湊かなえのレビュー一覧

  • 人間標本

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    ネタバレ

    美しくも残酷。
    あの人数を手にかけるなんて...と思ったけど、自分が認められたい、理想を追い求めたいと思い描いた上でのこの結果。大々的にとまではいかなくても私たちも同じようなことをすればって考える時があるかもしれない

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    2026年09月14日
  • 人間標本

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    人間の標本という、単に言葉でゾクっとさせるだけではなく、蝶の特性を人間に当てはめて展開されるミステリーに引き込まれました。
    蝶が見える世界が違うという点から、物語が広がっていくのは、何が待ち構えてるか分からず、謎に対して恐怖するくらい登場人物に想いを馳せました。

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    2026年09月13日
  • 未来

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    めっちゃ面白かった。
    読みやすさも半端ではなく凄い作品です。
    これを映画化とは一体どう作ったのか観なければ。
    明るい日の先にあるのが未来なら、子どもには幸せになってほしいですね。

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    2026年09月13日
  • 少女

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    読み終わって「少女」のタイトルをみると、純粋故の恐ろしさを感じる。関係なさそうに思えた人物たちが実はつながっていて、おじさん達を追い込んでいく。。。
    少女が主だと、どうしても「性」の話に行きがちだけど、今回はそこまでではなく、より少女らしい動きだった。それがより一層、純粋さを強調しているように感じた。

    子どもは想像力が豊かなようで乏しいんだなと感じた。乏しいからこそ、やりたいと思ったらすぐに行動に移せるし、様々な事件を起こしてしまう。「死」に好奇心をもち、それが他人に振りかかるのを求めてしまうのも、想像力の乏しさ故なのかも。

    純粋さは想像力の豊かさとも、乏しさとも共存できるみたい。子どもみたいな犯罪者は、純粋だけど想像力が乏しいまま成長してしまってるのかな。

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    2026年09月13日
  • 残照の頂 続・山女日記

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    正直、面白かった。
    前作の山女日記も良かったが、今作はもっと心に沁みた。
    山に登ったことはないけど、登りたくなった。
    これは自分が年を取ったからかな、それとも苦しい状況にあるからかな、
    おすすめの一冊です。

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    2026年09月10日
  • 贖罪

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    これぞ、湊かなえ先生という感じです。
    結末が苦々しく、口の中に何か残る感じというか。
    物語は1人の女の子が殺されるところから始まります。そしてその時一緒にいた女の子4人。彼女たちの贖罪が始まるのですが、本当の贖罪の意味が最後にわかる。
    ドロドロ感が好きな方には刺さるはず。
    (実はこれ小学生の頃一度読んでいるのですが、どうしてもあの湊かなえ感を味わいたく、再びのめり込んでしまいました)

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    2026年09月06日
  • Nのために

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    誰が誰のために何をしたのか、読み進めていくうちにどんどん明らかになっていく事実に驚き、本の世界に引き込まれました。全ての事実を知れるのは読者だけであって、登場人物の心境を考えると読み手側も複雑な気持ちになるなと思いました。

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    2026年09月06日
  • C線上のアリア

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    やっぱり湊かなえさんの作品大好きだなと思った。ストーリー的にも、家事交換か!よう思いついたな!って言う新鮮さでいっぱいだった。それとともにやっぱり嫁姑関係って嫌だなと思った。上手くいかないもんなのかな…何はともあれ作中に挟まる日記のシーン大好き!

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    2026年09月05日
  • 人間標本

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    アーティストの気持ちすら理解し難いのだから狂人の気持ちなんて理解不可能…なはずなのに…
    現実かと思わせるリアルな心境が描かれていて、なぜそう考えるようになったかに触れるのが楽しかった。

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    2026年09月03日
  • 落日

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    ネタバレ

    新進気鋭の映画監督である"香"と、うだつの上がらない脚本家見習いの"真尋"が「笹塚町一家殺人事件」の真相にせまる湊かなえの『落日』。

    本作において最も魅力的だったのは、登場人物たちが持つ「知りたい」という価値観の対比と、その関わり合いを通じて価値観が変容していく様である。

    香はかつて、父の死や母からの拒絶に対する自己防衛から「知りたい」という欲求にバリアを張っていた。
    しかし、同級生が「最後の晩餐」を調べる姿を見たことをきっかけに、父が最後に見た映画を知りたいと強く願うようになり、「知ることが救いになる」という生き方に変容していく。

    一方、真尋は姉の死から目を背け、「真相を知っても事実は変わらない、知りたいと思うのはエゴだ」と語った。
    香と衝突する中で自分の逃避に直面し、ついに姉のことを「知りたい」と向き合ったことで、事件の真相へと辿りついてゆく。

    本作は「知る」という行為が多角的に描かれている。
    知ることは生きる支えであり、前に進む力であり、救いであると同時に、エゴでもあるという。
    かのアリストテレスが「すべての人間は、生まれつき知ることを欲する」と述べたように、知ることは人間を人間たらしめる根源的な欲求であることは間違いないだろう。
    しかし、そこに「エゴ」というどす黒い側面を孕んでいるということを突きつけられたことは、目からウロコだった。

    最後に、タイトルについて考えたい。
    『落日』とは、太陽の沈みゆく様を意味する。
    事件の真相が真尋の脚本によって暴かれるラストは、
    まさに本作にとっての日没、つまり物語の激しい終焉そのものであったように感じる。
    随所に散りばめられた伏線が、文字を追うごとに回収されていく様は、まるで走馬灯を見ているかのようだった。

