湊かなえのレビュー一覧

  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    タイトル謎過ぎ笑 評判を目にしなければ買ってないな、、と、その軽率な判断を覆された一冊。

    小さな違和感=布団の下の豆(童話)なんだけど、その違和感に関する内容は一切言えない。

    どこを切り取っても未読の人に悪いきがする、、

    凄いオチとありそうな感じが怖い!

    なのに星4つな自分も怖い!

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    2025年11月15日
  • C線上のアリア

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    認知症の単身者の行く末、嫁姑の確執、見栄や優越感。ドロっとした部分を描きつつ、ちょっとしたミステリー要素も含む。人間って怖い。

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    2025年11月15日
  • 落日

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    同じ人間に対し、見る人が違ったり
    接し方が違うと全く別人格のように考えられる
    という実験的な作品と感じた。
    構成も含め面白かったけれど
    なんだかどんよりする作品。

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    2025年11月15日
  • リバース

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    物語の中心となる過去の事件については若干無理があるのではないかと思いましたが、最後まで読んで、さらに解説まで読んでから、この小説の凄さが分かりました。読後は深い余韻に包まれますね。

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    2025年11月13日
  • 花の鎖

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    ミステリーというカテゴリーではあるみたいだが、事件が起こらないので、なかなか読み進められず、中盤まで進むのに時間がかかった。3人の女性をそれぞれ主人公とし、3つのストーリーが進んでいくが、同じ物が所々に出てくるので、繋がっているんだろうなとは思っていたが、こちらの想像を超えた繋がり方で終盤でびっくりした。繋がりが見え始めるとあとは展開が気になって一気に読み進めた。
    3つのうち、2つが繋がったところで、あと1つは…となったときに「あー!」と自分の中で全てが繋がって爽快だった。
    湊かなえさんといえば、イヤミスだが、この本は最終的には後味が良い話だった。

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    2025年11月13日
  • Nのために

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    ドラマが好きで読んだ作品

    みんな違うNを守ろうとしているのに微妙にすれ違っている所が切ない
    その時した行動の理由を今更話してもわだかまりが消えるとも思えない
    献身、だけど自分自身のことを守っているようにも思えた

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    2025年11月13日
  • リバース

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    ネタバレ

    やられた
    気づかなかった
    伏線が散らばってるのは感じたが、
    見事な伏線回収

    この後彼は絶望に落ちないか
    この後の彼は大丈夫か心配になった

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    2025年11月13日
  • C線上のアリア

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    一時一緒に暮らした叔母について、行政からの連絡でしばらくぶりに帰省した主人公は、認知症の症状を見せる叔母と、ゴミ屋敷となったその家にショックを受ける。そこでの暮らしを回顧しながら片付けを始めると、知らなかった叔母の過去が明らかになってくる。その秘密とは・・・

    帯にもあるとおり介護ミステリですが。介護8ミステリ2くらいでしょうか。各章のタイトルはCで始まる単語で、介護のテーマに絡めてあることもわかります。
    介護については、著者、それから主人公と同年代の自分には、とても共感できる心情もありました。さすがに森に逃げるという選択は共感しませんが、介護相手を取り換えるというのはイライラが少なくて済みそ

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    2025年11月12日
  • カケラ

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    ネタバレ

    「自分ではそれほど気にしていない、もしくは気にしないようにしているのに、他者が無遠慮にそこを触り袋に穴をあけてしまうこともあります。
    避けた袋からは砂が溢れ出す。この砂とは何か。自信です。自己肯定感です。誇りです。尊厳です。」
    この文章がとても好き
    本当に引き込まれる文章を書く人

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    2025年11月12日
  • 未来

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    やっぱり湊かなえワールド。
    読み進めるたびに、予想外のことが起きてハラハラドキドキが止まりませんでした。
    最後は希望も感じられて良かったです。

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    2025年11月11日
  • 夜行観覧車

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    ネタバレ

    湊かなえさんの作品に出会ってから、読書の楽しさが再熱し、日々新しい本に出会うことで生活が改善されてきた。

    告白を経て、この本を手に取る。
    告白ほどのページを巡る手が止まらない作品ではなかったものの、人の心の闇が人の生活の日常にあることをまるで隣人として、
    または内側から見てきたかのような描写や会話。
    本当にすごい作家さん。

