湊かなえのレビュー一覧

  • 未来

    Posted by ブクログ

    20年後の自分から手紙が届くというプロローグから物語の幕が上がったので、タイムトラベルミステリーなのかと思ったら!それはそれは辛くて重いお話でした。

    貧困、虐待、苛め、暴力、淫行、欺瞞、売色…そして殺人。
    普段ニュースで目にする悪事が満載です。
    序盤は主人公の日記のように淡々と日常生活の出来事が綴られていきますが、中盤からは胸糞悪い出来事が続々と勢揃いしていきます。結末はもちろん悲劇で収束させておりますが、小説の題名が「未来」と称されていることから、どんなに辛くて挫けそうになっても希望だけは捨てないでという作者の声が聞こえてくる気がしました。辛く切なく無惨な情景を描いているのに清廉な気持ちで

    0
    2026年03月10日
  • 豆の上で眠る(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    母親の姉妹への扱いの違いにジャリっとしたものを感じながら読んでいた。そうだこれが湊かなえだ、そしてイヤミスだ笑。救いがないとは思ったが、最後の問いかけに対して、本ものは結衣子だけなのではないかと思う。

    0
    2026年03月10日
  • 花の鎖

    Posted by ブクログ

    3つのそれぞれのストーリーが交わったとき、タイトルにもあるように、花の鎖での繋がりを感じた。母が娘だったとき、娘が母になるとき、どんな思いを抱えて生きていたのか。母を思い、娘を思う姿に暖かさを感じた。

    0
    2026年03月09日
  • 母性(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    母と娘を巡る確執の話、という如何にもな湊氏作品。

    自殺未遂の娘、その母親、そのまた母親(孫からしたら祖母)。祖母の無条件の愛のもとすくすく育った母親は、長じて結婚し「母親」になってからも「娘」のままで、彼女の目線は下ではなく上だった、みたいなのが筋。

    更には母親の嫁ぎ先でその義母(孫からしたらそれも祖母)との確執もあり、ドロドロの母(義)娘のやり取りも、これまた湊氏ならでは。

    ・・・
    これに対し、新たな視点を授けてくれるのが、間宮氏の解説。

    曰く、男性・父という類の失墜、女性・母という類の勝利、みたいな話。

    辞書中の類語の多寡から始まり、本作中でも、如何に男性が事態に関わらなかったか

    0
    2026年03月08日
  • 少女

    Posted by ブクログ

    ★3.4
    2人の少女それぞれの視点が交互に展開していく。
    途中、それってどっちで起きた内容だっけ?と何度も混乱してしまったが、中盤以降2人の視点が徐々に交わり始めてからは一気に楽しかった。

    0
    2026年03月08日
  • 母性(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    共感できる部分が少なかったけど、昔の時代は姑にいびられながら過ごしてたり、嫁の地位が低かったんだろうなと思いました。
    いろんな視点からの描写が新鮮で、特に教師の視点は第三者的なとこかと思いきや、、、ということでさすが湊かなえさんの作品だなと思いました。

    0
    2026年03月07日
  • 往復書簡

    Posted by ブクログ

    手紙を書くと
    相手の気持ちを深く考える時間になる。

    メールとは違い、送った側には残らず受け取った側しか残らない。

    書く文字によってもその人がわかる。
    字の上手い下手ではなく、丁寧に書かれているか、漢字を間違えて誤魔化した跡とか、、、

    文字を見るとその人の顔が浮かぶ。

    もらって嬉しい手紙、悲しい手紙。
    色々あると思う。

    「手紙」を書いた事はありますか?
    既読、未読スルーなど気にする事なく、相手に今の自分の気持ちをきちんと伝えられる。

    手紙を書くという事は、送る人の事を考えながら便箋選びから始まる。

    きっと大切な手紙は保管され、いつでも読み返されると思う。

    久しぶりに手紙を書いてみ

    0
    2026年03月07日
  • 少女

    Posted by ブクログ

    自殺と人が死ぬ場面をみてみたい女子高生の二人の物語。段々と物語が膨らむ立体感が老人ホームから始まる。

    老人ホームや小児病棟に入ってからの少女たちの感情や描写が妙に怖さと歪さを孕んでいて気味悪さを感じながらもドンドン闇のなかにハマっていった話でした。なんだろう湊さんのこの文章の不気味さが心地悪くも心地よい。

    0
    2026年03月08日
  • 未来

    Posted by ブクログ

    最悪の家族のオンパレードですね。よくこれほど酷い話しを書けるものだと感心しました。
    この手の話には最後の最後に救いがありますが、本作はほぼ無い。早く口直しをしたい感じです。

