湊かなえのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
犯人を見つけろ、さもなくば罪を償え
何で自分の子供が、という苦しみは分かるし、誰も犯人を覚えていないという状況に苛つくことも分かるが、ローティーンの子供にぶつける言葉ではないなと思う。
自分も小学1年生の時にクラスメイトを亡くした。近所の公園の人工池で溺死だった。寒い時期のことだった。亡くなった子と親しかった訳ではないが、亡くなった子とその時一緒に遊んでいた子はよく知っていた子だった。通夜にはクラスメイト全員が参加し、クラスメイト代表がお別れの挨拶を読み上げた。亡くなった子の親御さんは消沈していた。一緒にいたあの子がもっと早くに誰かに知らせていたら助かっていたかも知れないという親同士の囁きを耳 -
Posted by ブクログ
未来の自分からの手紙が届いた、というあらすじを見ていたから、一体誰が書いたんだろう。送り主を知りたいという探究心からスラスラと読めた。
真相は、読み終わってそういえば湊かなえはイヤミスの女王だったということを思い出し、なるほどなという結果だった。
普段生活をしていても思うけど、なんでこの世にはクソみたいな親が多いんだろうか。そんな人間がなぜ子供を育てようと思うのだろうか。
必ずしも子供を持つことを必要としない時代になってきたけれども、子供を持つことについてよく考える人こそ、産まないという決断をしている印象を受ける。
そういう人こそ子供とちゃんと向き合って良い親になりそうなのにね。
逆に何も考え -
Posted by ブクログ
正義を振りかざす
綺麗、痩せていることが正義で知らぬ間に人を傷つけているかもしれないってこれを読んで思える人が増えればいいな。
自分からしたら太っていることは醜くて虐待されていると感じても、他の人にとっては愛の象徴なのだから。
私の勤務先にもシミを指摘されてシミを前髪で隠す人生になった方がいるけど誰かに指摘をする時はその人の美の基準、人生が変わってしまうってことを自覚して話す必要があるなと改めて思った。不用意に相手の容姿に言及すること自体間違っているけどね。
ゆうちゃんも周りのルッキズムに苦しめられ正義で叩かれ母を守るために頑張ったんだなと思うとこういう人は現代社会にもきっといる。
考え方 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一気に読んだ!
湊かなえさんのは、一気読みしがち。
いやー、重かった。ぜんぶ重かった。
もう読みたくないかも笑
誰も報われなくて、誰もが苦しんでて、私も辛かった!!
告白に似てるかも?後味が。
時が経って、全て終わった後にはみんなこれから前を歩いて生きていくんだろうってわかったけど…
2人目くらいで、犯人の目星がついてしまったけど、でもまさかそんな風に話が繋がっていくとは思わなくて、最後の現実?リアルタイム?の時には、えぇーって思ったよ。驚きはあった。
犯人がなぜ殺人を犯したのかってのは詳しくはなかったね。なぜ子だったのか?母親でもよかったのに。
小学生の頃に、友達の死を目撃したら自分な -
Posted by ブクログ
悩める女性が人生の選択を問うために山に登る話。
オムニバス形式で読みやすかった。章ごとの登場人物が他の章にも関わっていたり、その後が語られていたり、山を通じてそれぞれの物語が交じり合うような感覚もある。
登山好きな身内がいるので山に魅了される気持ちは何となく分かるが、私は登山をしようとはならない。
作中にも登山経験のない人物も登場するが、人生に登山を通じて答えを見出し登山にハマっていく様子を見た。山は非日常を味わえる究極の場所なんだなと思う。
登る山が違えば見える景色や咲いている花も違うかもしれない。どの山を選ぶか、どう登るか、誰と登るか、一人で登るのか、山で何を食べるのか、天気はどうなのか