    パートしながら子育てして、夫は無関心、周りに引け目を感じながらも

    耐える母が可哀想に思った。
    母の背中を見ろ
    親の期待もあるが、
    自分でもよく生き方を決めろ

    と言いたかった
    なんとなく、あのひとに重なる…とか自分の人間関係を見渡してしまう作品でした。

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    2025年11月11日
  • C線上のアリア

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    ネタバレ

    湊かなえさんの直近で読んだ作品が人間標本で、過去最高のイヤミス具合に、しばらくは距離を置こうと思っていたのだけれどもあらすじに惹かれて読み出すと面白かったー。
    イヤミスも軽めで文章も読みやすくて、ゴミ屋敷から始まる弥生さんとの再会、菊枝さんとの出会い、日記から過去を遡って…その時代その時代で、出産、嫁姑問題、介護とそれぞれが女というしがらみの中で悩んだり苦しんでいて。
    邦彦と弥生さんはそんなことある?と驚きの展開だったけれど最後まで次の展開が読めず楽しんで読めた!

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    2025年11月10日
  • 未来

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    全く救いがない残酷な物語だったが、どこかひかれてしまう部分があって三回も読んだ記憶がある。いつ読んだかあまり覚えていないが、面白かったはず。

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    2025年11月10日
  • 少女

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    前作の『告白』と同じく、人間の”闇”と”純粋さ”の部分に焦点を当てた人間ドラマサスペンス作品。
    少女2人の視点を交互に描き、物語を紡いでいく。段階的に伏線が配置されており無意識に物語に惹き込まれる。張り巡らされた伏線が一挙に回収される構成は流石である。そして、余韻の残るラスト...

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    2025年11月09日
  • 贖罪

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    時代にそぐわないサイテーな言い方するけど、女の嫌なとこ・悪いとこが存分に出てます。
    とは思うんだけど、各章でいちいち感情移入してBAD入る

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    2025年11月09日
  • 母性(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【歪む母子間愛を見守ることしかできない本】

    母親にしか愛されていないと思っている女性の独白から始まる。神父に向かって綴る今までの行いとその想い。自殺か事故か原因不明で意識不明の自分の娘に対しての懺悔と、自分の行いが正しかったか、ひとつひとつ確認していく。

    物語は母親と娘の群像劇で進んでいく。

    母親はひとり親の母に愛されて育った。その母は台風の土砂災害が原因で、自己犠牲の精神で孫を助ける。世界に一人だけの味方を失った母親は、義母の家で散々な仕打ちを受け、自分の夫にも、娘にも味方されないと感じ続ける。

    一方、娘は台風で祖母を失った後、義祖母にいびられる母親を守らなければと気丈に振る舞い、成

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    2025年11月08日
  • 贖罪

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    告白を読んだ後に湊かなえさんの他の本も気になり手に取った1冊。

    登場人物それぞれの贖罪が章ごとに書かれているのが告白ぽいなと思ったし、とても読みやすかった。

    でも私には理解できない
    罪を償えという麻子の言葉に対してのみんなの償いが私には償いに思えなかった
    ただ、臨機応変な場面にしか見えなくて本当の贖罪はなんなんだろうと考えさせられた
    実際に麻子の悪い部分が自分の娘へ飛び火していたようにも見えたし...
    第三者を殺すことで罪を償うことになったのか
    私には未だ理解ができない。

    読んでて飽きないもう一度見たい
    と思える本だった。

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    2025年11月08日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    姉の正体は何なのか――。
    どこか歪んでいるように見える家族の関係に、ページをめくる手が止まらなかった。
    読み進めるほどに真相へと近づき、最後に辿り着く“答え”は、現実には起こらないとは言い切れないものだった。
    ◯◯◯◯とは一体何なのか。
    主人公の視点で見ると、その重さがよりリアルに響く。
    静かな日常の裏に潜む恐ろしさが、ミステリーというよりホラーのように感じられた。

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    2025年11月08日
  • 山女日記

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    登山が趣味で読んでみたけど、登山する人、しない人どちらも楽しめる作品に仕上がってる。 行ったことのない山、トンガリロに登りたくなった。

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    2025年11月08日
  • リバース

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    どんでん返しがすごいとおすすめにあったので読んでみました。最後の最後で新事実に気づいてしまう展開が印象的でした。

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    2025年11月07日