湊かなえのレビュー一覧

  • 境遇

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    犯人が明かされてもそこで終わらないのが湊かなえ小説。
    この小説は、児童養護施設で育った2人の話。お互い自分の本当の親を知らずに生まれ、大人になる。
    誰しも自分のルーツを知りたい、という欲望がきっとある。だが、そこには知らなければ良かったことがあるのも事実。
    真実を知った時、人は果たして受け入れることができるのだろうか。

    親の犯した罪を子どもが償う必要はない。だけれども、被害者の親族からは妬みを買う。
    親の罪とは一体何なのだろうか。家族とは。
    切っても切り離せない、そんな関係が家族にはあるのだろう。それがある種リボンなのかもしれない。

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    2026年04月16日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    姉が行方不明になった女の子の話

    大学生になった主人公(結衣子)が6歳の頃に行方不明になった2歳上の姉(万佑子)のことを、自身が実家に帰省することを切っ掛けに事件の記憶を掘り起こしていく

    行方不明になった姉は2年後に帰ってきたが、大学生になった主人公は今も心の中にわだかまる、微かな違和感を拭いきれずにいた

    「あなたは誰なの?」

    それを回想という形で紐解いていき
    違和感の実態が明らかになっていく

    ラストで問いかけられる
    違和感が明らかになっても心が揺らぐ

    「本ものって、何ですか」


    ネタバレや評価とか読まずに読んだ
    夢中になって読んだ
    ページをめくる手がとめられないくらいおもしろかっ

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    2026年04月16日
  • リバース

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    湊かなえ先生の作品を本を通して読むのは初めてだった。
    イヤミスの女王の作品のため、伏線やどんでん返しがあることはわかっていたが、予測が不可能で主人公に没入して一緒にリバースしている気にすらなった。
    だからこそ最後の一文を読んでる手が震えていた。
    完結後の主人公のこれからの行動を想像するとさらに震えてしまいとても面白い、最高のイヤミス作品でした。

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    2026年04月15日
  • 告白

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    読み進める手が止まらなかった。
    読めば読むほど繋がっていき、でも読んだ後に何も残らない感覚は初めてだった。
    読みやすいのに面白い

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    2026年04月15日
  • C線上のアリア

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    嫁姑問題や介護の話かと思い読み進めていくと、途中でミステリーな展開に!後半の家事交換の場面は読んでいると、心がザワザワしました。
    そして、ノルウェーの森を久々に読みたくなりました。もちろん上下巻セットで。

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    2026年04月15日
  • 人間標本

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    ネタバレ

    榊史郎がサイコ学者と思い込んで読み進めていたら、そこから展開がコロコロと変わって
    ずっと手のひらで転がされてたんだなという感覚になった、先が気になりすぎて秒速で読み終えてしまった

    天才は紙一重なんやなぁと
    何とも言えない不思議な気持ちになってます

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    2026年04月14日
  • 人間標本

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    はっきり言って、グロ注意。

    あの、死体がとことん芸術作品みたく綺麗に仕上げられていてそれは美しいんだけど、あ、これ材料死体だわ。となるとゾッとする。
    死体描写だけで芸術点が高い。

    あとは家族とか、そういうことの関係とかも綺麗に描かれていてすっごい。
    死体描写大丈夫な人は読んでほしい。

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    2026年04月14日
  • 告白

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    読み始めると一気に読める作品だった。
    校内で娘を亡くした中学校の女性教師による終業式での告白に始まり、クラスの委員長、犯人やその家族へと視点が移り変わりつつ事件の全貌が明らかになるとともに彼らがどのような道を辿ったのかが描かれている。
    それぞれの視点において個人の考え方の癖が強く表れていて独白に深い共感や嫌悪感を抱かせるほど表現が自分の中へと入ってきた。
    最初から最後まで鬱屈とした雰囲気でありその都合の良さは物語らしいとは感じたものの誰かのハッピーエンドでは終わらせないという作者の意気を感じた。

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    2026年04月14日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    湊かなえさんの文庫本をはじめて読みました。
    本作品だけなのか、他の作品にも共通しているのかわかりませんが、難読漢字とか、普段使わないような言葉が多くない作品だと感じたので、語彙力の乏しい私でもスラスラと読み進めることができました。
    詰まることが少なくて楽しく読めました。

    ただ、本作品の過去の回想シーンと現在の話に戻る時の境目の解読がむずかしいなと、感じました。
    読解力がないだけなのか、「あれ?これ今の話?」「あ、小学生に戻ってる」と何回か思うことがありました。

