湊かなえのレビュー一覧

  • 贖罪

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    ネタバレ

    ページを捲る手が止まらなかった。
    少女の死亡事件に関わった人物が、それぞれの視点から事件を回想し罪を償う物語。幸せだと思えていても、次の瞬間には幸せな状態が崩れてしまい、事件がフラッシュバックして罪を犯してしまう4人の様子から、「贖罪」というタイトルがすごくしっくりきた。4人が過去の事件を、死亡した少女の母親の言葉も含めて忘れようとしているけど忘れられない心の陰になっていることが、それぞれの描写から読み取れた。4人が殺人を犯すことを止められなかったこと、娘が殺されてしまったこともまた、母親が過去に犯した罪に対する母親の償いになっていたのだと思う。晶子の兄や紗英の婚約者も、罪を犯しそれを償う形で

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    2026年01月20日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ

    雑誌の取材者が取材した形で話が進む。

    誰が白ゆき姫を殺したのか。

    大げさに盛られた話、真偽が曖昧な話が飛び交っており、それを取材が面白いところだけ切り抜く……

    よくありそうな話だなと感じた。自分の事取材されたら周りの人、何て話すんだろう。人間の本性がでそうだな…自分自身が友達のこと取材されたら、面白かった事とか大げさに話しちゃいそうだから人のこと言えないか……

    取材とsns・新聞記事を順番に見るという構成は他の本にはあまりなくて面白かった!

    犯人が自分が予測していたのと違い、取材聞いて思い込んでしまうよう感じた。つまり、取材が間違えてもおかしくないなと。

    でも、疑いをかけられた人っ

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    2026年01月20日
  • 少女

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    因果応報、全てが結び付いていた。登場人物全ての人に、「因果応報」という言葉が当てはまる。因果応報という言葉は、いずれ2人の少女にも当てはまるのだろうかと思った。
    湊かなえさんの小説は本当にすごい。「少女」も、すっきりした解決だけでは終わらせないところが本当に良い。

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    2026年01月18日
  • 人間標本

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    この本そのものが人間の精神を小説に擬態化させてる。まさに「人間標本」だったわ。美醜、生死、真偽・・・おぞましいほど、深遠な心の世界が閉じ込められてた。史朗と杏奈ちゃん、そして留美ちゃんこそ標本だ。

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    2026年01月18日
  • 人間標本

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    大好きな湊かなえ作品
    期待を超えるどんでん返し
    グロい箇所が多いが、親子愛をも表現されていて切ない
    蝶のように美しく儚い心えぐられました

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    2026年01月18日
  • 告白

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    ネタバレ

    衝撃の告白から始まる1つの事件に絡まる様々な告白

    外見と中身、上辺と本質を突いてくるような話で
    担任の先生の告白から2人の犯人が動き出す

    猟奇的な性格な反面、母からの愛の欠乏を嘆く少年
    大人しく物静かな反面、悪事に染まってしまった少年
    どちらが悪いのか、どちらも悪いのか
    どうして起きてしまったのか
    2人はいい意味でも悪い意味でも子供すぎた

    その2人に罰を与えるつもりで
    担任の女性教師は試練を与えた
    その姿は1人の先生の前に1人のお母さんだった
    娘を想うただただ愛のある母だった

    ただその彼女を一歩止めたのは
    1人の父である前に1人の先生だった男性だ
    彼は父親であるにも関わらず
    こんなとき

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    2026年01月18日
  • 告白

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    1つの殺人事件を軸に、色んな関係者の視点で真実が明らかになっていきます。リアルかどうかはさておき、「孤独」というのがいかに難しいテーマであるかを痛感します。家族関係や学校で傷つく子供たち、もし自分の子供がその立場だったら、、色々考えさせられた。

    読み終えた後、この事件の被害者と加害者、その他関係者に対して、あなたは何を感じる?何をどうしたら良かったのか、彼、彼女らの真の救済はなんだと思いますか?と問われているようでした。

    親ガチャ子ガチャという造語が生まれ、いじめ加害者を晒す動画が出回るSNS全盛期の今こそ、改めて読んで考えて欲しい作品だと思いました。
    支持ある作品はやっぱり時代を繋ぎます

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    2026年01月18日
  • 少女

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    女子高生が死とは何かに向き合う話。
    物語が繋がる形。また、因果応報という返し。圧巻だった。
    また、最初の遺書が最後になって回収される形ももう何も起きないだろうと思っていた私の期待をいい意味で裏切った。

    さらに、後書きを読んで自分が気づかないところにも隠された秘密があると知り、もう一度読み返したいと感じた!!

