湊かなえのレビュー一覧
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娘がこのクラスの生徒に殺されました―――。
ざわつく教室で中学教師・森口悠子が衝撃の『告白』を始める。森口はシングルマザー。娘の父親は熱血先生で知られる教師。しかし、HIVに感染していることがわかり、娘のことを考えて結婚はしなかった。
ある日、娘の愛美が学校のプールで亡くなっているのが発見される。警察は誤って転落したことによる事故死と判断。
しかし、森口は殺人であることに気づく。犯人はふたり、このクラスにいる――。
あの湊かなえのベストセラーが映画化、衝撃のコミカライズ! 話題必至で見逃せない!!
ストーリーやキャラクターや世界観は原作に忠実に描いてて、森口先生の愛する娘の命を奪われた痛みと憎悪や犯人の歪んだ承認欲求の闇深さ、犯人の母や友人の愛が痛切に伝わってくる傑作コミカライズ。 -
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何の前知識もなく読み始める。どんな話だろうと思ってると、、、
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以下ネタバレです
菜々子がすみれに対して「田舎に憧れる、都会の人がするファッション」と揶揄したあたりから「これ面白いかも」と思った。
登場人物同士がお互いのみなりや発言、行動をちょっとバカにした表現多くて面白い。
人のネチっとした部分がたくさん描かれていて、すごく面白かった。
お金と子供が絡まなかったら、あの三人はうまくやれていたかな?
しかし、「クララの翼」なんて綺麗事すぎて、マジ不愉快。
これは綺麗事だ、これは偽善だとちっとも疑わないすみれにドン引き。
すみれの芸術家たちの力でこの町をもりあげるという、おせっかい、かんちがい。
だれも頼んでない。地元民はこの景色が当たり前なのだ。
田舎者とは?都会人とは?
地理的にどこに住んでいるのかは関係なく、それは人への接し方でわかる。
そうなると、菜々子はとても都会的なセンスを持った人だろう。 -
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湊かなえと聞くと、ミステリーの女王というイメージがあります。
このお話も短編×4でそれぞれ解き明かされる謎があり、ミステリアスではありますが、
怖さや恐ろしさは感じず、誰かのために隠していた嘘や温かみのある嘘によってできた出来事が徐々に紐解かれていくようなお話でした。
なので、事件はあれど、心が温かくなる作品でした。
特に2つ目のお話が私は好きだなと思いました。
人を訪ねていき、いろんな人の視点で解決する一方、語り手(解き明かす人間)は1人でその矛盾さも面白かったです。
だからこそ語り手1人が読み手と同じ温度感で事を知り、同じように驚き、代弁してくれているかのようで小説の世界に引き込まれました。
どの作品も短編だからこそ、最後まで語られておらず、この先どうなるのだろうかと想像が膨らむ作品でした。
手紙を誰かに送りたいな〜 -
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ネタバレ私は醜形恐怖症を経験したことがあるので、この本は自身に関係あるテーマを扱っていると思い、読み始めました
人を褒める場合であっても外見のことを言及してはいけない という内容が書かれていましたが、私も常にそう思っています
悪口のみならず、褒める場合でも 外見のことを口にするのは品がなく、失礼なことだと思っています
簡単に、他人の外見をジャッジする人がいますが、「自分が理想的だと思っていることが、必ずしも他人の理想とは限らない」という文を読んで、本当にその通りだと思い、ブスやデブなどの言葉は、ただの悪口であるだけではなく、一方的な理想の押しつけとも取れますね -
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湊かなえ作品をいくつか読んでみようと思って、早速購入。あえて有名どころの作品にはいかず、あらすじを見て選んでみた。
暁星を読んだときの、登場人物が身近にいるあの感じは、本作品を読んで湊かなえさん作品特有のものだと思った。登場人物の主観があちこちに散りばめられていて、時々急すぎて話のつながりがわからくなることもあったけど、これが人間らしさなのではとわたしは思った。
暁星のときよりも、はるかにモヤモヤが残る作品ではあった。でも、自分が見えてる世界が全てではないし、それぞれ何かしらの思いを抱えて関わっているんじゃないかってことが、小さな街を舞台にすることでより感じることができたと思う、面白かった。 -
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自分本位な考えの人(主に女性)を書かせたら、右に出る人はいないだろうなと思わせる内容でした。
結局、主人公達は自分の考え方に囚われ続けているだけに思えたし、同調も同情も出来なかったですね。
内容に反して読みやすいけど、読んでいるとだんだんと気が重くなってきました。
本当に後味の悪い読後、それでも星4にしたのは、読みやすかったからなのです。
この作者の作品は、これで2作目となります。
普段は自分では好んで選ばないような内容だけど、知人が貸してくれた本の中に、作者の本が数冊含まれていたので、読んでみました。
あと1冊あるんだけど、前回読んだ本といい今回の本といい、読みやすいけど気が重くなる……でも読みやすいからまた読むんだろうな…。 -
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ユートピア
湊かなえ
湊かなえ19作目
山本周五郎賞受賞作品
交通事故に遭い車椅子となった久美子
彼女を支えて、他の不自由な人たちをも支えるため
母親3人はボランティア団体「クララの翼」を立ち上げる
最初は評判が良く、たくさんの支援金が集まり、雑誌のインタビューも受ける
しかしある噂はネットを介して広がり悪意に満ちていく
そして大きな事件が起きる…
同じ集英社刊行の「白雪姫殺人事件」のように噂がネットを介して広がり、徐々に悪意に満たされていく過程が詳らかに書かれています
そこは人間の奥底に潜んでいるドロドロとして真っ黒なものに溢れています
やはり湊先生はそういうものを描かせると日本一です
(トークショーで実際お会いしたときは何て明るくてホンワカした人なんだろうという作中とは全く逆の印象でしたが)
そりゃ、受賞するだろうっていう感じです
最後の結末に至るジェットコースターのような展開も見事です
前半はゆっくりと進みながら、後半は急降下
ページをめくる手も止まらなくなります
それにしても物語の舞台となる鼻崎町はモデルがあるのか気になりました
物語前半の重要なアイテムとして線香がありますが、先生の住まわれている淡路島は線香の日本一の産地らしいですね
でも具体的にここっていうモデルではなく、先生が新しく作り上げた場所なのでしょう
人々が恋焦がれるユートピアのような場所
本当は善意にも悪意にも満ち溢れる場所
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