湊かなえのレビュー一覧

  • 贖罪
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    15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言った――あなたたちを絶対に...続きを読む
  • 山女日記
    いろいろな事情を抱えた方達が登山を通じて自分と向き合い、解決していくところがとてもよかった。
    わたしも登山をしてみたくなった。
  • 夜行観覧車
    他も一冊湊さんの作品を読み、重々しい気分になるなと感じたがその原因は非常に現実的に描いてるからだと感じる。痛いところをグサグサつかれている気がする。「人の不幸で自分が幸せになろうとするのはどうなのか・・・」のフレーズは非常に印象的
  • 未来
    一言で言えばすごくしんどかった。全てのエピソードが辛くて辛くて、でも読むのを止めようとは思えなかった。それでもまだ湊かなえ作品にしては救いのある終わり方な気がする。しんどかったけど読んでよかった。
  • カケラ
    ルッキズムの話がメインではあるものの、それと並行してそれぞれの登場人物の性格(性質)が捉える人によって異なるという、内面にも焦点を当てた作品でした。
    タイトルでもあるカケラというワードには直接言及される場面があったが、読み終えてみれば、それぞれの独白がまさに"カケラ"で、真実を辿るためのピースだった...続きを読む
  • ブロードキャスト【電子特典付き】
    【放送部ってこんなに大変なんだ】
    シリアス路線の多い湊かなえとしては珍しく、綺麗な青春系。怪我で陸上の道を一度は閉ざされた主人公が、放送部を通じて復活?する様は印象に残った。
    本作ではイジメやSNSに関する主張、目前のことにリスク承知で挑むこと(怪我の悪化を恐れず大会に出る)、といったメッセージを受...続きを読む
  • 未来
    娘から貸してもらった。登場人物それぞれにあまりに悲しいエピソードが続き、読み進むのが苦しくなるが、それでもぐいぐい読まされる。著者が初めて書いたというあとがきを読んで、作者が身を削りこの物語を世に送りだした未来への願いのような熱い思いに気づかされる。
  • リバース
    最初の50ページくらいはすごく見覚えがあったので、多分昔読んで、期限が来て返却したことがあったんだと思います。今回はちゃんと最後まで読むことができました。

    今作は本当に新感覚で、迷わず星5を付けました。語り手である主人公が最後の最後、本当にラストの1ページで犯人だったと明かされるだなんて、一体誰が...続きを読む
  • 告白
    読んだときの衝撃がすごかった、湊かなえさんを知るきっかけになった作品
    小説も映画もどちらも良さがあった
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)
    当時の時間軸と現在の時間軸が少しずつ重なっていき、祖母のノートを見返すあたりからは一瞬でした。

    先へ先へと読み進められたのも、解説を見てそういうこともあるのかと納得。


    全体的にはやっぱり結衣子ちゃん目線で考えてしまう…
    お姉ちゃんも、万佑子ちゃんも、そして血の繋がっていて誰よりも長い時間過ごし...続きを読む
  • 白ゆき姫殺人事件
    久々に二日酔いでしたw

    ってな事で、湊かなえの『白ゆき姫殺人事件』

    実は湊かなえさん初めて読んだw

    他の原作のドラマは観たことあったりしたけど、中々面白かったw

    犯人が誰なんかなぁと思いながら読んでもハズレとった(笑)

    なるほどね~、そう来るかって良い騙され加減じゃったw

    2016年36...続きを読む
  • 山女日記
    いつかやってみたいことのひとつ、山登り。この本を読んだら、さらにその思いが強くなりました。短編集だけど同じ登場人物が出てきたりして、読んでいて繋がりを楽しめました。
  • Nのために
    面白くて3時間で一気読みした。
    西崎みたいに虐待っていう過去があるのにそれを出さないとこがいい
    やっぱ大学生の話っていいなあ
    この春休みはできるだけ本を読もう
  • 白ゆき姫殺人事件
    【ミステリーというより社会派小説】
    殺人事件についての証言を様々な人物に語らせるスタイル。真実ではなく証言ベースで語られるため、何が真相か掴めないまま最後の最後に謎解きがされる構造。予想を裏切られる結末自体も良かった。しかしそれ以上に人間が作りだす根拠のない噂話の恐ろしさ、ネット社会の怖さを強く訴え...続きを読む
  • 落日
    またミステリーが読みたくて。

    真実を知るという事。
    事件の真相は何なのか。
    そして登場人物の繋がり。

    最後の方は一気読みでした!
    最初の方に出て来た内容が、最後でそういう事かと
    納得。
  • 未来
    重たかった、凄く。
    辛い話が多かった。
    でも読んで良かったと思う。
    短い物差しを振り回すという表現が心に残った。
    湊かなえの他の作品も読んでいきたいと思う。
  • ブロードキャスト【電子特典付き】
    湊かなえさんの作品は怖いという先入観があり、避けていましたが、本作品は青春ものだったので、楽しく読めました。
    ちょっとした謎解きもあります。
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー
    母娘、姉妹、女友達etc、それぞれの立場、状況の中での葛藤が描かれた6編の短編集。

    特に表題になってる2編は、男の自分ではなかなか理解し難い部分もあるのかな、と思いつつも、何だか全編通して「思い込み」ってやつは中々の悪魔だな、と感じる作品群でした。

    ほんのひとつまみの会話があれば解決しないのかな...続きを読む
  • ポイズンドーター・ホーリーマザー
    母娘のこじれた距離感が見事に描かれている。

    母の立場と娘の立場では
    また読んだ感想が違うんだろうな…とも思った。

    イヤミスとはわかっていながらも
    母になるのが怖いと思ってしまった。
  • 夜行観覧車
    寝る時間削って、一瞬で読み終わった。
    隣の芝は青く見える。他人が羨ましく見えるが、実際はそれぞれの悩みがある。他人と比べず、自分と向き合うことが幸せに繋がる。