    本作品の、湊かなえさんの問いかけ、すごくむずかしいです。一生かけても答えられないのではないのでしょうか。
    信じていたもの、あたりま

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    2026年04月12日
  • 告白

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    名作!
    一気に読める上に登場人物の取り巻く描写など、無駄なところは一つもなく、個人的に完璧だと思いました。

    湊かなえ おそるべし。5.0

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    2026年04月12日
  • 未来

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    疲れてたのかまず冒頭の章子の父が死んで、母が少しずつ元気になっていくところで涙
    その後ずーっと重かった
    お母さんはただ病んでるんじゃなくて、辛い過去を抱えながらその時に身につけたすべで自分を守りながら、そして彼女なりに大切な存在を守っていたのが分かって、印象が変わった強いひと。

    辛い過去や状況を抱えて、そういう人たちで集まるけど踏み込むことは出来なくて、でももし少しでもテリトリーに侵入していたら何か変わったのかなと互いが思っているところが印象的でした

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    2026年04月11日
  • リバース

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    ネタバレ

    ある日送られた『深瀬和久は人殺しだ』という手紙

    大学のゼミ5人組で別荘へ
    その1人、広沢が自動車事故で死亡

    主人公の深瀬は親友だった広沢の生涯を知るために、関係者と接触

    一見事故に思えた広沢の死
    しかしそれは無知ゆえの“殺人”だった

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    2026年04月09日
  • C線上のアリア

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    ネタバレ

    大好きな湊先生なので絶対の自信を持って前情報もなく着手。やはり面白い。特に今作は「ノルウェイの森」が物語の大きな鍵になっていて、村上春樹も好きな私には二度美味しい作品。また、緑と赤の対比が随所で大きな役割を果たしていて脳内でのカラー再生が鮮やか。さらに装丁が憎い!「ノルウェイの森(下)」と並べて想いに耽りたくなります。全体的にノルウェイオマージュが強くて、霧掛かった森に誘われるようで…終始悶絶でした。
    邦彦のことは好きになれないけど上下巻論は興味深かったな。そして温かいオムちらしをいつか食べてみたい。
    追伸:読み終わって初めて今ふとあらすじを見たら、これ「介護ミステリ」なんですね!?そうは思わ

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    2026年04月08日
  • 贖罪

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    イヤミスの女王と呼ばれる理由がわかった気がする。
    過去から現在までくまなく組み立てられているような、因果関係がはっきりしている物語。スっと入ってくる内容だった、読みやすい。
    自分としては初めてのミステリー作品だったが満足度が高い、面白い!

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    2026年04月07日
  • サファイア

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    短編集。
    過去にオーディブルで聞いたけどやはり紙の本で読みたいと思い再読。
    どのお話も良さが凝縮されていて読みやすく、楽しめた。

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    2026年04月06日
  • 贖罪

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    読みやすかった。
    これがイヤミスってやつかー!
    お母さん、そこはきちんと考えてメッセージ送るなり、誤解のないように伝えたりするなりしてくれー!負の連鎖すぎる

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    2026年04月05日
  • リバース

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    ネタバレ

    旅行先での同級生の死。数年後その死に関与しているという類いの告発文を突きつけられた主人公が、大学時代一番の友達だと思っていたのに、実はその人の事を何も知らなかったことに気付かされ、友達の軌跡を他人を通して追っていくという展開。途中まで犯人予想とかしながら読んでた自分が恥ずかしい、、、。
    その無知こそが最大の伏線だった事に気づいて思わず声が出た。ラスト2ページで全部ひっくり返された。読後は余韻が重たくて、でも痛快で、不思議な気持ち。その後の主人公の事を考えると頭を抱えてしまった。

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    2026年04月06日
  • 人間標本

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    あらすじからもわかるように、少年達を標本にする恐ろしい話。それぞれの標本の様子がイメージできるような描写は恐ろしいながらも、引き込まれていく。自首をした男の手記だけでは終わらないのが面白いところ。人間の恐ろしさを描くのが本当に上手い。

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    2026年04月02日
  • 人間標本

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    人間の標本を作りたいという欲望を中心に展開される物語。人間標本は誰が作ったのか。その謎解きを進めるなかで、たびたび覆される犯人の正体。

    この人が犯人かと思えば、覆され、何度も騙される素晴らしい作品。

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    2026年04月01日
  • リバース

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    大学のゼミ仲間の男達の絶妙な距離感と内面の描写が見事。
    事のきっかけの「人殺しだ」の手紙を出した動機は少々弱いように感じたが最後の1文で全て飲み込まれた。
    紆余曲折あり罪は背負いつつも前向きなラストかと思いきや…
    いや〜、これは墓場もんです。

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    2026年03月31日