【感想・ネタバレ】魂の退社―会社を辞めるということ。のレビュー

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Posted by ブクログ

凄く興味深くて一気読み。
私も無職の経験があるし、結婚も子育てもしていない。自分の将来のことが不安であるから、稲垣さんの生き方にこれからの自分の人生を重ねるところがある。
残りの人生、私もできるだけ楽しく、後悔なく生きていきたい。

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2024年03月31日

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ネタバレ

響いた言葉がありました。それは、「今の世の中、困っている人がたくさんいる。ということは、その人たちを助けるための仕事なら、いくらでも作れる」というお言葉。本当ですよね。AIがどんなに進化しても、人は、相手が人じゃなきゃ解決できないことがたくさんあるということは、常々思っていました。それが確信になりました。ありがとう!

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2024年01月23日

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朝日新聞社を中途退社してフリーになり、それまでなじんでいた価値観と暮らし方とはガラリと変わった生活になったことによって、目から鱗がぼろぼろ落ち続けている様子を、新聞社で鍛え上げられた文章力と表現力を駆使して広く大勢の人に伝えたいという意気込みが迫ってくる面白エッセイでした。自分も21年務めた会社を辞めて地方に移住し自営業に身を転じた経験があるので、会社に勤めていた頃のなんとなく受け止めて当然だと思っていたそれまでの「一般的な」価値観や視点が、あくまで世の中に人の数だけ何億何千万とあってしかるべきそれぞれの価値観の「平均」とか「無難」のようなものであると実感したときの静かな衝撃であるとか、仕事に慣れてまずまず回せるようになって気持ちよく過ごしていたのに段々と管理職になって部下を持ちなさいと迫られ、こんなはずではなかった、と動揺するくだりとか、それでも良い査定をもらえれば喜ぶし同期がどんなポジションでどういう仕事をしているかは気になるし、という虚栄心に左右されてしまう自分の気持ちのあり方などを正直に書いているくだりとか、とても共感しながら読みました。浪人したり留年したり留学したり休学したり中退したりしたことが無かったので、会社組織を抜けて「個人」となったときの自由さと頼りなさを語ったくだりでは、まさに!っと(脳内で)膝を打ちました。賃貸契約が結べないとか新規でカードを作れないとかのエピソードは、さすがに無防備に過ぎるのではと思ったりしながらも、新聞記者という拘束時間の異様に長い職業についていたからかも、と思ったりしました。大変面白かったです。

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2024年01月15日

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自分は妊娠して退職、「自立して生きていきたい」と思ってしばらくフリーランスだったけど
「扶養」システムに依存していたし、結局今は会社に依存して生きている。
今の自分にはコレが最適解で、不満に思うことや恥ずかしく思うこともない。
けれど「会社社会」への違和感や、会社に属さない生き方への憧れはまだ持っていて
著書を読んで自分の中で浮き彫りになった感じ。
子供が巣立ったらプラグを抜いてみたいけど、出来るかな。

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2023年08月25日

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「老後とピアノ」「人生はどこでもドア」につ付いてこちらも読んでみたらとてもおもしろかった。

私は著者が退職した年齢まであと1年、著者の赴任地のひとつは私の出身地なので、なんとなく親近感をもって読んだ。
「人生の折り返し地点」やお金のことや仕事のことについての著者の考えにはものすごく共感した。

自身のいまの生活、仕事、人との関わり方について考えさせられたし、この先の生き方について前向きになれたと思う。

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2023年07月11日

購入済み

会社員に是非読んでもらいたい

働くとは?幸せとは?を考えさせられる作品

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2017年07月30日

購入済み

稲垣さんと、

お会いして、さらに語って欲しくなっちゃいました。

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2016年06月26日

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会社を離れて見える景色をわかりやすく説明してくれてる。働くこと、会社に属することの意義がなんとなくわかった。

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2024年03月09日

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会社社会日本で年金受給前に仕事を辞める。自由と引き換えに、無収入と社会から切り離された不安も襲ってくる。しかし、会社だけでなくブラック日本に対して、これでいいのかと思い大胆にも魂の退社を実行する。会社に守られていたこと、人間修行もさせてもらえたことに感謝し、自立した生き方を模索する著者に共感する。

