湊かなえのレビュー一覧

  • カケラ

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    ネタバレ

    私は醜形恐怖症を経験したことがあるので、この本は自身に関係あるテーマを扱っていると思い、読み始めました

    人を褒める場合であっても外見のことを言及してはいけない という内容が書かれていましたが、私も常にそう思っています
    悪口のみならず、褒める場合でも 外見のことを口にするのは品がなく、失礼なことだと思っています

    簡単に、他人の外見をジャッジする人がいますが、「自分が理想的だと思っていることが、必ずしも他人の理想とは限らない」という文を読んで、本当にその通りだと思い、ブスやデブなどの言葉は、ただの悪口であるだけではなく、一方的な理想の押しつけとも取れますね

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    2026年03月30日
  • 落日

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    だいぶ前に読んだけど、凄く残っている作品です。ミステリーではなく虐待等世論に訴える作品でした。
    九州の工業地帯に落ちる太陽が目に浮かぶようで、あたかもそこにいるように感じながら読んだ。

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    2026年03月18日
  • 落日

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    なんとなくネガティブなミステリーかなと思って読み進めていったけど、ラストは真逆でした。
    主人公の心境を丁寧に描きながら、人としての成長も感じれる。
    過去を知り、理解することで未来に光を灯していく。
    日(過去)が沈んで、日(未来)が昇る。
    そのことを教えてくれる一冊。

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    2026年03月15日
  • ドキュメント

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    煙草の事件を元にそれぞれが自分と向き合って前に進む話。
    前作と同じくサラッと読める。登場人物が意外なところで繋がってるのが湊かなえ作品っぽい。
    アナウンス編も楽しみ

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    2026年03月15日
  • 境遇

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    面白くてあっという間に読み終わった
    今回はちょっと心が温まるお話
    こういうのも好き
    カケラを読んじゃってから久しぶりに湊かなえさんの沼にはまって、抜け出せない…久しぶりに何読んでも面白い

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    2026年03月14日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    連作短編。
    出てくるフレーズで印象的なものが多い。
    死は怖くない。別れるのは寂しいけれど、祈り続ければまた会って話すことができるのだから。笑顔で旅立ちを支える。
    子どもたちが輝いていれば未来は続く。大人が子どもの輝きを無くしてはいけない。
    自分が傷ついたり事実に気づいて悲しくなるのを避けるために自分から離れる。外側の人間ばかり内側を語りたがる、、、
    そして尚美さんの存在は欠かせない。
    人は身勝手ないきもの。それに気づいた時、少し成長できるのかな。
    もらった優しさを人にあげられる人になりたい。

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    2026年03月14日
  • ユートピア

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    湊かなえ作品をいくつか読んでみようと思って、早速購入。あえて有名どころの作品にはいかず、あらすじを見て選んでみた。
    暁星を読んだときの、登場人物が身近にいるあの感じは、本作品を読んで湊かなえさん作品特有のものだと思った。登場人物の主観があちこちに散りばめられていて、時々急すぎて話のつながりがわからくなることもあったけど、これが人間らしさなのではとわたしは思った。
    暁星のときよりも、はるかにモヤモヤが残る作品ではあった。でも、自分が見えてる世界が全てではないし、それぞれ何かしらの思いを抱えて関わっているんじゃないかってことが、小さな街を舞台にすることでより感じることができたと思う、面白かった。

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    2026年03月14日
  • ユートピア

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    時間が経つと初めて読む感覚で何度でもハラハラさせられる
    ユートピアも2.3回目とは思えないほどおもしろかった
    テレビや雑誌が取り上げるオシャレなネタを敬遠しちゃうのは、その裏に色んな人間関係や思惑があって、そんなこと全くないかのように綺麗に伝える報道の仕方が受け入れ難く感じるから、なのかも

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    2026年03月13日
  • 山女日記

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    ネタバレ

    登山を通して様々な人が人生と向き合う物語。富士登山だけしたことはあるが頂上に着いた時は絶景が待っているが道中は非常に苦しい。ネットで頂上の写真を見るのと実際苦労して見た景色は同じでもまったく違うものだと実感する。一人で登るか誰かと登るかは好みだが一緒に過ごした時間は今後の人生で大事なものになると思う

