湊かなえのレビュー一覧

  • 告白

    H

    購入済み

    面白い!

    幼児を中学生に殺された教師の復讐の物語です。読み終わり、じっくりと考えると荒唐無稽的な処があるのですが、読んでいる間は、一切そのようなことを考えさせない迫力のある筆力です。一気に読み終わりました。
    これが、デビュー作とは思えません。

    0
    2021年04月09日
  • 花の鎖

    Kei

    購入済み

    ラストに向けて止まらない

    タイトルの通り、花の鎖がストーリーをつないでいきます。つながり始めると、涙なしには読めません。初めての湊かなえ作品ですが、大ファンになりました。。

    0
    2021年02月13日
  • 告白

    購入済み

    おもしろい

    イヤミス❕

    0
    2021年01月11日
  • 告白

    購入済み

    登場人物それぞれにキャラがたっているからこそ、それぞれの心の闇が心地良かった。読み出すと止まりません。

    0
    2020年06月16日
  • 高校入試

    購入済み

    サクラチル

    もともとがドラマの脚本だっただけあって、小説にした時の読みやすさがちょっと欠けているというか、
    登場人物が〇〇先生ばかりで誰が誰だか覚えるのが大変でした。
    性別や年齢を覚えられず、若い男性だと思っていたのに成人した娘を持つ女の先生だったりして、
    戻って読み返したりしたのですが、ドラマの出演者一覧を検索して覚えたら一気に集中できました。

    湊さんらしい複雑さと面白さ。
    伏線が美しく回収される喜びを感じます。

    そして最後、ネット上のすべての誹謗中傷にこの仕掛けがあればいいのにと思わされます。

    0
    2020年05月31日
  • 山猫珈琲 下巻

    Posted by ブクログ

    エッセイ集の他に、特別収録としてかつて応募された脚本・ラジオドラマの2編が収録。個人的には、作者の因島時代を綴ったエッセイ、特に「小さな島の本屋さん」がお気に入り。個人的なことながら、同じ時期、因島で過ごした経験があるからかも。

    0
    2020年01月21日
  • 猫が見ていた

    Posted by ブクログ

    ジャケットの猫の目にやられた猫アンソロジー。
    短編が7作並んでいるけど、気に入ったのは柚月裕子さんの「泣く猫」だな。猫が脇でいい仕事をする。
    あと、「100万回生きたねこ」が感動の書なのか、絶望の書なのかは深いテーマだ。
    最後の猫小説傑作選も、また読まなきゃいけない本を増やしてくれる。

    0
    2019年01月20日
  • サファイア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2018/1/20 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2024/11/13〜11/15

    宝石の名前がついた短編集。「真珠」、「ルビー」、「ダイヤモンド」、「猫目石」、「ムーンストーン」、「サファイア」、「ガーネット」の7編。最後の2つのみ連作になっている。どの作品も湊さんらしい人の黒い面を描いており、甲乙つけ難いが、個人的には「猫目石」と「ガーネット」か。特にガーネットはサファイアが壮大な前振りになっており、見事などんでん返しであった。ほんとにうまい!

    0
    2024年11月15日
  • コミック版 夜行観覧車

    Posted by ブクログ

    殺人事件は自分達のすぐそばにあっていつ自分が加害者になってもおかしくないと思う一冊。

    ひばりヶ丘を舞台に殺人事件がおこる。
    被害者は高橋家の父、加害者は母。残された子供達のそれぞれの心の動きがリアルで面白い。小島家や遠藤家はごく一般的な家庭だが、それぞれの家庭の根の深いところにある闇を書いていて、3家族それぞれの描写が面白い。

    0
    2013年07月26日
  • 母性(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    相も変わらず、文章がぞくぞくしてすぐに読むことができた。
    物語としては、フィクションと言うよりも日本のどこかに現実としてありそうな気味の悪い事例を見ているようでした。

    0
    2025年12月14日
  • 人間標本

    Posted by ブクログ

    湊かなえ『人間標本』。
    芸術と研究、才能と執着が静かに絡み合い、気づくと「美しさ」の名のもとに倫理の境界線が少しずつずれていく——そんな感覚がじわじわ残る作品でした。

    蝶に魅せられた人物たち、そして“見える世界”が人と違う才能を持つ人物。彼らの関係が近づくほどに、憧れや嫉妬、承認欲求が形を変えて膨らんでいき、読者の視点もいつの間にか誘導されていきます。語りの仕掛けも巧妙で、「そういう話だと思って読んでいたのに…」と終盤で足元が揺れる感じがある。

    怖いのにページが止まらないタイプの湊かなえ作品。
    “才能は祝福のはずなのに、どうしてこんなふうに危うくなるのか”——その問いが刺さる人には、かなり

    0
    2025年12月14日
  • リバース

    Posted by ブクログ

    最終段階の気持ちの乱高下がすごい。
    真実が明らかになってすぐに物語は終わる。
    だけれどもそれまで登場人物達と丁寧にストーリーを共にしていたので、このあと彼らに降りかかる運命が安易に想像できる。
    ミステリーの種明かしの潔さと同時に、余韻も残る不思議で面白い小説。

