稲垣えみ子のレビュー一覧

  • 魂の退社―会社を辞めるということ。

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    とても考えさせられました。
    会社の怖さ、素晴らしさ、一人の怖さ、素晴らしさなど、今まであまり考えたことがなかったので本当に読んで良かったです。
    どこの国もそうかもしれないけど、日本も結構ギリギリなのかなと感じました。せめて、いつか依存的な考えから卒業出来たらなと思いました(まだ全然無理ですが)。

    #共感する #深い #タメになる

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    2025年04月22日
  • 人生はどこでもドア―リヨンの14日間

    購入済み

    凄く良かった!14日間過ごした宿を後にする場面は感情移入し過ぎて涙が出てしまいました。
    一人旅行での寂しさとか、思いがけない喜びとか、本当に共感できました。もう少し長くいたらどうなったのかなと考えてしまいます。
    また先生がリヨンに行く機会があったら、ぜひエッセイを書いて欲しいです!

    #切ない #癒やされる #感動する

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    2025年04月18日
  • 寂しい生活

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    「面倒くさい世を味わい尽くす」
    そうそう、そうですよね。

    たしかにボタン一つであらゆる悩みを解決してくれる、家電やテクノロジーは素晴らしい。けど、それは自分の五感がどんどん退化する可能性を秘めている。

    少し不便な方が楽しい。
    自分で考えて自分でやってみる。
    至ってシンプル。

    「便利」に人生を盗まれている。そんな危機的状況に我々は陥っている。気づかねば。

    生きるって面倒くさい。
    けど、とても素晴らしいこと。

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    2025年04月11日
  • わたしの名店

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    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

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    2025年03月24日
  • 寂しい生活

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    タイトルからは想像できなかったけど、とてもワクワクしながら読むことができた。
    節電からスタートして、生きることの意味にたどり着くという、非常に興味がある内容。
    “物を手放して可能性を閉じることは、惨めなことではなく、むしろ心からの安心を得ることがだった。「すでに足りていた」ということに気づけた。”という著者の悟りに、仙人みを感じる。
    便利を追求するのは何のためか。流行りや広告に踊らされず、自分だけの時間の使い方(=人生)に必要なものは何なのかを考えなくては。

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    2025年03月12日
  • 老後とピアノ

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    若い頃ピアノを(嫌々)習っていて、かなりのブランクを経て、ひょんなキッカケにより恐る恐るピアノを再開する‥
    そんな私と似たようなシチュエーションに、共感度大!の本に出会えましたー
    ノウハウもあるのだが、悪戦苦闘・自問自答・試行錯誤を著者のユーモアたっぷりに語る中身。
    これはもう一種の哲学というか深いピアノ愛の本ですね。
    読んでいて、自分自身のピアノ熱がますます高くなっていくのを感じました。

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    2025年03月11日
  • 家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択

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    "家事か地獄か"

    タイトルが秀逸すぎる。お金に頼らない生き方。無理をせず、自分の面倒を自分でみるその心意気。

    痺れる。我が心の師匠。

    "家事をやめるためのイナガキ流3原則"
    その1、便利をやめる
    その2、人生の可能性を広げない
    その3、家事の分担をやめましょう

    この3原則の先に待つ夢の世界とは、圧倒的なローコスト、そしてお金の方から寄ってくるラッキーパンチ、災害にビクともしない、自分が育つ、究極のエコライフ、そして老後対策ときた。

    なんと希望に満ちたことか!
    イナガキ師匠についていきます!といいたいが、まだまだこの境地にはいけず、ついていきたい

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    2025年02月28日
  • 人生はどこでもドア―リヨンの14日間

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    「人生はどこでもドア」という題名に心惹かれて手に取ったら、なんと料理に対する考え方を覆してくれた稲垣さんの著書でした!
    時々ふふっと笑ってしまったり、分かる〜と頷きたくなったり、とても読みやすくて楽しい本でした。

