湊かなえのレビュー一覧
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2回目読んだよ!
前半が面白いかも!冒頭すぐに犯人がわかるのは意外。そこから、おかしくなっていってしまい最終的に母親を殺してしまう直くんと、犯罪者になることで虐待されて離れてしまった母親に迎えにきて欲しいと願う下村くんは対照的だと思った。
森口先生の引き継ぎで来たウェルテル先生は、森口先生の旦那さんである世直しやんちゃ先生の教え子であるという繋がりも面白い。
世直しやんちゃ先生がHIVであるということを利用して、森口先生はその血を復讐のために少年二人の牛乳に混入したと思い込んでいた。しかし、それに気づいた世直しやんちゃ先生が普通の牛乳に入れ替えて、妻の犯罪を止めていたと最後に知った。
下村くん -
Posted by ブクログ
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
あまりにも有名な湊かなえさんの作品、「告白」。
湊かなえ作品を初めて読むならこれしかないだろうと言うことで読み始めたら、、、止まらない。1日で読んでしまいました。
最愛の娘である愛美が亡くなった事件について、さまざまな人物の視点から「告白」という形で物語は紡がれていきます。
各章でそれぞれの人物が一人称の視点で語るため、そこには第三者の感情、考えが介入する余地はなく、ただただ「告白」が続きます。
一つの事柄について視点が変われば、これほどまでに物事の見方もわかるのだと思うとともに、こんなにも人間は自分都合で物事 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!告白より好きかも。
湊かなえということで身構えてたけど、後味もそこまで悪くはなかった(そこまで、ね)
導入から不穏で、半ばあたりからかなり嫌な予感がしたので、ちょっと読むのやめようかなって、勇気が出なくて引き返しかけたけど、
何が待ち構えているのか気になって、ページをめくる手が止まらなかった。湊かなえはそういうところがある。思う壺。
終章までに、なんだかすいぶん綺麗な女子高生の友情の話で終わったから、あれ?綺麗な湊かなえ、、?
って思ったら、最後にただでは済まさないあたり、湊かなえー!ってかんじだった。まあ、比較的ライトでしたけど。
このくらいの後味なら元気じゃなくても全然読める。 -
Posted by ブクログ
このところ折に触れて思う。
私が生きていることで必要だったり不必要だったりする、きたないものの処理をしてくれている誰かがいるのだ、ということを。
家畜を世話をすることもなく、屠殺することもなく、解体することもなく、運ぶこともなく、時には調理することもなく、食べることができるということ。
あるいは、排泄物は水に流せば目の前から瞬時に消えていくし、ゴミはゴミの回収日にゴミステーションに置いておくだけでなくなること。
その誰かに自分がなる覚悟を持てないまま生きている。
そんな風に社会の問題に思いを馳せながら読み進め、やっぱり湊かなえさんの作品は読みやすくて、でもミステリー要素はないなと思っていたの -
Posted by ブクログ
ネタバレすごく好きな本になったけど読後感が最悪すぎる
これがイヤミスの女王か
広沢が蕎麦アレルギーなのはすぐ気づいたし、やたら食べ物の描写があるから死因に食べ物が関係するのかなとは予想していたけど、こんな辛いことになるとは思わなかった。
自分は誰かの特別な人にはなれないと思っていた深瀬を実は広沢の方は特別に思ってくれていたし、色々ありつつも彼女との関係も修復されたのに、こんな結末は辛すぎる…。頭おかしくなっちゃうよ。
湊かなえは初めて読んだけど、人間の描写がめちゃくちゃ細かくて、かなり自分もダメージを食らった。
無いものねだりというか、他人から見た自分と自分で思う自分ってかなり乖離があるよなあ。 -
Posted by ブクログ
デビュー初期の作品だからか、作者が世に発信したい言葉が鋭くていい。(最近の作品は綺麗にまとめ過ぎていてトゲが少ないので物足りない)
■死を目の当たりにしたことがない2人の女子高生(敦子と由紀)が主人公。
『死』をテーマにした若者のスレ違い。
SNSに翻弄され、常に監視下にある狭い世界で悩んでいるZ世代にこそ読んでもらいたい。
無自覚に他人を追い詰め、簡単に死に追いやってしまう。単行本発行当時はまだPCの"掲示板"という世の中だったけど、スマホSNS時代の現在を予知していたかのような内容で違和感がなく凄い。
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『死』に触れ -
Posted by ブクログ
ネタバレ素晴らしい伏線回収で、後半はページをめくる手が止まらなかった。初めは、3人の物語がそれぞれの目線で描かれることに慣れず、少々読むスピードが遅くなってしまったが、一節がちょうど良い文量なので比較的読みやすかったと思う。
後半で、3人の繋がりに気づいた時には、思わず声を上げ、紙切れに登場人物の関係図を殴り書きしました。笑ちなみに私は梨花が紗月の交友関係について商店街で尋ねて回っていた時、"希美子"という名前が出てきた時にカラクリに気がつきました。まさに私がすごく好きなパターンの展開!『かがみの孤城』のように、一見同じ時間を生きているように思える主人公たちが、実は時代が違う、と -
Posted by ブクログ
告白-少女-暁星-に次いで、未来。
気づけばみな2文字の熟語のタイトルばかりが並ぶ。
今回の未来は、本当に何というか、ディープなお話だった。
でも著者の湊かなえさんご自身があとがきで仰っていたように、登場人物のような境遇の人生は社会のどこかの他人事ではなくて、ごく身近にあると。そしてそれに我々が気づいていないだけであると。
我々が気づくためには、当事者が声をあげなくては、あげられた声に対して、我々が耳を傾け、気づかなくては、と。
そうしないと、社会の根底に蔓延っている今作のような人権問題全般は解決へと進まないと。
その風穴に、少しでも「未来」がなれたのではないかと、かなえさんは仰る。間違い無