湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
湊かなえの『花の鎖』は、私の初めて読む湊作品だった。緻密に練り上げられた構成に、ただただ驚愕した。
タイトルが示す通り、人間関係が「鎖」のように絡み合う本作は、三人の主人公の物語が同時進行で進んでいく。
それぞれのストーリーに、「アカシア商店街」「梅香堂」「山本生花店」「雨降り渓谷」「香西路夫」といった共通のキーワードが散りばめられており、最初は「時間軸に沿って物語が進み、やがてストーリーが交差するのだろう」と予想していた。
しかし読み進めるうちに、その絡みつきは並列的ではなく、垂直的だと気づかされる。ヒントは随所に配置され、読者はそれらを拾い集めながら、真の構造を解き明かしていくことになる。
この本の最大の魅力は、まさにその「気づき」にある。まるでクロスワードパズルのように、散りばめられた手がかりを頼りに「花の鎖」を辿る感覚。それは読書というより、探偵になったような知的興奮だった。
きっとこの作品は、二度読むべき本だ。全貌を知った上で改めて読めば、また違った発見と深みのある面白さを感じさせてくれるに違いない。 -
購入済み
おもしろかった
3人の女性とある男性がどんな関係があるのか最後まで分からず一気見したくなる作品でした。かなり前に読んだので詳しく覚えていないのでまた読んでみようと思います