湊かなえのレビュー一覧

  • 告白

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    娘がこのクラスの生徒に殺されました―――。
    ざわつく教室で中学教師・森口悠子が衝撃の『告白』を始める。森口はシングルマザー。娘の父親は熱血先生で知られる教師。しかし、HIVに感染していることがわかり、娘のことを考えて結婚はしなかった。
    ある日、娘の愛美が学校のプールで亡くなっているのが発見される。警察は誤って転落したことによる事故死と判断。
    しかし、森口は殺人であることに気づく。犯人はふたり、このクラスにいる――。
    あの湊かなえのベストセラーが映画化、衝撃のコミカライズ! 話題必至で見逃せない!!
    ストーリーやキャラクターや世界観は原作に忠実に描いてて、森口先生の愛する娘の命を奪われた痛みと憎悪や犯人の歪んだ承認欲求の闇深さ、犯人の母や友人の愛が痛切に伝わってくる傑作コミカライズ。

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    2026年04月08日
  • ユートピア

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    何の前知識もなく読み始める。どんな話だろうと思ってると、、、
    ↓
    以下ネタバレです








    菜々子がすみれに対して「田舎に憧れる、都会の人がするファッション」と揶揄したあたりから「これ面白いかも」と思った。
    登場人物同士がお互いのみなりや発言、行動をちょっとバカにした表現多くて面白い。
    人のネチっとした部分がたくさん描かれていて、すごく面白かった。
    お金と子供が絡まなかったら、あの三人はうまくやれていたかな?
    しかし、「クララの翼」なんて綺麗事すぎて、マジ不愉快。
    これは綺麗事だ、これは偽善だとちっとも疑わないすみれにドン引き。
    すみれの芸術家たちの力でこの町をもりあげるという、おせっかい、かんちがい。
    だれも頼んでない。地元民はこの景色が当たり前なのだ。
    田舎者とは?都会人とは?
    地理的にどこに住んでいるのかは関係なく、それは人への接し方でわかる。
    そうなると、菜々子はとても都会的なセンスを持った人だろう。

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    2026年04月07日
  • カケラ

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    ネタバレ


    事実を知るのに多面的な意見とても大事ですね。

    自分の娘を、不倫した旦那への復讐に使う実の母親が1番グロい。
    横網さんも気付かないフリしてるのがキモい。

    こういう嫌な気持ちで終わるのが本当に湊先生うまい。

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    2026年04月03日
  • 境遇

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    境遇、まさにその通り、最後のどんでん返しが面白かったです!
    自分の生い立ちってホントに自分のルーツになってるんですね!晴美と陽子それぞれの求める自分と周りへの愛情、2人の信頼関係、色々と考えさせられました!

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    2026年04月02日
  • 往復書簡

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    湊かなえと聞くと、ミステリーの女王というイメージがあります。
    このお話も短編×4でそれぞれ解き明かされる謎があり、ミステリアスではありますが、
    怖さや恐ろしさは感じず、誰かのために隠していた嘘や温かみのある嘘によってできた出来事が徐々に紐解かれていくようなお話でした。

    なので、事件はあれど、心が温かくなる作品でした。
    特に2つ目のお話が私は好きだなと思いました。
    人を訪ねていき、いろんな人の視点で解決する一方、語り手(解き明かす人間)は1人でその矛盾さも面白かったです。
    だからこそ語り手1人が読み手と同じ温度感で事を知り、同じように驚き、代弁してくれているかのようで小説の世界に引き込まれました。

    どの作品も短編だからこそ、最後まで語られておらず、この先どうなるのだろうかと想像が膨らむ作品でした。

    手紙を誰かに送りたいな〜

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    2026年03月31日
  • カケラ

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    ネタバレ

    私は醜形恐怖症を経験したことがあるので、この本は自身に関係あるテーマを扱っていると思い、読み始めました

    人を褒める場合であっても外見のことを言及してはいけない という内容が書かれていましたが、私も常にそう思っています
    悪口のみならず、褒める場合でも 外見のことを口にするのは品がなく、失礼なことだと思っています

