稲垣えみ子のレビュー一覧

  • 老後とピアノ

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    趣味の本質を的確に表現していてすごく腑に落ちた。人によくみられたい、やるからには上手くなって成果を上げるべき、という考え方から開放し、今を生き、できるようになることに目を向けて、自分が美しいと思うこと、やりたいことの今に没頭する。先生はじめ様々な人との関わりの中で、生涯を共にする本当の趣味の見つけ方の試行錯誤とそのヒントがすごく参考になる

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    2024年10月26日
  • 魂の退社―会社を辞めるということ。

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    今の自分にとって、非常に刺さる内容。
    定年、退職というワード。
    まだまだ関係ないと思っていたのに、目を背けてはいけない今からしっかり考えていこうと、思わせてくれた。
    アンテナ張って、考えていきたい。
    結果、定年まで働くかもしれないし、転職?退職?するかもしれないけど。
    会社との関係、自分の人生、人と比較せず自分はどうしたいのか向き合っていきたい。
    それには知識がないとダメだな、と痛感。
    読んでよかった。

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    2024年10月09日
  • わたしの名店

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    稲垣えみ子さんお目当てで読みました。
    他の方々のエッセイも大変面白く、思わぬ収穫でした。
    ここに出てきた店の鍋焼きうどん、メーヤウ、ピネライス…食べてみたい。

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    2024年09月22日
  • 一人飲みで生きていく

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    一人飲みが老後を制する!飲み屋は競争社会ではない、お互いにみんなが心地よく過ごせる環境を求めてる!などなど、ためになるお話が多いです。私は今まで何となく一人飲みしてきましたが、人生のツールとして、またコミュニティでの振る舞い方など、著者はロジカルに反省して回答を導き出している。改めてナルホドと思うところが多々ありました。向き不向きのある内容ですが、人生のバイブルの一冊となり得ます。

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    2024年09月10日
  • 寂しい生活

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    物、仕事、などから離れて裸一貫になることで、今まで見えていなかった事柄に気付く。
    その世界は寂しくも、古来の人としての生活に近く、地球・自然と対話する幸せを感じる。という感じかな。
    家電全てを使わない生活は真似できそうに無いが、質素でミニマルな生活は自分にも合いそうな予感がする。
    便利=死んでる。ちゃんと行ききるのは不便だが、素晴らしい。

    // 以下、引用
    自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分の手足でやってみるということ。
    もしやそのことを、今の世の中は「不便」と呼んでいるんじゃないだろうか。
    だとすれば、不便って「生きる」ってことです。
    だとすれば、便利ってもしや「死んでる」ってことだっ

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    2024年08月31日
  • 魂の退社―会社を辞めるということ。

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    50歳で朝日新聞社を辞めたことに関するエッセイ

    退職10年前のことから、退職して気付いたことまで書かれている。
    お金や人に振り回されている金満ライフからお金がなくてもハッピーというマインドの変化は非常に興味深い。

    この本を読んで会社依存度が高い人が減り、会社社会が改善されたら、世の中の仕事に対する意識も変わり、住み良い世界になりそうである。

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    2024年08月21日
  • 老後とピアノ

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    ピアノに取り憑かれたように練習する筆者
    それぐらい弾かなくては やはり弾けるようにはならないのか?
    いや 自分の楽しみのために、弾こう。

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    2024年08月20日
  • 一人飲みで生きていく

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    ネタバレ

    著者の一人飲み修行経験から編み出された極意が書かれている。
    一人飲みだからと気負わず、普通のコミニュケーションと同じくお店や他のお客さんやその場全体に対する気遣いができれば自然に溶け込める。
    ついついウンチクを語ったり目立ちたがったりしたくなる気持ちを抑えることが大切。

    ・一人飲みの極意
    一人客の多い店を選ぶ
    一人客用の席に座る
    静かに店内の様子を観察する
    間が持たなくてもスマホをいじらない
    最初の酒は素早く注文すべし
    肴の注文はじっくり全力で行うべし
    出された酒と料理は集中して味わうべし
    食べたあとは感謝を込めて感想を伝えるべし
    手持ち無沙汰になったら他の客の会話に耳を傾ける
    会話は強引に

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    2024年08月15日
  • わたしの名店

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    どのお店もその人にとってほんとに名店。
    美味しそうで行けるとこかなとおもわずググっちゃった。
    朝井リョウの高田馬場にある居酒屋「丸八」学生たちですんごくうるさそう。でもガリガリ君がそのまま入ってるサワーってちょっと飲んでみたい。
    三浦しおんの近所のビストロも素敵。
    こんなお店がいきつけでふらりとひとりで入って食べて軽く飲んで帰る…なんて贅沢な時間なんだろう。
    藤岡陽子のおばあちゃんちでいつも出前でとってくれるキッチンゴンの”ピネライス”このエッセイに心揺さぶられた。
    まったく同感!

