湊かなえのレビュー一覧

  • 絶唱(新潮文庫)
    湊かなえさんの小説は何冊も読んできましたが、この作品が1番好きです!
    トンガに行ってみたくなりました。
  • 少女
    湊かなえの作品初めて読んだけど、面白すぎた。伏線回収半端ない、終章で全部の伏線回収されたとき、すごくて思考止まりかけた。
    最初はお互い嫌い合ってたから胸糞系かな?って思ってたけど、いい友情の話だった!違う作品も読んでみたい!
  • 少女
    最後にすべて繋がった感じ。

    一気読みではなく、そういえば読み終わってなかった、読みな直そうと思い久しぶりにページを開いた。

    途中忘れてしまっている話もあったので、読み進むにつれて、あれ?これなんだっけ?となる部分も多かったが、だんだんと話が繋がっていく後半、あれ?これってもしかして?となり始める...続きを読む
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)
    どうして、血の繋がった母親にばかり同情できるのだ。
    一晩中看病していた母を、
    夜間外来にすぐ駆けつけることができるよう、晩酌断ちした父を、
    いとも簡単に捨てることができるのだ。
    私との思い出は?
    真実を告げられなくとも、元気でいることくらい伝えたいとは一度も思わなかったのか。
    その想像力豊かな頭で、...続きを読む
  • 高校入試
    【ハッとさせられる種明かし、掲示板とのリンク】
    高校入試で事件を起こした犯人や事件の全体像が後半に畳み掛けて明かされる点は爽快。ネット上の掲示板という別媒体が、相互にリンクしながら物語が進む点も今までにない構成だった。さらに語り手が様々に変わりながら、それぞれの視点で描かれており、掲示板の投稿と合わ...続きを読む
  • 境遇
    最初は、橋本弥生さんが犯人ではないかと思った。しかしある事件をきっかけに、陽子の境遇が明らかになってくるうちに犯人はその事件の被害者の息子だと思ったけど、真犯人は陽子の親友であったことに驚いたがさらに終盤での橋本弥生さんからのカミングアウトが一番驚いた。まさか陽子の子供ではなく晴美の子供だったなんて...続きを読む
  • カケラ
    「太っている」ということで周りの評価やレッテルに悩むルッキズムに関する話なんだけど、私からしてみるとすれ違いによって起こった不幸な事故による親子の物語だった。
    有羽の親に対する想い、八重子の子に対する想いがボタンのかけ違いのような些細なことでズレていく悲しさ。
    第7章は、本当に悲しい、虚しい、辛いの...続きを読む
  • カケラ

    息を飲む展開でした

    途中で心臓が止まりそうになるほど驚く部分があり、そこから最後までジェットコースターでした。
  • 花の鎖
    湊作品は『サファイア』『母性』を以前に読んでいた。

    『イヤミスの女王』?って呼ばれているらしいがイヤミスの意味はわからないけど、旦那はあんまり好きなタイプではないと言うが、私は同世代だからか何かダークな部分に共感するところがある。

    この人の面白さといえば私は『仕掛け』だと思う。
    あちこちに散りば...続きを読む
  • 落日
    最初の数ページ読んで3ヶ月以上放置。
    やっと読み始めたら、読みたくないのに止まらない。ひたすら重かった。
    余談 今、国語の授業で扱ってる「想像力のスイッチ」がやたら頭を掠める。
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)
    どんよりした雰囲気のまま最後まで目が離せなかった。
    面白かったー。
    最終的に豆の上で眠るお姫様の気分になった、、、
  • カケラ
    湊さんの作品は、とにかくあっという間に読んでしまう。
    登場人物から聞き取りをする形で物語が進行。
    根幹に、美意識と欲のジレンマに悩む女性たちの本音が含まれていて、他人事ではなかった。


    1人の幸せな少女の笑顔を奪った教師。 私も、教師からのいじめを受けたので、とても複雑な気持ちで読んでいた。...続きを読む
  • 落日
    感動するんだよ。物語が事実から真実に変わっていくときのドキドキ感。予期していた展開が明らかになったときのうれしさとやるせなさ。とりあえず心が動かされました!
  • 未来
    暗く、重い話しなので、苦手な人は苦手でしょうね。ただ、私は最後に希望を持ちました!未来というタイトルにも。
    主人公である章子は、私の小学校時代の親友と同じ名前です。彼女も母親の虐待から逃げて祖母と暮らしていました。私も貧困では無いですが、暗い過去があります。この子達の様な子どもが、目に見えていないだ...続きを読む
  • 山女日記
    この本大好きです。
    様々な女性が出てきて、私とはタイプが違うのに何故か共感してしまいます。
    私にとっては悩んだり落ち込んだ時に読む本です。
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)
    過去に起こった事件について、主人公だけが抱いた疑問を回想しながら徐々に判明していく流れが面白かった。
    主人公が描いた「本物」は最初から存在していなかったのだなと思った。
  • カケラ
    全国の中高生に読んで欲しい作品だと思った。少し前からルッキズムや外見に関することは話題に出ているものの、結局いつの時代も人は見た目に悩まされる(ことが多い)。その考え方を改めるのは非常に難しく、すぐに悩みが消えるわけではないが、少なくともこの本は私の心に刺さったし、是非とも見た目に悩む子に読んでもら...続きを読む
  • 告白

    これがデビュー作とは思えない

    こんなに人を奮い立たせる文章が書ける湊かなえが素晴らしい
  • 花の鎖
    鎖が繋がる順番ね
    おばあちゃんにだってお母さんにだって若い時があったんだよなって当たり前のことを気付かせてもらった
    2度読み推奨されてるので、2度目は時系列順に読もうと思う
  • 落日
    リキトがふたりの人間の支えとなってくれていた事実を、張本人が自分の傷口に塩塗り込みながら、痛みと闘いながら掴み取った物語。