湊かなえのレビュー一覧
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ネタバレ私は美容整形肯定派。とても考えさせられる考察のし甲斐のある本だった。
有羽⇒自分自身の容姿に自信があった
だからそれを失ってしまったことで自信を喪失
→世間一般からの「美しい」「幸せ」が誰にでも当てはまるわけではない
→美容整形が誰にでも「幸せ」をもたらすわけではない
→容姿というものは「自信」の大きな要である
⇒でも、健康面で考えると「太っている」のはマイナスなのでは?
・気分が落ち込みやすくなる
⇒実際に有羽は、結構すぐにちょっとした要因で自殺してしまう
・体が動かしずらくなる、生活しずらい
⇒けがをする確率が上がる
有羽の中学の時の担任
⇒太っていて、今まで辛い思いをしてきた -
Posted by ブクログ
ネタバレ終始面白かった。さすが湊かなえ、という感想。淡々と一人と人が心情を語るところから物語が始まる、湊かなえらしい始まりで一気に引き込まれる。
物語は、小学4年生の子ども5人が遊んでいた時に、その中の1人が男に声をかけられ、プールの更衣室で殺害されるという内容だ。そして、4人で亡くなったエミリを見つけ、警察やエミリの家など、手分けして大人を呼びに行った4人の視点から、その時のエピソードやその後の人生が語られる。
エミリが殺害された後、エミリの母親は4人の少女に、犯人を見つけるか、それに相当する償いをしろと罵る。4人の少女は、償いに葛藤しながら人生を送るという、何ともイヤミスの女王らしいストーリー -
Posted by ブクログ
姉が行方不明になった女の子の話
大学生になった主人公(結衣子)が6歳の頃に行方不明になった2歳上の姉(万佑子)のことを、自身が実家に帰省することを切っ掛けに事件の記憶を掘り起こしていく
行方不明になった姉は2年後に帰ってきたが、大学生になった主人公は今も心の中にわだかまる、微かな違和感を拭いきれずにいた
「あなたは誰なの?」
それを回想という形で紐解いていき
違和感の実態が明らかになっていく
ラストで問いかけられる
違和感が明らかになっても心が揺らぐ
「本ものって、何ですか」
ネタバレや評価とか読まずに読んだ
夢中になって読んだ
ページをめくる手がとめられないくらいおもしろかっ -
Posted by ブクログ
湊かなえさんの文庫本をはじめて読みました。
本作品だけなのか、他の作品にも共通しているのかわかりませんが、難読漢字とか、普段使わないような言葉が多くない作品だと感じたので、語彙力の乏しい私でもスラスラと読み進めることができました。
詰まることが少なくて楽しく読めました。
ただ、本作品の過去の回想シーンと現在の話に戻る時の境目の解読がむずかしいなと、感じました。
読解力がないだけなのか、「あれ?これ今の話?」「あ、小学生に戻ってる」と何回か思うことがありました。
本作品の、湊かなえさんの問いかけ、すごくむずかしいです。一生かけても答えられないのではないのでしょうか。
信じていたもの、あたりま -
ネタバレ 購入済み
そうそうこいつがやったんだよねーと思いながら読んでたら、「まさかのそっち?」で、さらに読んでいくと「え君だったの、、?」と、もうずっと翻弄されている。
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Posted by ブクログ
湊かなえ作品といえば、なんといってもイヤミス、また各登場人物の内面に焦点を当てる描き方が特徴ですが、本作品も決して例外ではありません。ある家族の殺人事件をめぐり、家族関係、さらにはご近所関係が動揺していく様子に、読む側の気持ちは暗くなるばかり。登場人物はクセのある人ばかりですが、決して現実離れしていない設定なのがモヤモヤを引き立たせます。個人個人に視点が転換していく物語の描き方は、人物内の建前と心情の違いを明確に突きつけてくるため、人間関係が複雑化する現代を生きる読者は納得感と同時に恐怖感をも抱くのではないでしょうか。全体を通し暗い作品ですが、このモヤモヤ感、不快感こそ湊かなえ作品の醍醐味だな