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2024年01月02日

Posted by ブクログ

 実にさっぱりしていて、読んで気分がめちゃくちゃ良い。すぐに真似はできないが、稲垣さんみたいになりたい。と言いたい。

 が、ここまで極端すぎるほど極端に全てを捨てて、"ないもの暮らし"は凡人にはいき着けない境地だとも思う。そんな私を横目に、「ぐちぐち言う暇あったら、一回やってみ。意外といけるもんよ。」って言われそう。日本ならやってやれなくもない。そんな気もする。

【一言感想】
こんなかっこいい女(ヒト)がおるんや。

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2023年10月01日

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稲垣さん著書2冊目。会社を辞めた後の話が先だったから、どんなふうに辞められたか興味を持って読んだ。随分人にも縁にも恵まれた会社員生活をされていたのに、よく思い切られたなぁと素直に驚いた。自由な心を取り戻されてよかったな、自分もそうありたいな、という読後感。星マイナス1は、やはり辞められた後の話の方がぶっ飛んでて面白いから!

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2023年06月22日

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(いろんな意味で)人生の先輩から、働くとは、会社とは、を教えていただいたような心境。もうしばらく修行の道を進もうかな。

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2023年04月26日

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面白かったー!一気に読んじゃいました。
この方、前から知ってはいた!アフロの新聞記者さん!
退職したんだーってのと、この会社に依存してことに気がついたっていう話や、無職のアフロ、独身50代っていう話が面白い!

いや、ホントにそうよね。っていう。
案外どんなんでも健康さえあればなんとでもなる!それわかるー!!!って共感と、
ケータイ電話契約のやりとりが、もうオレオレ詐欺に近いっていう話!笑
それもわかるー!!!!!
何言ってんのかさっぱりわからんが、お得お得のオンパレード。で、何がお得だったのかわからないまま疲れて帰ってくる。っていうね。
それそれ。ホントそれ。
これで電話できます、一回電話したら10円ね。30秒で次また10円かかるからね。はいおしまい。みたいなケータイ絶対この先売り出したら、めっちゃ売れると思うよ。わたしも。

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2023年04月16日

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さすが新聞記者さんだけあって、文章が読みやすくて面白い!
ぐいぐい読めました。
他の作品も読んでみたいです。

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2023年02月19日

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質素な生活をすれば、いざとなっても自由に生きられる可能性を感じる著作。

人生に余裕が持てました。人生案外、リスクってないのかも?

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2023年01月17日

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感想
働かないがお金も諦める。自分も働きたくないが、お金は欲しい。それは消極的な選択なんだと思う。何を捨てて、何を持つか。選択はまだできない。

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2022年10月13日

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働くとや
生活すること
について考えた。


稲垣さんさ自分を卑下しているけど、
能力も貯金もあったから50歳で退職できたのではと
卑屈な私は思ってしまう。

本当に心から楽しんでるのかなぁ
納得してるのかなぁ
とか。



文章も愉快で読みやすくて、
でも知的でシンプルで、
やっぱり素敵な感性をお持ちだなぁ

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2022年09月10日

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今勤めている会社は卒業文化のため働いてる全員が定年退職までこの会社に入るとは思ってない。

そのため著者の新聞社の価値観は全く想像ができなかったが、そのような価値観の中で早期退職を選択することの勇気やエネルギーをまず賞賛したい。

これからの時代そのように自分自分の意思で自分のやりたい事を切り拓けていけた方が幸せだと思う。
別に切り拓かなければいけないわけでもないし、定年退職まで1つの会社で働くことが悪いわけではない。

ただ個人的には自分の好きなことを自分の思った時にやりたいと思ってる。
そして常に行動していると行動に対するハードルが下がるため、次の会社に転職することや、副業でいろいろな組織にジョインすることのハードルが低くなると生きやすくなるなぁと感じている。

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2022年08月11日

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今年4回目の年女を迎えた。次に年女になるときは60歳かと思うと、定年が見えてきたように感じる。
そもそも、定年まで待たずに、50代で新たな人生を切り開いた方がよいと思っていたので、50歳で会社を辞められた稲垣さんの人生はとても興味深い。
林住期という考え方も興味深い。
世俗を離れ、会社を離れたとして、私に何ができるか、何がしたいのか。
50歳を一つの節目ととらえ、そこまで悔いのないよう全力で働いて、そのあとは新たな人生を歩むということも模索したい。

