稲垣えみ子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
何かを手に入れることは、何かを失うこと。
「あれば便利」は、いつの間にか「あって当たり前」になる。
生きていくために必要なものはほんのわずかしかない。
奪い合えば足りない、分け合えば余る。
この世の中に「役に立たないもの」なんて一つもない。
生きるって、面倒くさい。
「これなしでは生きていけない」と思っていたものが、実は、なくたって生きていける。
それどころか、何かを手放すことは、実は何かを失うことではなかった。
私はちゃんと掃除ができる。しかも楽しく掃除ができる。きれいな部屋で過ごすことができる。
「手に入れること」ではなく、「手放すこと」で、何もないと思い込んでいた暮らしの中に、思いもよ -
Posted by ブクログ
実在の店について語られているから、ガイドブックにもなっています。
書き手28名の中には物書きが本職の人もそうではない人も。中にはちょっと鼻につくなぁって感じであまり好きになれない人もいるけれど、総じて楽しい。
余談ですが、数日前に『仮面ライダーゼッツ』でイカつ過ぎるミムラを見たばかりだったので、書き手の中に彼女の名前を見つけたときには笑ってしまった。ごめんなさい。
私は大の酒好きゆえ、ついお酒の章に目が行きつつも、酒だけじゃアカン、美味しいものも食べたい。ほかの章との合わせ技で存分に楽しませてもらいました。
コロナ下でアルコールの提供禁止になったとき、ノンアルコールの一人呑みじゃやっぱ -
-
-
-
Posted by ブクログ
2026.02.28
稲垣さんの著書は何冊も読ませていただいたが、ピアノというか楽器にいっさいの興味がないので、う?うーん、あ、そうなんだ…というかんじで、曲も作曲家もよくわからず、終始ピンとこなかった本だった。
でもこの情熱、スゴイな!とは思った。
最後の締めくくりの78歳のピアニストの演奏を聴いてからの、私はどこに行きたいのだろう?どこにも行かずに1小節でも1音でも自分が納得行くまで「ああ、美しいな」と思えるように音を奏でるだけで良いではないか。それが練習ではないか、というところに妙に感動してしまった。
が、ストリートピアノやお店で即興で曲を弾けたらとってもカッコいいな!と思うけれど、自 -
Posted by ブクログ
こんまりコンサルタントの方の動画を観て本書を知りました。
★家事を圧倒的に楽にするための稲垣流3原則
・便利に頼らない
・可能性を広げない
・分担をやめる
この本を読んで知った新しい考え方とは、
家事を増やしてしまっているのは家族ではなく、
もっと便利にしたい、もっと美味しいものを食べたい、
もっとお洒落な服を着たい、という
「欲望」と「可能性」を優先させてしまっている自分自身だ、ということでした。
とは言いながら、便利さはやっぱり求めてしまう自分がいて、
読書の後日にドラム式洗濯乾燥機を買ってしまったのでした。
ただ、本当の自分は、案外ちょこっとのことで満足できるし、
著者の言う通り -
-
Posted by ブクログ
家事について書かれたエッセイを読むと家事に対して意欲的になれる、という自分の性質に気づいてからいろいろ読んでいるけど、これは家事とタイトルに付きながらも内容は家事を捨ててしまったような人のエッセイでした。
この方は高所得の仕事を50歳でリタイアして、収入に合わせて高級マンションから安アパートへ引っ越し、衣服やインテリアに留まらず家電を一切捨ててしまっていまや布巾一枚で家中掃除して、その布巾を最後にタライで洗っておしまいというような状態。それで「いまは家事には30分もかからないし、満ち足りている。これが幸せ」と仰っているのだけれど、なんとなく読んでいて「家事」という言葉に違和感。
そもそも家事が -
-
Posted by ブクログ
いろんな人のエッセイを読んできたけど、力強さと説得力は稲垣えみ子さんがダントツだと個人的に思ってる(次いでくどうれいんさん)
ピアノエッセイだったけだけど、思うこと色々あったなー
私自身子どもの頃ピアノを習っていてなんも面白くなくて途中で辞めたので、「思うに、ピアノは人生を知らぬ子供にはあまりにも早すぎる相手だったのではなかろうか。「本当に楽しいこと」にたどり着くには目の前の楽しいことに飛びついているばかりではダメなのだ。苦しみの先の楽しさを知っているのは間違い無く子供ではなく大人である…はずである。』にすごく納得した
大人の武器は忍耐力があること。そして努力すれば報われると知っていること -
Posted by ブクログ
ネタバレ何か行動をとる時に自分の中に生まれる雑念の数々、事細かに綴られていて、著者の板状況を具体的に想像しながら楽しく読めました。
そしてこうやって、やってみた経験を文章にして物語ることを仕事にできるのは強いと思った。本にする、世に出す、ことだけではなくても、つらい経験をしている中でもそれをネタにできる、と思って人は物事を乗り越えたりする、その時にたぶん必要なのは読み手、聞き手、乗り越えた先に待っている人、戻る場所、とかなんじゃないかなーとよく思う。
そうやっていろんな経験を経てそれを伝えることで、他者を勇気づけられる人にもなれる、と考えたりしながら、何とかやっていっているのかな。