湊かなえのレビュー一覧

  • 贖罪

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    これぞ湊かなえ。

    学校の校庭で遊んでいた仲良しの5人。

    その中の1人が、無惨な姿で発見された殺人事件。

    犯人と会話をし、顔を見ているはずなのに、4人は思い出せない。

    やがて中学生になり、被害者の母親から浴びせられた罵倒と理不尽な約束。
    変わり果てた友の亡骸の記憶とともに、呪いのように皆の心を蝕み続けた。

    贖罪という名の呪縛。

    やがて大人になり、それぞれの償いを成し遂げる時、事件の予想外の真実に辿り着く。

    衝撃のラスト。
    ページをめくる手が止まりませんでした。

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    2026年02月10日
  • 落日

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    小さな町での幼い頃の記憶には、冷たく悲しいベランダでの思い出が。

    それを救ってくれたお隣の同じ境遇で顔の見えない柵の下の小さなあたたかい手。

    それが何故、兄に滅多刺しにされ放火までされたのか。

    新進気鋭の映画監督となり、その記憶を元に映画を作ろうと、同郷の新人脚本家と共に、その殺人事件を調べるにつれ見えてきた真実が切なすぎました。


    2人にとって、これから生きていく先を照らしてくれるような、希望を感じさせる作品でした。

    切ないけれどモヤモヤな気持ちで終わらないので、とても驚きました。

    一気読みでした!

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    2026年02月09日
  • 落日

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    普段、ミステリー小説はあまり読まない。
    それでもこの作品を手に取ったのは、Xで見かけた読書投稿をきっかけに、
    「読んでみたらどうだろう」という小さな声が、心のどこかで響いたからだった。
    特に気になったのが、湊かなえさんの作品だった。

    物語の中心に描かれるのは、
    新進気鋭の映画監督と、まだ世に出ていない脚本家の二人。
    世間からの評価や立場は対照的だが、
    どちらもそれぞれの人生に課題を抱え、それと向き合おうとしている。

    印象的だったのは、
    映画監督が「過去」を辿り続けているのに対し、
    脚本家は「現在」を生きながら、
    どこかで「見ないふり」をしている、という対比だった。

    監督の一貫した「知りた

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    2026年02月08日
  • 境遇

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    最後の最後でひっくり返るとは。繋がってるようで繋がってなかったものが最後の最後で繋がった。真実を公表するという自分にとって苦しいことを覚悟をもって行う勇気も凄い。しかし、あのようなことがなければ本当に正しい真実も隠れたままであったことも事実。この境遇はどう受け止めればよいのだろう。

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    2026年02月08日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    湊かなえさんの作品は、リバースとC線上のアリアを読んだ事あるものの、どちらも真ん中くらいで読む気力が湧いてこなくて断念した経験あり。
    なのでちょっと苦手意識あったけど、今作は面白くて一気読みでした。

    10年以上前の作品だけど古く感じない。掲示板の所が今だったらSNSかな。ドキュメンタリーっぽい構成演出も今ではよく見るけど当時は斬新だったのでは?

    前半中盤が関係者へのインタビュー形式で、終盤が事件の関連資料。この情報出す順番が上手いなあと思いました。また最初から読み直したくなった。

    しっかりとしたイヤミスですわ。読後は物凄く嫌な気持ちになったもん。人間不信になるよ。
    解説も良かった。無自覚

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    2026年02月04日
  • カケラ

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    現代ぽい話でとてもよかった。
    太っている痩せている、かわいい可愛く無い..
    そこへの執着が比較的強い方なので、今は小学生の子でもオシャレするのが当たり前の世界なのが楽しくもあり、疲弊もしそうな時代

