湊かなえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいろんな意味で理解に苦しんでる…
主要人物それぞれが「Nのために」したことが、全部ちょっとずつうまく噛み合わなくて起きた事件?
誰もなんにもしなくても、野口夫婦は遅かれ早かれこうなっていたのでは…
野バラ荘は誰もなんにもしなくても買い取られることはなかったし、火事(放火?)の犯人はNじゃない。
そしてNは、家から逃げたいとも思っていなかった。
みんなが「Nのために」したことって、ぜんぶ無駄足だったんだなって印象。
最初のほうまで安藤は女だと思って読み進めていたのがあとから男だと知って「今後の展開に関わるのかな」と思ったら何にもなかったのもびっくり。
…これはただの、私の思い込みのせいか(//∇//) -
Posted by ブクログ
母性
母親の愛を求めてすれ違う母娘
母と娘の視点で語られるエピソードが違うあたりに、
ぞわっとした気味悪さを感じる
母からの無償の愛を受けて育った"母"はいつまでも母の愛を求め、娘のままでいることで、
自分の娘には愛は与えられなかった
どんなに裏切られても"娘"はいつまでも母の愛を求め、もがき苦しみ、それでも決定的な出来事があり耐えきれなかっくなってしまい、、、
無償の愛ってなんでしょうね
でも、自他の境界線を引き、自分の理想を押し付けないこと
手で触れる、肌を通してのふれあいがだいじなのかなぁ
ハンドクリームを塗ってあげる
冷たい足を温めてあげる -
Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
地元で絶大な名門校として君臨する橘第一高校。その威信と伝統をかけた一般入試の前日、校内に「入試をぶっつぶす」という不穏な貼り紙が残される。厳戒態勢の中で迎えた入試当日、教員たちの携帯電話の紛失、試験問題の解答用紙の消失、インターネット掲示板へのリアルタイムの内部情報流出など、不審な事件が次々と発生する。閉ざされた校舎の中で、誰が敵で誰が味方かも分からない疑心暗鬼に陥る教員たち。やがて事件の裏に隠された、学歴至上主義に囚われた地域社会の歪みや、過去の入試にまつわる深い怨恨が白日のもとに晒されていく。
所感・深掘り
「高校入試」という、教育現場において最もミスが許されない極限の緊張状態を舞台に、人間の脆さや組織の欺瞞を容赦なくえぐり出した、息をのむ心理サスペンスだった。
特に圧倒されたのは、試験運営に携わる教員たちの心理描写のリアルさだ。名門校のプライド、前例踏襲の事なかれ主義、同僚同士の微妙な人間関係、教育委員会や保護者への過度な忖度――。「何事もなく無事に終えること」だけが至上命題となった密室の職員室で、小さなトラブルが連鎖しパニックへと膨れ上がっていく過程は、身につまされるほどの臨場感がある。外部の脅威だけでなく、教員一人ひとりが抱える個人的な思惑や保身が綻びとなり、組織全体を崩壊の淵へ追い込んでいく構成は圧巻というほかない。
また、本作が突きつける「入試とは、学歴とは一体誰のためのものなのか」という問いも重く心に刺さる。狭い地域コミュニティにおける名門信仰が、どれほど子どもたちの心を歪め、大人たちの視野を狭窄させているか。犯人の動機が明かされるにつれ、これは単なる愉快犯の嫌がらせではなく、硬直化した教育制度と地域の歪な空気に対する、切実で痛切な復讐劇であったことが浮き彫りになる。
前例と形式美にとらわれて現場の人間性が置き去りにされたとき、組織は内側から脆く崩れ去る。
学校という組織の内実を知る者なら思わず背筋が寒くなるリアリティと、ミステリーとしての切れ味が見事に融合した、湊かなえの真骨頂を味わえる傑作だ。 -
Posted by ブクログ
- [x] 年を重ねると記憶の櫛が大きくなる。小さな日々の記憶は落ちて、石ころのような大きい記憶数個だけが残るようになる。けどそれは幸せな日を送ってるということ。小さな幸せを自分の中に残すためにも日記があるのかなと感じた。
- [ ] ケアの話は頭を悩ませた。男に母親の介護はできない。
