湊かなえのレビュー一覧

  • 告白
    面白くて2日で読み終えた。
    美月の手紙を読んでウェルテル確信犯すぎるだろと思っていたけど、他の人の視点を見るとただ憧れの人に向かって頑張っていただけだと分かった。
    犯人に同情することはできないけど、育てられた環境がその人の人格に深く関わるんだなと思った。
  • リバース
    湊かなえの作品はいくつか読んだけど、イヤミスすぎて少し距離を置いていました。久しぶりに戻ってきましたが、読み終わった瞬間、やられた!と思いました。途中から、大体犯人はこの人なんじゃないかという目星がついてしまって、つまらなくなりかけていたけれど、最後の2ページほどで一気に血の気が引く思いがして、脱帽...続きを読む
  • 白ゆき姫殺人事件
    登場人物全員自分勝手だなぁと思いました。
    親戚やクラスの友達が周りの人の噂話をしている時のあの感じが凄く上手く書かれていて、自分もその場にいる気分になって読むのが嫌になりかけました、、
    真犯人は全然想像つかなかったので驚きました。インタビュー形式はもう誰も信じられません笑
    人の数だけ解釈があるという...続きを読む
  • 母性(新潮文庫)
    前回から読書ノートをとろうと張り切っていましたが、、、
    書く間もなく、、、
    母と娘の書記を追っていくストーリーの、嫌な事嫌な事。。。
    母の執着というか粘着な歪んだ愛情や、義母の嫌味な感じなど、、、
    流石すぎるイヤミスの女王様(笑)
    とても読んでていやーな気分になったと思いきや、最後は重たくもなく綺麗...続きを読む
  • 告白
    ************************************************
    ある中学校の学年末の終業式。
    我が子を亡くした女性教師の衝撃的な告白。
    「娘は、このクラスの生徒に殺されました」
    ********************************************...続きを読む
  • 未来
    虐げられた子供たちのお話だが、ラストは未来に希望を持たせるもので、読後感は悪くない。
    時系列を整理すると「あのシーンがここにつながってくるのか」と納得できる。
  • 未来
    友達に勧められて読むことに
    誠一郎、、、、、好き
    こうつながるのか!なるほどこの人はここに繋がって,,,と考えさせられる本でした。
    読みやすく何時間も読み入ってしまいました
    もう一度読みたい
    もう一度読むとさらに感動しそう
    最終まで文乃がON OFFをしている理由が何故なのかわからなかった。
  • 少女
    湊かなえの本はまだ告白と今作しか読んだこと無いけど、どちらも語り手がコロコロ変わるからこれが湊かなえスタイルなのかな?
    語り手が変わるからこそ自分で真実に近づけるおもしろさと、全く予想できなかった展開と、ほんとに全てがおもしろかった。
    登場人物全員が繋がっていて、この先忘れたくないのでメモしときます...続きを読む
  • Nのために

    イヤミスといえば湊かなえ、の初の純愛ミステリーということで気になって読んでみた。

    最初は4人の供述から始まり読み進んでいくのだが、頁が進むにつれて、最初の4人の供述とは異なる事実や細工が仕組まれており、段々と判明していくのが面白く感じた。

    また、最初の供述と異なる細工を4人それぞれ仕組んでいた...続きを読む
  • 高校入試
    学生時代の時に読んで衝撃を受けた本。
    自分が学生で、高校入試が身近な存在だったからこそ(呼んだのはもう既に高校生になってからだったが)より面白さが感じられたのかもしれない。
    現実でこの小説みたいな出来事は起こらないと思うが、非現実的だからこそ見てほしいし楽しめる作品であると思う。

    高校入試のために...続きを読む
  • 少女
    2人の主人公の想いが絡み合いながら物語が進んでいく構成に苦労して読んだが最後まで諦めずに完読。それだけ惹きつけられる内容だった。
    解説の最初の数行だけ読んでおけばそんな苦労もしなくて済んだみたい笑
    自分の解釈?が間違えていないか、他の方の感想も見てみたい気分になった。
  • 贖罪
    読んでる最中も読み終わってからも考察してしまいました。
    告白で湊かなえさんを好きになった私個人としては系統が告白に近い感じがして面白かったです。
    いや〜毎度うまくできてるなあ。そういうことか!と何度も、だんだんと、なりました。不気味だよなあ...。
  • 母性(新潮文庫)
    途中から出てきたある教師を男性だと思っていた。最後まで誰かわからなかったが、最終章でストーンと腑に落ちた。
    母の手記と娘の回想は異なる点があり、人の思い出はいいように作り変えられる事もよくわかった気がした。
    娘、さやかが幸せになって良かった。

    私は母親になれているのか。私自身も自分の母が好きだ。母...続きを読む
  • 未来
    重いエピソードの連続で、人の脆さ、弱さ、醜悪さをこれでもかと見せられる。少し上向いてもそれが悪いことの前兆にしか思えず、案の定‥の繰り返し。正直前半はゲンナリ。

    だからこそ、後半垣間見えてくる人の強さ、美しさが尊く感じられる。最後、取り返しのつかない状況でも、未来に僅かでも希望が感じられる終わり方...続きを読む
  • 母性(新潮文庫)
    辛かった…。
    私は父に愛されている実感があまりない。
    私たち子供のことは、部下とかそういう風に思っているんだと思うことがこれまでの人生で頻繁にあった。とにかく「常識的」であることを求められ、怒鳴り声と暴力で支配され、他の家庭のように、プレゼントをねだれるような関係性はなかった。
    母に関しては、父ほど...続きを読む
  • 夜行観覧車
    見栄を張らずに普通でいられるって幸せ

    湊かなえさんの本は先が気になってどんどん読み進めちゃう!
    どの人物も言いたいことを心のうちに我慢しすぎているなって感じました
    でもそれは自分が言いたいことを言える環境にいるからなのかな、今置かれておる環境に改めて感謝
    家族は余程のことがないと切っても切り離せな...続きを読む
  • 少女
    人の死ぬところを見てみたいという女子高生。その目的を果たすために老人ホームと小児科病棟に働きに行く。
    湊かなえさんはなんと言っても心理描写がすごいです。告白や贖罪なんかもそうですけど、すごく面白いです。
  • リバース
    衝撃衝撃衝撃衝撃衝撃衝撃。
    湊かなえさんの他の本では母性しか読んだことがないけど、どちらの本も展開が気になりすぎてすごいスピードで読んだ。多分読み飛ばしもすごい。
  • カケラ
    湊かなえ作品では、代表作となる「告白」に近い形で、登場人物の1人語りで楽章の物語が展開される。

    「しらゆき姫殺人事件」でもそうだが初期に比べて、中期から最近にかけては社会問題に切り込みながら物語が展開されるケースが多い印象があり、本作品も該当すると感じた。

    美容整形についてを中心かと思いきや、い...続きを読む
  • 少女
    『人が死ぬところが見てみたい』二人の女子高生の夏休み。
    由紀は小児科病棟へ。敦子は老人ホームヘ。

    由紀と敦子が、さまざまな出来事を女子高生らしい残酷さと素直さで経験していく中で、それぞれの過去を知り、二人の印象が最初と最後で変わっていった。

    死を知るために動く二人のそれぞれに関わった人達が、次々...続きを読む