湊かなえのレビュー一覧

  • 残照の頂 続・山女日記

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    イヤミスの女王として名高い著者ですが、本シリーズは読後感が良く誰が読んでも楽しめる作品だと思います。
    そして登山がしたくなります笑
    登山なんて子どもの頃は辛くて苦しくて絶対やりたくないことでしたが、大人になると何故か魅力的に見えてきます。
    美しい景色や雄大な自然を目の当たりにできる登山、すごく素敵です。
    私は登山をしない人間ですが、登山をする人に憧れます。
    本作を読むと登山の疑似体験ができるので楽しいです。
    山を前にした時、人間は素直になれるのですね。
    そういう瞬間を私も味わってみたいです。
    本作は、人として生きることと山を登ることを上手く織り交ぜた作品です。
    とても好きなシリーズです。
    続編

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    2026年08月12日
  • 母性(新潮文庫)

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    人の解釈の違い、違和感の正体、色々考えさせられました。
    母と娘、近いようで遠い。遠いようで近い。
    『娘』は『母』に愛されていたい。
    『母』は『娘』を愛している。
    この単純なことで複雑になっていく様が、
    細かい人間関係における難しさというものを
    表現されている。
    血の繋がった親子でも、何を考えているかはわからない。

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    2026年08月12日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読みながら推理するのが楽しかった〜終わりは読みながら考えてたよりずっと無難(?)だった
    なにを本ものとしても傷つく人がいるのはつらい

    あと、交通事故で死にすぎだと思う

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    2026年08月11日
  • 暁星

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    ネタバレ

    前半の手記の部分は安倍総理の事件をモチーフに描かれているのかと読み進める。そういう重いテーマが好きでそっちに期待が持っていかれすぎていたので、後半の金星になっても意味がわかるのが他の人より遅かったかも。もっと早くに愛の物語に気づければ良かったな。
    でも、金星になって一気読み。伏線回収のような気持ちよさを感じているうちにそういうことか!とじわじわわかり、もう一度さらっと再読してすごい物語だな、と。
    フィクションとノンフィクションという表現さえ、最初はなんでそこまでいうんだろうと思っていたら、それすら愛の表現だった。
    すごい!

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    2026年09月05日
  • 贖罪

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    マジで読みやすくて面白かった。ただ星5つには1歩及ばずの評価といったところ笑
    少女たちが十字架を背負って生き、不幸の連鎖が止まらない描写がものすごく良かった。
    また読みたい。

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    2026年08月11日
  • 母性(新潮文庫)

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    感想は色々あれど、なんと表現したら良いのやら。
    書き方がとても面白く、すぐに物語に引き込まれていった。
    この小説で描かれていることが母性なら、私は持ち合わせていないかもしれない。
    でもそれもこの親子たちとは違う歪んだ親子関係の産物だ。決して良いものでは無い。

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    2026年08月10日
  • 夜行観覧車

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    【父親が被害者で、母親が加害者ー。高級住宅街に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されてこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。】

    高級住宅街に住んでなくて良かった。プライドとか見栄の張り合いとか心労が絶えなそう。お金持ちじゃなくても、高学歴エリートじゃなくてもいいから、家族仲良く生活できるのが一番だと感じた。

    2026.8.10

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    2026年08月10日
  • カケラ

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    自分と誰かとを比べて考えることは、誰しもが一度ならずたくさん経験していることだと思う。女性にとっては美、体型は結局生きるどの時点でも重要な比較ポイントであり、その美に翻弄される人生をうまく表現している。やはり、湊かなえはすごい。

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    2026年08月10日
  • 夜行観覧車

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    ネタバレ

    読みやすかったので一気読みしました。

    登場人物全員に良い部分、悪い部分が見え、非常に人間臭く読んでいて面白かったです。

    特に遠藤家の厚かましさには、こちらも呆れるほどでしたが、母親が娘につかみかかった時は「もっとやれ〜!!!!」と思ってしまいました笑
    こちらの感情の黒い部分まで引き出されるとは、さすが湊かなえさんです。

    殺害の動機は正直月並みな印象でしたが、
    最後の兄弟の選択は「やっぱりそうしたか」と現実的には納得できても、母が悪いと真相に気づいた中ではモヤモヤが残る良い結末だったと思います。

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    2026年08月10日
  • 少女

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    ネタバレ

    面白かった!★4.0
    先入観で湊かなえさんだともっと重い雰囲気かと思ったら、女子高校生視点で(葛藤もあるけど)割と軽やかに読みやすかった。




    以下ネタバレ備忘録

    死について取り憑かれがちな高校2年の女子高生2人の視点が交互に進んでいく。
    一緒にいるけど、なんか鼻につく。イライラする。でも今までも、これからも、一緒に過ごす関係。
    それぞれが、剣道に打ち込んでたのに出来なくなってしまった環境。

