湊かなえのレビュー一覧

  • 贖罪
    一人一人のストーリーが濃くて読み応えがあった 。
    ただ、男側の登場人物の整理がつかなくてもう一度読みたいと思った
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)
    面白かった。
    もやもやと、真相がわからず気持ち悪い感じで物語が進んで、最後の数十ページでいきなり真相が明らかになる感じが良かった。

  • Nのために
    安定の湊かなえということで、今回も何が起こるのかハラハラしながら読んでいた。

    それぞれがそれぞれの為に行動した化学変化というものが悲惨な結末を引き起こしてしまうことになる。
    それがとても複雑ないいパズルになっていて心地よかった。
  • 夜行観覧車
    登場する家族ごとの視点から、それぞれの時系列で語られていくことにより、詳細が分かり、真実を早く知りたくなり、先を急ぐ。
    しかし、真実はわからないまま、これから生きていかなければならない子ども三人が、真実より家族にとって一番良い道を選んだということで終わってしまった。
    真実が気になるが、淳子本人しかわ...続きを読む
  • 少女
    面白かった〜!
    あらすじとしては、親友の自殺を見たことがあると自慢げに語る転校生の話から、自分も人が死ぬところを見てみたいと思う少女2人の話。
    最初は全く関係ない話だと思っていたのにすべてが繋がっていて、しかも無理矢理感もまったくない。
    伊坂幸太郎が好きな人は好きだと思う
    読んでる途中はまさかこの話...続きを読む
  • ユートピア
    登場人物が多いだけでなく。それぞれの人物の心情の変化の移り変わりも描写されていて一度では理解が追いつかなかった。もう一度読み直したい。
    そして、他人を羨ましいと思う気持ちや妬む気持ち。女性は年齢を追ってもどのような職種で立場になっても多かれ少なかれ持ち続けるのだなぁと思った。
  • 贖罪
    ひとつの事件に対してこんなにも多角的に表現できる構成力がすごい
    幼い子供が受ける影響の根深さをリアルに感じ取れた
    結論として犯人の動機が明確でなかったのにはなにか意味があるんだろうか
    ドラマ化された作品も見てみたくなった
  • 落日
    後悔先に立たず 冒頭の言葉の意味が最後にわかった。それぞれの思いが錯綜するなか、至った悲しい結末、残された人間の苦しみ。時間はかかったけど、光が差した。
    湊かなえさんの物語の進め方は本当に素晴らしいと思う。
  • 贖罪
    ・あらすじ
    田舎町で起こった少女の未解決殺人事件。母親と少女の友人達4人が過ごしてきた15年間と事件の結末。

    ・感想
    湊かなえはこれ含め4作しか読んでないけど私の中で湊かなえと言ったらこういう作風という印象そのままの作品だった。
    登場人物全員が自分勝手でいやらしく陰湿w

    特に麻子が幼く想像力皆無...続きを読む
  • 少女
    ・あらすじ
    人が死ぬところをみてみたいという目的のため夏休みの間それぞれ小児病棟、老人ホームでボランティアをする女子高校生2人の好奇心が迎える結末は?
    青春友情ミステリー。

    ・感想
    あらすじだけだと夏の庭かと思うけどやはり湊かなえだったw
    主人公2人だけなら青春してるんだけど周囲の人間が罪と罰、因...続きを読む
  • 白ゆき姫殺人事件
    やっぱり湊かなえ面白い〜!
    ほぼ全ての内容がインタビュー形式で語られる構成が、誰も彼もが無責任に言いたい放題というか…
    週刊誌に話を持ち込むような人は本当にこうなのかな〜
    各章末には関連する資料(インタビュー結果の記事とか、SNSのやり取りとか)の参照先が載っているが、単行本の作り的にこれが最後にま...続きを読む
  • 少女
    女子高生だからなのか、湊かなえさんだからなのか、文章の中に散りばめられたブラックな表現がクスッと笑えてしまうのが面白い。 おっさんだとか三段腹の岡ちゃんだとか、反抗期の女子高生らしい表現が非常に楽しいですね。
  • 少女
    リアルで若さゆえに残酷な少女たちの心情の描写、どんどん回収される伏線、湊かなえの小説らしさが詰まってる一冊。
  • 夜行観覧車
    小説の感想とはズレてるかもしれないけど、遠藤家の娘の彩花と、高橋家の長男の彼女の明里が自分と似すぎて意識が遠のきそうになった
    私も彩花みたいに癇癪起こすわ、明里みたいに気に食わないことがあるとわけわからん暴走するから、自分を客観視されてるみたいでキッツい小説だった
    ただ私は親も相当な癇癪持ちだから遺...続きを読む
  • 山猫珈琲 下巻
    湊かなえ先生のエッセイ本下巻
    湊先生の小説が映像化されても面白いのは湊先生が脚本家としても凄い努力されたからなんだなと実感(個人的にリバースが好き)

    珈琲革命のすり鉢事件はお腹抱えて笑ってしまった
  • 落日
    イヤミスの代表格でもある湊かなえさんの作品に、感動してこんなに綺麗に終わる作品があるんや!と思わされました!
  • 未来
    子供の貧困問題や家族の問題を扱った話。フィクションのように感じてしまい、自分が恵まれた環境で育ったことを実感したり、無知を恥ずかしく思ったりもした。表面上は幸せそうな家庭でもその内側には色んな問題があり、そのほとんどの最終地点として放火・殺人・自殺が描かれていた。これが現実なのか、もっと前向きな未来...続きを読む
  • 贖罪
    これがイヤミスか、、、と思った一冊。
    どんどん惹き込まれていった。
    15年という長い月日、事件に囚われていた4人。
    最後の最後で犯人はこの人かという。なんとも言えないモヤモヤ感。
    湊かなえさんのファンになりました!
    告白も読みたいと思います。
  • 夜行観覧車
    個人的な感想を書き連ねるだけなので悪しからず。

    7章までは本当におもしろくて、ページをめくる手が止まらなかった。
    第四章ラストで高橋家の子どもたちが再開できたシーンや、第七章中盤で比奈子と歩美の友情を描いたシーンは感動的で、思わず涙しそうな展開だった。

    しかし最終章で、あまり回収しきれていない伏...続きを読む
  • 落日
    直木賞候補作。

    十五年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺害事件』を映画化しようと、真相に迫っていく物語。

    監督、脚本家、それぞれの過去と向き合いながら、どう繋がっていくのか、、どの背景も興味深く、必死に頭を整理しながら読むも、結末を読む前に...続きを読む