湊かなえのレビュー一覧

  • カケラ

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    美容外科医の地元で起きた女性の自殺の話し。美容外科医が同級生や地元の関係者に話しを聞きながら事件の真相に迫る。各々、認識のズレがありながらも、親子愛や切なさのカケラを感じる作品。

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    2026年05月23日
  • 人間標本

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    前半はグロくて挫折しそうになったが、中盤からの展開はやばかった。。

    杏奈は瑠美のために、
    至は杏奈のために、
    史郎は至のために、

    それぞれが少しずつ間違ってて、ホントに誰も救われない。。悲しすぎる。

    蝶の見える四原色の世界が本当に見えるような描かれ方だった。

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    2026年05月22日
  • 告白

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    ひとりの人間の視点から語られる出来事は、その人から見えた一面でしかないのだと感じた。本人が本当は何を考え、なぜその行動を取ったのかは、他人には完全には分からない。だからこそ、分からない部分を自分の想像で補ってしまい、その結果として憎悪や愛情といった感情が偏ったまま大きくなっていくのだと思った。

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    2026年05月22日
  • リバース

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    ネタバレ

    瞬間最高風速、読み手にとって小説の物語の最高潮をそう表現するとしたら、本書はまさに瞬間最高風速で終わり、満足感が後から込み上げてくるような作品だと感じた。
    そうはいっても最高潮、書き手の意図通りに読み手がラストのページを最高潮と捉え、終わるのは難しいと思う。ミステリーならば、犯人はお前だ!とわかってもあとがきとして推理の裏側や犯人、他容疑者のバックボーンが書かれたりサイドストーリー的に展開されていた主人公たちのアフターストーリーが必要だ。
    この本は後半にクライマックスを迎えるところまでは上記と変わらず、ストーリーの締めくくりとして故人を惜しみ、故人の愛した蜂蜜コーヒーを飲んでいるときに突如とし

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    2026年05月21日
  • 夜行観覧車

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    オーディブルにて。ナレーター安田 章大。
    母親が父親を殺害してしまい、残された子どもたち。向かいに住む家族もヒステリーな女子中学生を抱えて問題だらけ。近所のおばあさんがなんかおかしい。高級住宅街でのお話。
    おもしろくて一気聴きした。今作は嫌な終わりかたではなくてほっとする。

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    2026年05月21日
  • ユートピア

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    ネタバレ

    後半に向けてドロドロしていくのかと予想して読み始めたものの、
    思ったよりもドロドロしたものではなかった。
    人間の少しずつ不満をもっている内面を細かく描いていると思った。
    最終的に足は治っていて歩ける。ということがわかった場面は少しやっぱりなと思った。
    結局姿を消した健吾はどうなったのか?がよくわからなかったのが少し珍しく感じた。

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    2026年05月20日
  • 落日

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    運命の歯車、
    なんて言葉を使ったことはないけれど

    この小説の中では自然と、
    それが頭に浮かぶように
    決断がひとつ違えば、まるで違う人生だったのにと

    真実は最後まで読んでもわからない
    けれど、私たちは点と点を
    つなぎ合わせることができる
    知ろうとすることができる

    複雑に複雑に絡み合っている人生も
    たくさんある分岐点において、
    運命の人や出来事と交わってるかもしれないと思うと
    そんなにドラマチックで、奇跡的で、
    面白いことはないなと、

    平凡だと思っていたけど、
    人の一生って案外捨てたもんじゃないどころか
    すごいものじゃんって、心に響きました

    本当に、湊かなえさんってすごい

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    2026年05月18日
  • リバース

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    ひまわりの後に読んでも薄れない。最後の一行を読む為だけに300頁を読む。そのくらい先が読めない話。まさにリバース。

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    2026年05月18日
  • C線上のアリア

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    中盤までどこにミステリ要素があるのかわからずに読み進めていたけど、終盤の日記の後半の過去と現実での登場人物の発言や言動の擦り合わせは楽しみながら読めた。
    男の人の介護に対しての意欲が低いこととか、女はこうあるべきみたいな考え方が作中で所々垣間見えてくるから、女性だと少し不快に感じると思う。
    ただ、みどり屋敷を掃除する中で変わっていく主人公の考え方とか、価値観には最後は感動した。介護業界の職種を目指すことに感動してしまうのは自分にとっては仕方ないかな。
    個人的に最後の菊枝さんの告白はこの人に対しての味方が変わった場面でもあったから印象的だった。
    延長コードに込められている気持ちや秘密が最後に種明