    このタイトルは事件の闇の終焉と、登場人物のそれぞれの葛藤の終着点を指し、その様を疾走感あふれる伏線回収により表現したのではないかと推し量る。

    心躍る読書体験で、忘れられない一冊となった。

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    2026年08月30日
  • 未来

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    湊かなえの本は体力と気力がある時に読まないと苦しくなる。けど、引き込まれるし、しばらくしたら読みたくなる。不思議

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    2026年08月30日
  • 未来

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    「告白」と同じ位の衝撃。
    最後まで一気読み。映画も観たい。
    本と主人公が変わると重さや感じ方が変わるのか。

    世の中にこの本と同じ境遇の人がいない事を望む。

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    2026年08月24日
  • 夜行観覧車

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    普段は小説を読まないが、友人に勧められ読むことに。

    本当に面白い作品で、するつもりは毛頭なかったのにぶっ通しで読み続け、数時間で読破してしまいました…

    作中、随所で
    同じストーリーのはず…なのに、視点が変わる度に感じ方が変わるなぁ…
    一人一人の登場人物が鬱陶しいはずなのに、視点が変わると同情の気持ちが湧くなぁ…
    という感情を抱いていた。

    ラストの小島さと子の一言…
    「長年暮らしてきたところでも、一周まわって(観覧車から)降りたときには、同じ景色が少し変わって見えるんじゃないかしら。」
    このセリフを読んだ時に、湊先生がそれらを意図していたことを確信した。

    本当に心躍る読書体験でした!

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    2026年08月22日
  • 夜行観覧車

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    かなりハマった。
    一人一人の気持ちが書かれてるから物語がわかりやすかった。
    なんでそうなったんかが知りたくて読む手が止まらんかった。

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    2026年08月21日
  • 暁星

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    ネタバレ

    宗教2世として育った主人公・暁の復讐の物語。
    ではなく、“幸せの半分こは相手に多い方を、不幸の半分こは相手に少ないほうを。”
    優しすぎる愛の物語でした。

    大臣殺害の犯人・暁の手記「暁闇」と
    その現場に居あわせた女性作家の小説「金星」
    2つの物語からなるこの本。
    金星を読み終わったとき、暁闇から消された真実が分かる。何気なく読んだ暁闇の文章の意味が変わってくる。
    なるほど、この小説のタイトルは「暁星」でなければいけなかった。

    370ページの本だけど、この本の本当のラストは
    171ページから。
    苦しくて切なくて泣きたいのに、受けた衝撃と真実に圧倒されて涙は出ず、胸がいっぱいになりながら読み終えました。

    あえてネタバレを絡めて印象的なシーンをあげます。
    すずらんの器に水を入れた状態で死んでいた照世のシーンが1番辛かった。きっと照世にとっても星香にとってもデパートですずらんの器を買い、喫茶店で甘味を食べたあの時が1番幸せだったのではないかと思いました。母と娘の関係は崩れてしまったけど、母の元に残った思い出の品。宗教は人生の支えになることはあると思う。だけど人生を壊すものにもなるのだと。

    誰かに話したいけど上手く話せない。
    素晴らしい本を読んだ時に私がいつも直面する悩みです。

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    2026年10月29日
  • 山女日記

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    ネタバレ

    人生に失敗した女性たちの物語。山登りすることで彼女たちの心が成長していく。
    イヤミス要素のない。ハッピーの詰まった短編集。

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    2026年08月15日
  • 往復書簡

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    偏見になるかもしれないが「仲良し女友達」の恐ろしさが沁みる!

    人の手紙を読むという体験も面白い。
    どの短編も予想以上の驚きがあった…!
    リアルな人の言動も、手紙の中の言葉も簡単には信じないし、自身も慎重であるべき。
    相手の言動や感情を過度に想像しすぎることも。

    特に名前を叫ぶシーンは読み返したら鳥肌が立った。

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    2026年08月14日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    人やSNSの情報の怖さ、また色眼鏡で人を見ないことの大切さを感じました。

    さすがイヤミスの女王、、となる1冊

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    2026年08月09日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    ネタバレ

    「人生が上手くいかないと感じる時だけ母親のせいにして、苦しんでいるフリをして、ダメな原因はすべて自分の外にあるのだと、無意識のうちに自分に思い込ませようとしている」

    短編集

    湊かなえの書く短編集は長編よりもなぜかずっと好きで、この短編集も同様にどの作品も好きだった。

    主人公?というかストーリーテラーの色んな人や出来事に対する主観や偏見のようなずれで事実と異なる認知が生まれてしまう様が丁寧に描写されていてどれも楽しめた。

    最後の2編は連作もので、世間から見たら聖母のような母親とその母を自殺に追いやった毒親ならぬ毒娘のストーリー

    個人的にこの母は外面は完璧だけど、自分の娘を自分の構想したレールの上をなんとしても歩ませようとして、ちょっとでもそこから外れようとするの全力で叱責や暴力をふるうこともある毒親といえると思う。

    けど、娘の友人が言うように、自分の人生が思うようにいかなかった時にその原因を自分の親にあるとみなし、確かにかけてくれた愛情を無視するケースもあると思うので、例え、子供が毒親だと言っても一概にそうみなすことも危険だとも思った。

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    2026年08月08日
  • 少女

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    ネタバレ

    面白すぎて一気読み。
    まさか最後に伏線回収があるタイプの本だとは思わずびっくりした。
    青春、友情って感じのキラキラではなく、泥臭いとも少し違うけれど、悪や現実、死がありつつ懸命に生きているキャラクターたちがとても良かった。

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    2026年08月05日