湊かなえのレビュー一覧

  • 山女日記

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    登山を通して振り返る人生のあれこれ。

    ここにあるのは決してハッピーで愉快な仲間たちとの山行記録ではなく、なんか少し関係性が微妙で曖昧な人たちの話。

    山は誰かと登ってても独りなの。
    なぜなら身体と感覚は自分だけのものだから。
    そしてそんな孤独の中で、いま目の前の歩いている人のことを思い考える。この人はどういう人なんだろうと。
    そうして今までの言動や行動からレッテル貼りをする。その時どうしてもマイナス面が目についてしまって、だから大体、微妙な気持ちになる。

    でもこの物語では、山でのその人の違う一面から、少しずつ誤解を紐解いていく。
    そんな風に上手くいって分かり合えるのは、あくまでも物語だからであろうけど、現実に生きる日々が物語になり得るなら、その芽吹きを信じたいと思う。

    その時の空の色、光の強さ、風の鋭さ
    そして、誰を想っていて、何に悩んでいてとかで
    山で感じる感情は、
    無限に彩ることが出来る。

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    2026年02月16日
  • 往復書簡

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    手紙のやり取りだけである時のある出来事の真相が解明される。
    良いこと悪いこと、人の気持ちなど手紙ならではのやり取りにスリルを感じました。

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    2026年02月15日
  • 境遇

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    最後の最後でひっくり返るとは。繋がってるようで繋がってなかったものが最後の最後で繋がった。真実を公表するという自分にとって苦しいことを覚悟をもって行う勇気も凄い。しかし、あのようなことがなければ本当に正しい真実も隠れたままであったことも事実。この境遇はどう受け止めればよいのだろう。

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    2026年02月08日
  • 境遇

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    一気読みしてしまった。湊かなえさんやっぱり大好き。この作品、読んだような読んでないような気がしたけど、全然先が読めず楽しめた。いつもの湊かなえさんのイヤミス感はあまりなかったけど、ラストのどんどんでん返しには驚いた。昔読んだにしても、あまり印象に残った記憶はないから、あまり刺さらなかったんだろう。でも今は、とても刺さった。数年違えば刺さるものも違う、それが読書のおもしろいところ。最近ほんとに湊かなえにハマっているので、しばらく湊かなえ連続で読もうかと思っている

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    2026年01月24日
  • C線上のアリア

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    絆という呪縛

    介護といった問題を題材としたミステリー。人との絆が、本来なら尊いものであるはずが、絆を理由に家族や愛するものが縛りつけられる理不尽さに真っ向から挑んだ小説。私も主人公と同年代なので切実に伝わってきた。氷河期世代はただでさえ割に合わない人生を歩んできたのに、そこへ押しつけられるおやqの介護。団塊世代の親達は古い考え方の人達なので、色々な衝突が起こる。この小説の主人公のように生きれたらいいのに。

    #共感する #深い #切ない

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    2026年01月14日
  • サファイア

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    湊かなえさんの短編集は初めて読んだかもしれません
    長編の魅力とはちがい、短編集の斬れ味は使い心地のいい果物ナイフのようで
    直ぐに心をリフレッシュしたい時に読みたいと思った(私はミステリーやサスペンスものが気分転換になるので)
    後味も悪くなかったのが良かったです

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    2026年01月09日
  • 暁星

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    最後のページの最後の一文で、涙が込み上げてきました。
    後半の「フィクションである」金星を読むことによって、前半の容疑者の手記で語られる呪いのこもった言葉の持つ意味が、まさか、あんなに大きく変わるとは思いませんでした。
    生まれが違えば、私自身が体験したかもしれない、現代社会の闇に翻弄されつつも、大切なものを守ろうとする者たちの愛の物語です。

    「二等分」と「半分こ」、その違いは相手への優しさ

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    2026年10月26日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    4つの短編から構成されている小説ですが、3話目くらいから涙腺が緩み始め、最後は喫茶店の角でひとり涙していました。
    阪神淡路大震災と南の楽園トンガとそこに出てくる登場人物の人生がギュッと詰まった一冊です。

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    2025年12月25日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    湊かなえさんの青春部活ストーリー。
    交通事故に遭い、道半ばで陸上全国大会出場の夢が叶わなくなってしまった町田くんが、放送部に入って高校一年生の期間を過ごして変わっていく。

    もう一つ収録されていた「ラジオドラマ」は町田くんを放送部に誘った宮本くんの師匠(現パン屋のおばちゃん)との話。同じ短いシーンを小説、テレビドラマの脚本、ラジオドラマの脚本それぞれで書く上でどう違うかわかりやすく教えてもらう場面があって、私自身も勉強になって面白かった。

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    2025年12月24日
  • 高校入試

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    イヤミスの女王によるイヤミス小説を読んでイヤな気持ちになるのは、全くもって誉められたことである。はず。

    うわぁ、感じ悪い自分さえ良ければ教師。
    自分の子供可愛さのあまり完全自己中のモンスターペアレンツ。
    自分の向き合うべき方向性が間違っている生徒。

    いやぁ、実社会もこんなんだろうか?
    おそろしや。
    もしかしたらもっとなのかな?

