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    どんな展開になっていくか楽しみな書き方だったが、最後の犯人が南条というのは、こじつけな気がした。単純に殺害されたなら納得がいくけれど、強姦までする点が、南条という人間性があまり描かれていないため、合点がいかなかった。南条だって好きで麻子と交際していたわけだし、何故恨みに変わるのかもあまり納得できなかった。少し期待外れだった。

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    2026年09月09日
  • 高校入試

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    初めての湊かなえ。入試当日に起こる入試にまつわる事件を描いていたのだけど、動機が回りくどくて、自分にはスッとは入ってこなかった。残念...

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    2026年09月09日
  • 暁星

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    2026本屋大賞第5位受賞作。

    宗教二世という言葉から、あの事件を連想させる。
    前半と後半に物語は分かれており、ちょっと複雑で難解だった。もう一度読み返してみれば、また違った景色が見えてくるのかなぁ。

    大きな切なさが残る読後感でした。

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    2026年09月09日
  • 夜行観覧車

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    人の底にある黒い部分を描くのが上手いと思った。
    後味は悪くない。ハッピーエンドにも見える。
    けど結局何も解決していないのでは?

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    2026年09月09日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    自分が予想していた結果と違った。親はどんな気持ちなんだろ。絆なのか過ごした時間なのか。
    結衣子がかわいそうにも思う

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    2026年09月09日
  • Nのために

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    ネタバレ

    みんなそれぞれ大事な人のために行動した事が巡り巡って悲劇へと繋がっていく話。誰ひとり想いを伝えようとしなかったから拗れてすれ違って、みんなが隠し事をしてるせいで誰も真実を知ることができなくて、後味が悪いとも違ってなんだかすごく寂しい読後感。

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    2026年09月08日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かったけど、湊かなえさんはやっぱりしんどい。子供は正直なんて嘘。疑うし、口裏合わせるし、試す。とにかく大人の都合で踊らされて、空気を読まされた子供たちが不憫でした。
    あとブランカ!ブランカー!!泣

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    2026年09月07日
  • リバース

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    友人の不慮の死をきっかけに、亡くなった友人の地元に行って両親や同級生にどんな人物だったかを聞いていく。
    一方で自身に送られてきた告発文の謎を追っていく構成。
    ラストに待ち構える衝撃も素晴らしい。
    コーヒーや蜂蜜といったアイテムが物語上うまく機能していたのも良かった。とても惹きつけられるミステリー小説でした。

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    2026年09月07日
  • 王国

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    湊かなえのブロマンス小説との事。9人でてくる男性の視点それぞれで語られる真実。誰が女王を殺したのか?
    最初は少し読みにくかったのだけど、徐々に人間関係や何が起きたのかが、明かされていくうちに、次が気になって読み進んだ。何があったのか、それぞれ何を隠していたのか少しずつ語り部の視点から明かされていく。それぞれ後悔を告白していくが、希望のもてる終わり方になっていた。
    事件?事故?の真相はおそらくこうなのかな?!ではっきりとは語られない。
    でも、そのほうがリアリティがある気もする。事件の真相よりも皆の心を救いたかったのかも?!ブロマンスの捉え方しだいなような気もするが、ブロマンスではあるかな?!

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    2026年09月07日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    小学生で友達が殺人事件に巻き込まれてしまったら、外出すら怖くて出来なくなってしまうのではないかと恐ろしくなった。けれど、殺された子供の母親が、一緒にいた子たちに、八つ当たりのように、あなたたちが犯人の顔を覚えていてくれたら、と思う気持ちもわからなくはない気がした。
    そんな経験をした子供たちがそれぞれに事件を引きずりながら生きる様子がなんとも苦しかった。
    私は人の何倍も正義感の強い人間だからこそ、もし自分がそんな経験をしたら人一倍苦しむような気がした。

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    2026年09月06日
  • 未来

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    とても難しい感じで、重い内容…。
    実際にこういう人もいるのかもなと思えるような話ばかり。
    終わり方は少し惜しい気もしたが、湊かなえさんらしい怒涛の展開。

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    2026年09月06日
  • Nのために

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    ネタバレ

    いろんな意味で理解に苦しんでる…
    主要人物それぞれが「Nのために」したことが、全部ちょっとずつうまく噛み合わなくて起きた事件?
    誰もなんにもしなくても、野口夫婦は遅かれ早かれこうなっていたのでは…

    野バラ荘は誰もなんにもしなくても買い取られることはなかったし、火事(放火?)の犯人はNじゃない。
    そしてNは、家から逃げたいとも思っていなかった。

    みんなが「Nのために」したことって、ぜんぶ無駄足だったんだなって印象。

    最初のほうまで安藤は女だと思って読み進めていたのがあとから男だと知って「今後の展開に関わるのかな」と思ったら何にもなかったのもびっくり。
    …これはただの、私の思い込みのせいか(

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    2026年09月06日