稲垣えみ子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地獄のようにがんばる家事はやめて、もっとラク家事をしよう!ってことか。
ラク家事なら、時間、お金、家族の揉めごとまで、すべて解決しそう。
災害の備えも、日ごろから一汁一菜なら、缶詰めもカップ麺もいらないか。
洗濯機もやめて、各自がタライで洗濯するのはどうかな?誰かがまとめてやった方がいいかな。
ただ、家事を全くせず、頼りっぱなしは、自分の可能性まで丸投げしていると。
驚いたが、稲垣さんが「こんまり本」を参考にされていた。
理想は江戸時代の貧乏長屋!
「ときめき」を越え、「それ、ないと死ぬ?」って、そりゃ物捨てられそう。
あと、認知症のお母様が、物が溢れた家で、今まで通りにできず -
Posted by ブクログ
もうすぐリヨンに短期語学留学に行くので読んだ。日本でやってないことを急に旅先でやってもしっくりこないというのは、当たり前のことかもしれないけど、改めてなるほどそうよなと思った。普段ふれないものに触れるとか、そこの王道観光をするとかもそれはそれで貴重な経験なんだけど、「行った」「やった」「見た」以上の体験になるのって確かに案外少ないかもしれない。ならば自分の本当にやりたいこと、興味のあることをすれば良い。旅行になぜだかくっついてくる強迫観念みたいなものが、これを読んで少し和らいだ、読んでよかったー。私は映画の街としてのリヨンを満喫したいと思う^ ^
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Posted by ブクログ
読んでて参考になるところは大いにあるのだが、極端でもあるので全く同じような生活を目指すのはかなりハードルが高いと思われる。
個人的には、著者のお母様が認知症になった時に凝った料理が作れなくなる話が印象的だった。著者は家族がそれを母に求めた結果だと書いていたけど、本当に凝った料理を作るのが楽しくてそれが趣味だった場合、どうしたら良かったんだろうね。
私も編み物するけど、凝ったもの作るの好きだし、それを周りに「それ作らなくてもいいんだよ」と言われても途方に暮れると思う。
生活と趣味は密接で、老いた時の付き合い方を考えさせられた。
あと、こんまりの本をちゃんと読んでみようと思った。 -
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Posted by ブクログ
原発事故をきっかけに、節電を始めた著者。
使っていない電化製品のプラグをこまめに抜くことから始め、冷蔵庫、洗濯機等ほとんどの物を処分してしまう。
電気もガスもほとんど使わないで、生活は成り立つのだろうか。
無いものを何で補うか。
考え、実践していく過程は面白い。
昔の人の知恵ってすごい。
物に囲まれ溢れかえっている部屋。
生活を便利にすると、次々に発売される家電。
もっと広い部屋に、もっといいもの、もっと買わないと。
働く時間が増え、ストレスが溜まり、結局は消費に振り回される。
改めてシンプルに生きることの大事さを思い知る。
食も含めて自分の生活を見直したい。
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Posted by ブクログ
退職後の人生について。
すでに読んだことのあるような提言が経験に裏付けされつつ述べられる。
退職後はコストのかからない生活を送る。
会社員は本人の能力や評価に下駄を履かせてもらっている。
会社がメインの人生になってしまうと退職後に人生の目標を見失う。会社員→定年というのは乱暴なギアチェンジ。
会社の外に楽しみを見つけ会社依存度を下げる(サードプレイス的な居場所の確保)。
すでに読んだことがあるということはそれだけ妥当なのだろう。
朝日新聞は福利厚生がかなり充実していて社宅から通信機器まで用意してもらえるのはすごい。お金関連の知識を退職時に総務に聞かされるまでろくに知らないのはちょっと迂闊す -
Posted by ブクログ
稲垣えみ子さんの本を初めて読んでみようと思い、「レシピ本はいらない」と言っているこの本が「料理レシピ本大賞 in Japan 2018」なるものを受賞したというのが面白かったのでこちらを選んだ。
本書内でも言及があるが、土井善晴さんが「一汁一菜で良い」と言っているのと内容的にはほぼ同じであり、「メシ・汁・野菜で上等!」という思想自体に大きな驚きはなかった。ただ、語り口やアプローチは大きく違っていて、そこはそんな人それぞれぶりも含めて面白い。
それから稲垣さんは東日本大震災後の節電をきっかけに冷蔵庫を持たない暮らしをされており、これはちょっと真似できないぞと思わせる凄みがある。余った食材は