稲垣えみ子のレビュー一覧

  • 人生はどこでもドア―リヨンの14日間

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    最後は「あははっ...!」って感じだった!

    何も準備しないリヨンへの旅、でも旅ではない!
    そこに自分のいつもの生活を持ち込んで暮らす...という14
    日間の試み??
    読みながら笑っちゃう、心細さが伝わってくる(クスッ
    いやー正直にここまで書けちゃうアフロ姉さん、すごいです。
    自分を奮起して、果敢にチャレンジ...
    すごいすごい、そして笑っちゃえるのはアフロ姉さんの心の声が読み取れているから(事細かに書かれている)

    いやーーー面白かったです。一気読みです。
    そして学ぶことも沢山あって...
    人間関係も、日々の生活も...そういうこと全てが自分なんだってこと、そして自分を誤魔化さずに、変えずに

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    2023年10月29日
  • 老後とピアノ

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    ネタバレ

    あいかわらず率直な言葉が心に飛び込んできます。稲垣さん2冊目。
    ピアノ?私も習ってた。練習が嫌で中3で転校を機にやめた。でも、大人になってからのピアノが楽しいのわかる!しばらくやめてた楽器を再開し、新しくウクレレを始めた時に思った、オトナの習い事は、昔とは違う!って。
    ところが稲垣さんは楽しいだけでは終わらなかった。とことん目指すものを追求する。挑んだ曲がショパンにベートーヴェン、リスト、ブラームス…昔やってた人が再開する時の選曲じゃないし‼️最低2時間⁉️朝晩練習⁉️手を痛めるまで⁉️稲垣さん、行き過ぎです。
    剣道では「驚懼疑惑」(きょうくぎわく)驚いて動揺し、恐れ、どんな技を出すのか疑い、

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    2023年10月08日
  • 魂の退社―会社を辞めるということ。

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     実にさっぱりしていて、読んで気分がめちゃくちゃ良い。すぐに真似はできないが、稲垣さんみたいになりたい。と言いたい。

     が、ここまで極端すぎるほど極端に全てを捨てて、"ないもの暮らし"は凡人にはいき着けない境地だとも思う。そんな私を横目に、「ぐちぐち言う暇あったら、一回やってみ。意外といけるもんよ。」って言われそう。日本ならやってやれなくもない。そんな気もする。

    【一言感想】
    こんなかっこいい女(ヒト)がおるんや。

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    2023年10月01日
  • もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓

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    味付けは味噌、塩、醤油。オリーブオイルで贅沢。
    シンプル料理に同意!
    この料理なら出来るし続く。
    カラー口絵の料理はめちゃくちゃ美味しそう。 

    木スプーンが便利そう。
    厚揚げ、油揚げ、雁もどきをよく使う。
    野菜は旬の食材で白菜やキャベツのオリーブオイル蒸しとか。
    魚は無いに等しい。

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    2023年10月01日
  • 寂しい生活

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    アフロえみ子さんのエッセイ。
    家電製品を手放す過程ですね。
    東日本大震災をきっかけに、ひとり脱原発宣言をしたえみ子さんは、電気に頼らない生活を目指します。
    いらない時にも湯を沸かし続ける給湯器に怒り、結構地味に電気を食う炊飯ジャーに見切りをつけ、暑い寒いを克服したえみ子さんは、とうとう電化製品のない暮らしを手に入れたのでした。
    けっして吝嗇家ではないのです。
    電気を使いたくないのです。
    その証拠に?ガスで炊いたご飯の保存のために、お櫃を購入、けっしてお安くはないでしょう。
    家でお湯を沸かしたくないので、近所の銭湯へ、毎日となると結構な金額になるでしょう。
    毎月減っていく電気料金の明細を見て、一

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    2023年09月02日
  • 一人飲みで生きていく

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    著者の稲垣えみ子さんが一人飲みできるようになるまでの体験談を元に、お店の選び方から注文の仕方、お店の人や周りのお客さんとのコミュニケーションの仕方など、"一人飲みの極意12か条"が紹介されている。

    一人バーデビューを目標に掲げつつ、コロナもあり何年も実践に移せずにいた自分に取って、この本はバイブルになりうるのでは、と読み始めたところ、稲垣さんでも初めは何度も躊躇したこと、また、コロナ禍でも開拓し続けて出版にこぎ着けたことなどを読んで、少し元気をもらえた。
    私もがんばって、一人飲みデビューするぞー!