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    2026年03月13日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    心の奥底から湧く負の感情や、殺意へ変わっていく心情変化が、こんなにもうまく表現出来るものなんだ!と思いました。湊さんだからこそ描ける表現でもあり、作品の魅力で夢中になった読書体験でした

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    2026年03月05日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    ネタバレ

    ポイズンドーターホーリーマザーの2編特に良かった。
    弓香視点のお母さんはあんなにも毒親だったのに、周囲から見るお母さんはそんな人ではなくて、なんなら毒親とは真逆なところにもいたように感じて辛かった。理穂が言っていた「溺れる」の表現の部分も印象的。浅瀬で苦しんでいる人とその奥の深いところで苦しんでる人、違うんだろうなあ。
    毒親って表現そのものにもちょっと違和感を持った。
    母親と娘、その絆、線引き、全て難しいよなあ。

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    2026年02月28日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    トンガという国や出会った人を通じて成長していく人々の物語。
    人は海のように透き通っている部分と治らない傷を持つ生き物なのかなと感じた。

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    2026年02月27日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    自分本位な考えの人(主に女性)を書かせたら、右に出る人はいないだろうなと思わせる内容でした。

    結局、主人公達は自分の考え方に囚われ続けているだけに思えたし、同調も同情も出来なかったですね。

    内容に反して読みやすいけど、読んでいるとだんだんと気が重くなってきました。

    本当に後味の悪い読後、それでも星4にしたのは、読みやすかったからなのです。

    この作者の作品は、これで2作目となります。
    普段は自分では好んで選ばないような内容だけど、知人が貸してくれた本の中に、作者の本が数冊含まれていたので、読んでみました。

    あと1冊あるんだけど、前回読んだ本といい今回の本といい、読みやすいけど気が重くなる……でも読みやすいからまた読むんだろうな…。

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    2026年02月26日
  • 山女日記

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    自然の中で大人達が静かに成長していく姿が丁寧に描かれる。山の描写と心理描写が温かく、前向きな余韻が残りました。

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    2026年02月25日
  • 境遇

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    おもしろかった〜!
    まさかのすぎる犯人、、、、
    同じような育ち方だと共通点があるから距離が縮まって仲良くなるのあるあるだなと思ったけど、、、
    同じ育ちで共感できることが多いからこそ、どちらかが抜きん出てしまうと、片方は不公平だなって感じて友達でいられなくなってしまうのかな

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    2026年02月22日
  • サファイア

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    短い物語の中に内容がぎゅーっと詰まっていて濃い。しかも伏線が回収され、思わぬ結末になることも。びっくりするような展開なのに実際に起こりそうなところがさらに怖い。
    湊かなえさんの本には毎回驚かされます。怖いけど読み始めると途中で止められなくなります。

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    2026年02月20日
  • ユートピア

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    ユートピア
    湊かなえ

    湊かなえ19作目
    山本周五郎賞受賞作品
    交通事故に遭い車椅子となった久美子
    彼女を支えて、他の不自由な人たちをも支えるため
    母親3人はボランティア団体「クララの翼」を立ち上げる
    最初は評判が良く、たくさんの支援金が集まり、雑誌のインタビューも受ける
    しかしある噂はネットを介して広がり悪意に満ちていく
    そして大きな事件が起きる…

    同じ集英社刊行の「白雪姫殺人事件」のように噂がネットを介して広がり、徐々に悪意に満たされていく過程が詳らかに書かれています
    そこは人間の奥底に潜んでいるドロドロとして真っ黒なものに溢れています
    やはり湊先生はそういうものを描かせると日本一です
    (トークショーで実際お会いしたときは何て明るくてホンワカした人なんだろうという作中とは全く逆の印象でしたが)
    そりゃ、受賞するだろうっていう感じです
    最後の結末に至るジェットコースターのような展開も見事です
    前半はゆっくりと進みながら、後半は急降下
    ページをめくる手も止まらなくなります

