湊かなえのレビュー一覧

  • C線上のアリア

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    中盤までどこにミステリ要素があるのかわからずに読み進めていたけど、終盤の日記の後半の過去と現実での登場人物の発言や言動の擦り合わせは楽しみながら読めた。
    男の人の介護に対しての意欲が低いこととか、女はこうあるべきみたいな考え方が作中で所々垣間見えてくるから、女性だと少し不快に感じると思う。
    ただ、みどり屋敷を掃除する中で変わっていく主人公の考え方とか、価値観には最後は感動した。介護業界の職種を目指すことに感動してしまうのは自分にとっては仕方ないかな。
    個人的に最後の菊枝さんの告白はこの人に対しての味方が変わった場面でもあったから印象的だった。
    延長コードに込められている気持ちや秘密が最後に種明

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    2026年05月17日
  • 人間標本

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    どんな標本なんだろう、と想像力をかき立てられる小説でした。
    湊かなえさんは本当に人を嫌な気分にさせるのが上手い!!!(褒め言葉です)
    これだから私は湊かなえさんの作品が大好きです。

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    2026年05月17日
  • C線上のアリア

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    叔母の家がごみ屋敷になっており、痴呆もはじまっているかもしれないと、役所からの電話が来た美佐(50代)
    美佐は中三の時に事故で両親を亡くし、その美佐を引き取ってくれ、我が子のように可愛がってくれたのが母方の叔母の弥生さんだった。
    弥生さんを施設に入れ、ごみ屋敷を片付けていると厳重な金庫が……しとやかな弥生さんに番号を聞くと血相を変えて怒り過呼吸を起こした…「私が帰るまで、見張っていて、約束よ。」担架に乗せられ運ばれる時に、美佐にささやいた弥生さん。
    しかし美佐には義母と夫がいる家もあるし、ずっと側にはいられない…とりあえず、中身を移動しようと業者に頼み開けてもらう。そこには黒の延長コードが入っ

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    2026年05月17日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    サクサク読めた。
    この人らしくない、とか、この人ならそんなことしない、という違和感を見過ごせない気持ちはわかる。姉妹としてだったら血よりも過ごした時間が長い方を「本物」と思うだろうが、親だったら違うのかもしれないと思った。

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    2026年05月17日
  • ユートピア

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    ネタバレ

    次の展開が気になる!ってところで毎回視点が変わるので、もどかしく思いつつも最後まで一気読み。最後の彩也子の日記で衝撃を受けて終わったが、健吾や芝田についてはよく分からないまま。女性3人の心の内がリアルで、近い年齢や立場の人ならより強く共感できるのかなと思った。確かに「主観と主観のぶつかり合い」。

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    2026年05月14日
  • 母性(新潮文庫)

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    全員認知歪んでて、読んでて苦々しい気持ちになった。でもそれも作者の技量が高すぎる証左だなー。一人称視点のまま普通じゃない方向に突っ走っていく溺れ加減が没入させてくれてよかった。義実家がカスすぎて、こっちまで息が詰まりそうになった。

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    2026年05月14日
  • 贖罪

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    オーディブルにて。ナレーター、小池栄子。
    小学生の女の子がお盆に5人で遊んでいて、ひとりが何者かに殺された。誰ひとり犯人の顔は覚えていないとのこと。3年後、母親はその4人の子に非情な言葉を投げかけ、4人の人生を狂わせた。
    ナレーションが非常によかったです。不幸の連鎖のザ・湊かなえワールド。

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    2026年05月13日
  • 母性(新潮文庫)

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    ネタバレ

    きもっっちわるかった〜〜。
    というのが、正直な感想。
    湊かなえ作品は2作目で、前回読んだのが『落日』だったこともあってイヤミスの女王に初めて触れた気がしている。
    (『落日』はそんなにイヤミス感なかったと感じた)
    気持ち悪さの正体が解説を読んで「信用出来ない語り手」が語っている、というのがすごく腑に落ちた。
    無意識に地の文(語り手)のことを信用してしまっているし、自分自身が「母にとっての娘」である事実がある分余計に娘が語り手の時に共感にちかい読みやすさがあった。
    だからこそ、最終章で冒頭の事件の記事と結びつかなくなった時混乱した。
    地の文が信用ならない場合があるということは別の作品でも経験したの