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    2023年08月09日
  • 老後とピアノ

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    学校以外で楽器を習ったことないから気持ちは多分わからないけど、弾けたら楽しいだろうなとはずっと思う。五十を過ぎて、誰に干渉されることなく楽しいピアノライフ❤️かと思ってたら違うのね。体が無駄に力み過ぎるのはよく分かる。力抜けってものすごく難しいよね。確実に人生は折り返しに入っていて、残りどれくらいなのかは誰にもわからないし、ピアノの練習になんか人生重ねちゃってしんどくなってるけど。老いたピアニストの演奏の聴き方がとても素敵。音楽聴いてこんな風に思いたい。世界はいつだって美しくて力強いものに溢れてる。だから大丈夫。このくだりがじわじわ染みてくる。ありがとう、さようならって人生終われたら素晴らしい

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    2023年07月16日
  • レシピがいらない!アフロえみ子の四季の食卓

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    発酵食という日本で定番の文化を垣根低く紹介していく食日記。味付けは個人差があり数値化できない、してもしょうがない、ならば、身をもって確かめていく。うまいと思えばうまいんだし、もうひとつだなと思えば味付けを足せば良い。そもそも正解はひとつではないし果たして誰がジャッジするのか、それが自分なんだと気付けば気は楽になる。ってな具合で思案している間も菌は発酵に勤しんである。ありがとう、こちとら左うちわだよ。

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    2023年07月11日
  • 魂の退社―会社を辞めるということ。

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    稲垣さん著書2冊目。会社を辞めた後の話が先だったから、どんなふうに辞められたか興味を持って読んだ。随分人にも縁にも恵まれた会社員生活をされていたのに、よく思い切られたなぁと素直に驚いた。自由な心を取り戻されてよかったな、自分もそうありたいな、という読後感。星マイナス1は、やはり辞められた後の話の方がぶっ飛んでて面白いから!

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    2023年06月22日
  • 人生はどこでもドア―リヨンの14日間

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    稲垣えみ子さん著作の3冊目。旅行先でいつもの生活を送ろうと思う発想が素晴らしい。人とのコミュニケーション、昔は飢えていたけど最近は面倒だと思うことが多い気がするなあと思わされた1冊。

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    2023年05月04日
  • 寂しい生活

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    魂の退社の続編といったところ。家電はまだ勇気がわかないけれど、まずは衣類や小物などの断捨離を早くやろうという気にさせてくれた。

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    2023年04月30日
  • 魂の退社―会社を辞めるということ。

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    (いろんな意味で)人生の先輩から、働くとは、会社とは、を教えていただいたような心境。もうしばらく修行の道を進もうかな。

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    2023年04月26日
  • 魂の退社―会社を辞めるということ。

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    面白かったー!一気に読んじゃいました。
    この方、前から知ってはいた!アフロの新聞記者さん!
    退職したんだーってのと、この会社に依存してことに気がついたっていう話や、無職のアフロ、独身50代っていう話が面白い!

    いや、ホントにそうよね。っていう。
    案外どんなんでも健康さえあればなんとでもなる!それわかるー!!!って共感と、
    ケータイ電話契約のやりとりが、もうオレオレ詐欺に近いっていう話!笑
    それもわかるー!!!!!
    何言ってんのかさっぱりわからんが、お得お得のオンパレード。で、何がお得だったのかわからないまま疲れて帰ってくる。っていうね。
    それそれ。ホントそれ。
    これで電話できます、一回電話し

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    2023年04月16日
  • もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓

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    食事におけるミニマリストみたいな本でした。現時点で自分と家族に取り入れられる要素はほとんどありませんでしたが、これはこれで一つの素敵な生き方・考え方で、こうして読書を通じて知ることができて良かったと思います。

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    2023年02月25日
  • 一人飲みで生きていく

