寂しい生活

寂しい生活

小説・文芸
1,540円 (税込)

7pt

アフロの自由人・稲垣えみ子が語りかけるように描く、『魂の退社』に続く第2弾!

会社を辞め、大切なものと別れ、一人ぼっち・・・・。
それがどーした!

『魂の退社』は「退社」をメインにした内容だったが、今回の『寂しい生活』は「退社」以降、あらゆるしがらみと別れを告げた著者の日々の生活、日々の思いを歳時記的につづったもの。
アフロのイナガキさんの『魂の退社』その後の物語。

電気代は月150円、洋服は10着、質素な食事、最大の娯楽は2日に1度の銭湯・・・・。
そんな著者がいかにして家電製品たちと縁を切ってきたか。寒い冬、熱い夏をどうやって過ごしているか。
自然や季節を体感する暮らし、ものを捨てた後のスペースにこれまで気づかなかったいろいろなものが入り込んできて感じる豊かな気持ち、そういった著者にしか実感できない自由と充実感をシンプルな言葉でつづった稲垣哲学。

孤独を感じている人、チャレンジしたいけれど一歩踏み出せずにいる人、他人の評価に振り回されている人、何かわからないけれどもやもやと不安を抱えている人・・・・
そういう今を生きるすべての人の背中をやさしく押してくれる、すがすがしい1冊。

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寂しい生活 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    人生究極の生き残りバイブル本

    これまで断舎利やミニマムについて本を読んだり実行してきましたが、自分が実践していた中で更に一歩踏み込んだ内容でした。要らないものを捨てシンプルになることは元より、地震による脱原発を個人でやり抜き、試行錯誤を繰り返しながら電気の要らない生活に対するひたむきな著者の姿勢に感動しました。それは決して脚光を浴びるような華久しいものではありませんが、人が生活していくことの喜びは目の前の日常に転がっていることを教えてくれます。生きていく上で本当に必要なモノお金、そして大切なことは・・・僕の中で今一番の「人生究極の生き残りバイブル本」であります。

    2
    2018年03月05日

    Posted by ブクログ

    現代社会は「もっとお金を使わせろ」「気安く買わせろ」という戦略のもと、様々なメッセージが消費者に投げかけられている。「家事は面倒」という、もともと人が抱いていなかった考えを脳内に植え付け、家電を欲しいものだと思わせる。しかし、実際に家事の負担を減らすことができたかと言われるとそこまででもないというのは確かに、と思った。

    特に都心に住んでいると、「欲」と「欲じゃないこと」がほんとうに曖昧になってくる。人との繋がりも薄くて、人は一人で生きていけるものと思わざるを得ない。
    そして、つり革広告に新しくできるお店の数々。綺麗な女性も多いし、美容の基準や意識が無意識に高くなっていたことにも気づいた。常に、「あなたはまだ満たされていない」というメッセージを至るところから受ける。

    最近自分の中で、まつ毛パーマは本当に必要なことなのかと考えていたけど、こういったものもこの本の中でいう「たくさんのチューブに繋がれた重病人のようなもの」なんだと思う。まつ毛パーマをしていない状態が怖くて、失いたくない。「きれいなまつ毛を手に入れること」は、いい風に見える反面、「綺麗な上に上がったまつ毛を手に入れなければ幸せになれない、気分が上がらない」という思い込みも手にしているのだと思った。

    「誰かと差をつけることが豊かさ」「差をつけることがリッチなのだ」という際限のない競争地獄から抜け出すには、所有じゃなくて、シェアする。

    良い車も、良い洋服も、高い学歴も、常に私たちが受け取るメッセージだ。私たちは、小さいころから、「他人よりも優れた結果や物を持つことが幸せや豊かさにつながる、可能性が広がる」と教わってきた。しかし、それは本当に自分を豊かにしているのか?と懐疑的に考える機会は、与えられてこなかった。

    この本を通じて、もう一度自分の中にある思い込みや身の回りのものを見直してみようと思った。

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    究極の断捨離ですね。
    流石にここまで真似しようとは思いませんが、モノは減らしたいと思いました。
    タイトルに「寂しい」とありますが、本人は至って寂しそうではありません。
    むしろ、楽しんでますよね。
    こんな生活をしている人もいるんだなと、楽しめました。

