湊かなえのレビュー一覧

  • C線上のアリア

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    一気読みできちゃう作品。そしてその勢いのまま再読。

    『ノルウェイの森』が重要なモチーフになっているー。そういえばこの本の装丁も緑と赤だ!

    物語の序盤、心に残る一節…
    私は知っている。
    人間が生きていくためには、汚いものや臭いものと切り離せないことを。誰かが「それ」を担わなければならないことを。女の役割だ、という声に抗う前に、目の前にあるものを片付けなければならず、それを終えるともう声を上げる気力も失われてしまうということも。

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    2026年07月15日
  • 落日

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    久しぶりに湊かなえさんの作品を読みました。
    厚めの本だったので読み終わるか心配でしたが、物語に引き込まれて最後まで読むことができました。

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    2026年07月15日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    どろどろして苦々しくて、その中にふと仕込まれている温かさと、愛。
    毒なのか、愛なのか。
    それぞれの視点から事実をいくら読み解いても、真実はわからないものですね。
    登場人物たちは皆、本当のことを言っている(言いたくないもの、忘れい事実はあえて言わない人もいる)ように思います。けれど、違う人の言葉で、違う形が浮かび上がる。

    短編のミステリーなんて、そんなに深みが出ないのではないかとこれまで敬遠していましたが、さすがは湊かなえさん。どれもこれも味が濃い、それでいて、くどさはなく、腹の奥底に響くような苦みすらある。けれどもう一度味わいたくなるのが毒。

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    2026年07月14日
  • 少女

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    ネタバレ

    最後の最後、これぞまさに湊かなえさん!という結末、、、。物語が一気に加速する中盤あたりから一気読みでした!

    ----ネタバレ

    序盤で、学校の先生も生徒を下の名前で呼ぶのは何か不自然だなぁと思っていましたが、その「苗字」で物語がどんどん見えてくる後半は圧巻でした。

    最後の詩織の遺書を読んで、序章に戻ってきて「なるほど、、」と驚嘆でした。そして詩織の苗字が最後の最後で出て驚愕!

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    2026年07月13日
  • 少女

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    ネタバレ

    死にたいと思ったことがある身として、高校生というまだまだ幼い主人公らに、互いに支えたいと思うほど思い合える友達がいるってどれほど幸せなことなのだろうと思った。
    それでも、互いに気持ちを言葉にしないことですれ違いの時期もあり、もどかしかった。最後には互いに分かり合えて真の友情を感じ、言葉で伝え合うことの大切さを痛感させられた。

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    2026年07月12日
  • C線上のアリア

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    ネタバレ

    これは、今までの湊かなえ作品とはちょっと違う。
    介護が題材になった小説を読むのは初めて。
    途中までミステリーらしい展開がなく、ヒューマンドラマっぽい感じなのに、描写の巧みさで飽きることなく読めてしまった。

    そしてどんどんいろんな人のいろんな思いが交錯しはじめ、女のいやらしい部分が生々しく描かれ、湊かなえらしさもちゃんとあり。

    邦彦や美佐の夫の現実逃避ぶりにはイライラする。
    介護は女がするものっていう価値観にも、姑の嫁に対する態度にも。

    弥生さんの日記が始まってからは、ハラハラしながらのミステリー展開。
    結末の救われなさよ…。
    それでも最後、弥生さんが強く生きていくことを決めた覚悟、美佐が

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    2026年07月10日
  • 未来

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    久しぶりに序盤から深みにハマり一気読みした昨日でした
    バラバラだった2人が運命的に出会って共感できるまでの過程が目を離せなかった
    色々あって、こらからも多難な道を歩むのだろうけど、終盤に彼女達に不幸の連鎖を断ち切る新たな勇気が芽生えたのが救いだった(私はそう信じたい)

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    2026年07月09日
  • 人間標本

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    文章構成が独特ですごく楽しめました。タイトルそのまんまの話ですが、序盤淡々としてるので、そこまでグロさは感じませんでした。
    イヤミスの部類だとは思いますが、あまり後味の悪さは感じませんでした。
    ドラマ化してるみたいですが、そちらもぜひ観てみようと思います。

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    2026年07月08日
  • 告白

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    有名小説で、映像も大ヒットしたので、期待していましたが、期待を楽々越えるおもしろさでした。

    教師の娘が学校のプールで亡くなった事件から関係者がそれぞれの視点で事件について語る。事件の裏にあるボタンの掛け違いが明らかになっていくが、それでも小さな子どもが命を落としてしまう憎悪がずっと粘りついて離れない。

