湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ私にとって初めてのミステリー、初の湊かなえ。読み進めていくのがすごく苦しかった。章子の家庭環境の酷さと小学生ながらにそこまで辛い思いをしているのかと心を抉られ1、2週間読めなくなった。「章子」の章を抜けて動き出したらあっという間、エピソードⅠ、Ⅱ、Ⅲは2日でぐんぐん読み進めてしまった。エピソード章で今までのいろんな出来事が繋がった。だんだん繋がって絡んだ紐が解けていくのが面白かった。最後まで読めたのはきっと、学校現場での話と家庭環境という、私の興味下の問題を取り上げていたから。映画やドラマみたいに映像での刺激がない分、読むことができたのかなとも思う。今の私には映像よりも活字がちょうどいい。だけ
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んでる途中、失踪したって状況からやばい結末を想定しながら読んでいたが、そのイメージが覆された。同じ時を過ごしていたからこそ感じる姉への違和感と、"血縁関係"という切っても切れないもの、ホンモノとはなにか。何をもってホンモノとして捉えるのか。。。
誰しもが自分がもしかして違う家の子ではないのか‥?と考えたことはあると思う。その中で、何か確固たる自身を持ってこの家の子であると確証づけるものはあるのだろうか。
人の繋がりなんて不明瞭であるし、だからこそ簡単に切れてしまう。
過ごした時間の長さで家族と見做すのか。それとも、血の繋がりで捉えるのか。もし、この本と自身が同じ状況になっ -
Posted by ブクログ
一気に読んでしまった。
「子を思わない親はいない」という言葉があるけれど、実態はその逆で、「親を思わない子はいない」が正しい。自分を一番に認め、守り、愛してくれる。そんな存在が子供には必要だから。
一方で、これからこの者に無償の愛と奉仕を。あなたの一番を、生涯を、捧げなさい。と言われて「はい、全てを。」は相当"人間ができて"いないと無理だ。断言するが、誰しもが出来ることでは無い。子を欲して、親になったからといっても、自分のそれまでの生き方を変える事は難しい。ほぼ不可能だ。それでも、頑張る。失敗しながらも。すれ違いながらも。
そんな芸当を簡単にやっているようにみせて、「当然す -
Posted by ブクログ
ゴミ屋敷となった叔母の家の片付けのため、かつて暮らしていた家を訪れる美佐。認知症の診断はされてなさそう(医療機関を訪ねているかどうかわからない)だが、叔母の弥生さんを施設に入居させ、施設に通いながら叔母の家を片付ける。
片付けの中で出てくる開かずの金庫は、弥生さんの過去を解き明かす鍵となる。姑との確執、当時の出来事は弥生さんの日記から明かされる。
都合の悪いことは見ない夫と元彼は、上下分冊の本の上巻しか読まない男と下巻しか読まない男。一応それぞれに言い分はあるのだが、理解はできない。ここでの上巻と下巻は、赤と緑の装丁が印象的なノルウェイの森である。今作の装丁はそのイメージ、緑に赤字になっている