湊かなえのレビュー一覧
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ネタバレすごく好きな本になったけど読後感が最悪すぎる
これがイヤミスの女王か
広沢が蕎麦アレルギーなのはすぐ気づいたし、やたら食べ物の描写があるから死因に食べ物が関係するのかなとは予想していたけど、こんな辛いことになるとは思わなかった。
自分は誰かの特別な人にはなれないと思っていた深瀬を実は広沢の方は特別に思ってくれていたし、色々ありつつも彼女との関係も修復されたのに、こんな結末は辛すぎる…。頭おかしくなっちゃうよ。
湊かなえは初めて読んだけど、人間の描写がめちゃくちゃ細かくて、かなり自分もダメージを食らった。
無いものねだりというか、他人から見た自分と自分で思う自分ってかなり乖離があるよなあ。 -
Posted by ブクログ
デビュー初期の作品だからか、作者が世に発信したい言葉が鋭くていい。(最近の作品は綺麗にまとめ過ぎていてトゲが少ないので物足りない)
■死を目の当たりにしたことがない2人の女子高生(敦子と由紀)が主人公。
『死』をテーマにした若者のスレ違い。
SNSに翻弄され、常に監視下にある狭い世界で悩んでいるZ世代にこそ読んでもらいたい。
無自覚に他人を追い詰め、簡単に死に追いやってしまう。単行本発行当時はまだPCの"掲示板"という世の中だったけど、スマホSNS時代の現在を予知していたかのような内容で違和感がなく凄い。
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『死』に触れ -
Posted by ブクログ
ネタバレ素晴らしい伏線回収で、後半はページをめくる手が止まらなかった。初めは、3人の物語がそれぞれの目線で描かれることに慣れず、少々読むスピードが遅くなってしまったが、一節がちょうど良い文量なので比較的読みやすかったと思う。
後半で、3人の繋がりに気づいた時には、思わず声を上げ、紙切れに登場人物の関係図を殴り書きしました。笑ちなみに私は梨花が紗月の交友関係について商店街で尋ねて回っていた時、"希美子"という名前が出てきた時にカラクリに気がつきました。まさに私がすごく好きなパターンの展開!『かがみの孤城』のように、一見同じ時間を生きているように思える主人公たちが、実は時代が違う、と -
Posted by ブクログ
ネタバレ湊かなえさんの作品の中で1番好きな作品です。
母親とは、母性とは何かを考えさせられます。
誰かにとっての母親でも、その人は誰かにとっては子供である事には変わりませんが、守られる、愛される子供側から、守る側の親になるのは、子供ができたら当たり前なのか?どちらかにならなくてもいい、子供愛し守りながら、自分も愛されていいと思います。ですが主人公にとっての大好きな母親は亡くなってしまいます。主人公からみた子供、子供から見た母。目線が違えばこんなにも違った風景が見えてくるのかと驚かされます。
何度読んでも最後、娘の名前が呼ばれる所は、悲しく切ない感情になります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレノルウェイの森を巡る彼女(現妻)とのエピソードを後生大事に抱えている身としては、この小説でのノルウェイの森の描かれ方も物凄く印象に残ったし面白かったです。
下巻だけを読む高校生の時の彼氏と上巻だけを読む旦那の対比。
どちらも極端で両方読む普通の人でいいじゃんとは思うのですがね。
そもそも上巻だけ読むとか下巻だけ読むとか考えたこともない身からしたらそういう読み方もできるのかと感心しました。
まぁノルウェイの森は物語のきっかけにはなりますが本筋ではないですのでこれくらいで。
「介護」というもうすぐ自分にも降り掛かってくるかもしれない厄介な問題がテーマかなと思いますので身につまされる思いでしたし -
Posted by ブクログ
目つきが悪くて余計に先生に怒られるの私すぎた。小説にしてくれてありがとう。
競争や対立はなくし一様にしようという力が働く反面で、個々は大事にするという矛盾するような風潮が、ルッキズムを醸成したのか?
そういった弊害的な面を描いているのは『死にがいを求めて生きているの』と同様だった。
美しくあることが、自分を肯定する手段や他者からの評価を得る分かりやすい手段として生き残ったのかもしれない。
1章目の医師が、本人の美の基準に口出ししない、みたいな話をするがそれが本質的に感じた。
美しくあることが幸福に転がる場合、それは自分の美の基準に照らした結果なのだろう。
そこに他人の物差しが加わった途端、 -
Posted by ブクログ
淡々と紡がれる描写に手が震えました。
小説を読んで現実に吐き気を催したのは初めての経験です。
先が気になりながらも、一つ一つの蝶々を調べながら読み進めました。そのような現実の行動まで誘導されているようで、結果、より小説の中身をリアルに感じ、余計に胸がざわざわしました。
思い込みや勘違い、事実と真正面から向き合えない、受け止められない気持ち、こうあって欲しいという願望、それらが人間を間違った行動に誘導する道筋を、頭ではなく、心と感情にわからせてもらった気持ちです。そっと目を背けた瞬間に悪魔が入り込むような感じでしょうか。思い返せば、「その時は勘違いしちゃったんだから仕様がないじゃないか」と、何