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    ひとりは気楽でいいけど孤独を楽しめることが条件

    男性の一人飲みは風景の一部だけど、女性はそうならずいつも何か浮いているようだ。

    この本で改めて感じたのは、マイペースでありながらも場所や人に配慮が必要だということ。
    これが身につけば大抵は楽しめるし上機嫌でいられる。
    最後にひとつだけいうなら、上機嫌は自分は同じように行動しても周りが違うことがあるということ。
    タイミングのずれや、ちょっとした気持ちの違いから、いつもと同じようでも違う時があって、楽しめない時もあるのだと自覚すること。
    それができれば、この本のように楽しくひとりの時間を過ごす術が身につく。

    いつの世も受け入れてくれる場所あって

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    2023年01月22日
  • 人生はどこでもドア―リヨンの14日間

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    2週間のフランス リヨンへの旅エッセイ。これまで読んできた旅エッセイとは違って、旅をするなかでの内面の気持ちのゆれ、変化、とまどい、チャレンジ、などがテーマになっていてとても面白かった。共感した。

    旅先でも普通の生活がしたい、と毎日マルシェで買い物して料理。生活はできてるけど、笑顔がほしい、笑顔が大事、という発見。

    言葉がわからないなりにもコミュニケーションはできること。

    つまりはそういう環境で大事なのは自分、ということ。

    なんとなくわかった気がする。この人が言いたいこと。

    旅したいなぁ

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    2023年01月07日
  • 人生はどこでもドア―リヨンの14日間

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    ネタバレ

    他人とコミュニケーションを取ろうと思ったら、まず、自分が何者かってことが前提なんだよね。自分が心から知りたいこと、心から興味の持てることがなければ、言葉が多少できようが、コミュニケーションなんて取れない。っていうかそもそも取る必要もない。

    なので懸命に考えました。どこに行っても通用する、今私が心から興味があるもの、普段から真剣にやってるものって何だろうと。で、そうだ「生活」だ!って思ったんです。

    父の近所にもこんな場所(近所のカフェ@フランスリヨン)があったらどんなにいいだろう。何の目的もなくても、毎朝200円のコーヒーを飲みに行くだけで大歓迎される場所があったなら、人生の孤独は全く違った

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    2022年10月21日
  • 老後とピアノ

    稲垣さんと同世代の私
    幼い頃のピアノレッスンの話が
    まさしく私と同じだったので
    共感しながら読んだ

    私も40代の頃
    山下達郎さんのライブを観て感動し、
    音楽をやりたいと
    衝動的に電子ピアノを購入
    だが上手く弾けずに挫折した
    過去あり

    家族からはもう弾かないの?と
    言われながらも仕事や家事が
    忙しいのでリタイアしたらやる!
    と言い訳しつつやってない訳である

    だから稲垣さんのピアノにのめり込む
    様に、
    私のピアノへの思いは生半可だった
    と反省した

    つまづいてもあきらめない
    50過ぎてから始めた
    先人の知恵と工夫をこの本で拝借して
    勇気と希望

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    2022年09月24日
  • 人生はどこでもドア―リヨンの14日間

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    ネタバレ

     元朝日新聞記者で、今ではモノを持たない生活でおなじみの稲垣えみ子さんが、思い立ってフランス・リヨンに14日間滞在し、「日本でしていたような生活を海外でする」ことにチャレンジした滞在記である。

     ……読んでいて、しみじみと、稲垣さんは「人間」というものを愛しているんだなー!と思った。
     リヨンで「誰からも必要とされていない」という事実に落ち込み、どうしたら言葉が通じないフランス人たちと心を通わせられるかを試行錯誤し、周囲の人たちを熱心に観察し、最後に発つエアビーアンドビーの部屋を「本当にお世話になるばかりで何もお返しできないから」とピカピカに掃除し、宿主と上階の住人に手縫いの刺し子とお花をプ

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    2022年08月11日
  • 寂しい生活

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    当たり前と思っている生活様式が、当たり前でもないことを気づかせてくれる、示唆に富む一冊。
    若干、結論が飛躍しているような気も。その部分は読者が自分で考えればよいことかも。
    再読:一年前に読んでいたことに気が付かずに再読(20230830)。

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    2022年06月12日