    加害者側の人間は被害者の母親である元担任から凄まじい復讐をされるが、その復讐すらも母親が仕組んだボタンの掛け違いを利用した完全犯罪となっている。(完全犯罪とは言えないかもだけど)

    先日、湊かなえさんの暁星という小説を読んで、おもしろかったので、これも読もうと思いましたが、小説の構成が似てい

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    2026年08月06日
  • 人間標本

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    少し前に話題になっていたので読んでみました。
    内容のわりにはすごく読みやすかった!
    時間も忘れて読んでいました。
    タイトルにある通り人が標本にされるのですが、なぜか美しいなと思ってしまいました。

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    2026年07月06日
  • 人間標本

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    序盤で犯人も事件の概要も動機も分かってしまうのでこの先楽しめるのかと少し不安になりつつ読み進めていくと、クライマックスで二転三転して面白かった。

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    2026年07月06日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    湊かなえさんだからと思って身構えて読んでいたけれど、素敵な青春物語だった。
    友人のことを尊敬して自分も努力する姿であったり、励ますところも良かった。

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    2026年07月06日
  • ブロードキャスト【電子特典付き】

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    告白を描いた湊さんだから、とんでもない結末があるんじゃないか?と身構えながら読んだら普通に良作でびっくりした。この人は何でも書けるんですね。

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    2026年07月06日
  • 未来

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    構成が斬新で新鮮。
    後半からしっかり全てが明るみになり、引き込まれる。ミステリーのよう。

    みんなに明るい未来が待ってると信じたい

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    2026年07月06日
  • 落日

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    ぼやぼやとした輪郭を、読み進めるにつれてくっきりと浮かび上がらせてくる
    最後の言葉が、前向きにさせてくれる

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    2026年07月05日
  • 人間標本

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    慄き、没入する最強の読書体験
    絵で、写真で、見られないこその美しさと恐怖
    想像した結末を二転三転させられる快感

    覚書と前日譚で史郎が興奮してのめり込む感じ、
    手先が震えて視線が集中し周りの音がぼやんと聞こえなくなるような感覚が、文章でこれだけ表現できることに驚いた

    至の人間標本
    独房での史郎の思考
    面会室での真実

    湊かなえの本の特徴でもあると思うが、
    一人称視点の、自分が唯一の対話相手になる感覚が素晴らしく書き記されていて、
    手紙、レポート形式だからこその真実と勘違いと嘘が、告白を最初に読んだ時の衝撃と重なった

    史郎と至の愛を見せつけて終わるあたり、やはりイヤミスの女王は不動
    こんなに

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    2026年07月11日
  • C線上のアリア

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    ネタバレ

    湊かなえさんの「上品な人」はある程度のテンプレートがある気がする。
    弥生さんはその良性の方に位置する「上品な人」。

    こんなに集中する?ていうくらいに毒姑の連鎖。
    判を押したような毒姑ばかりでどれがどの姑か途中で混乱した。
    弥生さんがその連鎖に繋がらず上品な人のままでいられたのは子供に恵まれなかったおかげで、と皮肉な説も浮上する程に。
    久雄さんですらそこで人生の幕引きをしていなければ、母親の下の世話を妻に丸投げする夫になる可能性だってゼロではなかったかも。

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    2026年07月05日
  • C線上のアリア

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    予備知識なく読み始めて介護の話で、まさに親の介護が身近な分、親の面倒を見るのは当たり前という考えにとらわれ、親やきょうだいとの距離感に悩んでいる私には、かなり刺さるものがあった。
    湊作品なので、どんなふうに終着するのか、ドキドキしたけど、ミステリー要素は少なかった。

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    2026年07月04日
  • 少女

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    2人の少女の周りで運命が交錯×2。お互いがリスペクトしているとわかったとき、安堵でいっぱいになった。どんでん返しも怒涛の伏線回収も気持ちよく、読み応えがある作品。湊かなえはやっぱり面白い。

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    2026年07月03日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    (後立山連峰)
    なんだろう、なぜかスッと物語が入ってこなくて。
    相性みたいなのがあるのだろうか。
    でも、山の景色や土の蒸れた匂い、風の轟きや葉の擦れ合う音、鳥の鳴き声、遠くのパーティの話し声、喧騒、熊鈴の音、いろんなものが一気に記憶から湧き出てきて、それがもう物語以上に物語で……記憶の情景と感覚と、物語が交差する、滅多に得られない読書体験でした。

    夢は逃げない、なんてことはなく。
    別に今急がなくたって、何年か後でもできる。
    でもそのときが訪れることはもうなかったこと……

    いま動かなきゃ追えない夢があったり、登れない山があったり。
    人生あまりに長くて、つい計画的に物差しで測りながら計算して物

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    2026年07月02日