    それにしても物語の舞台となる鼻崎町はモデルがあるのか気になりました
    物語前半の重要なアイテムとして線香がありますが、先生の住まわれている淡路島は線香の日本一の産地らしいですね
    でも具体的にここっていうモデルではなく、先生が新しく作り上げた場所なのでしょう
    人々が恋焦がれるユートピアのような場所
    本当は善意にも悪意にも満ち溢れる場所

    #湊かなえ #湊かなえワールド #ユートピア #山本周五郎賞 #読書

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    2026年02月15日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    母と娘にまつわる殺意までに変わるほどの関係を書いた6個の短編集。
    胸が苦しくて涙が出そうだった。視点が変わるだけで愛にも憎しみにも変わる、共感したはずなのに次の編では敵視した側に共感してしまう湊かなえの人間の書き方。

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    2026年02月12日
  • 山女日記

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    ありきたりな山歩きかもしれないが、柔らかい言葉に沿って辿って行きながら、主人公の心境に共感を覚える。
    湊さんは山好き花好きでした、この本を読んで知ったのだが、日記という題名は本人のものではなく、参加して登山情報を得ているSNSの名前でした。

    8つの題名のように登った8か所の山にまつわる話で。薄ぅく繋がっている。
    主人公はアラサー女子。

    もう遠くなったが、軽々と峰を超えていた頃を思い出す。あの頃の穂高や白馬を、足が追いつかなくなってからも未練たっぷりに麓から仰いだことも何度かある。

    ガレ場を歩く感じや鎖場の感触など懐かしいシーンに、うら悲しいような気持でメンバーの顔を思いだした。

    アラサーが微妙かどうか。生き方を自由に選ぶことができるようになってきた現代。女子の年齢に不自由な時代が、少しずつ変化してきているし、独身であろうとなかろうと、自立さえしていれば周りは大目に見てくれている。

    それぞれの生き方や周りの思惑まで山に引き摺っているのは、適齢期とか生産年齢とか、親の気持ちとか何やかやの生きづらい思いがまだ絡みついているからだろう。

    異性に惹かれる年頃になると、いやだと言っても面倒なことが山にまでついてくる。
    という山の風景と心の風景がリンクしたり離れたり、メンバーに寄り添ったり、迷惑だったり、地上と変わらない気持ちからは解放されないことよくわかる、それでも湊さんの飾らない山歩きが心地よかった。苦しい道を踏破しながらじっくりと自分を見つめなおしたり、頂に立って大きな広い世界を見て少し違った生き方に目覚めたりする。



    目次

    * 妙鉱山
    こんなはずでなかった結婚
    ⋆ 火打山
    捨て去れない華やいだ過去
    ⋆ 槍ヶ岳
    父に言ってしまったあの言葉
    * 利尻山
      ぬぐい切れない姉への劣等感
    ⋆ 白馬岳
    夫から切り出された別離
    ⋆ 金時山
    突然見失った将来の目標
    * トンガリロ
    いつの間にか心が離れた恋人


    そして、ア~~私も行きたかった!!
    ニュージーランド、ロード・オブ・ザ・リングのトンガリロ、三色のクレーター・火山湖

     ニュージーランドのトレッキングとともに終わった吉田君との登山行。
    彼女もまたいつか、登山のように紆余曲折した思い出の道を辿るのかも。




    望郷 海の星
    白雪姫殺人事件 
    Ǹのために  

    0
    2026年02月08日
  • 往復書簡

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    ネタバレ

    手紙でのやり取りを小説にするという斬新な作品でした。
    また作品自体は短編集で、一つ一つに小さなどんでん返しがあり、サクサクと読むことができました。
    手紙だからこその嘘や表現というものが散りばめられており、普段の小説とは違った面白さがありました。
    短編の中では、20年後の宿題が1番好きでした。
    6人それぞれの事件に対する思い、先生が依頼した真意など、物語として引き込まれていきました。

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    2026年02月08日