    簡単に、他人の外見をジャッジする人がいますが、「自分が理想的だと思っていることが、必ずしも他人の理想とは限らない」という文を読んで、本当にその通りだと思い、ブスやデブなどの言葉は、ただの悪口であるだけではなく、一方的な理想の押しつけとも取れますね

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    2026年03月30日
  • ドキュメント

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    煙草の事件を元にそれぞれが自分と向き合って前に進む話。
    前作と同じくサラッと読める。登場人物が意外なところで繋がってるのが湊かなえ作品っぽい。
    アナウンス編も楽しみ

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    2026年03月15日
  • 境遇

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    面白くてあっという間に読み終わった
    今回はちょっと心が温まるお話
    こういうのも好き
    カケラを読んじゃってから久しぶりに湊かなえさんの沼にはまって、抜け出せない…久しぶりに何読んでも面白い

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    2026年03月14日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    連作短編。
    出てくるフレーズで印象的なものが多い。
    死は怖くない。別れるのは寂しいけれど、祈り続ければまた会って話すことができるのだから。笑顔で旅立ちを支える。
    子どもたちが輝いていれば未来は続く。大人が子どもの輝きを無くしてはいけない。
    自分が傷ついたり事実に気づいて悲しくなるのを避けるために自分から離れる。外側の人間ばかり内側を語りたがる、、、
    そして尚美さんの存在は欠かせない。
    人は身勝手ないきもの。それに気づいた時、少し成長できるのかな。
    もらった優しさを人にあげられる人になりたい。

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    2026年03月14日
  • ユートピア

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    湊かなえ作品をいくつか読んでみようと思って、早速購入。あえて有名どころの作品にはいかず、あらすじを見て選んでみた。
    暁星を読んだときの、登場人物が身近にいるあの感じは、本作品を読んで湊かなえさん作品特有のものだと思った。登場人物の主観があちこちに散りばめられていて、時々急すぎて話のつながりがわからくなることもあったけど、これが人間らしさなのではとわたしは思った。
    暁星のときよりも、はるかにモヤモヤが残る作品ではあった。でも、自分が見えてる世界が全てではないし、それぞれ何かしらの思いを抱えて関わっているんじゃないかってことが、小さな街を舞台にすることでより感じることができたと思う、面白かった。

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    2026年03月14日
  • ユートピア

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    時間が経つと初めて読む感覚で何度でもハラハラさせられる
    ユートピアも2.3回目とは思えないほどおもしろかった
    テレビや雑誌が取り上げるオシャレなネタを敬遠しちゃうのは、その裏に色んな人間関係や思惑があって、そんなこと全くないかのように綺麗に伝える報道の仕方が受け入れ難く感じるから、なのかも

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    2026年03月13日
  • 山女日記

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    ネタバレ

    登山を通して様々な人が人生と向き合う物語。富士登山だけしたことはあるが頂上に着いた時は絶景が待っているが道中は非常に苦しい。ネットで頂上の写真を見るのと実際苦労して見た景色は同じでもまったく違うものだと実感する。一人で登るか誰かと登るかは好みだが一緒に過ごした時間は今後の人生で大事なものになると思う

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    2026年03月13日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    心の奥底から湧く負の感情や、殺意へ変わっていく心情変化が、こんなにもうまく表現出来るものなんだ!と思いました。湊さんだからこそ描ける表現でもあり、作品の魅力で夢中になった読書体験でした

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    2026年03月05日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    ネタバレ