- [ ] 夫が見ているのは幻影。恋人であったミサを見ているかと思わせ、実は義母であったこと。プロットの作り方がおもしろい。
- [ ] 友情、信頼もテーマにあり、ローズとデイジーの長年の勘違い、すれ違い、それをミサが繋ぐために動く。山本家も同様に介護放棄からの離婚からの話し合いに取り付けるところ。人と人の関係を変えていけるのは人の気持ちを中心に考え、自分の考えを抑えることができ、また他者であることで俯瞰して客観的な見かたができていたからではないか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
大学2年生の夏、安西結衣子はバイト仲間の沙紀ちゃんに送り出され
母が胃潰瘍で入院しているため神戸の実家へ帰省する
そして、姉と姉の友人で万由子ちゃんと同じ傷跡がある遥さんと遭遇。
結衣子は小学1年生の時2歳年上の姉万由子ちゃんに
"えんどう豆の上にねたお姫様"を読み聞かせられる
その実験を二人でしてみたがよく分からないまま終わった
豆の上に眠るような感覚…。の出来事が起きた
小学1年生の夏休み神社で万由子ちゃんと一緒にシェルター作りをし、その帰り道に万由子ちゃんは失踪した
太陽不動産と言う不動産を経営する父"スプングフラワーシティー"と言う街に住んでいた
祖母は街の人からいいと土地に住み妬まれているのでは、と誘拐を疑った
6年生の図書委員柿原風香ちゃんは
8/5万由子ちゃんが失踪した際
白い車の後部座席から手を振るところを目撃したと証言した
一方、同じ6年生の山本奈津美、なっちゃんは白い車に口をガムテープで塞がれた万由子ちゃんを目撃したと証言
自宅から1キロも離れていない民家で監禁された
当時小学4年生だった笹山弓香ちゃんが発見された
弓香ちゃんは犬小屋に閉じ込められ牛乳やドックフードを与えられていた
誘拐した犯人は20代後半の男性戸田守は母親と2人暮らしで自室にこもっていたが戸田が買い物に出かけた隙に声を発し隣の家に住む主婦に通報して貰えた
その後近隣の家の中を探させるために母春花は結衣子に白猫ブランカを買ってきた
2年捜索しやっと万由子が見つかり
対面すると結衣子は違和感を覚えた
姉は猫アレルギーでブランカを買い続けるのは困難になり太陽不動産の社員の家に引き取られる
違和感を覚えた結衣子は万由子ちゃんとの間違い探しを始める。
最初に気づいたのが目の上の傷、それから
"えんどう豆の上にねたお姫様"に対する感想
祖父や親戚なども違和感を覚え
姉はDNA鑑定をすることに…
その結果父とも母とも一致
岸田弘恵が自首したのは
結衣子が小学生5年生
姉が中学1年生になった時だった
父忠彦と高校の同級生だった岸田弘恵は
父に好意を寄せており助産師をしていた
何年か経ち万由子を見ると父のと似ている面影から
誘拐を決意
2年たち万由子が学校に行きたいと言い出し自主をしたと供述している
一方で当時の万由子ちゃんの使っていたものと
姉と遥さんのDNAを調べたところ
万由子ちゃんと遥さんの物が一致する
そんな中姉が生まれてから8年間の思いを語る
最初から一緒にいた母親がずっと母親だと思っていた
小学3年生のある日病院で取り間違えが行われていたことを知ると同時に本物の子がやってきて一緒に住むようになる
やがて母親は本物の子を可愛がるようになり
自分も本当の母親の元へ帰れば私も同じように可愛がられるかもしれない、
だけど簡単にはそうはいかなかった
弘恵さんを恨んでいないはずだったけど
最初からこの家で育っていたら、もっと自由に
結衣子とも本当の姉妹になれていたのに…と。
遥さんが話し始めた本当の事は実際とは違っていた
弘恵の2歳年上の姉、岸田奈美子は持病を持っていた
弘恵が看護師になったのも姉が理由で
奈美子は立川と言う恋人ができ、やがて立川は交通事故で死去。そんな時に妊娠が発覚した
赤ん坊は身体が弱かったため
産婦人科に勤務していた弘恵は健康な身体をした赤ん坊と交換しようと思い品定めをする
そんな中、中高の同級生安西忠彦の赤ん坊を見つけた促進剤を打ち同じ日に出産させると赤ん坊を交換した
万由子と遥はすくすく育ち、
やがて血液型が違うことから遥が本当の子ではないとバレる
