湊かなえのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ装丁が似てると思って手にしたら作品のキーアイテムだったノルウェイの森。イヤミスなのかと思ってビクビクしてたけどスッキリ作品でした。家事、介護が嫁の仕事ってことに関する話かと思ったけどその部分に関しては薄くて、どっちかって言うとそこから思い切って逃げてみたって話でそこが良かった。上巻だけ読む男と下巻から読む男、私はどっちも信じられないし、関わりたくないなぁ。まだ読まない方がマシだわと思った。元彼も夫も嫌な人間だったけど、女性陣はみんな理解できたし、いい人だったな。特に山本家の邦子さんは素敵な人でした。あと、人の日記を盗み見るって背徳感なのか弥生さんの日記を紐解く辺りから一気読みでした。とても読み
-
Posted by ブクログ
湊かなえさんの著作は3冊目でした。
1作目の告白と、最新の暁星という時間的に両極の作品を読んでいたので、この少女は告白を踏まえながらいまに通ずるらしさを感じました。
wikiなんかでは"ユーモラスな表現"と紹介されていましたが、私にとってはコメディ、もはやギャグに近いと感じられる語り口が多くて、本筋である因果応報や人の死についてとのギャップが冴える作品だなと感じました。
若き2人の主人公がキャラの濃い登場人物に揉まれながら、最後の最後の最後の一文で全てがひっくり返る/明かされるところが、まさにらしさだと思います。今後も湊かなえさんは続けてたくさんの作品を読みたいと思っていま -
Posted by ブクログ
ネタバレ瞬間最高風速、読み手にとって小説の物語の最高潮をそう表現するとしたら、本書はまさに瞬間最高風速で終わり、満足感が後から込み上げてくるような作品だと感じた。
そうはいっても最高潮、書き手の意図通りに読み手がラストのページを最高潮と捉え、終わるのは難しいと思う。ミステリーならば、犯人はお前だ!とわかってもあとがきとして推理の裏側や犯人、他容疑者のバックボーンが書かれたりサイドストーリー的に展開されていた主人公たちのアフターストーリーが必要だ。
この本は後半にクライマックスを迎えるところまでは上記と変わらず、ストーリーの締めくくりとして故人を惜しみ、故人の愛した蜂蜜コーヒーを飲んでいるときに突如とし