湊かなえのレビュー一覧

  • 夜行観覧車

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    ネタバレ

    読みやすかったので一気読みしました。

    登場人物全員に良い部分、悪い部分が見え、非常に人間臭く読んでいて面白かったです。

    特に遠藤家の厚かましさには、こちらも呆れるほどでしたが、母親が娘につかみかかった時は「もっとやれ〜!!!!」と思ってしまいました笑
    こちらの感情の黒い部分まで引き出されるとは、さすが湊かなえさんです。

    殺害の動機は正直月並みな印象でしたが、
    最後の兄弟の選択は「やっぱりそうしたか」と現実的には納得できても、母が悪いと真相に気づいた中ではモヤモヤが残る良い結末だったと思います。

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    2026年08月10日
  • 少女

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    ネタバレ

    面白かった!★4.0
    先入観で湊かなえさんだともっと重い雰囲気かと思ったら、女子高校生視点で(葛藤もあるけど)割と軽やかに読みやすかった。




    以下ネタバレ備忘録

    死について取り憑かれがちな高校2年の女子高生2人の視点が交互に進んでいく。
    一緒にいるけど、なんか鼻につく。イライラする。でも今までも、これからも、一緒に過ごす関係。
    それぞれが、剣道に打ち込んでたのに出来なくなってしまった環境。

    夏休みに、それぞれが相手に内緒で老人ホーム、病院でボランティアをすることに。

    そこから、面白くなってきた!
    2人の状況が近付いてくる!
    登場人物が少しずつ交差してきて、病室で一緒になる。

    ヨルの綱渡りも、先生も、女子高生も、痴漢も、友達も、おばあちゃんも、みんな繋がってきて読んでて面白かったし、2人が実は相手を思い合っていた不器用さが良かったよ。

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    2026年08月09日
  • 人間標本

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    ネタバレ

    ひとりひとりの遺体を用いた作品は是非映像で見てみたいと好奇心ながら思いました。
    お父さんの最後のネタばらしのような部分はただただお父さんがいたたまれなさすぎて辛かったです。
    親子愛と言っていいのか…歪んだ愛が入り組んだお話でした。

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    2026年08月08日
  • 未来

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    文庫版、あとがきが1番大切かもしれない。
    フィクションであってくれ、と思うけど こーいう不幸な思いをしている人は現実にいるんだよなあ。
    美人は得!と言えない事あるよね。現実もあるよね。

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    2026年08月08日
  • 王国

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    《守るとは、何なのか》

    大好きな湊かなえさんの新刊✧*。
    この頃刊行ペースが早くて嬉しい♡

    海を舞台に9人の男性たちそれぞれが秘密を抱え、悲劇の真相に迫る群像劇。
    湊かなえさん初のブロマンス・ミステリ。

    ブロマンスというのは男性同士の深い友情や「友情以上恋愛未満」の強い絆をロマンチックに描いた関係性や作品ジャンルのことだそう✧*。
    9人のイケメンが出てくるとのことで、書店で購入すると購入特典として、9人をそれぞれデザインしたミニしおり(全9種)がもらえます!
    下調べせずに行ったので、私は直感で壮一(茶色スーツのイケメン)にしました(´∀`*)
    亮司(ヘッドホンに普段着のイケメン)でもよかったかも♡笑
    公式サイトにビジュが載っているので、気になる方は是非見てみてください✧*。

    9人の中に推しが見つかる、とのことで読むのを楽しみにしていました!
    章が変わるごとに、パズルのピースが徐々にはまっていくような構成も大好物でしたし、その度に推しも変わっていきます!♡
    最後まで読んだ私の推しは凪先輩かな- ̗̀ ( ˶'ᵕ'˶) ̖́-
    あー、でも翔も好き…!!!笑
    そしてこちら、過去の湊さん作品を読んでいる方はきっと「あ!」って思う箇所があって、嬉しかった♡

    「湊かなえさんだからこういう作品だろう」っていう先入観を持って読むと肩透かしくらうかも…。
    人間の心の歪みを書かれているけれど、読後感は今までとちょっと違う。
    ミステリとしての仕掛けよりも、人物同士の関係性を追う面白さがかなり大きかった気がする。
    登場人物が多いので、読みながらメモを取ることをオススメします!

