あらすじ
作りおき不要! 準備10分!
誰でも作れるワンパターンごはん、
でも、これがウマいんだ!
アフロえみ子の
1食200円
驚きの食生活を大公開
アフロで無職で独身の、稲垣えみ子52歳。
朝日新聞退社後、激変したのは食生活。
メシ、汁、漬物を基本に作る毎日のごはんは、なんと一食200円。
冷蔵庫なし、ガスコンロは一口、それでもできる献立とは!?
何にしようか悩む必要すらない、ワンパターンごはん。
でも、そのバリエーションは無限で自由。
料理は、自由への扉だ!
だから自分で自分の人生を歩みたければ、
誰もが料理をすべきなのである。
男も、女も、子供も。
自分で料理をする力を失ってはいけない。
それは自らの自由を投げ捨てる行為である。
(あとがきより)
●ごはんはどんな鍋でも炊ける
●味噌を湯で溶く、究極の1分味噌汁
●最強の出汁が出る、干しエノキ
●旬の野菜の食べ尽くし
●ぬか床は最高のお抱え料理人
●塩味グループの調味料で万全
●アフロ式10分クッキング
……目からうろこのアイデア満載!
毎日の食卓のカラー口絵付き
感情タグBEST3
シンプル
調味料について検索していたら、記事をみつけ使っている調味料の少なさに衝撃を受けてこの本を購入ました。
普段いろんな調味料を使って味つけしていたので、調味料が「塩」ベースだけで料理ができるの?!とインパクトがありました。献立もシンプルな形で時間がかからず作れるのも魅力的ですね。シンプルな味つけの良さ、素材の味や調味料の工夫を感じました。読んだ後さっそくシンプルな味付けにチャレンジしてます!
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とっても危険な本です。稲垣さんのような生き方、暮らし方に憧れるけれど、本当にするとなると相当の覚悟がいるかも……というか家族の同意が得られないかと思いますね。10数年前に玄米生活を経験しましたが、子供が中学になりお弁当にあのお米は恥ずかしい……と言われ白米に戻しました。とりあえず具沢山の味噌汁を毎日作るところから始めてます。
Posted by ブクログ
目分量で充分、なんでもできちゃう。善晴さんも、葉子さんも「素材の声を聞け」そして「自分の感覚を信じろ」と言うてるやないの。
この本読んでからルクルゼの鍋でご飯炊いてる。こびりつくこともあるけど、炊飯器みたく手の届かない汚れが残ることなく、分解できずモヤモヤすることはない。全て洗えるのはいいな。栗ご飯も美味しく炊けたし。
山のようは20年にわたるレシピの切り抜きはまだ捨てられないけど、ただ今データにして整理中。死ぬまでにこんなに作れないな、と思いながら。全部データ化して一覧で見た時に整理できるものがありそうで、今から身軽になるのが楽しみです
85
人生を見つめ直す機会になりまし
この本があれば、ほかのレシピ本はいらない。というレシピ本かと思い買いました。
レシピ本ではなく、本当にレシピ本が要らないんだなと思わせる素晴らしい本でした。
読み進めるうちに、自分の毎日の生活が息苦しかったんだと自覚できるようになりました。
出会ってよかった一冊でした。
Posted by ブクログ
ただいまコロナ禍において絶賛料理がマイブームになっているが、そんな私にもとても響く本だった。ぬか付けと干し野菜に早速手を出してしまい、著者のライフスタイルに早速影響されてしまった。他の著作もぜひよんでみようと思う。
Posted by ブクログ
ぬか漬け(+それをサラダに入れたり厚揚げと炒めたりとアレンジもできる)、えのきを干す、その他何でも干す
ぬか漬けの具:厚揚げ、こんにゃく(!)、茹でたじゃがいも(!味はチーズだと、か。お好み焼きに入れたり油で焼いて胡椒もグッド。
といった具体的な食のヒントも参考になるけれど、それよりなにより、これは素晴らしい哲学書だと思った。稲垣節がさく裂。名文がずらり。
p82
結局、「失敗」なんて世の中にないのである。「失敗」と名づけるからいけないのだ。
例えばぱさぱさのお米ができたとしましょう。そうしたら「わあ~、硬いパラパラのお米が炊きあがった!!」と思えば良いのである。「チャーハンの材料ができた!」と。
つまりネーミングを変えるのだ。成功だの失敗だの、人生はそんな二者択一で分けられるほど単純じゃない。
p86
