湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドラマと並行しながら読んだんだけど、ドラマも小説もどちらも良くて、それぞれ自分の想像では足りなかったところをお互いが補完しあってくれる感覚があって、すごく満足度が高かった。
誰かを守るためにつく嘘、誰かのためにする行動——「誰かのために、誰かのために」というのがずっと続いていく物語で、それが美しく描かれていたなと思う。
私はまっすぐなNが好きだった。「Nでいいじゃないか、Nの手を取ればそれでよかったのに」って思う瞬間もあるんだけど、でもやっぱり一番辛い時期のNのことも思っていたいよね、って気持ちになる。
どのNも個性的で、優しくて、暖かくて。最後まで本当に楽しめた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
この小説の元になった事件があった時、その後犯人の動機が明らかになるにつれ、なんでA氏を殺してしまったかなあと思ったものだ。
それは殺人を肯定しないと言うより、死なせてしまったら、A氏は何故自分が狙われたのかが全くわからず息絶えたということに。
できたら空砲か、最悪身体を掠めるくらいにしておけば、未遂となり罪は軽減されただろうし、動機も酌量の余地ありだっただろう。
そして何より狙われたA氏も我が身を振り返ることとなり、政治と宗教についてもより論議が高まっただろう。
だが殺人が実行された結果、当の犯人も驚く展開となり、一身を掛けた希望は達成されたのかもしれない。重い刑罰を喰らったとしても。
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匿名
ネタバレ 購入済みその先
題名が衝撃的で(まあ内容も少し)BookLive for docomoでは扱って無かったのだけど、どこかでドラマ化もされていて、ただのグロとは全然違う。むしろ、この作者さんならではのさすがの腕前を感じる。 読んでいて、禁忌を犯してまでの作品に、何故か美しいとか素晴らしいとは思えなくて…。それは自分が正常である事の証明なのか?にしても…と違和感があった。でも、やはり内容的に読んでて疲れる。終わった、と思った時に、残量からまだ一部である事に気付いて。これは短編集だったっけ?と思いながら読み進めると、違う人目線での語りが始まる。目線が違えば、ままあるけれど、一部違っていたりして…。と思っていたら…そ
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Posted by ブクログ
あまりにも重すぎました。
今後、湊かなえさんの作品は、自分のメンタルに余裕がある時に読もうと心に決めた一冊。
読み進めながら、こんなに不幸が重なることってある?とずっと感じていた。フィクション特有の過酷な設定だと思いたかったが、あとがきが肝だった。こんなにも過酷で不幸な出来事は、物語の中だけの特別なことではないという。実は自分が気づこうとしていないだけで、同じような苦しみを抱えている人は、現実の世界にたくさんいるらしい。
自分がいかに、見たいものだけを見て生きているのかを思い知らされた気がする。本編の重苦しさに加えて、あとがきで突きつけられたその事実がかなり重い。
読むのにかなり体力はいるけれ