湊かなえのレビュー一覧

  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    湊かなえワールド!!殺人がテーマではない湊作品が好きなのでかなりよかった!ラストも余韻を残す感じ、最高!

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    2026年09月08日
  • 贖罪

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    エミリが殺されてしまった殺人事件によって人生が変わった人たちの事件の捉え方がそれぞれ違うのが興味深かった。湊かなえさんらしい嫌な結末…

    人の言葉は強烈なインパクトを残して、人生を大きく変えてしまうくらい強力になることもあるのだと思うと、何気なく言葉を発することに怯えてしまいそう…

    4人が完全に綺麗さっぱりに人生を歩むのは無理だと思うけれど、少しでも新たに明るい人生を歩んで幸せを少しでいいから掴んでほしいと思った!

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    2026年09月07日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ

    湊かなえらしい
    いい意味で嫌な気分にさせてくれる話で
    読みやすい上に付録を使って三つの形で事件に迫る形式も斬新で面白かった

    犯人はまぁ割と予想通りな感じはあるし
    トリックとかがあるわけではないから
    タイトルに反してミステリーという感じはあまりなく
    社会風刺というかドキュメンタリーに近い感じなのかな

    真犯人は計画的に容疑者を利用して殺人したのかと思ったけど
    真犯人の初めの意図としては嫌がらせ程度の計画で
    殺人まで至ったのは偶然が重なって衝動に身を委ねた結果なのかな?
    だからこその杜撰さなんだろうけど
    そうだとすると容疑者の過去にあたったように本当に呪いの力なのかなって気もしてくるよね

    しかしこれ10年前の作品なのか
    今でも全然ありそうな話だな
    悪意ある人や無責任な他人のせいで状況が悪化するならともかく
    善意の友人や家族ですらあんな感じに歪められるのは怖いよね

    やはりSNSもオールドメディアも悪
    自分自身の触れたもの、後は自分の身近な人だけを大事にして生きていたいね

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    2026年09月06日
  • 人間標本

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    ネタバレ

    久しぶりに一気に読んだ。そうせざるを得ない引力があった。
    「蝶博士」の榊教授が美しい少年たちを標本にした、という前提で読み進めた前半は、なんとも気味が悪く、ザラりとした手触りそのものの中を覗いているような感覚だった。
    それが、息子である至くんのレポートで一変する。驚くほど父親と同じ視点を持っていたのだな…という違和感が、必然であったと分かり、事件は表情を変えた。無垢な少年の無垢な探求心が招いた狂気なのかと。
    でもそれもまた擬態であり、刑務所の面会室で真に毒を持っていたのが誰なのかが分かる。
    なんて構造なんだ。

    とても視覚的な情報である「標本」の製作過程や、出来上がった「作品」の描写を文章で成立させているのも、この小説のすごいところ。映像だったらトラウマものかも…と思っていたら、アマプラでドラマ化しているらしい。観たいような怖いような…。

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    2026年09月05日
  • 王国

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    今回はどんなイヤミスかと身構えて読んだが、まあなんと後味の良い。もちろん、最中はなんとなくイヤダ、なんかキミョウダ、の連続だが、登場人物一人一人がいわゆるいい人なのが救われる。

    ほんの少しのボタンの掛け違い。人生ってほんの少し何かが起こることで全く想像にもつかないことになりうるのは、本の世界だけではないのかもしれない。

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    2026年09月05日
  • 人間標本

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    事前に他の方のおすすめ動画を見てしまっていたこともあって、猟奇的な描写より、やはり作者らしい親子の関係性に注目して読んでしまった。さらっと、結末で「なんだって?!」となる感じがぞっとしましたが。これは作家生活15年の傑作ですね。

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    2026年09月05日
  • 山女日記

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    鈴木保奈美さんが司会している番組の山が出てくる小説の回で紹介されてて気になったので読みました。

    所々で各編の登場人物が出てくるのが良い。
    山登りって『孤高の人』ではありませんが孤独な挑戦?自分との戦い?みたいなイメージで描かれてるのを想像してたのですが、登場人物は全員、山とは別の下界や同行者について思いを巡らせながら登っていきます。
    この心理描写が湊さん特有の仄暗い感情をいやらしくなりすぎない感じで書かれています。
    山登りの過酷さや素晴らしさを伝える小説というよりは山に登る女という性を背負った、もしくは背負わされた人物たちの物語。
    だから一つ一つの物語が独立してるのではなくて、多少なりとも誰かの物語に被っているのに私は意味を感じました。

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    2026年09月04日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かった!
    途中から、そんな感じなんだろうなと分かっていても、面白くて最後まで読んだ。
    姉の正体。
    どっちが本物?偽物?
    ん!こういうストーリーよく見るなと思ってたので、ありきたりかな?と思いつつ、読みやすく読んでしまう。
    最後は、だね。 と思いながらプラス嫌な感じを残して終了。
    姉たちの気持ちも親たちの気持ちも、妹のみ知らずなことに、可哀想と思う。

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    2026年09月01日
  • 人間標本

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    ネタバレ

    何回ひっくり返されんねん!って作品。

    史郎と至の親子愛が素晴らしいだけに留美から杏奈への娘とは見ていないような発言がえげつない対比を産んでいて、勘違いにより息子を殺めてしまった史郎が完全に救われないなぁ。

    史郎はやってなかったのか。。→至め!
    え、至やってなかったの?→杏奈め!!
    は?杏奈も可哀想な感じ?→留美め!!!
    怒涛のどんでん返し、くらいまくりました。

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    2026年09月01日
  • 母性(新潮文庫)

