湊かなえのレビュー一覧

  • Nのために

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    「究極の愛とは、罪の共有だ」
    誰も「自分が得をしたい」から行動しているわけではなく、「この人だけは守りたい」という気持ちが、結果として罪を背負うことにつながってしまう。

    私が読んで特に印象に残ったことは、「人は同じ出来事を見ても、それぞれ違う物語を生きている」ということだ。事件そのものは一つなのに、それぞれが違う目的で、違う人を守ろうとして行動している。だから読者は最後まで「真実」を追いかけるが、読み終わるとき「真実よりも、それぞれの『N』の存在のほうが大切だったんだ」と気づかされた。

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    2026年08月19日
  • 贖罪

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    事件に関わった子供たちの話しがそれぞれ面白くて、一気読みしました!ざわざわする、嫌な事件でしたがそれを上回る面白さだったす!すごいなぁ〜!!

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    2026年08月19日
  • 母性(新潮文庫)

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    ネタバレ

    子育てとは、母親のエゴなのかもしれない。

    母親が「こんな娘に育ってほしい」という理想を抱き、その理想を子どもに押し付けてしまう。一方で娘も、母親の期待に応えようと、母からの愛情や承認を得ようとする。そんな二人の間に生まれる「愛」を、俯瞰して見つめることができた。

    本作で特に印象に残ったのは、不幸な母を助けたいという一心で、娘が行動していたにも関わらず、その行動がかえって母を苦しめていたことだ。どちらも相手を思っているのに、その想いが相手にはうまく届かない。皮肉なすれ違いだったように思う。

    私はこの作品を読んで、愛とは「相手のために何かをしてあげること」だけではないのだと思った。どれだけ相

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    2026年08月19日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    過去の事件について、それぞれの描写が描かれていて、読みやすかった。おもしろい作品ではあったけど、エミリちゃんの衣服?になにか液体がついていたとあったのに事件が迷宮入りなんて、あり得るのかなと思った。時代背景によるものなのか、警察の犯罪歴データベースに情報がないと見つけきれないものなのか、素人目にはわからないけど少し疑問に思った。

    追記/調べてみたけどやっぱり過去に犯罪歴やDNA採取歴がないと特定は難しいみたいですね。時代背景もあるだろうけど、何かひとつが違っていたらみんなこうはならなかったのでは...と思わずにはいられない。

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    2026年08月19日
  • 告白

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    お、おもしろー!ベストセラーってベストセラーになる理由があるからベストセラーなのであって、変に逆張りせずに読んでみるのが吉だと学んだ。
    他視点で進んでいくけれど、事件の真相部分は事実としてひっくりかえることはない。ひとつの事件、ひとりの人間、立場や味方が変われば人間はどこまでも自分の都合のいいように解釈するのだなと思った。だからこそ、誰がこの事件を語っていてもどこまでが本当でどこが嘘なのか結局わからないじゃん、って気づいた時に鳥肌ぶわっと。
    あらすじ自体は有名で結末もうっすらと知った状態で読んだけれど、インパクトでかすぎ。これを出版当時にリアルタイムで読んだ方たちは椅子から転げ落ちるなり、ひっ

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    2026年08月18日
  • 王国

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    途中まで読んで登場人物が多くてわからなくなってきたので、人物相関図を書いて読み直したらわかった。
    いつもの湊さんの作品ほどは引き込まれなかったけど、映像化したら面白そう。誰が誰を演じるかを考えたらわくわくします。

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    2026年08月18日
  • 母性(新潮文庫)

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    ずっとつらくてしんどかった。
    子供から親への片思いって1番つらい。
    最後母がやっと娘の名前を呼んだ瞬間、それまで張ってた糸が一気に切れたような気持ちになって心臓がギュ߹ ߹
    映画より小説の方が断然おもしろい。極度のマザコンが子供を作るとこうなってしまう、、?

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    2026年08月18日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ

    城野さんが犯人ではないとわかってたけど、犯人は最後まで予想できなかった
    殺した理由はあまり納得できなかったな
    あんな殺し方をするならもっと恨みとかを持ってるのかと思ったけど

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    2026年08月17日
  • C線上のアリア

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    ある女性がかつて自身が住んでいた叔母の家を訪れるところから始まる物語。
    優しい思い出が詰まった場所がゴミ屋敷となり、そこを片付けるうちに知らなかった叔母の秘密が明らかになって行く過程はさすが湊かなえ作品だった。介護や嫁姑問題、時代の閉塞感、女性が生きて行くのに足かせとなってきた事柄にも向き合わされる。
    意外な事実が明らかになり、ラストは風が吹き抜けるような爽やかな余韻が残った。
    自分の生き方を振り返るきっかけにもなる素敵な作品だった。

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    2026年08月17日
  • C線上のアリア

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    ネタバレ

    なんだろう,だめ亭主としておこられている感がとってもあって,反省しきり.反省になれたころ,突然ミステリで,おぉっ!ってなった.

