湊かなえのレビュー一覧
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闇と未来
それぞれ人の抱えてる闇が深くて重くて、どうしようもなく、せつない。
でも一人一人が懸命に生きているさまが言葉の端々に感じられ、とまらず一気に読みました。
所々 思いが溢れだしそうになりながらも。
ファンタジーと闇は常に共存しているのだろうかと怖さも覚えながら。
また湊かなえさんの魅力にひきつけられました。
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面白い!
幼児を中学生に殺された教師の復讐の物語です。読み終わり、じっくりと考えると荒唐無稽的な処があるのですが、読んでいる間は、一切そのようなことを考えさせない迫力のある筆力です。一気に読み終わりました。
これが、デビュー作とは思えません。
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ラストに向けて止まらない
タイトルの通り、花の鎖がストーリーをつないでいきます。つながり始めると、涙なしには読めません。初めての湊かなえ作品ですが、大ファンになりました。。
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サクラチル
もともとがドラマの脚本だっただけあって、小説にした時の読みやすさがちょっと欠けているというか、
登場人物が〇〇先生ばかりで誰が誰だか覚えるのが大変でした。
性別や年齢を覚えられず、若い男性だと思っていたのに成人した娘を持つ女の先生だったりして、
戻って読み返したりしたのですが、ドラマの出演者一覧を検索して覚えたら一気に集中できました。
湊さんらしい複雑さと面白さ。
伏線が美しく回収される喜びを感じます。
そして最後、ネット上のすべての誹謗中傷にこの仕掛けがあればいいのにと思わされます。 -
Posted by ブクログ
手記(ノンフィクション)と小説(フィクション)という異なる視点が交錯する構成が非常に面白かった。
視点が変わるたびに、それまで見えていた物語の景色や真実がガラリと反転していくこのパターンは個人的にかなり好みで、張られていた伏線を確かめるために何度もページを捲り直してしまった。
虚実の境界線が揺らぐ構造そのものを堪能できる、非常に知的な読書体験だった。
また、知的なパズルだけでなく、作中の「半分こ」という表現には深く共感させられた。湊かなえ作品特有の冷たさや業の中に、確かな優しさと温もりが感じられたことが、この物語に単なるミステリー以上の深い余韻を与えてくれた。 -
Posted by ブクログ
前半は宗教2世として不遇の人生を歩んだ事を恨み、団体の要人である大臣を殺害した主人公(暁の手記の話。世間からは厳しい声に対して毒を吐く手記の内容は主人公の荒んだ心を表していた。
一点後半は同じ宗教2世だが、本人の意に沿わないながらも団体の中で功績が認められ団体の恩恵を受けた主人公(星賀)の話。前半の主人公と時折邂逅しながらも、両者で違う人生を辿る。
最終的には光を見出す形で終わるが、面白かったのは半分こと二等分の話。二等分は同量に割る事だが、半分こは分ける側の主観による半分を指す。暁は病弱な弟といつも半分こをしており、それはいつも弟の方が多かった。その優しさが物語の各所に現れており、宗教2 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日曜日の午後から読み始めて2時くらいまで一気読みしてしまった作品。ミステリーとしても面白いし、ケア労働が女性に集中してしまう現代社会の病巣も抉り出しておりとても勉強になった。
育児や介護をするのが結局女性の役割として固定化してしまっていたり、それを原因にキャリアを断念しなければならない事実、そしてそれに無関心な男性たちと負の連鎖を断ち切れない姑の存在、色々な立場の人が登場する。それぞれの人生の物語がページをめくるごとに明かされていく構成はとても面白かった。
久しぶりに小説を読んだがおしゃれな表現もたくさんあって、こんな文章書いてみたいとおもわされた。勉強にもなるし、面白いし刺激も受けて良き