    でも、意外や、意外な結末で、
    終わったらなんだかちょっと気持ちいい。

    とはいえ、すぐに同じ作家のものは手に取れないくらいにはヤられたのだが。

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    2025年11月29日
  • 高校入試

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    『入試をぶっつぶす』
    進学校の高校入試に焦点を当てた作品。
    教師、生徒、OBと登場人物が沢山出てくるが、読みやすくてスラスラ進めることが出来た。
    学校で起こるトラブルがネット掲示板にライブ中継される。
    怪しい人が多すぎて誰が犯人なのか推理する楽しみも。

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    2025年11月25日
  • 湊かなえのことば結び(下)

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    上巻に引続き楽しく読めた

    作家さんにかかわる機会がないのでこんなにサイン会とか海外フェアとかお忙しいことにもびっくりした
    たくさん出版する人っていつ書いているんだろうって思う

    人のおすすめの本読むの好きなんだけど、
    作家さんのおすすめの本きけるなんて最高

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    2025年11月14日
  • 未来

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    やっぱり凄い

    何が凄いって、伏線が見事に綺麗に回収される、凄いです。

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    2025年10月18日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    Audibleで聴きましたが、情景が目の前に広がって山をやる私としてはとても楽しかったです。加えて、それぞれのストーリーに異なる人生があって、それぞれ異なる形で山と結びついている。ちょっと切なくなったり、ああ、私もこんなふうに登ってみようと思ったりで、最後まで楽しめました。

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    2025年08月04日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    ネタバレ

    こちらは山女日記の続きという位置づけになりますが、前巻と同じく人が山だと少し素直になれたり、新たな気づきを得られたりして良い状態になっていくという形です。

    山が好きな方だと行程のイメージが浮かびより面白く感じると思いますのでオススメです

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    2025年07月26日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    前作よりもずっしりした印象でした。
    前作では、同じ山ですれ違ったあの人の人生も垣間見れて、人ってやっぱり見かけだけじゃ分からないなぁ、みんな色んな悩みがあるんだなぁ、という連作短編集でしたが、今作はそれぞれの短編がずっしりとしていて、それぞれの物語を長編で読んでみたいと思わせられるものばかり。
    今作は、今現在悩んでいるというよりは、長年の心の中の澱のようなもの、ずっと心に引っかかっているけれど、相手に確かめることもできないまま何年も経ってしまった心残りを山に登ることで見つめ直し、前に進んで行くようなお話が多かったと思います。
    それと連動するように、山も険しいものばかりで、楽しく登るというよりは命懸けで登るような印象のものが多かったような。
    大人の一冊、といった印象でした。
    唯一、タイトルにもなっている『残照の頂』に関連するお話は若い人達の痛みのお話でした。胸が締め付けられるような物語だったなぁ。これは映画にしてもらいたい。
    大人の登山も、若い人達の登山も、どれも良かった!



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    2025年06月07日
  • リバース

    な

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    読みやすいのに読み応え抜群

    読みやすい。途中までは何となく想像出来る展開が続くけど、それでも文章が読みやすく面白い。広沢という人間にどんどん惹かれていくのに、どこまでも掴めない透明ないい人で不安になる。それでも最後、美穂子によって広沢が本当に深瀬を友達だと思っていた事が明かされて、、。悲しくも辛いエンドかと思いきや伏線回収しまくってどぎつ過ぎる真実にたどり着いてしまう。深瀬は、自分が広沢を殺した張本人だという残酷な真実と今後どうやって向き合い続けるんだろう、、。

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    2025年05月18日
  • 高校入試

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    最後の最後まで誰が首謀者かわからなく、どんどん読み進めたいと思わせるのがさすが湊かなえだと思った。

    過去は通過点とは思いたいが、過去の栄光に縋っていたいという人間の真理をついていた作品だった。また、人間誰でもミスは犯すもの、しかしその小さなミスが他の人の人生を著しく変えてしまう、責任の取り方やミスをどう捉えるかも大切なんだな、と思った。

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    2025年04月21日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    女性に科せられた境界を揺さぶる

    最近よく目にするようになった、いわゆる毒親モノですが、この作品は著者による意図的な母/娘という境界への揺さぶり、そしてその揺さぶりの先に見える、女性の苦しさを描いていると感じました。単に毒親叩きには留まらない作品だと思います。

    #深い #共感する #ドロドロ

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    2025年04月04日
  • ドキュメント

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    ネタバレ

    やっと読み終わった(・Д・)
    これいつから読んでたっけ???
    ってくらいちょっと読むペースが遅かった⊂((・x・))⊃

    湊かなえ先生はミステリーとかホラーメインだと思ってたからいつもと違う世界観を感じた・:*+.\(( °ω° ))/.:+
    、、、と言ってもあまり多くの作品を読んでるわけではないから私の知らない湊かなえ先生の世界観を知れたかな♪( ´θ`)ノ

    最後に読んだのが人間標本だったから今回は学園もので少しほんわか感はある気がする( ゚д゚)
    学校の放送部のお話(゚∀゚)
    放送の世界にもいろんな部門でコンテストがあるんだなって思っちゃったಠ_ಠ

    スポーツだったら結構競技思いつくけど、文化系はなるほどそこで競うんだなって思った( ・∇・)

    でも後半は少し犯人探し?っぽい部分もあってミステリーの要素も少し加わってるのも良い(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

    そして解決の糸口も放送部ならではの自分達が撮影した映像という( ͡° ͜ʖ ͡°)

    新たな世界観を楽しめる1冊でした☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

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    2025年02月23日