湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ第一部の犯人の手記は、同情の余地はあるけど身勝手な人間だな、くらいの印象
第二部から人物たちの関係性がかなり見えてきて、新興宗教の闇を感じた。
ただ、彼ら2世たちは新興宗教の被害者というのはもちろんそうなんだけど、それ以前に毒親の被害者かなと思う。
第二部を読み進めると、冒頭の「この小説はフィクションである」という一文がすっかり頭から抜けていて、第一部とのリンクも所々あるし、これはノンフィクションなんだろうなと思いながら読んでいた。
なので、最後の一文に全く衝撃がなく、「うん、そうなんでしょうね」とすんなり受け入れてしまった。
どんでん返しとのことだったので、そこは期待が外れてしまった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ全く好みじゃなくて読むのにものすごく時間が掛かったけど、第5章で広沢の深瀬に対する友愛の思いを美穂子の口から聞くところでウッカリもらい泣き(?)してしまったし、コーヒー、蜂蜜、蕎麦っていう緻密に張り巡らされた伏線がラストで綺麗〜〜〜に回収されるところで、本作の評価が何故高いのかがわかった気がする。
湊かなえの作品は、これまでに『告白』『贖罪』だけ読んだけどどれも女性の内面が語られていて、でも本作は男性の主人公かつ男性のコミュニティについて綴られていたから、あまりシンクロできず刺さりにくかったのかもしれない。
美穂子が広沢の元カノだとわかって気まずくないんかな…とか思って読んでた。
それより -
Posted by ブクログ
ネタバレ女子高生が庭で倒れているのが発見された。事故か自殺か不明。
この真相を追う物語かと思って読んでいたが、そうでなかったので、いまいち腑に落ちなかった。
リルケの詩。
普通、母性は生まれ持ったもので子供を愛する本能的なもののことを言うが、本書ではそうでない。
清佳の母は自分の母が大好きで、自分の子供より自分の母を大事。
子供が生まれたから親になれるかと言ったらそうではない。子供のままの親もいる。
「子どもはまた産める」
と、子供より母を選ぶ女性。
そういう人も世の中に入るだろうが、共感できず、ずっとモヤモヤ。
後半、娘が自分の名前を呼ばれるところは印象的。ずっと邪険にされてて、