    話は1人の女の子へ対する印象などがさまざまで、だんだんとその子がどういう子なのか浮かんでくるのが読んでいてたのしかった

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    2026年02月03日
  • 花の鎖

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    ネタバレ

    湊かなえさん作品…どんなドロドロなイヤミスが待っているんかな??と覚悟しつつ、前情報も入れず挑んだ。

    いやー、本当に面白かった!!
    文字通りの一気読みだった。しかも覚悟したのも良い意味で裏切られる位のスッキリ感。
    3人の女性たちがどのように絡んでくるのか…気になって止まらなかったです。
    特にラストの章、他の方がおっしゃる通り、登場人物を整理しつつ読まないとですね。そして2回目読まないとですね。

    そう言えば最近お花買ってないな〜と思ったので、一輪、お家に飾りたい。人と人が繋がっている、とても素敵な作品。

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    2026年02月01日
  • Nのために

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    ネタバレ

    前に見たドラマ「Nのために」がすごく良かった。
    でも細かい展開や結末は忘れてしまっていたので、小説を読むことにした。

    登場人物が語っていく形式で始まる。
    場面も変わって行くけど、ドラマをみていたから、記憶が蘇ってきて、どんどん読み進めていける。

    希美のお母さんが壊れていく場面はとても辛かった。
    希美と成瀬くんのシーンは、榮倉奈々と窪田正孝の2人が完全に頭の中に再現されて、すごく良かった。

    西崎の灼熱バード、過去の自分の体験を文学にしたもので、内容は酷くて読むのもしんどくなる。

    最後、希美の告白、安藤のためだったんだ。
    安藤は何も知らず、世界へ。

    またドラマ見たくもなったけど、
    小説で

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    2026年02月01日
  • 花の鎖

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    面白かった。3人の女性主人公がコロコロ変わって、進んでいくんだけど、段々と繋がっていく!点と点が繋がる感覚が楽しい〜 夜寝る前に、自分で関係地を考察してメモして、眠れなくなったりもした。笑

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    2026年01月31日
  • C線上のアリア

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    イヤミス作品とは違う物語
    だが、いつもある人間の嫌なところ集って感じで好き
    今もこのような時代に合わないコミュニケーションを取る人もいるのだろうな

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    2026年01月31日
  • 未来

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    ネタバレ

    かなり心にズシっとくる物語だったと思う。
    章子に度々降りかかる災難が重すぎて、読むのもしんどくなってしまったが、それほどに物語に没入していたのだと思う。お父さんが死に、お母さんも人形になり、ほぼ自力で生活しなければならないなんて小学生には重すぎると思った。ああこれ小学生の話か、、と何度も認識し直さなければならなかった。章子が実里からの嫌がらせで不登校になってしまうあたりは、手紙も希望から絶望へと一気に落ちていて、かなり辛かった。
    文乃と章子の暮らしがどうなっていくのかわからないけれど、なんとかいい形を見つけてほしいと思う。

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    2026年01月30日
  • 母性(新潮文庫)

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    最後の母性とは、の文のところでめちゃくちゃ感動した。
    私のお母さんがまさに私たち娘にしていてくれた愛情をそのまま言葉にされていて、突然涙腺がゆるんだ。
    その最後の2行くらいで感情が揺さぶられた。

    娘の回想のところで、母に好かれたいと思い行動するところとか共感できるところも多かった。


    私の母は親からの愛情を幼少期に受けられなかった、
    だけど自分が産んだ子どもにはそんな寂しい思いは絶対にさせたくないという強い思いをもって産み育ててくれて、
    本当にその言葉通り、お母さんが自分が子ども時代にしてほしかったであろうことを当たり前のように私たちにたくさんしてくれたことを思い出して、
    母からの強い愛情

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    2026年01月28日
  • 少女

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    因果応報。作品内に出てくる「因果応報!地獄に堕ちろ!」と言う一文がマッチしており、読み進めていく内に、恐ろしく感じた。
    張り巡らされた伏線が全て回収され、気持ち良い終わり。と思いきや、その後に続く文で更に回収される。