そう、大きな幸せは小さな幸せを見えなくするのである。そのうちに、見えないだけだということも忘れてしまう。小さな幸せなど全く存在しないかのように思い始める。そして、さらなる大きな幸せばかりを求めるようになる。
でも本当は、小さな幸せの中に無限の世界がどこまでも広がっているのだ。
p207
自然界はすでに「甘いものだらけ」。自然はすでに人を十分甘やかしてくれている。
むしろ砂糖とみりんばかりに甘さを頼っていると、強烈な甘さに舌が慣れてしまって、密やかな自然の甘さに気づくことができなくなってしまう。つまりは自分を甘やかしてくれる親切な者たちに出会っていてもスルーしてしまいます。
(甘みがほしいときは酒か味噌を入れる。あと、バルサミコ酢。酢飯もこれで完成。洋風でハイカラな酢飯。あと練りゴマ。)
そしてエピローグが素晴らしい。
p266
私は生まれて初めて「自分が本当に美味しいと思うもの」を発見したのである。私はずっと、それはまだ見ぬどこかのレシピ本に載っている何か特別な料理、あるいはどこかの誰かが「どうです、美味しそうでしょう」とすすめてくれる料理、(略)だと思っていた。
(中略)
私たちはいつだって誰だって、ずっと豊かになりたいと思ってきた。
そして、食べることは豊かさの象徴だったが故に、私たちはいつの間にか懸命に上ばかりを見て、足元を見ることを忘れていたんじゃないだろうか。でも、すべてはすでに足元にあったのである。
料理なんて簡単だ。そしてそこには無限の自由がある。(略)
あなたは自分で好きなものを自分で作って食べることができる。それは決して特別な技術や能力が必要なことなんかじゃない。誰に頼らなくてもいい。誰に文句を言う必要もない。食べることは人生の土台だ。ここがしっかりしていたら、どんな辛いことがあっても、誰かに裏切られても、一人ぼっちになっても、だいたいは大丈夫なのである。
(略)
料理は自由への扉だ。だから自分で自分の人生を歩きたければ、誰もが料理をするべきなのである。男も、女も、子供も。自分で料理をする力を失ってはならない。それは自らの自由を投げ捨てる行為である。
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『チープ・シック』というファッションの本を、食べることに置き換えた文章。
p269
あなたが自分に合った「美味しいもの」を食べたければ、この一冊あれば、十分。いちばん新しい「食べ方」の考え方がわかります。あなた自身が、自分のために自分で作り出す「食」のスタイルについて書いてみたのが、この本です。雑誌やネットの情報や広告に命令されて何を食べるのかを決める時代は、もう終わってます。自分がなにを食べればほんとうの自分になるのか、どんな食べ方をすれば自分がいちばんひきたつのか、もっともよく知っているのは、なんといったって自分自身です。あなたの食べるものは、あなたが自分でえらびとっている自分自身の生き方にぴったりそったものであるべきなのです。グルメ雑誌の反映になってしまってるなんて、とても生き方とは言えません。調和のよくないいろんな食材や調味料をごちゃ混ぜにいっぱい持つのは、やめましょう。食べていてとても気分の良くなってくるような食材を、数すくなくてもいいからきちんとそろえて、自分のスタイルの基本にしましょう。食べていると気分が良く、自分に自信がわいてきて、セクシーになり、素敵に見えてハッピーになれるような食べ物を、昔からの仲の良い友達と同じように、いつまでも大事にしていくのです。
Posted by ブクログ
読み手を選ぶと思うが、私は好きだった。
いろいろと実践してみよう。
あと、レシピとは違うが同意できた考え方
→大きな幸せは小さな幸せを見えなくする。
そしてさらに大きな幸せを求めに行く(悪循環)
人間、そーゆーとこあるよね。
贅沢で感覚がマヒしないよう、小さな幸せを繰り返すのが
自分には合ってると思った。(感覚をメタボにさせない)
Posted by ブクログ
料理教室に長年通っているのですが、そこで教わるのは「ハレの日」の料理な気がして、
一人分を作ろうか、とはなりません。
しかし、この本は「ケの日」の料理です。料理はそもそもレシピを見ながらやるものではなかったし、生きるために誰だってできる、と著者は言います。この本を読んでからみそ汁はお椀に1回飲む分しか作らなくなりました。
余ることもないし、夏場に腐らせることもありません。ナイスです!