    誰かを守ろうとする気持ちは善意なのに、その善意が当事者の知らないところで事実を複雑にしてしまう。
    守るって、何なのか。
    正義って、誰のためにあるのか。
    改めて考えさせられた。

    最後の最後がフィクションと現実が混ざり合っているように感じて、「え!?実在してるの!?」と驚いて調べてしまった( ᴗ ̫ ᴗ )

    余談ですが、今週の「あの本、読みました?」に湊さんが出演されていて嬉しかった♡
    アガサ・クリスティ買って読まなくちゃ!ってなってます✧*。(単純)

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    2026年09月19日
  • 人間標本

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    ドラマを観たあとに読んだので、それぞれのシーンが頭の中でドラマの映像とリンクして、なんとも言えない読書体験だった。
    登場人物の心情がより細かく描かれていて、誰一人として気持ちを理解することはできなかったけれど、他に道はなかったのかなと切ない気持ちになった。
    それぞれの心の中にある歪みが、他者の歪みに深く影響を及ぼし、連鎖していく。自分は自分、今ここにいることそれがすでにギフトなのに。でもなかなかそうは思えないから苦しいんだよね。
    最後の至のメッセージには号泣。父と子のキラキラしたシーンが眩しくて辛い、痛い。

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    2026年08月08日
  • Nのために

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    ネタバレ

    湊かなえさんのイヤミスではない作品を初めて読みました。

    結局、希美にとってのNはどっちだったのか…
    暗い気持ちに包まれた時、心で支えにしている存在が成瀬。
    自分を高い場所、明るいところに引き上げてくれる存在が安藤。
    どちらも大切で、幸せに生きていてくれることを祈って見返りを求めず助けた。

    私は愛とは傷つけることでも、罪の共有でもなく、相手が幸せに生きられるよう祈り助けることだと思います。
    希美がしていたことが本当の愛だったのではないかと思います。

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    2026年08月07日
  • 白ゆき姫殺人事件

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    ネタバレ

    文章とSNSや週刊誌の記事を行ったり来たりして事件を追っていくのが新しい体験で面白かった。
    色んな人の視点から、同じ人のことでも人によって見え方が全然違うんだなと思ったし、よく知りもしないのに悪く言う人の怖さも感じた。週刊誌の記者も美姫を犯人のように仕立て上げて書いていて、無責任だなと思った。
    そして最後、全部お前かよ!となった。記者に別の人を犯人のように扱わせる策士、怖い。

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    2026年08月07日
  • 贖罪

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    ネタバレ

    正直腑に落ちない結末だった。
    エミリ母は紛れもなく被害者で、4人の少女に感情的な言葉をぶつけて人生に影を落とした加害者でもある。
    そして狂わされた4人の少女による悲劇。

    一体何があれば連鎖する悲劇を止められていただろうと考えるが、
    やはり事の発端である弘章がしっかりしていたら良かったんじゃないかと思う。
    秋恵ではなく麻子を選んだのは弘章。
    飲酒運転をして事故したのも弘章。
    職を失って見捨てられたという逆恨みはあるかもしれないが、教育に携わる人間が、エミリをあんな風に残酷に殺害したことは疑問に思った。

    そんなモヤモヤとした余韻が残るのも、湊かなえさんの狙い通りなのかもしれない。

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    2026年08月06日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    ネタバレ