    夏休みに、それぞれが相手に内緒で老人ホーム、病院でボランティアをすることに。

    そこから、面白くなってきた!
    2人の状況が近付いてくる!
    登場人物が少しずつ交差してきて、病室で一緒になる。

    ヨル

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    2026年08月09日
  • 人間標本

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    ネタバレ

    ひとりひとりの遺体を用いた作品は是非映像で見てみたいと好奇心ながら思いました。
    お父さんの最後のネタばらしのような部分はただただお父さんがいたたまれなさすぎて辛かったです。
    親子愛と言っていいのか…歪んだ愛が入り組んだお話でした。

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    2026年08月08日
  • 未来

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    文庫版、あとがきが1番大切かもしれない。
    フィクションであってくれ、と思うけど こーいう不幸な思いをしている人は現実にいるんだよなあ。
    美人は得!と言えない事あるよね。現実もあるよね。

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    2026年08月08日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    インスタで紹介されていて気になった本。
    生活描写が好きだったし、プロットも楽しめた。
    最後は完全に納得いったかと思うと少し微妙だけれど、推理要素もあって面白い一冊だった。
    「本もの」とは何だろうね?

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    2026年08月08日
  • 人間標本

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    ドラマを観たあとに読んだので、それぞれのシーンが頭の中でドラマの映像とリンクして、なんとも言えない読書体験だった。
    登場人物の心情がより細かく描かれていて、誰一人として気持ちを理解することはできなかったけれど、他に道はなかったのかなと切ない気持ちになった。
    それぞれの心の中にある歪みが、他者の歪みに深く影響を及ぼし、連鎖していく。自分は自分、今ここにいることそれがすでにギフトなのに。でもなかなかそうは思えないから苦しいんだよね。
    最後の至のメッセージには号泣。父と子のキラキラしたシーンが眩しくて辛い、痛い。

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    2026年08月08日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    書店のおすすめの棚に並んでいて
    気になったので購入。



    子供の頃に起きた、姉の失踪。
    それを探す母親の狂気も、同じ母として理解はできるが、残された主人公は不憫で可哀想だった。

    誘拐の真相や結末は、期待していたよりは、どんでん返しはなかった気がする。

    でも、このモヤモヤの残った終わり方も
    個人的には好きです。

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    2026年08月07日
  • 人間標本

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    どうやったらこんなお話が思いつくんだろう!?というのが率直な感想でした笑

    蝶の種類や生態についても興味が湧きました。

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    2026年08月07日
  • 人間標本

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    中学生の時、「告白」を読んで、初めて読んだイヤミスに打ちのめされて以来実は敬遠してきてしまっていたのだけれど、好き嫌いをなくそうと思って読んでみた
    グロさはそんなに無かったけれど、やっぱり後味はもやもやする感じ。それでも昔よりは耐性がついているのでそこまで不快感はなかった。作品によるのかな?他の作品も読んでみようと思う。

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    2026年08月07日
  • Nのために

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    ネタバレ

    湊かなえさんのイヤミスではない作品を初めて読みました。

    結局、希美にとってのNはどっちだったのか…
    暗い気持ちに包まれた時、心で支えにしている存在が成瀬。
    自分を高い場所、明るいところに引き上げてくれる存在が安藤。
    どちらも大切で、幸せに生きていてくれることを祈って見返りを求めず助けた。

    私は愛とは傷つけることでも、罪の共有でもなく、相手が幸せに生きられるよう祈り助けることだと思います。
    希美がしていたことが本当の愛だったのではないかと思います。

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    2026年08月07日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ

    文章とSNSや週刊誌の記事を行ったり来たりして事件を追っていくのが新しい体験で面白かった。
    色んな人の視点から、同じ人のことでも人によって見え方が全然違うんだなと思ったし、よく知りもしないのに悪く言う人の怖さも感じた。週刊誌の記者も美姫を犯人のように仕立て上げて書いていて、無責任だなと思った。
    そして最後、全部お前かよ!となった。記者に別の人を犯人のように扱わせる策士、怖い。

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    2026年08月07日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    正直腑に落ちない結末だった。
    エミリ母は紛れもなく被害者で、4人の少女に感情的な言葉をぶつけて人生に影を落とした加害者でもある。
    そして狂わされた4人の少女による悲劇。

    一体何があれば連鎖する悲劇を止められていただろうと考えるが、
    やはり事の発端である弘章がしっかりしていたら良かったんじゃないかと思う。
    秋恵ではなく麻子を選んだのは弘章。
    飲酒運転をして事故したのも弘章。
    職を失って見捨てられたという逆恨みはあるかもしれないが、教育に携わる人間が、エミリをあんな風に残酷に殺害したことは疑問に思った。

    そんなモヤモヤとした余韻が残るのも、湊かなえさんの狙い通りなのかもしれない。

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    2026年08月06日