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いや~なんかね
私がモヤモヤ思ってたことをズバッ!といってくれた本!
仕事の関係上、仕事関係やら、女子の集まりやら、なんやかんやと高いお店に行ったり、ワインやらシャンパンの会やらに誘われることがあったりしてました。
まあそんなのに行き始めた頃は最初は物珍しくて、カプセルに詰めたようなわけのわからんメニューやら、高級食材やらをこねくりまわしたような調理をしてもらったりしたこともありましたが、なんせ庶民なもので、「そんなことするよりシンプルな調理で食べたい。お金ももったいない」と心の底から思ってました。(その時は言えなかったけど)
で、その後、思うところあって仕事や部屋もいろいろ整理していったら、まあ使えるお金もなくなったってことですが、「あんなアホみたいにお金をかけて食べる料理って何だったんだろ?ごはんと味噌汁ってサイコー!」と思うようになってきたわけです。
でもね、それをうっかりもらした時のまわりの反応がね「そんなに困ってるの…」「そっか…じゃあまた誘うね」みたいな感じで…。
いやいや、そうじゃなくてごはんと味噌汁ってめちゃくちゃよくできたメニューで、ホントに毎日食べても飽きないし素材の味が生きてるのよ…。と言っても誰も同調してくれなかったのだけど、稲垣さんの本を読んで「そうそう!そういうことなのよ!」と、なんか同志を得たみたいな、「あ~無理しなくていいんだ」って気持ちになってしまった。
食べることってその人にとって「何が大切か」がわかるなって思う。
この本では、稲垣さんが「料理は自由への扉だ」って書かれているのがすごく心に響いたな~。
ごはんをじっくり味わって食べる幸せが今の私にはある…そう思うとなんてしあわせな食卓!って思う。
地味家ごはんサイコーです!
まあでも、今の私には冷蔵庫を捨てる勇気はまだないけどね。
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個人的には料理が大好きで、調理が苦ではないと思っているので、人に振る舞うことも厭わないが、自分だけの食事の時はまさに稲垣さんのおっしゃる食卓に歩み寄っております。最高に幸せな簡単調理に。
食に対して感じていたことを、軽快にストレートに伝えてくれるこの本は、ぜひ多くの人に読んで欲しいと思った。
早速ぬか床を作ります!
シンプルな調理が一番おいしい
ご飯を鍋で炊くとか、確かに恐怖に思ってるなと気づかされました。この本を読んだら炊けそうな気がしたので今度試してみようと思いました。
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先日稲垣えみ子さんをTVで初めて知りとても気になる存在だったので、出している本の中から1番気になったタイトルを手にとりました。とても面白かったです!
稲垣さんの毎日のご飯は基本がメシ、汁、漬物なのだそうで、レシピ本というかそれがいかに簡単で美味しいかが書かれた指南書でした(笑)
彼女のように冷蔵庫のない生活は難しいけれど、干し野菜とぬか床は試してみようと思いました。
こどものいない時間にはシンプルな食生活も真似してみたい。
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朝日新聞記者を50歳を機に退職し、脱電生活、ミニマルな一人暮らしに果敢にチャレンジしているアフロ元記者の稲垣えみ子さん。
今回は生活の基本、食にヒューチャーした一冊。
食べること、作ることが退職後、180度変わった経緯や、おすすめレシピなどを熱く語られていて、稲垣節大好きな私は楽しくてしょうがなかった。
電気がないから冷蔵庫もない。
参考になるのは江戸の食卓。
基本はご飯と味噌汁とぬか漬け。
ご飯が美味しすぎて、派手なおかずがいらない。
天日干しで野菜が濃厚な出汁に変身。
太陽は時間もお金も節約出来る調理器具。
塩味噌醤油さえあればよし。
食べていけるとわかれば自信がつく。
などなど、面白おかしく読めて、端的で気持ちいい。
家庭料理ってもっと素朴でいい、という言葉に救われた。
料理好きは作り置きして、できない人は惣菜を買う。という2パターンの他の道を提案したい(一汁一菜だけ作る)というのも、ホッとした。
料理が苦手でプレッシャーや負担を感じる人や、これから料理を始める若い人も読んでみると、気楽になるのではないかなと思う。
一人暮らしだからできるかなと思う生活だとも思うけど、たしかに美味しい基本はご飯と味噌汁だなと思う。
調理器具を紹介するところで書かれていた言葉「豊かさとは、よりたくさんのものをもっていることではなくて、自分が十分に使いこなせる範囲の道具を持ち、その良さを日々十二分に生かしながら共に生きるということ」という言葉は何にでも当てはまるなと思った。
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著者の言いたいことが一貫していて面白かった。
「メシ、汁、漬物」を基調とするご飯。これが一番という本。
それは節約でも質素でもなく、一番贅沢で幸せを追求した結果、というところが素晴らしいです。
また、章立てが読みやすく、実際著者が実践している内容なので、説得力があり、面白く読めました。
カラーの実際のご飯の様子が美味しそうなんですよ!ほんと!!