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    2024年07月12日
  • わたしの名店

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    ネタバレ

    以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
    本作は有難い。
    それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
    シリーズ化しないかなぁ。。
    雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
    また個人店の儚さと切なさも。。


    三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
    →たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
     
    西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
    →渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。

    中江有里 三軒茶

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    2024年07月03日
  • 老後とピアノ

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    53歳からピアノを再開した著者
    プロのピアニストに習い、毎日2時間練習に励む。
    歳をとってからだろ色んなハンデがあり難しそうではあるが、相当熱心に取り組んでいる。
    2018年から2021年までの話なので、今はレパートリーも増えているのだろうか。

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    2024年05月29日
  • わたしの名店

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    大好きなお店の一皿で、気分があがる! 自身にとっての「名店」と特別な一品を28人の作家たちが想いを込めて綴るエッセイ集。登場するお店の情報も掲載。『asta*』掲載を文庫化。データ:2023年10月現在。

    行ってみたいお店もちらほら。

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    2024年05月26日
  • 寂しい生活

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    東北大震災後の原発事故を機に色々なものを断捨離していった筆者。
    オール電化住宅は自分も思うところはあったが、エアコンや冷蔵庫も切り捨てるとは。
    なかなか極端な例ではあるが、納得できる言葉も多かった。ちょっと掃除機捨てたくなった。あと洋服も見直しを...

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    2024年03月18日
  • 魂の退社―会社を辞めるということ。

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    会社を離れて見える景色をわかりやすく説明してくれてる。働くこと、会社に属することの意義がなんとなくわかった。

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    2024年03月09日
  • 寂しい生活

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    ミニマリスト思考を学ぶために読もうと思ったのがきっかけだったが、実学的なことだけでなく、筆者の人生観を学ぶことができた。
    家電を手放す(それも洗濯機・冷蔵庫など、現代人にとって必需品と思われるものまで)、それってほんとうにできるのか…?一体どうやって生活するんだろう?と思っていたが、私含め現代人が思いつかないような方法で解決していく様がとても面白かった。悲観的にならず、果敢にオール電化住宅と戦う場面は特に面白かった。
    自分には実践できないかもしれないが、そういうライフスタイルもあるのだなと参考になった。

    「生きるってね、面倒くさい。でも面倒くさいからこそね、素晴らしいんだ。」

    最後のこの文

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    2024年02月18日
  • 人生はどこでもドア―リヨンの14日間

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    ネタバレ

     アフロの稲垣えみこさんがリヨンで生活した2週間を書いたエッセイ。面白くてあっという間に読んだ。
     どこでもドアでよその国に飛び出し、いつもの自分通り生活して、そこに前から住んでいる人に薦められたものを食べたり見たり、自然体で過ごせたら楽しいだろうな(女一人がエアビーで民泊に泊まるのは心配ないのだろうかと、小心者の私は不安に思うのだが)。気負わずちょっと出かける感じで旅できたら・・・と旅心を刺激された。
     稲垣さんの素晴らしいところは、旅を通じて自分が何を求めて毎日生きてきたかに気づくところ。旅は決して変身の場ではなくて、むしろ本当の自分が現れる場なのだ。

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    2024年02月17日
  • 一人飲みで生きていく

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    一人のみの指南書の体で、もはや人生の指南書という感じ!周りの空気を壊さず、自分もリラックスして、気遣いを与え合える。素敵です。。

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    2024年02月08日
  • 老後とピアノ

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    自分がピアノを弾く意味に気づかせてくれる本。

    自分が好きな曲を、あのメロディーを自分の力で鳴らしたいというのは自分がピアノを弾くモチベーションなんだけど、詰まる箇所があったりで1曲通して弾けなくて、ピアノを弾くこと自体投げ出すときがよくある。
     でも、片手だけのメロディーでも4小説でも、なんなら1音でも気持ちよかったのをこの本を読むと思い出せる。
    あと、詰まる箇所を片手づつだったり、力を抜いたり、ゆっくり弾いてみたりすれば上手くなれるかもという希望も感じることができる。
     この本を読んでまたピアノを再開できた。メンタルが弱いのでまたくじけると思うけど、その度にパラパラとこの本を読みたいと思う

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    2024年01月02日
  • 魂の退社―会社を辞めるということ。

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    会社社会日本で年金受給前に仕事を辞める。自由と引き換えに、無収入と社会から切り離された不安も襲ってくる。しかし、会社だけでなくブラック日本に対して、これでいいのかと思い大胆にも魂の退社を実行する。会社に守られていたこと、人間修行もさせてもらえたことに感謝し、自立した生き方を模索する著者に共感する。

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    2024年01月02日
  • 寂しい生活

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    今の時代に読むと考えさせられるものがありますよね…。豊かになる=幸せだと思って、次から次に新しい商品、新しい刺激を求める毎日。果たしてそれは幸せか?実は幸せから遠ざかっているんじゃないか?
    自分の大事なものをもう一度見直そうと思わせてくれる本です。

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    2023年12月07日