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2022年04月29日

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ネタバレ

マイブーム・稲垣さんの本。退職を決めた時の話。しかし、こんなにザ・都会の会社員、バブル期の人って感じの消費三昧から、今のような質素な暮らしに転換できたもんだ。この本に書かれていたように香川で暮らしたのが大きいのか。挨拶をして人間関係を作り直そうとしているというのは見習うべきだなと思う。上下の余白が多くてすぐ読み終えられたわ。

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2022年03月07日

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次のような言葉が刺さった。
突き詰めれば仕事とは会社に入ることやお金をもらうことではなく、人を喜ばせたり助けたりすること。
会社は修行の場であって依存の場ではない。やめてもやめなくてもいいがいつかは卒業していける自分を作り上げることが大事。
人とつながるためにはまず一人になることが必要。

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2021年12月24日

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アフロヘアで有名?らしい著者が、朝日新聞社を退職するまでの経緯と、退職後の自身の変化について語られている。いい子として育ち一流大学を出て一流会社に勤め、世間から見ると何不自由なく順風満帆な人生に見えるが、男性社会の中で不条理に感じる処遇の変化を感じつつ、そんなときカラオケで被ったアフロのカツラ姿を見て、自身が変化することに向けた一歩を感じる。退職して初めて知る会社社会の現実。会社という組織に所属していたら守られている社会に気づくが、この依存から抜け出すことによる自由、規範に縛られない生き方があるんだという発見。著者は、こうした依存しない人々との繋がりに、活動の場を見いだそうと踏み出している。これまでの大多数の日本人のあり方への同感でもあり決別宣言でもある。

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2024年03月03日

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会社辞めたい!と言い続けたいま、逃げとかネガティブな感情ではなく、よっしゃ辞めたろ!とポジティブな気持ちで辞めれそうな気がする。金銭的な準備はしっかりしよう。

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2023年10月21日

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これまた今の私にドンピシャな題材。
フリーランスになるつもりはないけど、ほんとフリーランスに厳しい社会だよな。インボイスとか。
背中を押してもらえるような、がんばろうと思える本でした。

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2023年10月02日

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私も著者と同世代で既に2回会社を辞めました。だけどすぐに次の会社に再就職。なかなか無職にはなれなかった。我々民間人はみんな日本という国が元締めのネズミ講の被害者なのですね。その仕組みは人口が増えているうちはうまく隠せていたのに減少に転じた途端あっけなく破綻。今や自民党政府は振り込め詐欺も真っ青になるくらいに嘘と不当権力を連発して国民を見ぐるみ剥がそうと必死。さらには夢よもう一度と国力増強の名目で戦争まで起こそうとしている有様。会社を辞めるのももちろんだけど日本から逃げ出すのも必要なのでは。魂の脱国です。

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2023年08月06日

Posted by ブクログ

会社員というステータスを失ったらどうなるんだろう?と興味深いトピックを、退社に至る過程から丁寧に綴っていくストーリーで、共感を持って楽しく読めました。
辞めてからのお話は、世間離れしすぎていてやや引いてしまうというか、、。朝日新聞という、ステータスも待遇も良すぎる立場からの転落という流れで、自分を含めた一般的な会社員の退職とはまた違うかな?と思いました。恵まれすぎ、ゲタを履かされすぎだったのかもしれませんね。文筆業でこの後どのように生活していくのか、続きのお話を是非読んでみたくなりました。

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2023年06月16日

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著者が会社を辞めた歳とまさに同じ年齢に差し掛かっている中で、同じように会社を離れることを考えている。日本は会社社会。ほんと、そうだなと思わされる。団塊ジュニア世代の自分たちは、この先に不安しか感じられないが、だからこそ自立していかなければただただ流され、飲み込まれてしまうんだろう。自然体の著者のことばかの数々に共感しながら、はて、どうアクションを起こすかそれを考えてしまう。ん、考えすぎないことの方が大事なのかも。

