稲垣えみ子のレビュー一覧
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最後は「あははっ...!」って感じだった!
何も準備しないリヨンへの旅、でも旅ではない!
そこに自分のいつもの生活を持ち込んで暮らす...という14
日間の試み??
読みながら笑っちゃう、心細さが伝わってくる(クスッ
いやー正直にここまで書けちゃうアフロ姉さん、すごいです。
自分を奮起して、果敢にチャレンジ...
すごいすごい、そして笑っちゃえるのはアフロ姉さんの心の声が読み取れているから(事細かに書かれている)
いやーーー面白かったです。一気読みです。
そして学ぶことも沢山あって...
人間関係も、日々の生活も...そういうこと全てが自分なんだってこと、そして自分を誤魔化さずに、変えずに -
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ネタバレあいかわらず率直な言葉が心に飛び込んできます。稲垣さん2冊目。
ピアノ?私も習ってた。練習が嫌で中3で転校を機にやめた。でも、大人になってからのピアノが楽しいのわかる!しばらくやめてた楽器を再開し、新しくウクレレを始めた時に思った、オトナの習い事は、昔とは違う!って。
ところが稲垣さんは楽しいだけでは終わらなかった。とことん目指すものを追求する。挑んだ曲がショパンにベートーヴェン、リスト、ブラームス…昔やってた人が再開する時の選曲じゃないし‼️最低2時間⁉️朝晩練習⁉️手を痛めるまで⁉️稲垣さん、行き過ぎです。
剣道では「驚懼疑惑」(きょうくぎわく)驚いて動揺し、恐れ、どんな技を出すのか疑い、 -
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アフロえみ子さんのエッセイ。
家電製品を手放す過程ですね。
東日本大震災をきっかけに、ひとり脱原発宣言をしたえみ子さんは、電気に頼らない生活を目指します。
いらない時にも湯を沸かし続ける給湯器に怒り、結構地味に電気を食う炊飯ジャーに見切りをつけ、暑い寒いを克服したえみ子さんは、とうとう電化製品のない暮らしを手に入れたのでした。
けっして吝嗇家ではないのです。
電気を使いたくないのです。
その証拠に?ガスで炊いたご飯の保存のために、お櫃を購入、けっしてお安くはないでしょう。
家でお湯を沸かしたくないので、近所の銭湯へ、毎日となると結構な金額になるでしょう。
毎月減っていく電気料金の明細を見て、一 -
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学校以外で楽器を習ったことないから気持ちは多分わからないけど、弾けたら楽しいだろうなとはずっと思う。五十を過ぎて、誰に干渉されることなく楽しいピアノライフ❤️かと思ってたら違うのね。体が無駄に力み過ぎるのはよく分かる。力抜けってものすごく難しいよね。確実に人生は折り返しに入っていて、残りどれくらいなのかは誰にもわからないし、ピアノの練習になんか人生重ねちゃってしんどくなってるけど。老いたピアニストの演奏の聴き方がとても素敵。音楽聴いてこんな風に思いたい。世界はいつだって美しくて力強いものに溢れてる。だから大丈夫。このくだりがじわじわ染みてくる。ありがとう、さようならって人生終われたら素晴らしい
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面白かったー!一気に読んじゃいました。
この方、前から知ってはいた!アフロの新聞記者さん!
退職したんだーってのと、この会社に依存してことに気がついたっていう話や、無職のアフロ、独身50代っていう話が面白い!
いや、ホントにそうよね。っていう。
案外どんなんでも健康さえあればなんとでもなる!それわかるー!!!って共感と、
ケータイ電話契約のやりとりが、もうオレオレ詐欺に近いっていう話!笑
それもわかるー!!!!!
何言ってんのかさっぱりわからんが、お得お得のオンパレード。で、何がお得だったのかわからないまま疲れて帰ってくる。っていうね。
それそれ。ホントそれ。
これで電話できます、一回電話し -
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ひとりは気楽でいいけど孤独を楽しめることが条件
男性の一人飲みは風景の一部だけど、女性はそうならずいつも何か浮いているようだ。
この本で改めて感じたのは、マイペースでありながらも場所や人に配慮が必要だということ。
これが身につけば大抵は楽しめるし上機嫌でいられる。
最後にひとつだけいうなら、上機嫌は自分は同じように行動しても周りが違うことがあるということ。
タイミングのずれや、ちょっとした気持ちの違いから、いつもと同じようでも違う時があって、楽しめない時もあるのだと自覚すること。
それができれば、この本のように楽しくひとりの時間を過ごす術が身につく。
いつの世も受け入れてくれる場所あって -
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ネタバレ他人とコミュニケーションを取ろうと思ったら、まず、自分が何者かってことが前提なんだよね。自分が心から知りたいこと、心から興味の持てることがなければ、言葉が多少できようが、コミュニケーションなんて取れない。っていうかそもそも取る必要もない。
なので懸命に考えました。どこに行っても通用する、今私が心から興味があるもの、普段から真剣にやってるものって何だろうと。で、そうだ「生活」だ!って思ったんです。
父の近所にもこんな場所(近所のカフェ@フランスリヨン)があったらどんなにいいだろう。何の目的もなくても、毎朝200円のコーヒーを飲みに行くだけで大歓迎される場所があったなら、人生の孤独は全く違った -
稲垣さんと同世代の私
幼い頃のピアノレッスンの話が
まさしく私と同じだったので
共感しながら読んだ
私も40代の頃
山下達郎さんのライブを観て感動し、
音楽をやりたいと
衝動的に電子ピアノを購入
だが上手く弾けずに挫折した
過去あり
家族からはもう弾かないの?と
言われながらも仕事や家事が
忙しいのでリタイアしたらやる!
と言い訳しつつやってない訳である
だから稲垣さんのピアノにのめり込む
様に、
私のピアノへの思いは生半可だった
と反省した
つまづいてもあきらめない
50過ぎてから始めた
先人の知恵と工夫をこの本で拝借して
勇気と希望 -
Posted by ブクログ
ネタバレ元朝日新聞記者で、今ではモノを持たない生活でおなじみの稲垣えみ子さんが、思い立ってフランス・リヨンに14日間滞在し、「日本でしていたような生活を海外でする」ことにチャレンジした滞在記である。
……読んでいて、しみじみと、稲垣さんは「人間」というものを愛しているんだなー!と思った。
リヨンで「誰からも必要とされていない」という事実に落ち込み、どうしたら言葉が通じないフランス人たちと心を通わせられるかを試行錯誤し、周囲の人たちを熱心に観察し、最後に発つエアビーアンドビーの部屋を「本当にお世話になるばかりで何もお返しできないから」とピカピカに掃除し、宿主と上階の住人に手縫いの刺し子とお花をプ