湊かなえのレビュー一覧
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母性というタイトルの通り、母親が思う娘への思いと娘が思う母への想いが描かれる。この本には主に母親と娘の2人の視点で物語が進む。その描写方法だからこそ2人の人間がそれぞれ感じ合うことは全く違っているし、親子のすれ違いがはっきりとわかるような物語になっている。
世の中の女の人には娘か、母かの2種類の女の人しかいないという言葉がでてくるが、そのまんまの意味というわけではなく、側から見たら親子でも母親は誰かの娘であるということである。母親になっても娘な女の人もいる。その典型的な例がこの本に出てくる母である。
母は思い通り育ってくれない娘に対して負の感情を募らせているが、私は共感できなかった。
母は -
Posted by ブクログ
四人の作家によるアンソロジー。「時」を題材にした作品集。
タイムカプセルの八年 辻村深月
主人公は大学教授だが、自身の研究に没頭し、父親らしい姿は今まで見せられた事がない。
どことなく自分に投影できてしまう人物で、息子のクリスマスプレゼントを買い忘れた際のいい訳もある意味で納得してしまった(笑)。父親というだけで煩わしい人間関係やコミュニケーションに巻き込まれていく事への疑問は自分勝手に感じるが通じる部分もあり彼の人間臭さを感じたが、合わせて「タイムカプセル」の事実を知り、行動してしまう矛盾、もう一度父親の会メンバーが集合し、意気投合する様子に温かみと少し滑稽な感じがした。
彼自身が見る彼 -
Posted by ブクログ
事故で足をいためて陸上を諦めた主人公。放送部の仲間達とコンクール入賞を目指したドキュメントを作成する過程である事件が起きる。
前作の続編だという事もまったく知らず、なんとなく湊かなえさんのミステリーが読みたいなぁという気持ちで読み始めたら、おや?なんだか思っていたのと違うけど面白いぞ...!となった
全国を目指すとか、高いレベルで何かに打ち込んだことのない私にはもしかしたら共感しにくい部分もある話なのかな?と序盤思っていたけれど、心情の描写が丁寧で置いていかれることはなかった。
これからブロードキャストをエピソードゼロ的な気持ちで読めるのが楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
湊かなえさんの本は、読後がモヤモヤして寝られなくなりそうなので避けていたのですが、たまたまこの本を見つけて、私の好みにピッタリな予感がしたので読んでみました。
なぜかわかりませんがスイスイ読めて、3日で読み終わりました!主人公に寄り添う正也も良太もいい友達で、主人公の心の動きもわかりやすくて面白かったです。放送部は私の高校になかったので、大会をニュースで見るくらいしか知識がなかったのですが、夏の大会に向かう気持ちはどの部も同じでとても共感できました。3年生は正直頼りないままだし、この本ではまだ主人公が放送部の世界に足を踏み入れたところまでなので、続編は作品づくりにじっくり本腰を入れて取り組むと -
購入済み
中学生の時、友達からおすすめされて一度読んだことがあり、それ以来湊かなえさんのファンです。
最近、そういえばこの「告白」は結局本を買っていなかったと思い出して購入し読みなおしました。
大人になって読むと、また当時とは違った印象で面白かったです。
また、映画と比較しても、こちらの原作のほうがよりイヤミスという感じでいろんなことを考えさせられます。