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2023年03月23日

Posted by ブクログ

なんといっても天下の朝日新聞なのだから、会社の中(人事とか慣習とか人間関係とかもろもろ)はさぞかしスゲー(≒過酷激烈)ことは自明で、そこでモマれて、感じて、考えて50歳を機に飛び出してきた稲垣さんだからこその境地だと思った。誰にもチャレンジできることではない。

考え方としては悪くないし、50でなくて60の定年を迎えるにあたっての参考にしてもいいと思う。

2016年の発刊から6年後のイマ読んでも、日本の課題は変わってないし、いっそう悪くなっているようにも。。

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2022年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本社会とは、「会社員にあらずんば人にあらず」の国だったのである。と、退社後に語る。この言葉を非正規社員がどんな思いで目にしているのでしょうか。

明確な退社理由が無いとのことですが、やっぱり素敵な「会社員生活」を謳歌してきたことが伺われます。たとえ、出世競争に勝てなかったとしても。

必ずしも、「お金」=「幸せ」ではない、というくだりは、その通りだと思います。お金の心配だって、どっちみち定年になったら、有無を言わず、退社するんだから、単純に10年早い定年だと思えば…。その後の生活を、「我慢する惨めな暮らし」とみなすか、「お金を使わなくても豊かな幸せな生活」とするか。ですね。→それが身の丈のあった…。

正社員における給与以外の福利厚生は、手厚いものがあります。住宅手当、家賃補助、社宅制度、持家援助、通勤費支給(新幹線も)、厚生年金。企業年金、健康保険、健康診断、育児休業、介護休業、慶弔見舞金制度、教育支援、カフェテリアプランなど。退社によって失われるのは、給与やプライドだけでなく、生活水準だということを身に沁みます。(本書では記載が少ないけど)

最後に、失業手当について。失業保険が、就職活動をしている証拠がないと支給されないと、クレームを述べているが、それは間違いではないでしょうか? 実際には、①就職する希望がなくても、活動実績さえあれば(振りをすれば)支給される。②最終的に就職しなくても、期限までは支給される。③手当の原資となる雇用保険は、全額本人負担ではなく、企業側も負担しているから仕方がないのでは。④失業時の自動配布だと、きっと、保険料が上がってしまう、かな。必ずしも効率的ではないかもしれないけど、ただで貰えるものは…。

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2022年05月15日

Posted by ブクログ

会社という当たり前にあるものからの独立とでも言おうか。
自分自身、会社というものに属したことがないから「ふむふむ。そうなのか。元々こっち側だから知らなかったよー!」的な感覚。
カード作れないとか、不動産の質問とか、いろんなことにうんうんと共感した。

人生=仕事 じゃないと思っている人間なので、諸々共感。

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2022年04月11日

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文章が軽妙で読みやすい。

私は今の仕事は派手でも華やかでもなく地味だけどやり甲斐を感じているので、辞めることは考えてないけど、それでもいつか会社を去る時が来る。
そんな時のために何を準備しておこうか。ヒントになる一冊でした。

そして会社の日本社会における役割、良いとこも悪いところも知った上で
分はどう向き合っていこうか。

よく考えて変わっていきたいな。

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2022年03月24日

Posted by ブクログ

日本は会社社会。
会社という組織から離れたとたん、一人で社会と対峙していかなくてはならず、高額な国民健康保険費、年金、家賃を払い、今まで会社任せだったパソコンやスマホを自分で選び買わなくてはならない。
今自分も、夫の扶養下にいるもののささやかなパートタイマーであり、夫も今年で定年なので、切実な気持ちで読んだ。
携帯を買うときの「騙されてるんじゃないか」「もうわけわからん」状態には、私だけじゃなかった!と膝を打ちたい思い。
銭湯で知り合うおばあちゃんたちに親しみを持つのは、彼女たちが、無職で孤独の先達だからだ、にも胸がぐっとなった。
私もいずれは一人になって死んでくんだもの。
軽快な語り口で、社会問題や現実を語っているけど暗くないしユーモアも感じてサクサク読めてしまう。
考えさせられることも多かったし、読んでよかった。退職金に税金がかかることもはじめて知ってびっくりした。

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2022年03月17日

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