湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ湊かなえさんの作品を読むのは7個目。
事件が気がかりな教員と、母、娘が語り手となっている。最初はいい人そうな母親だが、読んでいくうちに不信感を覚え、不気味な印象を受ける。正直、私はこの母親のことを生理的に無理と感じてしまい、そんな母親を思う娘の壮絶な語りを読むのもきついと感じたため、途中で読むのをやめようとしたレベル。湊さんの作品の中で1番合わないかもと途中で思ってしまった。
でも、最後まで読んでよかった。
湊さんが創り出す語り手はなぜこんなにもすごいのだろう。こうだろう、と解釈していた読みが、まさかミスリードだったなんて!やられたと思ったと同時に、やっぱり湊さんの書く文章が好きだなぁと思 -
Posted by ブクログ
久しぶりに読んだ湊かなえ作品。
やっぱり読みやすくて、抜群におもしろい。
読んでいる間、ページをめくる手が止まらなかった。
ひとつの殺人事件をめぐって、周囲の人たちがそれぞれの「私見」を語っていく。
ときには嘘も混じる。
でも本人たちは、嘘をついている自覚すらないのかもしれない。
事前にパラパラとページをめくったとき、後半にネット掲示板や週刊誌のような構成があるのが気になっていた。
もちろんそれも物語に深く関わってくる。
この作品を読むと、僕たちが日常的に触れているネットや週刊誌の情報が、どれほど曖昧で、いい加減なものかを考えさせられる。
同時に、自分自身も作中の登場人物のように、無意識