稲垣えみ子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
魂の退社、人生はどこでもドア、シンファイヤーからのこの本
本質的には同じ話をされ続けているわけだが、
本作も本当に面白い
流行りの三宅香帆さん風タイトルをつけるなら
「なぜ働いていると、1人飲みができなくなるのか?」(もしくは金銭が絡まない人間関係が維持できなくなるのか?←長いか…)(全然上手く言えてないけどニュアンスで笑)というのを、1人飲みという切り口で書いている
稲垣さんの提唱するライフスタイルというのは
流行りの断捨離やミニマリスト的な概念に、
周りの人間に与えられる人間になろう!というコンセプトが追加されてるのが心地よい 流行って欲しいぜ
私は割と旅先とかでポーンと1人飲みできちゃうタイプで、20代女性パワーは絶対使ってるよなあと思いつつ、誰にでも話しかけられやすい雰囲気は纏うようにしていたので、場を回す人に助けられてきたのだなあと
なかなか自分からは話しかけられないかも…!と思いつつ、もともといい客と思われたい気持ちが強く「美味しそうー!!」とか全方位に言いまくっていたので、まあまあできてるのか?笑 まあさらに自己研鑽していきたいですねw
なので、私はある程度1人飲みはできる状態でこの本を読み
・1人飲みが苦手な人の心境
・居酒屋で浮いてしまう人の特徴とその社会背景
・稲垣さんがそこをどう克服していったか?
を改めて学ぶことができ、とっても勉強になったー
★人様に尊重してもらうには尊重してもらうに値する大人物でなければならないという思い込みがあると1人飲みはうまくいかない
→な、なるほど、、、たまに居酒屋などで遭遇するウザおじさんってこの思考回路だったんだ、、
「競争社会」…あいつは知識も経験もある人間だと周囲に思わせられなければ、隅へ追いやられる、人より上に立つことで初めて周囲に尊重される
→まあ仕事してたらこういう場面は避けれないよね
「競争していない社会」…家庭であり地域であり居酒屋
→仕事の関係者でも、もはや競争社会的側面じゃないのに自分の武勇伝ばっか語ってくる人おるよな
競争と助け合いのバランスが大事、世の中がしんどくなるとより勝たねば!となるけど、イキがっても人は離れていくだけ
→本当にそう
立ち飲みで酒飲みながらスマホでこういう文章書いてたことあるけど、周囲からしたら心のアクリル板立ててるように見えるよなあw気をつけよ
客ではあるけど、お店に気を使うべきだよね 本当 相互リスペクトしあっていきたい 店の人に適度に自己開示して緊張をときたいね
自分が大切にされたければ相手絵を大切に
大事なのは店の開拓ではなく自分の発掘
真に料理と酒に向き合えるのは1人飲み
→なるほど
うまく話が始まるのは自分が油断している時 見知らぬ人と自然に会話したいという野望を捨て、リラックスすると自然にだらしなく会話が始まる
いきなり力んで下手なナンパのような会話を仕掛けてはいけない
→私も、話しかけられてギョ!てなって、ええはいそうですか…てなる時と、そうでない時があって、その差はなんだろう?と前から思ってたので言語化されてスッキリした
「この店よくくるんですか?」とかでも、いつでも言っていいわけではない マジで
まずは店主との会話しようってのも それはそうだなー
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Posted by ブクログ
価値観を見直すきっかけになった。
お金がないとしあわせになれない、とまさに思っていた。
でも、このご時世そう思っていると幸せにはなれないのかもしれない。
身近な所を清潔に、シンプルに自分で生けていけることが何十年後とても大事なのかもしれない。
とりあえず、親にもこの本を読むように勧めた。
書き方1つ1つととても面白く、説得力がありスラスラ読める。
家族がいることもあり、家電全てを手放す…というのは難しいが、モノの整理についてはとても共感した。
こんまりさんの本も以前読んだが、筆者の意見をもとに読み直した。(Netflixの番組までみてしまった…!)
まずは自分のもののモノの整理も行い、
素敵なほうきとちりとりも購入しとても影響をうけています
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Posted by ブクログ
読めて良かった。
自分は今、夫と二人暮らしで
稲垣さんの鬼ミニマム生活は
難しいけれど
いずれ何らかの形で自分が一人暮らしをするときに備えて
自分が手に負える生活様式にダウンサイジング=アップグレードする
幸せなイメージが具体的に頭に浮かんだ。
自分の手に負える簡素で清潔感ある生活を
少ないお金で回せるくらし。
絵とか音楽とか畑とかもしちゃったりして。
日ごろは一汁一菜の”ケ”のメニューに安心感を戴き
たまにコロッケ屋さんやレストランで”ハレ”料理を
楽しむこと。上手に人に頼ったり繋がっている
ご近所という大きな家族の中で生活しているような環境
いいなぁ。できるかなぁ。だれか一緒にやってくれないかなぁ。w
そのために、現役で働いている今
自分の本当に好きなもの、老後も一緒に過ごしたいアイテムを
探す旅に出ているんだという感覚になれたことが収穫だ。 -
Posted by ブクログ
NHKラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」で紹介されていたのが出会いの契機。
面白い!