話だけ読んでると、我慢しなきゃなのかな、と思うんですが、このカラー写真見てるとそんな気持ちは吹き飛びました。
肩肘張って調味料(A)を作る生活は、有元葉子さんの本を読んでやめようと思いましたが、同じ考え方が根付いていたので、読んでいて共感しました。
取り入れるところは取り入れて、また、生活スタイルを変える時に手元に置いてまた読みたい本です。
Posted by ブクログ
味付けは味噌、塩、醤油。オリーブオイルで贅沢。
シンプル料理に同意!
この料理なら出来るし続く。
カラー口絵の料理はめちゃくちゃ美味しそう。
木スプーンが便利そう。
厚揚げ、油揚げ、雁もどきをよく使う。
野菜は旬の食材で白菜やキャベツのオリーブオイル蒸しとか。
魚は無いに等しい。
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食事におけるミニマリストみたいな本でした。現時点で自分と家族に取り入れられる要素はほとんどありませんでしたが、これはこれで一つの素敵な生き方・考え方で、こうして読書を通じて知ることができて良かったと思います。
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食の断捨離
稲垣さんの本を読むと、いかに自分の生活が余計なものに溢れているのか、それによってお金や時間を奪われているのか、見直すきっかけになる
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あれ、再読なのに入ってなかったな。入れてなかったのか。これを読んで干しエノキを作ったり、ぬか漬けもやったんだった。ぬか漬けはまんまと挫折したけど。またやってみようかな。でも漬物食べる習慣がないしな。とにかく腸内ピカピカがうらやましい。絶賛便秘なんだもの。トイレが汚れないってどういうことだ。しかし、肉魚が全然出てこないよね。50過ぎると食べなくて平気になるのか。
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料理と向き合う気持ち(プレッシャー)から解放された。肩の重荷がとれて、読み終わったころには料理がしたくなってる自分もどこかにいた。元々編集部で働かれてたからこそなのか、言葉の言い回しも面白い。生活していく中で大事にしたいことばとの出会いもあった。わたしも身軽に、レッツ!ぬか漬けと干し野菜をしよう。
Posted by ブクログ
料理が上手くなりたいと思い、最近はインスタなども参考にしつつ数多あるレシピを見ているうちに、気がつけばレシピを見ないと作れない、という事態に陥っていました。
そして好きなものばかり食べているうちにエンゲル係数は上がるわ、ご馳走でもあまり感動することが少なくなってきたような…。
そんな中この本を手に取りました。
食に対する価値観は人それぞれなので色んな受け取り方があるでしょうが、私は単純にこの作者みたいに食べることをただただ楽しみたいと思いました。
今日はご飯と味噌汁、漬物にしてみようかな。
Posted by ブクログ
お米の炊き方からして、目から鱗。
試してないけどね。
是非自分も!とはならないけど、
軽快な文章を読み進めるにつれ、
凝り固まっていた感覚がほぐれて、
世の中の見方が軽くなる。
Posted by ブクログ
食事の基本はメシ、汁、漬物。
美味しすぎるものは飽きる。メシ汁漬物は飽きない。
メシはおひつに保管、夏は1~2日、冬は3日に一度炊く。
干し大根の大根おろしと、厚揚げまたはがんも。
水かげんはいい加減でもいい。強火で水分を飛ばす。カニの穴が見えてきたら蓋を閉じて弱火。玄米なら20分、白米は10分、火を止めて10分蒸らす。
干しエノキ=半日で藁のようにカラカラになる。
干すのは太陽で半分調理していること。
干し大根、干し玉ねぎ、干し長ネギ、干しキャベツ、干し白菜。など。みそ汁の具に最適。
何もなければワカメと麩、鰹節。
チャンとした味噌汁は、ニンジン大根ごぼうなど根菜と油揚げを入れる。
フランスではジャガイモ、ニンジン、玉ねぎで生きていける。ポトフの材料。
夏の御三家=キュウリ、ピーマン、トマト。
