湊かなえのレビュー一覧
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際限なく肥大した承認欲求に突き動かされる人間はおそろしい。作中に登場する 修哉も直樹も そして二人に「制裁」を加えようとするクラスメイト、さらには新人教師 寺田までも ことごとく その行動・一挙手一投足を 承認欲求に支配された「承認欲求ゾンビ」だ。承認欲求は 生存欲求よりも高次の欲求であるがゆえに なおさら始末が悪い。「より高次の欲求」がその暴走を止めてくれないからである。現代の社会では 取り回しの利く軽量コンパクトな承認欲求を持つ者のほうが少数派で、だから生きづらい。自己の承認欲求にふりまわされず、他者の承認欲求に気を使いすぎずに生きていられた時代がなつかしい。
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ネタバレ湊かなえさんの本は、先が気になるストーリー展開と衝撃の事実が待ち受ける「イヤミス」が圧巻で大好きだ。本著はそれに加えて、いわゆる「隠キャ」の人間性描写が素晴らしく、心臓を掴まれる瞬間が何度もあった。私は自身が「隠キャ」という自負があるのでかなり共感できたが、この本を読んでイライラする人もいるのではないだろうか。深瀬や古川と同じ色、つまり本著が好きな人とは仲良くなれる気がする笑 そういう意味で人に薦めたい特別な本かもしれない。コーヒーが物語のキーポイントであることも、本著が好きな理由の1つである。以前ドラマで見たことがあったので、なんとなく結末を知ったまま小説を読んでしまったが、何も知らない状態
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ネタバレ湊かなえの作品はこれで2冊目。
前作の『告白』がイヤミスだったので、少し身構えて読み始めた。でも、そんな心配が無意味に思えるほど、意外にもあっさりと読み進められるミステリで、読書体験としてとても心地よい一冊だった。
途中では何人もの人物を疑ったけれど、本当に最後の2ページほどになって、ようやく真相に気づいてぞっとした。
そして、読み終わってから改めて思う。『リバース』というタイトルが、すでにこの物語のすべてを語っていたのではないか。
コーヒー、蜂蜜、蕎麦。
なぜ、ここまで細かく深瀬の好みについて描く必要があるのだろう。なぜ蜂蜜の話は、何度も繰り返し出てくるのだろう。読みながらずっと引 -
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ネタバレ「人生が上手くいかないと感じる時だけ母親のせいにして、苦しんでいるフリをして、ダメな原因はすべて自分の外にあるのだと、無意識のうちに自分に思い込ませようとしている」
短編集
湊かなえの書く短編集は長編よりもなぜかずっと好きで、この短編集も同様にどの作品も好きだった。
主人公?というかストーリーテラーの色んな人や出来事に対する主観や偏見のようなずれで事実と異なる認知が生まれてしまう様が丁寧に描写されていてどれも楽しめた。
最後の2編は連作もので、世間から見たら聖母のような母親とその母を自殺に追いやった毒親ならぬ毒娘のストーリー
個人的にこの母は外面は完璧だけど、自分の娘を自分の構想した