湊かなえのレビュー一覧
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購入済み
サクラチル
もともとがドラマの脚本だっただけあって、小説にした時の読みやすさがちょっと欠けているというか、
登場人物が〇〇先生ばかりで誰が誰だか覚えるのが大変でした。
性別や年齢を覚えられず、若い男性だと思っていたのに成人した娘を持つ女の先生だったりして、
戻って読み返したりしたのですが、ドラマの出演者一覧を検索して覚えたら一気に集中できました。
湊さんらしい複雑さと面白さ。
伏線が美しく回収される喜びを感じます。
そして最後、ネット上のすべての誹謗中傷にこの仕掛けがあればいいのにと思わされます。 -
Posted by ブクログ
やっと読みました、母性。
やっぱり湊かなえさん、じわじわと効いてきますね。
母の手記
自分のからだの中に生き物が存在する。その生き物はこれから、私の血や肉を奪いながら成長していく。そして、私のからだをつきやぶり、この世に出てくるのだ。そのとき、私は生きているのだろうか。新しい生き物にすべてを奪われ、私という人間の抜け殻だけが残るのではないだろうか。
確かに母親の胎内で細胞分裂が起こり、胎児は母親の分身のようにこの世に産まれてくる。生命の不思議ですね。
多分、おなかに初めて子供を宿した女性は彼女のような考えは持たないと思う。まだ全然母性が生まれていない。でも彼女は愛する母に諭され、こう思うよ