とても軽やかで、反逆的で、自律している稲垣さんの視点が、知性と磨き抜かれた文章力で構成されている。
独り身の女性、若い頃と全く同じようにはいかない身体と共に、古いようで現代においては新しい「江戸の長屋」的、実験生活。とは言え、最初は必要に迫られて始まったとのことですが、読み進めるうちに、これ、私のやりたいことなんじゃないか…?と思わされる。実験は成功をおさめ、本になり、多くの人の視野を広げる…素晴らしい!
料理をしながら、片付け、洗濯、家事をしながら、来し方、行く末に思いを巡らし、ここで提案されていた生き方をふと思い返します。
家事をするのは自立と、生きる力の維持のために大切。でもシンプルでなければ続かない。何を絞って、自分にとって本質的なことに、限られたエネルギー、注意、時間、お金を集中させるか、という、ライフデザインの指南書のようでもあります。 -
Posted by ブクログ
タイトルを見たら、指南書の類か?と思ったが、読んでみると、抱腹絶倒もので、一気に読んでしまった。著者は、朝日新聞を退社してから、ひょんな縁(エピローグで触れている)で小学校以来のピアノを再開、その悪戦奮闘ぶりが実に生き生きと描写され、まさにそうだよな!と共感。
本書の中で触れている例は・・
ピアノの楽譜では、音符に数字が付記されていることがあるが、これはどの指で弾くか(指数字)を示していて、これがないと、その音符を弾くのに、その場で適当な指を持ってきてしのぐ、という再現不能な演奏になってしまう
左手はヘ音記号、右手はト音記号の五線譜が標準だが、音符は五線譜の場外に上へ、下へと飛び跳ねる。楽譜が見えにくく音符が捉えにくい年齢にはきつい。著者は楽譜を拡大コピーして乗り切った(これ使えるかも)。
全体的に自虐的なトーンで綴られているかと思うと、突然核心をついた論説で締まる。ピアノを弾くことの意味は深い -
Posted by ブクログ
AERA dot.の連載が好きでずっと読んでいて、稲垣さんといえば「持たない暮らし」の人。その人がピアノ!? とびっくりして読み始めると、なんとピアノも持たずに練習されていたのだった。持たない姿勢を貫かれているのも、借り物のピアノで毎日猛練習されているのも、さすがすぎる。
そして本書、単にピアノだけの話ではない。恩田陸さんが帯で書かれているように、生き方の話である。
人生折り返し地点に到達した自分の生き方もそうだし、子どもたちに楽器を教えるときの心構えとしても(楽器に限らないと思うけど)。私は子どもが音楽家になるとも、音大に進むとさえも思っていないけど、じゃあなぜ子どもに楽器を習わせるの?何を目指してるの?と考えたとき、なんとも説明しにくい気持ちをこの本が言語化してくれていると思った。 -
Posted by ブクログ
コロナ禍に一人で家でできる何かを探して、電子ピアノを手に入れた。子供の時に習っていたが、やらされているという感覚で一生懸命練習した記憶はないので、わたしも稲垣さんと同じようにピアノに対してざわつきがちだった。コロナ禍に時間があったこともあり、わたしも稲垣さんと同じようにピアノにどっぷりハマった。なのにいつの間にかまたピアノから離れてしまった。私はまたピアノに戻れるかしら?この本を読んだらまた挑戦できるかしら?とドキドキしながら読みはじめた。
大正解!稲垣さんがピアノに向き合い、考え、奮闘する様子をみて、私も早く家に帰って鍵盤に触れたい!と思った。わくわくする!さすが大人!ピアノとの向き合い方も戦略的だわ!とコーフンした。
バレンボイム氏のコンサートのお話も、エピローグにあるハンナ社の内藤会長とのお話もすてきだった。私もバレンボイム氏や内藤会長や稲垣さんと同じように大いなる流れの中にはいり幸福を体感したい。
わたしはいま、ピアノに触れる前からわくわくしています。これってすごいことじゃない??
2025年末ですが、今年一番の読書体験でした。
ありがとうございます。
20251223