稲垣えみ子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
タイトルから、家事が地獄っていう話なのかと思ったら全く逆で、家事をすることが人生において何よりも大事という内容だった。
便利であることが家事を面倒くさいこと、大変なことにしてしまっているという話にはうなづくことができる。便利な電化製品をやめること、膨大な服や物を処分してシンプルに生きることが実は幸せへの近道。食事だってご飯と汁物があれば十分だし、家事をできるだけシンプルにすることが自分の生活を豊かにするというのが目からウロコだった。
もし家族がいなくて一人暮らしだったら、こういう生活憧れるなあ。まずはできることを一つずつでもやってみたい。 -
Posted by ブクログ
来たる40代、50代に向けてどう働き、どんな生活をしたいかを考える参考になった。もっと贅沢を、もっと便利に、というすべての人が持っているであろう欲にどう向き合うか。そこを疎かにして歳だけ取ってしまうと、仕事でも私生活でもどんどん苦しくなってしまうのだな、と。自分はこれで十分、これさえあれば大丈夫という基準を明確にしておかないといけない。モノにあふれるこの時代その見極めは極めて難しいだろうけれど、(そして子育て世代にとっては更に至難の業だろうけれど、)30代の今、時間をかけてじっくりと取り組み人生の折り返しに向けてゆっくりとステップダウンしていきたい。稲垣さんの本をいくつか読んで、当面の方針が見
-
Posted by ブクログ
確かに家電って便利そうに見えて、家事を複雑で面倒臭くて大袈裟なものにしてるんだなと気づかされた。以前は使っていた食洗機とかがまさにそう。面倒臭いからとりあえず汚れた皿を放り込んでいたけど、それによって自分の中で皿洗いというものがさらに面倒くさいものとして認識が強化されていく感じがした... 手でささっと洗えばものの5分くらいで終わることなのに。生きるために必要なものなのか、自分の欲望なのか、その境目があいまいになると、本当にどんどん苦しくなる一方なんだなと思った。とは言え人生の可能性を削ぎ落としていくのって勇気がいること。それを実践した稲垣さんが本当にすごい。完全には無理だけど、出来ることから
-
Posted by ブクログ
ネタバレ飲まない人は他に楽しみやストレス解消法があるならばそれもいいと思いますが、自分はいろんな意味で飲める人生で良かったなぁとしみじみ思うことが多いです。
このタイトル、酒飲みにはグッとくると思います。絵もいい。男性でも一人飲みは入る店によって緊張される方もいると思いますが女性は更にハードルが上がる感じは確かにあると思います。稲垣さんが果敢に傷ついても(?)失敗しても一人飲みに挑んでいき、今はもうマスターと呼んであげたいようなその佇まいを獲得したことに心から敬意を表したい。
一人飲みできるようになるぞと思ってから、どのようにチャレンジしていったかコマコマと記録されており、その時の心境や状況をとても -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者がたまたま聴いていたラジオに出演していて、冷蔵庫を持たず、ガスを契約せずに生活していると言っていて、生活が気になったので、この本を読んでみた。
福島原発の事故から、自分にできる節電は何か?と考え、ブレーカーをこまめに消したり、様々な家電を手放していった著者の行動力には脱帽する。コンセントで繋がれた家電に囲まれて生活する様子を、点滴をたくさん刺された寝たきり老人に例えていて、何とも皮肉だなぁと感じた。
また、本の公判で著者が引用している、電通戦略十訓を見て、何とも言えない複雑な気持ちになった。
もっと使わせろ
捨てさせろ
無駄遣いさせろ
季節を忘れさせろ
贈り物をさせろ
組み合わせで買 -
Posted by ブクログ
震災をきっかけに電気をなるべく使わない生活にシフトした体験談とそこから感じたことが綴られている。
不便に慣れることによって今まで使っていなかった感覚が目覚める様子を捉えていて面白いし表現が上手い。
電灯をつけないようにしたら月や街灯の明るさに気づいたり、掃除機を捨てたら掃除機をかけることに対して感じていたストレスに気づいたり、冷暖房をやめたらお寺の涼しさを強く感じられるようになったり、冷蔵庫を手放すことにより欲望が減ったり、洗濯機を手放すことにより嫌いだった家事が楽しくなったり。修行僧が悟りを開いていくかのよう。
また面白いのが、著者のお父さんが家電メーカーの社員で、子供の頃から最新の家電に -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに惹かれて買いました。著者は、50歳で朝日新聞を退職して、その後の時間をピアノと向き合うことにした女性。かねてから、子どものころに成し遂げられなかった「ピアノを上手に弾く」ということを、大人になった今ならちゃんと練習して成し遂げられるのではないかと目論んでおり、偶然の出会いに恵まれて、ピアノを持ってもいないのに行きつけのカフェでピアノを貸してもらい、プロの先生に教えてもらうことになったのだ。
さて、実は私もほぼ同じことをしている。著者は小学生まででピアノをやめてしまって心残りだった。私の場合、子どもの頃エレクトーンを習っていたのだが、実はその頃から本当はピアノが弾きたかった。大人にな