    0
    2026年08月18日

    Posted by ブクログ

    やっぱり文章力が素晴らしい。
    読んでると安心する。こういうのもありなんだという考えを持っておきたい。
    100年前の人々はは今ある工業製品なんてない中、寒い冬も暑い夏も普通に生活していたんだから冷蔵庫が無かろうと洗濯機が無かろうと案外大丈夫なんだろうなと思った。
    ものを持ちすぎない生き方をしたい。

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    確かに家電って便利そうに見えて、家事を複雑で面倒臭くて大袈裟なものにしてるんだなと気づかされた。以前は使っていた食洗機とかがまさにそう。面倒臭いからとりあえず汚れた皿を放り込んでいたけど、それによって自分の中で皿洗いというものがさらに面倒くさいものとして認識が強化されていく感じがした... 手でささっと洗えばものの5分くらいで終わることなのに。生きるために必要なものなのか、自分の欲望なのか、その境目があいまいになると、本当にどんどん苦しくなる一方なんだなと思った。とは言え人生の可能性を削ぎ落としていくのって勇気がいること。それを実践した稲垣さんが本当にすごい。完全には無理だけど、出来ることから真似してみたい。

    0
    2025年06月11日

    購入済み

    とても考えさせられました。生きるとは、幸せとは?
    「いつか食べるもの」で溢れる冷凍冷蔵庫や、不自由を解消するために新しい(複雑な)商品を買って更に不自由になってゆくくだりは、まさに今の自分がしていることなので耳が痛かったです。少しずつでも、今本当に必要な物は何なのかを考えることを習慣にしていけたらなぁ・・・。

    #切ない #タメになる #共感する

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    「面倒くさい世を味わい尽くす」
    そうそう、そうですよね。

    たしかにボタン一つであらゆる悩みを解決してくれる、家電やテクノロジーは素晴らしい。けど、それは自分の五感がどんどん退化する可能性を秘めている。

    少し不便な方が楽しい。
    自分で考えて自分でやってみる。
    至ってシンプル。

    「便利」に人生を盗まれている。そんな危機的状況に我々は陥っている。気づかねば。

    生きるって面倒くさい。
    けど、とても素晴らしいこと。

    0
    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    タイトルからは想像できなかったけど、とてもワクワクしながら読むことができた。
    節電からスタートして、生きることの意味にたどり着くという、非常に興味がある内容。
    “物を手放して可能性を閉じることは、惨めなことではなく、むしろ心からの安心を得ることがだった。「すでに足りていた」ということに気づけた。”という著者の悟りに、仙人みを感じる。
    便利を追求するのは何のためか。流行りや広告に踊らされず、自分だけの時間の使い方(=人生)に必要なものは何なのかを考えなくては。

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    震災をきっかけに電気をなるべく使わない生活にシフトした体験談とそこから感じたことが綴られている。
    不便に慣れることによって今まで使っていなかった感覚が目覚める様子を捉えていて面白いし表現が上手い。
    電灯をつけないようにしたら月や街灯の明るさに気づいたり、掃除機を捨てたら掃除機をかけることに対して感じていたストレスに気づいたり、冷暖房をやめたらお寺の涼しさを強く感じられるようになったり、冷蔵庫を手放すことにより欲望が減ったり、洗濯機を手放すことにより嫌いだった家事が楽しくなったり。修行僧が悟りを開いていくかのよう。

    また面白いのが、著者のお父さんが家電メーカーの社員で、子供の頃から最新の家電に囲まれていたのに、今では真逆の生活を送っていること。

    問題を解決したり、幸福になるためにはモノを買うことが必ずしも有効とは限らない。多少不便でも、効率が悪くても自分なりに試行錯誤しながら目の前のことに取り組むのが生きるということ。

    0
    2024年07月22日

    Posted by ブクログ

    所有することがリッチなのだ、という思い込みから離れると、すべてが違って見えてくる。p214
    稲垣さんの本は何冊目かでしたが、こんなふうに暮らしの考察をされてきたんだなぁととても興味深く読ませていただきました。必要十分な量を私の暮らしの中でも考え直していきたい。

    0
    2024年04月18日

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