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    母と娘2つの視点から同じものを見ている。がそれは似ているようで全く違う、どちらが正しいとか間違っている以前に認知が歪んでしまうと全てがひっくり返えってしまう。そんな一作だとおもった。
    親とは何か、生きるとは何か、愛とは何かを考えさせられる作品だった。

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    2026年08月31日
  • Nのために

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    ドラマと並行しながら読んだんだけど、ドラマも小説もどちらも良くて、それぞれ自分の想像では足りなかったところをお互いが補完しあってくれる感覚があって、すごく満足度が高かった。

    誰かを守るためにつく嘘、誰かのためにする行動——「誰かのために、誰かのために」というのがずっと続いていく物語で、それが美しく描かれていたなと思う。

    私はまっすぐなNが好きだった。「Nでいいじゃないか、Nの手を取ればそれでよかったのに」って思う瞬間もあるんだけど、でもやっぱり一番辛い時期のNのことも思っていたいよね、って気持ちになる。

    どのNも個性的で、優しくて、暖かくて。最後まで本当に楽しめた一冊でした。

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    2026年08月31日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    久しぶりの湊かなえ先生の作品。登場人物がみんなどこかおかしい気がしたけど、家族ってそういうものなのかな。本当の家族ってなんなんだろう。ほんとうってなんだろう。正しいのは自分だったはずなのに、そうじゃないと自覚したときの心がぎゅっとなる感覚が自分のことだったのかと思ってしまいました笑
    最後にじわっとくるイヤな感じもとても好きです。また別の作品も読みたいです。

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    2026年08月30日
  • 贖罪

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    エミリちゃんの母親からの"約束"に対する4人の捉え方がそれぞれ少しずつ違ったところが面白かった。
    母親が当時中学1年生だった4人に対して、あんな呪いのような言葉を吐いたのは正直恐怖だが、母親とはそういう生き物なのかもしれないと思った。
    終章で少し救われた。

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    2026年08月30日
  • 人間標本

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    その先

    題名が衝撃的で(まあ内容も少し)BookLive for docomoでは扱って無かったのだけど、どこかでドラマ化もされていて、ただのグロとは全然違う。むしろ、この作者さんならではのさすがの腕前を感じる。 読んでいて、禁忌を犯してまでの作品に、何故か美しいとか素晴らしいとは思えなくて…。それは自分が正常である事の証明なのか?にしても…と違和感があった。でも、やはり内容的に読んでて疲れる。終わった、と思った時に、残量からまだ一部である事に気付いて。これは短編集だったっけ?と思いながら読み進めると、違う人目線での語りが始まる。目線が違えば、ままあるけれど、一部違っていたりして…。と思っていたら…そう来たか!成る程、だから美しいとか素晴らしいとは感じなかったんだ。なんと!さすが安定の表現力。その後も、何層にも重なる。もう終わりかと思えば、またまた層が重なる。そして見えてくる本来の姿。そういう事だったのか。一旦離れたのに、また戻って来た場所は、やはり作品の作者ならではの生々しさ。同調も何もやはり出来ないけれど、納得。  これはグロとか猟奇物とは全く異なる。素材としてそういうのを扱っているにすぎない。とは言え、目先のピースに囚われる子供には、やはり止めた方がいいかも。これはその先を楽しむ、そういう意味での大人用の作品かも。

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    2026年08月28日
  • 贖罪

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    湊かなえ久しぶりに読んだー、これぞイヤミス
    同じ事件に巻き込まれて、麻子に言われた「償いなさい」という言葉によって5人の受け止め方がこうも違うということ、そして成長した5人のうちほとんどが取り返しのつかない「悪者側」になってしまう経緯がどうしても共感できてしまう、、
    麻子も含めて6人の不幸に同情しつつ、間違えはどこだったんだろうと探しても答えは見つからない

    本を読むと気付かされる、同じ言葉同じ出来事を、人は180°反対の意味で捉えることすらあるということ
    それは恋人でもよほど仲のいい友達でも同じだと忘れちゃいけない

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    2026年08月28日
  • 山女日記

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    登山の話、番組とかあるあるなんだと思うけど、下山の話が全然出てこない
    下山って疲れてるし、日常に戻る道ではあるので嫌過ぎるんだよな
    誰もそこにフォーカスするわけないか

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    2026年08月30日
  • 未来

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    あまりにも重すぎました。
    今後、湊かなえさんの作品は、自分のメンタルに余裕がある時に読もうと心に決めた一冊。
    読み進めながら、こんなに不幸が重なることってある?とずっと感じていた。フィクション特有の過酷な設定だと思いたかったが、あとがきが肝だった。こんなにも過酷で不幸な出来事は、物語の中だけの特別なことではないという。実は自分が気づこうとしていないだけで、同じような苦しみを抱えている人は、現実の世界にたくさんいるらしい。
    自分がいかに、見たいものだけを見て生きているのかを思い知らされた気がする。本編の重苦しさに加えて、あとがきで突きつけられたその事実がかなり重い。
    読むのにかなり体力はいるけれど、目を背けてはいけない現実を教えてくれる作品です。

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    2026年08月27日
  • 花の鎖

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    梨花、美雪、紗月3人の女性の視点から物語が進んでいく。自分で気づいたからこそ色々繋がって楽しめた。しかし、あの事件は、うーん。流石イヤミスというところか。

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    2026年08月27日
  • サファイア

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    短編なのでサクサク読めたし、湊かなえさんらしい小説達なので読後に色々考えてしまったり、良い時間を過ごせました。
    お気に入りはムーンストーン。騙されてしまったけれど。

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    2026年08月26日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ほんとうの家族、考えさせられる
    結衣子の両親はかわいそう
    真実をずっと告げられなかった結衣子も納得できないだろうし
    やはり、この人の作品はスッキリ終わらないな

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    2026年08月26日