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    2026年05月17日
  • 人間標本

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    どんな標本なんだろう、と想像力をかき立てられる小説でした。
    湊かなえさんは本当に人を嫌な気分にさせるのが上手い!!!(褒め言葉です)
    これだから私は湊かなえさんの作品が大好きです。

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    2026年05月17日
  • C線上のアリア

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    叔母の家がごみ屋敷になっており、痴呆もはじまっているかもしれないと、役所からの電話が来た美佐(50代)
    美佐は中三の時に事故で両親を亡くし、その美佐を引き取ってくれ、我が子のように可愛がってくれたのが母方の叔母の弥生さんだった。
    弥生さんを施設に入れ、ごみ屋敷を片付けていると厳重な金庫が……しとやかな弥生さんに番号を聞くと血相を変えて怒り過呼吸を起こした…「私が帰るまで、見張っていて、約束よ。」担架に乗せられ運ばれる時に、美佐にささやいた弥生さん。
    しかし美佐には義母と夫がいる家もあるし、ずっと側にはいられない…とりあえず、中身を移動しようと業者に頼み開けてもらう。そこには黒の延長コードが入っ

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    2026年05月17日
  • 人間標本

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    後半は怒涛で、単純な自分は読み進めれば進めるたびに
    あーそっちだったか!?と驚きの連続でした。
    面白かったけど、この驚きは初回しか味わえないので、残念。

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    2026年05月15日
  • 告白

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    面白くて1日で読み切りました。
    読みやすい。
    登場人物の中学生が思春期だからこそ未熟な精神のため、この殺人が起こってしまったんだなと感じた。
    認められたい、必要とされたい、自分は他の人間たちと違う、特別な人間だと中二病要素満載。
    イヤミスなので、全体的にじっとりしていた話でした。

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    2026年05月26日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    サクサク読めた。
    この人らしくない、とか、この人ならそんなことしない、という違和感を見過ごせない気持ちはわかる。姉妹としてだったら血よりも過ごした時間が長い方を「本物」と思うだろうが、親だったら違うのかもしれないと思った。

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    2026年05月17日
  • ユートピア

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    ネタバレ

    次の展開が気になる!ってところで毎回視点が変わるので、もどかしく思いつつも最後まで一気読み。最後の彩也子の日記で衝撃を受けて終わったが、健吾や芝田についてはよく分からないまま。女性3人の心の内がリアルで、近い年齢や立場の人ならより強く共感できるのかなと思った。確かに「主観と主観のぶつかり合い」。

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    2026年05月14日
  • 人間標本

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    ネタバレ

    人間を標本にした人間の話。
    •最初の方は手記を読む形だったので、キツかったけど、ラストの二転三転がすごかった。
    •最初、犯人は留美じゃないかと思い読み進め、病院に運ばれて犯行は無理と判断したが、代理で娘にお願いするというさらに怖い展開が待っていて恐ろしかった、、

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    2026年05月14日
  • 母性(新潮文庫)

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    全員認知歪んでて、読んでて苦々しい気持ちになった。でもそれも作者の技量が高すぎる証左だなー。一人称視点のまま普通じゃない方向に突っ走っていく溺れ加減が没入させてくれてよかった。義実家がカスすぎて、こっちまで息が詰まりそうになった。

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    2026年05月14日
  • 贖罪

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    オーディブルにて。ナレーター、小池栄子。
    小学生の女の子がお盆に5人で遊んでいて、ひとりが何者かに殺された。誰ひとり犯人の顔は覚えていないとのこと。3年後、母親はその4人の子に非情な言葉を投げかけ、4人の人生を狂わせた。
    ナレーションが非常によかったです。不幸の連鎖のザ・湊かなえワールド。

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    2026年05月13日
  • リバース

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    ミステリって文学なのか?などと稚拙な問いを抱いていたこともあったけれど、これを読んで確信。書き手次第で文学的テーマと極上のエンタメを両立する。

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    2026年05月13日
  • 母性(新潮文庫)

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    ネタバレ

    きもっっちわるかった〜〜。
    というのが、正直な感想。
    湊かなえ作品は2作目で、前回読んだのが『落日』だったこともあってイヤミスの女王に初めて触れた気がしている。
    (『落日』はそんなにイヤミス感なかったと感じた)
    気持ち悪さの正体が解説を読んで「信用出来ない語り手」が語っている、というのがすごく腑に落ちた。
    無意識に地の文(語り手)のことを信用してしまっているし、自分自身が「母にとっての娘」である事実がある分余計に娘が語り手の時に共感にちかい読みやすさがあった。
    だからこそ、最終章で冒頭の事件の記事と結びつかなくなった時混乱した。
    地の文が信用ならない場合があるということは別の作品でも経験したの

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    2026年05月12日