    0
    2025年12月13日
  • C線上のアリア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久しぶりの湊かなえ作品。
    章タイトルに絡んだタイトルというのがオシャレ。
    物語が複雑になっていくようでいて、確かに同じ線上で起こっていた。

    昔ながらの嫁姑、夫婦関係がドーンと入ってくるので、それなりの年代向けのように感じた。
    新聞掲載だったので、そうなったのかな。

    姑にされて嫌だったことを、自分が姑になったら嫁にする。上司が部下に、上級生が下級生にするのも然り。
    今でこそ少なくなった気がするが、この手の連鎖はありがち。やられた本人にはやり返せない。他の人を攻撃して、一時的に気持ち良くなったとしても、自分の中の負の感情が消えることはないのだろう。だから執拗に怒っているし、そこから抜け出せない

    0
    2025年12月13日
  • 落日

    Posted by ブクログ

    真相が綺麗にわかるのでスッキリした気持ちで読み終えることができる。女性の主要人物が軒並み美人設定なのは本当に必要だったのか疑問に思うものの、章ごとに2人の登場人物の視点が変わっても読みやすかった。でも感動ミステリーっていう宣伝文句はやめてくれないかなぁ…。

    0
    2025年12月13日
  • 告白

    Posted by ブクログ

    R7.12.13
    名作。
    章毎に語り手が変わっていくスタイルが意外と読みやすくて一気読みできた。
    周りが想像する他人の頭の中と、本人が本当に考えてることは違うんだな。

    0
    2025年12月13日
  • 贖罪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    湊かなえ作品、今回も読み始めたら止まらない没入感があった!『告白』を初めて読んだとき、ひとり語りの独特な構成に衝撃を受けたが、『贖罪』にもそのスタイルが生きていて、独自に確立された表現でちゃんと物語を面白くなっているところがすごいなと思った。

    物語は、4人の女性がそれぞれ「罪を償う」というテーマに向き合う姿を軸に進んでいく。同じテーマでも受け止め方は四者四様で、全員が異なる結末に向かう点がとても印象的だった。自分なら「償い」をどう解釈するだろうと考えさせられ、ひとつの言葉をどう捉えるかは本当に人間それぞれだよなと当たり前ながら改めて感じた。

    また、物語が動き出すまで、彼女たちは互いがどんな

    0
    2025年12月13日
  • 暁星

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どちらの家庭環境にも同情する
    子どもは本当に被害者でしかないしそれぞれの母親が早く〇んで欲しいと願いながら聞いてた

    2人に同情する反面、家族を殺された側に立つと公開恋文ごっこみたいなことされて両方がポエミーチックな文を書き、悦に入ってるような状況耐えられないなとも感じた

    最後の方になって本当の目的は星を守りたかっただけ((金)星を守りたかった=セイカを守りたかった)って事なんだろうけどこんなこと手記で書かれたら自分が遺族なら絶対許さないなぁ

    本当の事件の方が背景にずっとチラついてたけど本当の事件のほうの見方も変わった気がする

    0
    2025年12月12日
  • 落日

    Posted by ブクログ

    最近新刊の『暁星』や映像化されるという『人間標本』や『未来』のニュースで、沢山目にする『湊 かなえ』という名前。デビュー当初は、割りと新作が出ると読んでいましたが、ちょっとほっこりとする作品もあるものの、全体的にはずっしりと思い内容で、読むと少し放心状態になってしまうこともあり、少し遠ざかっていました❗️

    本書は3年前に文庫化されて、積読していましたが、ようやく重い腰を上げて読み始めました❗️

    タイトルから想像すると、彼女特有のイヤミスかと少し構えて臨みましたが、想像していた展開とはイイ意味で違って、ちょっと温かい気持ちで読み終えました。

    長谷部 香監督がどのような作品を作ったのか⁉️そ

    0
    2025年12月12日
  • ユートピア

    Posted by ブクログ

    3人の女性の個性が上手く表現されていて、その中でストーリーがバシッとハマっていくので、読みやすかったですし、最後までドキドキしました。
    善意と偽善の狭間で揺れ動く気持ちの葛藤と、周りの人たちへの影響がリアルで面白かったです。

    0
    2025年12月12日
  • 告白

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    それぞれの告白、おもしろかった。
    一気に読んでしまった。
    人の思考の違いと恐ろしさ
    湊かなえさんは
    視点で見方が変わることを表現するのが上手いと
    改めて感じた。
    誰かの死の描き方が淡々としてるけど衝撃で、
    「えっ」てなる。
    映画もいつか観てみたいけど、実写はちょっと怖い。
    文章だからまだ、いい気がする。
    最後のゆうこの選択が、なるほど、いい復讐だ。
    と思いもするけど、巻き込まれる人の命を考えると辛いなー

    0
    2025年12月12日