    ポイズンドーターホーリーマザーの2編特に良かった。
    弓香視点のお母さんはあんなにも毒親だったのに、周囲から見るお母さんはそんな人ではなくて、なんなら毒親とは真逆なところにもいたように感じて辛かった。理穂が言っていた「溺れる」の表現の部分も印象的。浅瀬で苦しんでいる人とその奥の深いところで苦しんでる人、違うんだろうなあ。
    毒親って表現そのものにもちょっと違和感を持った。
    母親と娘、その絆、線引き、全て難しいよなあ。

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    2026年02月28日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    トンガという国や出会った人を通じて成長していく人々の物語。
    人は海のように透き通っている部分と治らない傷を持つ生き物なのかなと感じた。

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    2026年02月27日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    自分本位な考えの人(主に女性)を書かせたら、右に出る人はいないだろうなと思わせる内容でした。

    結局、主人公達は自分の考え方に囚われ続けているだけに思えたし、同調も同情も出来なかったですね。

    内容に反して読みやすいけど、読んでいるとだんだんと気が重くなってきました。

    本当に後味の悪い読後、それでも星4にしたのは、読みやすかったからなのです。

    この作者の作品は、これで2作目となります。
    普段は自分では好んで選ばないような内容だけど、知人が貸してくれた本の中に、作者の本が数冊含まれていたので、読んでみました。

    あと1冊あるんだけど、前回読んだ本といい今回の本といい、読みやすいけど気が重くなる……でも読みやすいからまた読むんだろうな…。

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    2026年02月26日
  • 山女日記

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    自然の中で大人達が静かに成長していく姿が丁寧に描かれる。山の描写と心理描写が温かく、前向きな余韻が残りました。

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    2026年02月25日
  • 境遇

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    おもしろかった〜!
    まさかのすぎる犯人、、、、
    同じような育ち方だと共通点があるから距離が縮まって仲良くなるのあるあるだなと思ったけど、、、
    同じ育ちで共感できることが多いからこそ、どちらかが抜きん出てしまうと、片方は不公平だなって感じて友達でいられなくなってしまうのかな

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    2026年02月22日
  • サファイア

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    短い物語の中に内容がぎゅーっと詰まっていて濃い。しかも伏線が回収され、思わぬ結末になることも。びっくりするような展開なのに実際に起こりそうなところがさらに怖い。
    湊かなえさんの本には毎回驚かされます。怖いけど読み始めると途中で止められなくなります。

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    2026年02月20日
  • ユートピア

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    ユートピア
    湊かなえ

    湊かなえ19作目
    山本周五郎賞受賞作品
    交通事故に遭い車椅子となった久美子
    彼女を支えて、他の不自由な人たちをも支えるため
    母親3人はボランティア団体「クララの翼」を立ち上げる
    最初は評判が良く、たくさんの支援金が集まり、雑誌のインタビューも受ける
    しかしある噂はネットを介して広がり悪意に満ちていく
    そして大きな事件が起きる…

    同じ集英社刊行の「白雪姫殺人事件」のように噂がネットを介して広がり、徐々に悪意に満たされていく過程が詳らかに書かれています
    そこは人間の奥底に潜んでいるドロドロとして真っ黒なものに溢れています
    やはり湊先生はそういうものを描かせると日本一です
    (トークショーで実際お会いしたときは何て明るくてホンワカした人なんだろうという作中とは全く逆の印象でしたが)
    そりゃ、受賞するだろうっていう感じです
    最後の結末に至るジェットコースターのような展開も見事です
    前半はゆっくりと進みながら、後半は急降下
    ページをめくる手も止まらなくなります

    それにしても物語の舞台となる鼻崎町はモデルがあるのか気になりました
    物語前半の重要なアイテムとして線香がありますが、先生の住まわれている淡路島は線香の日本一の産地らしいですね
    でも具体的にここっていうモデルではなく、先生が新しく作り上げた場所なのでしょう
    人々が恋焦がれるユートピアのような場所
    本当は善意にも悪意にも満ち溢れる場所

    #湊かなえ #湊かなえワールド #ユートピア #山本周五郎賞 #読書

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    2026年02月15日