    私も孤独と親切は隣り合わせだなって感じることがあって、人は孤独だからこそ人に親切にしたくなるし、笑顔が恋しくなるんだな〜と読んでて納得しました。

    人生はどこでもドアという題名がやっぱり素敵!
    わたしもそういう心持ちで、色々なところに身軽に気軽に旅したいです。

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    2025年02月19日
  • 家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択

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    衝撃を受けました。

    作者は、この令和の時代に
    江戸時代的な生活を営む女性。

    家に冷蔵庫がない。
    とか
    洗濯機がない。
    とか

    えっと···どうやって生活するんですか??
    なんだか怖いもの見たさで
    読み進めることに。

    しかし元新聞社勤務していただけあって
    彼女の世界観に引きこむ文章力が
    やたらとすごい。

    するりと心に入ったと思ったら
    ガッチリつかまれました。


    豊かな生活のために買った便利なモノたち。
    あれも欲しいこれも欲しい···
    欲望は留まることを知らず
    モノはどんどん増え続けていく。

    本当の幸せってなに。

    自分が本当にやりたいことってなんだろう。

    自分自身に問いつつ読みまし

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    2025年01月17日
  • 魂の退社―会社を辞めるということ。

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    快活な文章。とにかく読みやすい。
    日本の会社社会への指摘も著書ならでは!!

    会社に属することって確かに日本では大事なステータスだよなぁと実感。

    そして、会社に捧げる人生もそうでない人生も肯定しているのは、会社の素晴らしい部分も理解している著者だからこそ。

    働くことの楽しさを理解した。
    仕事をするっていいなと思えた。
    前向きに働くことを考えたい人におすすめ。

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    2024年12月27日
  • もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓

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    毎日の食事に向き合うのが気楽になった。
    小難しい献立、レシピ検索から解放されて、シンプルでいいんだ!と気づけた一冊。
    焼くか煮るか蒸すか。醤油か塩か味噌か。
    たくさんの調味料をちまちま計量して作るものより、素材の味をしっかり感じた料理のなんと美味しいことか!
    今あるものを、少ない選択肢から選んで作るだけ。それでいいんだ。

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    2024年11月29日
  • わたしの名店

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    様々な方がお気に入りのお店を、そのお店のエピソードと共に紹介してくれる1冊

    朝井リョウさんはギャグ漫画のような語彙力高すぎの表現力でガリガリ君が1本刺さってるサワーを出す早稲田大学生の定番丸八を

    孤独のグルメの作者である久住さんは佐賀の絶品餃子を南吉を

    人それぞれの名店をこれでもかとくらい惜しみなく紹介してくれる、読むための食べログ

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    2024年11月28日
  • 一人飲みで生きていく

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    ネタバレ

    飲まない人は他に楽しみやストレス解消法があるならばそれもいいと思いますが、自分はいろんな意味で飲める人生で良かったなぁとしみじみ思うことが多いです。
    このタイトル、酒飲みにはグッとくると思います。絵もいい。男性でも一人飲みは入る店によって緊張される方もいると思いますが女性は更にハードルが上がる感じは確かにあると思います。稲垣さんが果敢に傷ついても(?)失敗しても一人飲みに挑んでいき、今はもうマスターと呼んであげたいようなその佇まいを獲得したことに心から敬意を表したい。

    一人飲みできるようになるぞと思ってから、どのようにチャレンジしていったかコマコマと記録されており、その時の心境や状況をとても

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    2024年11月17日
  • 家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択

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    ずっと読みたかった本

    私も家事は苦手 というかやらなくていいのならやりたくない笑

    でも、家族を持ち、子供もいるのでやらなければいけない
    仕事して疲れて帰ってきて、ご飯作り、必ず夜は洗濯 
    もちろん相方もやってくれます!それはもう助かってます

    でも、やっぱり大変です
    お金がたくさんあったら、毎日外食したいくらい
    でも、外食のご飯を毎日なんて食べ続けられない
    飽きてしまうし、身体に良くない

    女の人は本当に大変だな、、、と思っていましたが、稲垣えみこさんの考え方からヒントたくさんもらえました!