糠漬けとチーズ=発酵食品の組み合わせ。オリーブオイルを垂らす。納豆を混ぜる。
味噌炒めと夏野菜は相性がいい。
ナスを半分に切って、味噌を塗って焼く。ヘタも食べられる。
キュウリは炒めてもおいしい。
冬の御三家=大根、ネギ、白菜。
シーズンレスな御三家=ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ。
ゴーヤはわたごと輪切りにして天ぷらにする。
調味料は、塩醤油味噌。味が足りないときは酢。
ポン酢は醤油と酢をまぜたもの。自分でつくれる。砂糖はなくてもいい。
鰹節、塩昆布、すりごまで味を足す。
ストウブの小鍋。鉄のダッチオーブン、ボウルとザル、
包丁とまな板。キッチンバサミ。木のスプーン。
ストウブの小鍋ですべての調理ができる=ごはん、スープ、おじや、天ぷら、唐揚げ、野菜炒め、蒸し野菜。保温調理、少量の油で蓋をして揚げる、揚げ物が億劫にならない。炒める=オイル煮またはオイル蒸し。蒸す=オイルではなく水を入れる。餃子やシュウマイは、クッキングシートを敷いて。
焦げ目をつけたいときは南部鉄器製のダッチオーブン。
Posted by ブクログ
面白かった! 私も、じわじわと、食事はワンパターンでいいんではないか、シンプルな食べ方こそ美味しいんじゃないか、と思っていたので、とても励まされました。
さすがに冷蔵庫はなくせないけど、しばらくは、炊飯器も手放せないと思うけど。
ぬか漬けはそれでもやはりハードル高いけど、干し野菜はやってみよう。
砂糖なし生活もやってみたい。
最近読んだ國分功一郎さんとか、れいわ新選組の候補だった安富歩さんや大西つねきさんなんかの主張ともかぶり、いろいろ繋がってるんだな、そういう方向が本質なんだと思ったりもしました。
Posted by ブクログ
著者は節電で冷蔵庫まで処分してしまった、アフロがトレードマークの女性。読む前は正直貧乏くさい話かなと思っていたが、写真で紹介されている料理を見ると、現代では逆に贅沢なのではと思える美味しそうな料理が並んでいる。これなら生きていくのに充分。今日からでも「食の断捨離」したくなった。
Posted by ブクログ
読みやすい。
食べ盛りの子供がいる家庭では
その献立だとシンプルすぎるのでは?と
思うこともなきにしもあらずでしたが
読み進めていくと
色鮮やかなご飯が。
あれ?想像してとのと違う。
これがそんな簡単に?
毎日こんなだったら確かに
ご飯が楽しくなるわなぁ〜(´ω`)
____________
食べることができてれば
ちゃんと自分の足で立っていける。
食べることは自立すること。
女も男も子供も自分で作ればよい。
膨大なレシピ本、大量の調味料の計量に
煩わされることはない。
他人の料理を見て、
自分はできないと思うこともない。
だってこんなに簡単に食べていけるのよ?
っていう感じ。
料理って大変、自分にはできないって
思っている人にとっては
料理のハードルを下げてくれる本かも。
__________
私は
レシピ見ることが多いのですが
それで疲弊しちゃうタイプ。
調味料の計量がめんどくさくて。
調味料がシンプルだし
気持ちが楽になった。
味噌汁は大好きなのでこれは問題なし(´ω`)
毎日いける。
あとぬか漬けしたいのに
なかなか手を出せないのですが
これを読んで
やっぱりしたいなぁと思いました。
鍋の保温も良いですね、検討したいです。
ぼちぼち自分の料理に
活かしていけるといいかな。
Posted by ブクログ
香ばしく炊けた玄米ご飯。
季節の野菜を天日に半日干した‘干し野菜’をたっぷり入れた熱々のお味噌汁。
そして、これまた季節の野菜を愛用のぬか床に漬けたぬか漬け。
毎日基本はこれ。メシ、汁、漬け物。
とってもシンプルかつヘルシー。
これが著者のイナガキさんの究極の食卓。
テレビをつければ芸能人たちが行列の出来るお店の料理を美味しそうに食べていて、雑誌を見れば見目麗しいインスタ映えするスウィーツの特集。ネットショッピングでは世界各国の珍味まで指先ひとつで手に入る。
そんな世の中でなにゆえ彼女は【ここ】にたどり着いたのか。
ほんとうに美味しいものってどんなもの?
