稲垣えみ子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"家事か地獄か"
タイトルが秀逸すぎる。お金に頼らない生き方。無理をせず、自分の面倒を自分でみるその心意気。
痺れる。我が心の師匠。
"家事をやめるためのイナガキ流3原則"
その1、便利をやめる
その2、人生の可能性を広げない
その3、家事の分担をやめましょう
この3原則の先に待つ夢の世界とは、圧倒的なローコスト、そしてお金の方から寄ってくるラッキーパンチ、災害にビクともしない、自分が育つ、究極のエコライフ、そして老後対策ときた。
なんと希望に満ちたことか!
イナガキ師匠についていきます!といいたいが、まだまだこの境地にはいけず、ついていきたい -
Posted by ブクログ
衝撃を受けました。
作者は、この令和の時代に
江戸時代的な生活を営む女性。
家に冷蔵庫がない。
とか
洗濯機がない。
とか
えっと···どうやって生活するんですか??
なんだか怖いもの見たさで
読み進めることに。
しかし元新聞社勤務していただけあって
彼女の世界観に引きこむ文章力が
やたらとすごい。
するりと心に入ったと思ったら
ガッチリつかまれました。
豊かな生活のために買った便利なモノたち。
あれも欲しいこれも欲しい···
欲望は留まることを知らず
モノはどんどん増え続けていく。
本当の幸せってなに。
自分が本当にやりたいことってなんだろう。
自分自身に問いつつ読みまし -
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Posted by ブクログ
ネタバレ飲まない人は他に楽しみやストレス解消法があるならばそれもいいと思いますが、自分はいろんな意味で飲める人生で良かったなぁとしみじみ思うことが多いです。
このタイトル、酒飲みにはグッとくると思います。絵もいい。男性でも一人飲みは入る店によって緊張される方もいると思いますが女性は更にハードルが上がる感じは確かにあると思います。稲垣さんが果敢に傷ついても(?)失敗しても一人飲みに挑んでいき、今はもうマスターと呼んであげたいようなその佇まいを獲得したことに心から敬意を表したい。
一人飲みできるようになるぞと思ってから、どのようにチャレンジしていったかコマコマと記録されており、その時の心境や状況をとても -
Posted by ブクログ
ずっと読みたかった本
私も家事は苦手 というかやらなくていいのならやりたくない笑
でも、家族を持ち、子供もいるのでやらなければいけない
仕事して疲れて帰ってきて、ご飯作り、必ず夜は洗濯
もちろん相方もやってくれます!それはもう助かってます
でも、やっぱり大変です
お金がたくさんあったら、毎日外食したいくらい
でも、外食のご飯を毎日なんて食べ続けられない
飽きてしまうし、身体に良くない
女の人は本当に大変だな、、、と思っていましたが、稲垣えみこさんの考え方からヒントたくさんもらえました!
結局は「欲望」なんです
まずはお洋服を減らします
来年は仕事も辞めてとても良いタイミング!!
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者がたまたま聴いていたラジオに出演していて、冷蔵庫を持たず、ガスを契約せずに生活していると言っていて、生活が気になったので、この本を読んでみた。
福島原発の事故から、自分にできる節電は何か?と考え、ブレーカーをこまめに消したり、様々な家電を手放していった著者の行動力には脱帽する。コンセントで繋がれた家電に囲まれて生活する様子を、点滴をたくさん刺された寝たきり老人に例えていて、何とも皮肉だなぁと感じた。
また、本の公判で著者が引用している、電通戦略十訓を見て、何とも言えない複雑な気持ちになった。
もっと使わせろ
捨てさせろ
無駄遣いさせろ
季節を忘れさせろ
贈り物をさせろ
組み合わせで買 -
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Posted by ブクログ
震災をきっかけに電気をなるべく使わない生活にシフトした体験談とそこから感じたことが綴られている。
不便に慣れることによって今まで使っていなかった感覚が目覚める様子を捉えていて面白いし表現が上手い。
電灯をつけないようにしたら月や街灯の明るさに気づいたり、掃除機を捨てたら掃除機をかけることに対して感じていたストレスに気づいたり、冷暖房をやめたらお寺の涼しさを強く感じられるようになったり、冷蔵庫を手放すことにより欲望が減ったり、洗濯機を手放すことにより嫌いだった家事が楽しくなったり。修行僧が悟りを開いていくかのよう。
また面白いのが、著者のお父さんが家電メーカーの社員で、子供の頃から最新の家電に -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに惹かれて買いました。著者は、50歳で朝日新聞を退職して、その後の時間をピアノと向き合うことにした女性。かねてから、子どものころに成し遂げられなかった「ピアノを上手に弾く」ということを、大人になった今ならちゃんと練習して成し遂げられるのではないかと目論んでおり、偶然の出会いに恵まれて、ピアノを持ってもいないのに行きつけのカフェでピアノを貸してもらい、プロの先生に教えてもらうことになったのだ。
さて、実は私もほぼ同じことをしている。著者は小学生まででピアノをやめてしまって心残りだった。私の場合、子どもの頃エレクトーンを習っていたのだが、実はその頃から本当はピアノが弾きたかった。大人にな -