大学2年生の夏、安西結衣子はバイト仲間の沙紀ちゃんに送り出され
母が胃潰瘍で入院しているため神戸の実家へ帰省する
そして、姉と姉の友人で万由子ちゃんと同じ傷跡がある遥さんと遭遇。
結衣子は小学1年生の時2歳年上の姉万由子ちゃんに
"えんどう豆の上にねたお姫様"を読み聞かせられる
その実験を二人でしてみたがよく分からないまま終わった
豆の上に眠るような感覚…。の出来事が起きた
小学1年生の夏休み神社で万由子ちゃんと一緒にシェルター作りをし、その帰り道に万由子ちゃんは失踪した
太陽不動産と言う不動産を経営する父"スプングフラワーシティー"と言う街に住んでいた
祖母は街の人からいいと土地に住み妬まれているのでは、と誘拐を疑った
6年生の図書委員柿原風香ちゃんは
8/5万由子ちゃんが失踪した際
白い車の後部座席から手を振るところを目撃したと証言した
一方、同じ6年生の山本奈津美、なっちゃんは白い車に口をガムテープで塞がれた万由子ちゃんを目撃したと証言
自宅から1キロも離れていない民家で監禁された
当時小学4年生だった笹山弓香ちゃんが発見された
弓香ちゃんは犬小屋に閉じ込められ牛乳やドックフードを与えられていた
誘拐した犯人は20代後半の男性戸田守は母親と2人暮らしで自室にこもっていたが戸田が買い物に出かけた隙に声を発し隣の家に住む主婦に通報して貰えた
その後近隣の家の中を探させるために母春花は結衣子に白猫ブランカを買ってきた
2年捜索しやっと万由子が見つかり
対面すると結衣子は違和感を覚えた
姉は猫アレルギーでブランカを買い続けるのは困難になり太陽不動産の社員の家に引き取られる
違和感を覚えた結衣子は万由子ちゃんとの間違い探しを始める。
最初に気づいたのが目の上の傷
"えんどう豆の上にねたお姫様"に対する感想
祖父や親戚なども違和感を覚え
姉はDNA鑑定をすることに…
その結果父とも母とも一致
岸田弘恵が自首したのは
結衣子が小学生5年生
姉が中学1年生になった時だった
父忠彦と高校の同級生だった岸田弘恵は
父に行為を寄せており助産師をしていた
何年かたち万由子を見ると父のと似ている面影から
誘拐を決意
2年たち万由子が学校に行きたいと言い出し自主をしたと供述している
一方で当時の万由子ちゃんの使っていたものと
姉と遥さんのDNAを調べたところ
万由子ちゃんと遥さんの物が一致する
そんな中姉が生まれてから8年間の思いを語る
最初から一緒にいた母親がずっと母親だと思っていた
小学3年生のある日病院で取り間違えが行われていたことを知ると同時に本物の子がやってきて一緒に住むようになる
やがて母親は本物の子を可愛がるようになり
自分も本当の母親の元へ帰れば私もああやって可愛がられるかもしれない、
だけど簡単にはそうはいかなかった
弘恵さんを恨んでいないはずだったけど
最初からこの家で育っていたらもっと自由に
結衣子とも本当の姉妹になれていたのに…と。
遥さんが話し始めた本当の事は実際とは違っていた
弘恵の2歳年上の姉、岸田奈美子は持病を持っていた
弘恵が看護師になったのも姉が理由で
奈美子は立川と言う恋人ができやがて立川は交通事故で死去。そんな時に妊娠が発覚した
赤ん坊は身体が弱かったため
産婦人科に勤務していた弘恵は健康な身体をした赤ん坊と交換しようと思い品定めをする
そんな中、中高の同級生安西忠彦の赤ん坊を見つけた促進剤を打ち同じ日に出産させると赤ん坊を交換した
万由子と遥はすくすく育ち、
血液検査の結果血液型が違うことから奈美子に遥が本当の子ではないとバレる
それを知った奈美子は本当の子を探し誘拐する
万由子が失踪後自分達の事を全く考えてくれていなかったことや本当の理由を大学2年生になるまで打ち明けられなかったことを結衣子は怒った
そして次の日なっちゃんに遭遇し万由子ちゃんの目撃情報についてデタラメの嘘をついていたことが判明し
ブランカも預けた年に亡くなっていた事を知る
「「万由子ちゃん誘拐事件」の犯人、岸田弘恵に会って訊きたいことがあります」
どうしてお姉さんのために自分を犠牲にすることができたのですか?
姉妹ってなんですか?
本物ってなんですか ― 。