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    2026年01月17日
  • 未来

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    すごくこの本の世界に入りこんでしまって、今、落ち込んでます。ただただ章子と章子ママと亜里沙が幸せになりますように。

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    2026年01月17日
  • 夜行観覧車

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    読みやすかった。殺人事件そのものにフォーカスが無くて、起こった殺人事件の周りの人間達の話だったので、新鮮に感じた。
    最後の方は気になってどんどん読み進めてしまい、一気に読んだ。
    感想に、登場人物の性格が悪すぎて気分が悪い、ようなことが多々書かれていたが、人間の奥底はみなこんな感じのこと思ってるのではないかなぁ~と思いながら私は読んだ。

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    2026年01月16日
  • リバース

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    ネタバレ

    この本の感想というよりも、改めて小説という表現そのもののおもしろさに気づかされた
    湊かなえの作品を読むのは恥ずかしながらこれが初めてやったけど、読んでく中で気づいたことがいくつかあります

    まず、日常の解像度が上がりますね
    たとえば、「運転免許を取ってれば、アルバイトの手
    取りがもう少し上がったのに、と”さほど悔しくもなさそうに言っていた”」ってゆう一文。日常生活ではわざわざ言葉にしやんけど、なんとなく感じ取ってはいる感情とか空気感ってゆうのが、他の出来事と同じ文字の大きさ、同じ密度で書かれてるから、普段、日常生活では見過ごしてしまうような、何の気にもとめへん、言葉にしやんような感情とか人のあ

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    2026年01月15日
  • C線上のアリア

    購入済み

    絆という呪縛

    介護といった問題を題材としたミステリー。人との絆が、本来なら尊いものであるはずが、絆を理由に家族や愛するものが縛りつけられる理不尽さに真っ向から挑んだ小説。私も主人公と同年代なので切実に伝わってきた。氷河期世代はただでさえ割に合わない人生を歩んできたのに、そこへ押しつけられるおやqの介護。団塊世代の親達は古い考え方の人達なので、色々な衝突が起こる。この小説の主人公のように生きれたらいいのに。

    #深い #切ない #共感する

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    2026年01月14日
  • 告白

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    「母と子の歪んだ愛」をテーマにした作品。
    母に認められたい、という想いが根底にはあり、さまざまな凶悪な殺人を作り出していく。
    語り手が次々変わるスタイルはかなり好き。恩田陸の「木洩れ日に泳ぐ魚」と同じタイプで、少しずつ真相が明らかになっていくものだと思った。

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    2026年01月14日
  • C線上のアリア

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    ゴミ屋敷となった叔母の家を掃除すると開かずの金庫を見つけそこには延長コードだけが入っていた。
    叔母の日記。義母の介護。交換家事の結末。
    小説「ノルウェイの森」をモチーフにしてるので見たくない介護の話も美しい。
    個人的に邦彦嫌いっ!

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    2026年01月14日
  • 告白

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    ストーリーが面白いのと文章が読みやすくてスラスラ読めた。それぞれの人物が告白する内容について、誰かしら共感する部分は人それぞれあると思う。あと、親子関係を考えるきっかけにもなる。因果応報って言葉がしっくりきた。

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    2026年01月12日
  • リバース

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    ネタバレ

    ある日、恋人のもとに「深瀬和久は人殺しだ」と書かれた告発文が届く。その告白から始まるミステリー小説。

    犯人、オチにはなんんとなく気づいたけど、話の持っていき方、登場人物のイメージさせやすさ。とても、読みやすく面白かった。

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    2026年01月12日
  • リバース

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    いつもながらに主人公が地味であったのに、ストーリーは引き込まれていく
    全てが解決するのかと思った最後の最後で鳥肌がたってしまった
    しばらく私の中の湊かなえ祭りは終わらない

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    2026年01月10日
  • 少女

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    ネタバレ

    湊かなえ作品の中でリバースと並んで1位です!
    最後に一気に伏線回収フィーバー起きてて最高だった
    「人の死を目の前で見てみたい」って言うのは、10代の頃に誰でも結構1回は考えるかもしれない欲望だなって思ったし、それをテーマにしちゃってんの凄いなと思いました
    もしかすると結構多くの人がその欲望は持ってるけど、人に言えない欲望だから、みんなが心の中にしまってたことかもしれないね
    自分は人の死を見てみたいって思ったことは無いけど、人の死を目の前で見たら何か考え方が変わるかもしれないって言うのは共感しました
    高校生って色々と恐ろしい年代なんだな、、、
    結末も結構好きで、忘れた頃にもう1回読みたい
    湊かな

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    2026年01月10日
  • サファイア

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    湊かなえさんの短編集は初めて読んだかもしれません
    長編の魅力とはちがい、短編集の斬れ味は使い心地のいい果物ナイフのようで
    直ぐに心をリフレッシュしたい時に読みたいと思った(私はミステリーやサスペンスものが気分転換になるので)
    後味も悪くなかったのが良かったです

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    2026年01月09日
  • 母性(新潮文庫)

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    ネタバレ

     無償の愛を与えられた女と、無償の愛を求め続けた娘。二者による語りが描く現実の差異や、周囲の人間の惨さ、最後まで二人の名が明かされないことに不気味さを覚えた。しかし、宗教にたよったとしても、一度は夫が二人の元から逃げたとしても、最後は家族が集まり、娘が自らの望む母性により新しい家庭を築こうとする姿に感動した。

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    2026年01月08日