    結局は「欲望」なんです
    まずはお洋服を減らします 
    来年は仕事も辞めてとても良いタイミング!!

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    2024年11月11日
  • 老後とピアノ

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    私もピアノを習いたくなった。
    何歳からでも、やりたくなったらやればいい。
    やりもしない外野の声なんか聞かなければいい。勇気をありがとう。

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    2024年10月07日
  • 寂しい生活

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    ネタバレ

    著者がたまたま聴いていたラジオに出演していて、冷蔵庫を持たず、ガスを契約せずに生活していると言っていて、生活が気になったので、この本を読んでみた。

    福島原発の事故から、自分にできる節電は何か?と考え、ブレーカーをこまめに消したり、様々な家電を手放していった著者の行動力には脱帽する。コンセントで繋がれた家電に囲まれて生活する様子を、点滴をたくさん刺された寝たきり老人に例えていて、何とも皮肉だなぁと感じた。

    また、本の公判で著者が引用している、電通戦略十訓を見て、何とも言えない複雑な気持ちになった。

    もっと使わせろ
    捨てさせろ
    無駄遣いさせろ
    季節を忘れさせろ
    贈り物をさせろ
    組み合わせで買

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    2024年08月21日
  • わたしの名店

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    読んで、めちゃくちゃ敷居が高いけど、銀座の久兵衛で江戸前鮨を食べてみたくなった。
    もうカウンターで食べても許される歳ではある(笑)

    佐賀には行ったことがないけれど、あの餃子食べてみたい!ゴローさんも食べたかな。

    澤村伊智さんが、コロナが明けたら真っ先に行きたいと言っていたお店、イラストの下に小さく閉店文字があって切なくなった。

    藤岡陽子さんのおばあちゃんとお姑さんの、キッチンゴンに出前を頼む時の言葉には、昼休みなのに涙がじんわり出てしまったよ。

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    2024年07月23日
  • 寂しい生活

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    震災をきっかけに電気をなるべく使わない生活にシフトした体験談とそこから感じたことが綴られている。
    不便に慣れることによって今まで使っていなかった感覚が目覚める様子を捉えていて面白いし表現が上手い。
    電灯をつけないようにしたら月や街灯の明るさに気づいたり、掃除機を捨てたら掃除機をかけることに対して感じていたストレスに気づいたり、冷暖房をやめたらお寺の涼しさを強く感じられるようになったり、冷蔵庫を手放すことにより欲望が減ったり、洗濯機を手放すことにより嫌いだった家事が楽しくなったり。修行僧が悟りを開いていくかのよう。

    また面白いのが、著者のお父さんが家電メーカーの社員で、子供の頃から最新の家電に

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    2024年07月22日
  • 老後とピアノ

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    ネタバレ

    タイトルに惹かれて買いました。著者は、50歳で朝日新聞を退職して、その後の時間をピアノと向き合うことにした女性。かねてから、子どものころに成し遂げられなかった「ピアノを上手に弾く」ということを、大人になった今ならちゃんと練習して成し遂げられるのではないかと目論んでおり、偶然の出会いに恵まれて、ピアノを持ってもいないのに行きつけのカフェでピアノを貸してもらい、プロの先生に教えてもらうことになったのだ。

    さて、実は私もほぼ同じことをしている。著者は小学生まででピアノをやめてしまって心残りだった。私の場合、子どもの頃エレクトーンを習っていたのだが、実はその頃から本当はピアノが弾きたかった。大人にな

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    2024年07月08日
  • わたしの名店

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    色んなエピソードと共に語られるそれぞれのわたしにとっての名店。読んでるだけでお腹が空いちゃう一編から、切なくて目頭が熱くなる一編、一緒に居心地の良い空間でくつろいでいる気持ちになれる一編…このページ数でここまで心を揺さぶってくるのはきっとわたしにも素敵なお店と出会った経験があるから。わたしにとってのいちばんの名店探しの旅はまだ続きそうです。

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    2024年07月04日