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    2026年08月17日
  • 母性(新潮文庫)

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    親離れが出来ない母親。
    幼少期から親から暴力を受け、現実逃避をする父親。
    そんな二人の間に産まれ、親から→特に母親からの愛情を渇望する娘。
    簡単に書くとこんなお話ですが内容が圧倒すぎます。
    母娘、嫁姑『小姑』、家族の女同士の負が全面に著された傑作だと思います。
    娘の自殺の時に始めて娘の名を呼ぶ!確かにここまで名前が出てなかった。これもうまいなと感心しました。

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    2026年08月17日
  • 落日

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    ネタバレ

    イヤミスな感じでずっと進むのに最後はちゃんとみんなのきもちが昇華されて終わった。文章量は多いのに読み進めたくなるのは流石で、いつもなら2週間くらいかかりそうなのに5日くらいで読み終わった。
    お姉さんの存在絶対怪しいと思ってたけど途中でネタあかしして、さらにもう一段伏線がある。
    あとあの子の嫌な性格ぷりが凄い。人生狂わされた同級生男子たち可哀想…結局どちらの事件も元凶はあの子ってことか…って思ったけど、あんまりフォーカスされてないあの両親も大概だな。最後は酒飲んで寝たまま死んでるし。

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    2026年08月17日
  • C線上のアリア

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    あまり湊かなえっぽさはないが、読む手が止まらない。
    金庫から出てきた「アレ」が何を意味するのか気になって読み進めてしまう。

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    2026年08月16日
  • Nのために

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    ドラマは何回も観たけど、原作は初めて。
    時間軸が前後してて、ドラマ観てないとわからなくなるところだった。
    ドラマ同様、切ない

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    2026年08月16日
  • 王国

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    海の王国を守る騎士たちのお話
    珊瑚の女王を殺したのは誰なのか、それぞれに騎士は1つずつパズルのピースを持っている。自分には自分の絵を持っていて、そのピースを自分ではめている、けれど騎士たち全員が描く絵はまた違った絵になっていく。
    罪(だと思っていること)を話すこと、絵を作るためにはそれが必要不可欠なのに、どう繋いでいいかも分からない。
    「珊瑚の女王を殺したのは誰なのか」絵を完成させるためのキーワード

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    2026年08月16日
  • 母性(新潮文庫)

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    さすがに面白かったし、危機感を持った。「愛能う限り」育ててきたと言っても、娘と母はすれ違い続け…父の家庭環境が死ぬほど問題で…せめて愛情を口に出していたら変わっていたのかな?おばあちゃんが生きていたら良かったのかな?なんて思わずにはいられない。ハッピーエンドかも分からない

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    2026年08月16日
  • 花の鎖

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    ネタバレ

    『花の鎖』は、梨花、美雪、紗月の3人の視点で物語が進んでいく。最初は、それぞれの物語が同じ時系列で進んでいると思っていたが、読み進めるうちに、3人には親子関係があることに気付かされる。
    また、山岳部、きんつば、香西路夫など、3人の物語をつなぐ共通点が少しずつ増えていき、それまで謎だったことが徐々に明らかになっていく展開が面白かった。
    一度読み終えた後に、もう一度読み返すことで、新たな発見や気付かなかった伏線を見つけられそうな作品だと思った。また時間を置いて読み直してみたい。

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    2026年08月16日
  • 王国

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    湊かなえの本はその世界にのめり込んでしまう。気づいたら時間が溶けているし、読むのを休憩して外に出てみると、現実世界に戻ってきた感がある。

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    2026年08月15日
  • 往復書簡

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    手紙形式で展開される短編ミステリー。
    手紙のやり取りが重なるにつれ、過去の事件の真相がじわじわと明らかになっていくのが怖くもあり楽しいミステリー。
    同じ出来事なのに、人によって見方や言い分が違う。人によって"真相"が異なっていることもある。
    同じ形式でもっと色々な話を読んでみたくなった。

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    2026年08月15日
  • 夜行観覧車

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    憧れの高級住宅地に家を建てた主婦。家庭内暴力を伴う癇癪を起こす反抗期の娘。我関せずな父親。お節介な隣人。セレブ一家の向かいの家で起きる殺人。
    湊かなえさんの文章は妙にリアリティがあり、事件に巻き込まれたかのように臨場感があり、スラスラ読み進めてしまった。
    ただ、人物描写が素晴らしい分、ミステリーとしてはもっと複雑なストーリーを期待した。個人的に、あれもこれも伏線だったのか!繋がっていたのか!という話が面白いと感じるので、そういった意味では物足りなさがあった。

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    2026年08月15日