湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ一気に読み終えた。
湊かなえ作品の中でかなり好き。
私に生まれつき母性が備わっていなかったらどうしよう。子どもに「無償の愛」を溢れるように浴びせたいと思うことで、かえってそれで無償の愛じゃなくなってしまうんじゃないかと、足元から崩される不安を感じた。
母も娘もどちらも「母に愛されたい」、そのせいで歪んでいるけど同じ方向に歪んでいるからこそ、すれ違ってしまうんだなと思った。
湊かなえ作品はラストの収束がシュルシュルっと早くて、異様なハッピーエンドに感じることがある。以前はそれを、尻切れトンボのように感じていたけど、あとがきを読んで、確かにこれが全部死にゆく娘の幻想だったらと思うとゾッとした -
Posted by ブクログ
ネタバレ下記初めて読んだ時の感想(2019年)
授業の調べもので知った1冊。
私はいつもあらすじ(裏表紙)を見てから買います。
この本はあらすじから衝撃的な言葉「人が死ぬ瞬間を見てみたい」と。
なにこれ。と思いつつ読む前のワクワクが止まりませんでした。
読み始めは登場する2人の少女が狂っている。と思ってたのだが、後半ではむしろこの少女らが常識的で周りの大人たちが狂っているのではないかと思うようになりました。
病気を抱えている子供には「楽しいこと」だけを教える。
それが優しさだったとしても子供から見ればその優しさが辛かったりすることが1人で納得し、共感しました。
まだ社会に出てない学生の経験の無さ -
Posted by ブクログ
どうしてそうなってしまったんだ?
という事件から物語は始まった。
現場にいた人間それぞれの証言から事件の輪郭が語られる。
しかしそれぞれの視点から語られるて行く内容は
徐々に輪郭を変えていく
みんなお互いの気持ちは分かっていないで
自分の大切な人の為に行動する
それが現実も同じで世界は回っているんだなって思えた
人を理解する事は一部出来るかもしれないが
理解出来ない領域の方が大半を占めていた。
お姫様さま救出計画が緊迫しないように
お遊戯のノリで軽くしたというくだりがとても
好きです。
ところが計算違いが多々起こり
あんな事になってしまい
複雑な気持ちですが
読み終えて
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Posted by ブクログ
半日で読み終えてしまった。
単行本として出版された頃からずっと面白そう、読んでみたいと気になっていて、今回文庫本が出ているのを書店で見つけて迷わず購入。
何年経っても、湊かなえさんの小説がいちばん好きだ。
いったいどんな風に生きていたら、こんな物語が思いつくのだろう。
今までの湊かなえ作品の中で群を抜いてグロテスクだった気がする。猟奇性があまりにも現実離れしていて、感情移入することはできず、どこか遠いところから彼らの生き様を眺めているような、そんな視点で読み進めていった。
前半は、榊史朗が人間標本をつくるに至った経緯が、手記のようなかたちで記されている。グロい。私は比較的グロいのに耐性