湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私は教育現場で働いており、そういう視点でも読み進めました。あとがきにもあったように、貧困家庭、または家庭にいわゆる一般的な家庭とは違う事情を抱えた子どもたちがいることについては、ひしひしと感じています。自分はいわゆるごく普通の家庭に生まれ育ち、両親や祖父母たちの愛をたくさんもらって育ってきたこと。同じように私も自分の子供にそうすることが当たり前だと日々思い、過ごしていること。このような自分が、どこまで、事情を抱えた子らに気づきアクションができるのだろうか。これはずっと以前から、難しいことだと思いながらここまで来たような感覚があります。溱かなえさんが、貧困やいじめ、家庭の問題についてこのような形
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Posted by ブクログ
「手記」を読み終わった時点で、まったく底が知れないと思った。この本にはいったい仕組みが、結末が待っているのか。
フィクションとノンフィクション?
「終章」は、「金星」の後に読むことをおすすめします?
「愛の物語」?
どういうことだ?
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読み終わった今、感想を言葉にするのがとても難しい。あえて一言で表すなら、「愛」なのかなあ。「愛」を感じた。
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「ねえ、今日はフィクション、物語の中にいることにしようよ。」
なんかすごく心がきゅっとなった。
大人になった今こそ、こういうことやってみたい。
当然2人はめちゃくちゃ辛い境遇だと思うけど、こんな関係性に憧れてしまう。
「二人じゃないと、で -
Posted by ブクログ
ネタバレイヤミスなのかもしれないけど、最後は驚きの方が大きい。まさか表紙のコーヒーが鍵だったとは。
死んだ友人の過去を遡り、真実に辿り着く流れがおもしろくて、一気に読んでしまった。遡れば遡るほど広沢が良いやつすぎて、また余計に悲しみを誘う。
最終的には深瀬のコーヒーが原因だったかもしれないけれど、村井がタクシーを呼べば、浅見が酒を飲まなければ、谷原が村井を説得すれば、って考えていくと、みんなのせいだよなーとも思える。
読んでる途中で「これドラマで見たことある」って気づいたんだけど、内容が全然違ってたので楽しめた!
初の湊かなえ作品だったけど、とても面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまじかまじかまじかまじか!!!!!!!星100つけたいくらいものすごく面白い小説だった!!!
最後の最後まで犯人は予想できなかったし、あの終わり方でも納得するくらいの途中展開だったけどそうきたかーー!きつー!
コーヒーを淹れる、飲む描写が凝っていて、自分はただ美味しそうだな〜飲みたくなるな〜と思っていたけどまさか、コーヒーが最後繋がるなんて思ってもなかったよ(●__●)
古川も深瀬も、広沢に特別な友人だと思われていたという部分に、すごく胸がしめつけられたのに…(〒﹏〒)
深瀬はこれからどうするんだろう!?
個人的には、関係が修復された美穂子には、伝えられないんじゃないかと -
Posted by ブクログ
すごかった。読んでよかった。
ただのミステリーではなく、はじめは最初の告白をした当人に共感していたのに、主体が変わればものの見方が変わり、登場人物によっては共感までいかなくとも、すべて理解できてしまう。色んなバックグラウンドがある多数の読者にそう思わせる背景の引きずりこみ力、ストーリー力が見事だ。
人間の根幹にある欲望や不安が、ある何でもない1人の人間を同じ人類が決めた所謂「悪」という定義にはめてしまう。それは社会秩序がある世の中で当然のことかもしれないが、その「悪」への見返りは人類の多数決に成り立っているのか、社会性に重きを置きすぎている結果なのか。自分は圧倒的にその大多数の「悪」を決め -
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『死』ってのは、この世から、退場するってこと。
ひとり失けたからって、世界は何も変わらない。
嫌なヤツがひとり退場したからって何も変わらない。
ましてや自分が退場しても何も変わらない。
世界は終了なんてしない。
果てしなく続くんだ。
たとえ生まれ変わったとしても、途中参加でしかない。
『少女』 / 湊かなえ
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親友の目を目撃したことがあるという転校生の告白を、
ある種の自慢のように感じた由紀は、
自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。
自殺を考えたことのある敦子は、
死体を見たら、死を悟ることができ、
強い自分になれるのではないかと考える。
ふたりとも相 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本当に良かった、読み終わったあとしばらく放心してしまった。
いじめや虐待の内容や、視点人物たちが強迫観念に囚われて認知が歪んでいく様子は湊かなえ節で内容がえげつなかったが、それでも読み進める手が止まらなかったのは登場人物たちが余すところなくみんな魅力的だったからだろう。
どうしようもないクズにも心に残るような人間性があったし、視点人物に手を差し伸べてくれる真摯で優しい人たちの言葉は、絶望的な物語の中で時々あらわれる灯りのようだった。
文章全体が、視点人物になった人たちが、行動しよう、語ろうとして紡がれる言葉である気がして没入して一気読みしてしまった。
好きな登場人物は原田くんと森本誠一郎。
追