    0
    2026年03月06日
  • 猫が見ていた

    Posted by ブクログ

    猫が主人公というより、物語の名脇役的存在としての猫という感じであった。
    猫は正義である。しかしながらアンソロジー系は私にハマらなかったのか、猫特有の癒しを感じ取ることができなかった。無念。

    #2026 #11

    0
    2026年03月04日
  • 母性(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    かなり難しいな〜というのが最初の感想。母親に鬼依存している女性(「私」)とその娘(「わたし」)が語り手となって描かれている。依存というのは怖いなと思った。誰かと全く同じ思考回路になんてなれるわけないし、同じような性格であったとしても考えることは異なるのが当たり前なのに。自分がどうしたいか?どうなりたいか?どう生きたいか?というのを自分で考えることができない、というか全ての言動を「母親が喜んでくれるか」という基準で考え、行っていたとしたら自分がどうなりたいか〜という自我を持つことは不可能なのかなと思った。自分で考え、生きていくためにはある程度母親とは距離がある方が良いのか?距離というのは違うか?

    0
    2026年03月03日
  • カケラ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美醜について
    自分自身が過去の経験から外見を気にしているから刺さる部分が多々…
    色々な人から話を聞いているので視点を変えて読めるけど、少し難しいかもしれない
    無理に押し込まずに、少し形を変えるっていうのはお互い譲歩して落とし所を見つけるってことかな。

    0
    2026年03月02日
  • 母性(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読書初心者でも読みやすい文体で、それぞれの視点で描かれているのが答え合わせをしているようだった。
    ただ、障子というワードで「しょうこさんて誰?」となっていたのはここだけの話 笑

    0
    2026年03月02日
  • 往復書簡

    Posted by ブクログ

    手紙式で読みやすかった印象。
    途中の話しは何故か知ってるような記憶があり、一回よんだのか?
    でもその他は知らず謎である。

    0
    2026年02月26日
  • 贖罪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本当に、毎回毎回心が重くなるけど読んでしまう。
    私にも子供が生まれたらこの気持ちわかるのかな〜くらいの感じ

    もし自分がお母さんの立場になったら、その場にいた子たちが悪いわけじゃない、責められない、という気持ちもあってどうしたらいいかわからないだろうなと今の私は思う。犯人以外悪く無いからこそ怒りを向ける場所がなくて、弱い者を対象にしてしまうのかな、

    まあ、実際に起きてないからこんなことが言えるんだろうな。実際に自分の家族にそんなことがあったら多分私は日本の法律に裁かれるんだろうな

    0
    2026年02月26日
  • Nのために

    Posted by ブクログ

    私だったら確実に、自分の愛を伝えてしまうだろうな。相手に私はこんなにあなたを愛しています、あなたのことをここまで想っています、と伝えない愛は、本当に愛なのか、とも思う。愛されているという実感は必要じゃない??
    でもまあ、その隠された愛に自分で気がついた時に感じるあの暖かさが愛だな〜とも思うから難しい。
    相手が気づかなければ意味のないことももちろんあると思うし、、意味はなくないのか…?わからなくなってきた。
    この物語では全員が気が付いているか、感じ取っているからこそこれが愛だと思えるんだろ!とひねくれた感想も出てきた。

    あと何度読んでも思うけど湊かなえさんのかく嫌な人が嫌すぎる。言葉ってここま

    0
    2026年02月26日
  • 少女

    Posted by ブクログ

    人が死ぬところを見てみたい。という少女たちの物語
    あまり主人公たちに共感できる部分がなかったので入り込めなかったが、作品としては面白かった

    0
    2026年02月25日
  • 未来

    Posted by ブクログ

    読んでいて胸糞悪さは感じるけれど、自分の生まれ育った環境を見つめ直す機会になった。
    貧困という社会問題に対して私が出来ることはきっと無いけれど、「出来ることはない」と言い切って目を逸らしていい問題ではないと思った。

    0
    2026年02月24日
  • 落日

    Posted by ブクログ

    冒頭のベランダのシーンは胸が苦しくなる描写で、物語に引き込まれた。
    伏線の散りばめ方は面白かったが、途中でなんとなく想像できてしまったので、読み進めても衝撃は少なく、淡々と読めてしまった。

    0
    2026年02月24日
  • カケラ

    Posted by ブクログ

    美容外科医師の橘久乃が同級生のカウンセリングをきっかけに、ある事件にまつわる人物から話を聞く形で物語が進んでいく。
    聞き手目線の文章で読みづらいと初めは思ったが、だんだんと話が繋がってきて夢中で読んでしまった。ルッキズムや人間の醜さついて考えさせられるし、色々話を聞いた最後に、自殺してしまった少女 有羽の自殺の原因を知って苦しくなった。

    0
    2026年02月23日