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    2026年01月27日
  • 未来

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    湊かなえ強化週間二作目!!
    これは間違いなく初読みでしたが、いつもの湊かなえさんとは違う、イヤミスとは少し違ったお話でした。とは言え、胸糞悪くなるような行為や人間たちも出てきます。貧困問題を題材にした作品はよく読むけど、あまり身近に考えたことなかったかも。改めて考え直すきっかけになりました。

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    2026年01月26日
  • 贖罪

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    ---あらすじ---
    女子小学生の仲良し5人組のうち1人が、作業服を着た男に性的暴行の末絞殺され、その事後を目撃した4人がその後の人生でこの事件に囚われ、殺人を犯してしまうまでの物語。そして殺された子の母親の物語も描かれる。5人の独白が5章。

    ---感想---
    誰も救われない感じが苦しく、とても好みだった。実際こういう事件ってかなりの数ありそうだけど、同じく罪の意識とかを抱えて生きるものなのだろうかと思った。
    あと各キャラクターの設定の解像度が高すぎて、湊かなえさんというか小説家の方って普段どんな感じで生きてるのか気になった。
    前に湊かなえさんのインタビューを見たことがあって、初めて顔と声を

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    2026年01月24日
  • 境遇

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    一気読みしてしまった。湊かなえさんやっぱり大好き。この作品、読んだような読んでないような気がしたけど、全然先が読めず楽しめた。いつもの湊かなえさんのイヤミス感はあまりなかったけど、ラストのどんどんでん返しには驚いた。昔読んだにしても、あまり印象に残った記憶はないから、あまり刺さらなかったんだろう。でも今は、とても刺さった。数年違えば刺さるものも違う、それが読書のおもしろいところ。最近ほんとに湊かなえにハマっているので、しばらく湊かなえ連続で読もうかと思っている

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    2026年01月24日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    ページを捲る手が止まらなかった。
    少女の死亡事件に関わった人物が、それぞれの視点から事件を回想し罪を償う物語。幸せだと思えていても、次の瞬間には幸せな状態が崩れてしまい、事件がフラッシュバックして罪を犯してしまう4人の様子から、「贖罪」というタイトルがすごくしっくりきた。4人が過去の事件を、死亡した少女の母親の言葉も含めて忘れようとしているけど忘れられない心の陰になっていることが、それぞれの描写から読み取れた。4人が殺人を犯すことを止められなかったこと、娘が殺されてしまったこともまた、母親が過去に犯した罪に対する母親の償いになっていたのだと思う。晶子の兄や紗英の婚約者も、罪を犯しそれを償う形で

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    2026年01月20日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ

    雑誌の取材者が取材した形で話が進む。

    誰が白ゆき姫を殺したのか。

    大げさに盛られた話、真偽が曖昧な話が飛び交っており、それを取材が面白いところだけ切り抜く……

    よくありそうな話だなと感じた。自分の事取材されたら周りの人、何て話すんだろう。人間の本性がでそうだな…自分自身が友達のこと取材されたら、面白かった事とか大げさに話しちゃいそうだから人のこと言えないか……

    取材とsns・新聞記事を順番に見るという構成は他の本にはあまりなくて面白かった!

    犯人が自分が予測していたのと違い、取材聞いて思い込んでしまうよう感じた。つまり、取材が間違えてもおかしくないなと。

    でも、疑いをかけられた人っ

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    2026年01月20日
  • 少女

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    因果応報、全てが結び付いていた。登場人物全ての人に、「因果応報」という言葉が当てはまる。因果応報という言葉は、いずれ2人の少女にも当てはまるのだろうかと思った。
    湊かなえさんの小説は本当にすごい。「少女」も、すっきりした解決だけでは終わらせないところが本当に良い。

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    2026年01月18日
  • 少女

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    女子高生が死とは何かに向き合う話。
    物語が繋がる形。また、因果応報という返し。圧巻だった。
    また、最初の遺書が最後になって回収される形ももう何も起きないだろうと思っていた私の期待をいい意味で裏切った。

    さらに、後書きを読んで自分が気づかないところにも隠された秘密があると知り、もう一度読み返したいと感じた!!

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    2026年01月17日