    ポイズンドーター、ホーリーマザーは新米母親の私が読んでも毒親なのではないかと思った。
    子供にある程度の導きは必要だと思うが、自分の願望を娘に押し付けるのは違う気がする。
    自分の子供を信じているから、その子の選ぶ選択を尊重してあげたいし、そうできる親になりたいと思う。
    湊かなえさんは「信頼関係がうまく構築できなかった母娘」の心の闇を書き出す天才だ。

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    2026年08月04日
  • 未来

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    あとがきにあったように、現実にいる社会課題や環境やそこにいる人物を描き、無理のない希望を残した最後だった。確かにハッピーエンドではない。章子と文乃が幸せに生きていけるかは、むしろ可能性が低い。けど柔らかい、窓にかかったカーテンから差し込む春の陽の光のような雰囲気を残した。
    その小さな希望が誰かの生きる力になっていると思う。

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    2026年08月04日
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

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    親と子、主観と客観のギャップを湊かなえらしさ全開で綴った短編集。

    自分の親は毒親ではない。そう思えている私は幸せだ。
    自分もそんな親でありたい。

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    2026年08月02日
  • 夜行観覧車

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    事件を通してそれぞれの家族が良い方向に成長していく。話し合って理解し合うことは大切だと思った。
    キャラクターはそれぞれ個性的な人たちで現実にいたらきっとやな人たちだろうなと思う。だけどそんな人たちでもいろいろ思いを抱えていたりいい面ももあったり嫌な面がたまたま相手を救うこともあって面白いなあと思った。

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    2026年08月01日
  • 未来

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    私には苦手な描写が多くてしんどかった。
    重くて重くて読み切るのに時間がかかりました。

    苦しみから解放され幸せになれるといいなと思いました。

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    2026年07月31日
  • 花の鎖

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    おもしろい。最初は3つの話を整理するのに大変だったけど、だんだんと繋がっていく感じが楽しい。湊かなえらしい作品

    終わり方はもうちょっとあってもいいかな?と少し物足りなかった

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    2026年07月31日
  • 未来

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    自分が見ている景色がすごく表面だけなんだなと感じた。近くに苦しんでいる子どもたちはたくさんいるかもしれない…そう感じた作品。

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    2026年07月31日
  • 贖罪

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    子供の純粋さ故にエミリちゃんの死が母親にきちんと伝わらず、その純粋さを直視せずにダイレクトにエミリちゃんの母親が切り込んだ(復讐した)から深く傷が残ってしまった。麻子さんが持つ卑しさによって起こされた罪が、自分の娘を奪い、更にほかの子供たちを4人も巻き込んでしまう。誰も救われない、最悪の巻き込み事件。
    どこの歯車がうまく回れば、彼女たちは救われたのだろう。秋恵さんが頑張ってくれれば良かったのだろうか…。

    トラウマは、人間を混乱させてしまう、恐ろしいものだと心底思う。

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    2026年07月30日
  • 未来

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    あとがきまで全ての人に読んで欲しい。
    自分が経験してきたことや、目にしていることが全てではないし、当たり前ではないと改めて痛感させられました。

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    2026年07月30日
  • 少女

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    ネタバレ

    かなり昔に読んで、面白かった記憶はあったけど、その後見た映画は全然ダメで、何となくその後は断片的な記憶が残って、全体的にはボヤけていたケド確か、タッチーと翼くんが逆だったんだよなと言う一番乗りネタバレがわかってたからか、再読をしてなかった。
    久々に読んだら、止まらなかったなー。
    それぞれの視点からモノローグ形式は、みなとかなえさん!って感じだけど、いろんな登場人物が全部絡んでいって流石だ!
    と改めて感服!!

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    2026年07月29日
  • カケラ

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    ネタバレ

    ダイエット中の身の私からすると結構キツイ言葉が沢山出てくる作品。
    でも湊かなえ節は変わらず良かった。散りばめられた情報が最後は1つになって謎は解けるけど誰も報われない。幸せな9年間のまま生きられたら良かったのに…………。

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    2026年07月29日