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    2026年05月12日
  • 贖罪

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    オーディブルにて耳読。
    女の嫌なところを書くのが本当に秀逸。
    小池栄子の朗読が作品の雰囲気にぴったりでめちゃ上手い。田舎ならではの空気感もたまらない。
    幼少期に大人から言われる言葉ってひとつひとつ心に澱のように蓄積されていく。
    何気なく言った親の一言が子どもの人生を狂わせてしまうこともある。言葉の呪縛について考えさせられた作品。

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    2026年05月12日
  • 落日

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    面白くて秒で読み終わりました。
    どんどん明かされていく真実に読み進める手が止まりません。
    湊かなえさんといえば「イヤミス」というイメージだったけど、この作品のラストは割とあたたかな印象を抱きました。

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    2026年05月12日
  • Nのために

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    なんだかんだで誰かが誰かをちゃんと想っている。少し歪んだりしていてすれ違って変なことになっている。そんな物語。面白かった。

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    2026年05月12日
  • Nのために

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    書き手の視点が章ごとに変わっていくため、色んな情報が少しずつ入ってきて興味深かった。しかし、個人的にはモヤモヤが残った話のため⭐️4!

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    2026年05月11日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    空気がきれいな町が舞台なのに、作品に漂っている空気は重くて蜘蛛の巣に囚われているような居心地の悪さを終始感じました。これが償いの呪縛に囚われてしまった少女達がずっと感じていたであろう居心地の悪さだったのかと思うと、イヤミスの女王湊さんの真骨頂だと思います。エミリちゃん殺害の犯人が誰なのかというよりも、事件を目撃した少女達に被害者の母によって課せられた贖罪が何なのかに重きを置いたミステリーでした。

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    2026年05月11日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    ・事件をきっかけにそれぞれが抱えた苦悩を、それぞれの視点と経緯と心の様子が細かく描いてあってリアルに感じとりながら読んだ
    ・麻子がクソ女すぎて。悪女とかじゃなく。ただただ自分の為じゃんすべて!
    ・何度か出てきた「男の子だったらよかったのに」のワードには深い意味あったのか読み取れず

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    2026年05月11日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    阪神淡路大震災での絶望から立ち直ろうとする4人の短編小説
    なぜトンガ?というトンガ王国での話が凄く引き込まれ4人が偶然交わっていたりこんな内容の湊かなえのストーリーは初めて読みました

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    2026年05月11日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ミステリーの、物語より犯人探しが最優先される感じが個人的に好きになれないんだけど、この作品は犯人探しで殺人ネタを消費する世間そのものを切り取るようなお話で面白く読めた。資料編と見比べていくのも、下世話な野次馬気分で楽しい。
    でも10年以上前の作品なので、ネット空間の言説がまだまともな印象。今ならもっと違った話になっているかも。

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    2026年05月10日
  • 少女

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    ネタバレ

    敦子が周りの目を気にしてしまう自分に悩んで死を悟ることを目的に動いていたのがラストにいくにつれてどんどん敦子という我が強くなっていくのが見ていて気持ちよかった。おっさん視点から見たら敦子の存在が怖いな笑。いい意味で死を軽く表現している本のような感覚。牧瀬が現実にいたら特殊な癖をもった人物なのにほとんど動じない由紀やパパを殺そうとした昴くんとパパがその後にあっさりとお見舞いのエピソードが描かれている部分からそう感じた。因果応報という単語は、通してのキーワードのように感じた。由紀のおばあさんが放った一言から始まり、タッチーと昴、紫織と星羅のエピソードまで意識させられる。終盤につれて由紀が敦子のこと

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    2026年05月09日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    小説読んで、映画見た。映画の方がまだ主人公が救われてよかった。これを読んで人の一方的な悪口とか噂を当てにしてはいけないなと思った。どこかでその人の思考が入り混じって、事実ではない妄想話になる。この本は実際に見て感じたことを信じていきたい。

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    2026年05月30日
  • 絶唱(新潮文庫)

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    大震災の爪痕が残る4つの物語。著者の私小説要素を思わせる。いくつかの場面描写だけで心の奥深くを垣間見ることができる。知らない島国の話も魅力的。

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    2026年05月09日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    様々な登場人物の視点から事件を推理していくことができて面白かったです。
    人間の弱い部分や多面性がリアルに描かれていて、没頭して読み進められました。

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    2026年05月08日