豊かに生きるってどういうこと?
近所の面白いおねえさんのお話を聞いているようなフランクな語り口が親しみやすい。
食の断捨離本であり人生の意識改革本でもある。
食の洪水に溺れそうになっている人にどうぞ。
特に「毎日毎日まいにち美味しい料理を作らなければ...!」というプレッシャーにストレスを感じている方に是非。
Posted by ブクログ
いかに「食」というものがメディアに影響されているのかと思いました。プロが作るレシピにはそれだけ洗練された美味しさがあるけど自分の味もいいかな~と思いました。
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なんだろう、、とても簡単な料理なのに楽しそうで美味しそうなのは。
土鍋で食べたごはん、シンプルで素材の味を活かしたおかず、日本の伝統ぬか漬け、、
手の込んだ美味しい料理も感動するけれど、毎日食べるならそんな食事の方が満足度が高い気がする。
Posted by ブクログ
毎日の食事作り。何を作るか。
栄養のバランスを考えて作ったのに、これは好きじゃないとか、品数が多いとか言われる。
献立を考え、作る作業に毎日どれくらい時間を使っているのか。
そんな時に読んだこの本。
シンプルでいいな。
メシ、汁、漬物でOK。
食の断捨離でレシピもいらない。
普段はこんなシンプルでいいのかもね。
ご馳走は外食すれば良い。
さすがに玄米、漬物だけじゃ無理な人には、何かをプラスして。
調味料も見直したら冷蔵庫もスッキリする。
干し野菜は早速やってみよう。
Posted by ブクログ
稲垣えみ子さんの本を初めて読んでみようと思い、「レシピ本はいらない」と言っているこの本が「料理レシピ本大賞 in Japan 2018」なるものを受賞したというのが面白かったのでこちらを選んだ。
本書内でも言及があるが、土井善晴さんが「一汁一菜で良い」と言っているのと内容的にはほぼ同じであり、「メシ・汁・野菜で上等!」という思想自体に大きな驚きはなかった。ただ、語り口やアプローチは大きく違っていて、そこはそんな人それぞれぶりも含めて面白い。
それから稲垣さんは東日本大震災後の節電をきっかけに冷蔵庫を持たない暮らしをされており、これはちょっと真似できないぞと思わせる凄みがある。余った食材は、ぬか床に入れるかベランダで干し野菜にするかしているとのこと。ぬか漬けは私もやっているので細かく共感しながら読んだが、干し野菜はやったことがない。「太陽は強火の遠火、しかも無料」という言葉に惹かれた。やってみたいけど、こういう系統の本に言われる前から家事頑張ってない家なのでベランダが汚く、二の足を踏んでしまう……。
いろいろと具体的なレシピ(?)やテクニックも紹介されているが、この本のエッセンスのもうひとつは「料理は自立/自由への扉だ」というメッセージだろう。まずは自分を機嫌よく食わせていくこと。これさえできれば人は豊かに生きていけるし、そのためには実は膨大なおカネもレシピ本も調理器具も調味料も要らない。スキルも要らない。性別も年齢も関係なく、料理を覚えよう、ということで、「奥さん」や「お母さん」のための本でないどころか、「大人」のための本ですらなかった。十四歳のためのシリーズとかに入っていても良いのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
料理に対する意識を変えてくれ、筆者の生きやすさが伝わってくる。▼2.レシピ本を閉じ、メシを炊こう。炊飯器がなくても「お米」は炊けるんです。1)米と水を鍋に入れる。水加減は指を入れて第一関節まで浸る程度。2)鍋を強火にかける。(始めチョロチョロは要らない)。3)沸騰したらふたを開けてそのまま強火。4)水分が蒸発して米の表面ぎりぎりになったら蓋をして(カニの穴が見えて来たら蓋)、弱火、火をできるだけ弱める。5)しばらくそのまま弱火(白米10分、玄米20分)、6)火を止めて10分蒸らす。▼3.味噌汁:女は黙って味噌を湯で溶かすだけ。具なんてあったてなくたっていい。干しエノキ、干しネギ、干しエノキ、干し大根、干しキャベツ、干し白菜、ワカメ、麩、鰹節は簡単で美味な具。▼4.あとは旬の野菜さえあれば・・・▼楽にたのしく料理して、気軽に生きよう!!