湊かなえのレビュー一覧
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ネタバレ【記録用】
今まで好んで読んでた小説と構成がかなり異なり、引き込まれるまでに少し時間がかかった。
父親の猟奇殺人手記を読み、息子の人間標本観察日記を読み。
そこまでは、やはりな。父が息子の罪を被ったのか。と思うくらいだった。
なんだ、そこからの展開わ。
息子が密かに恋した相手でもなく、その母親が元凶だったとは。
擬態に擬態という罪と罪を重ねた話。
いろんなものを代償に目を手に入れた杏奈ちゃんは、これからどれだけの業を背負いながら芸術と向き合っていくのか。
榊史朗が蝶の標本を作らなければ、るみちゃんの暴走を止めることはできたのか?
るみちゃんが目を手に入れられたきっかけはなんだったのか? -
Posted by ブクログ
猟奇的殺人者の手記かと思って読み進めていたが後半の展開が想像以上だった。蝶博士である榊史郎が綴った手記では自身で実子含め6人の子供を殺し人間標本としたとなっていたが回想シーンでは実子の至が夏休みの課題と表して5人の子供を人間標本にする過程が描かれてそれに気づいた史郎が至も蝶の国へと導くために標本へとするとなっていた。これで終わりかなって思ってたけど最後6人の子供を集めた芸術家である一ノ瀬留美の娘杏奈が史郎に面会に来るところで大きく話が変わる。実は至ではなく杏奈が人間標本を作る実行者でさらにいうとその計画は留美が史郎に見せたいために計画してたことが判明。これも全て幼少期に史郎が作った蝶の標本を留
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湊かなえ作品をいくつか読んでみようと思って、早速購入。あえて有名どころの作品にはいかず、あらすじを見て選んでみた。
暁星を読んだときの、登場人物が身近にいるあの感じは、本作品を読んで湊かなえさん作品特有のものだと思った。登場人物の主観があちこちに散りばめられていて、時々急すぎて話のつながりがわからくなることもあったけど、これが人間らしさなのではとわたしは思った。
暁星のときよりも、はるかにモヤモヤが残る作品ではあった。でも、自分が見えてる世界が全てではないし、それぞれ何かしらの思いを抱えて関わっているんじゃないかってことが、小さな街を舞台にすることでより感じることができたと思う、面白かった。 -
Posted by ブクログ
前作の「ブロードキャスト」では非常に良い読後感あり、なんとその続編があるらしい!と知ってすぐに購入。
今作は、部活動に情熱を持って取り組む高校生たちの青春を描きつつ、煙草を持った同級生の写真が流出する事件が発生し、その真相を追うミステリーの要素もあり、非常に満足度の高い作品になっている。
ただ、前作からの続編となっている本作にはこれまでのあらすじを紹介するようなものは特になく、序章の書き出し1行目から本作の物語が始まっている。表紙や裏表紙にも「ブロードキャストの続編」と書いていないので、なんとなく本作から読み始めてしまった人がいた場合はやや不親切なものになっている気がする。
もう一つ言う