羽田圭介のレビュー一覧

  • ポルシェ太郎

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    クルマ好きの心理がよく分かる。しかも、ポルシェ乗りはただのクルマ好きではないんだな。
    羽田氏の作品を初めて読んだが、登場人物の言動に違和感がなく、エンディングまでにちゃんと書ききってて、実に手堅いなぁと感心した。

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    2019年05月29日
  • ポルシェ太郎

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    ポルシェよりもS660の方が面白そうだと思っていたけど、金持ち感が確かに足りないよね。

    下取り価格が気になるね

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    2019年05月07日
  • 盗まれた顔

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    見当たり捜査を題材にした小説は少ないのではないか。班員が個性的なのも良い。
    顔を忘れないということを考えたことが無かった。続きが気になる作品なので、シリーズ化してほしい。

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    2016年10月19日
  • 盗まれた顔

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    見当たり捜査。
    この作品を読んで初めて知った。
    そして主人公が同い年。
    読むにつれて引き込まれるストーリーと、独特な読後感。

    羽田圭介、天才か。

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    2016年10月14日
  • メタモルフォシス

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    読書中何度も笑わさせていただきました。どうせなら芥川賞はこっちの作品で獲ってほしかったなあ。

    官能とかSMとかのジャンルの作品って全然詳しくないのだけど、変態さんの心情を文学的に表すとここまで面白くなるっていうのは自分にとって新たな発見だった。個人的には純文学は難しくてなかなか読みこなせない分野ではあるのだけれど、本作に限っていえば1行1行の濃密な記述がどれも馬鹿馬鹿しくも面白くて、読み進めるのがとても楽しかった。なお、途中強烈なグロ描写があるので、食事の際に読むのは控えたほうが無難だと思う。

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    2016年02月07日
  • メタモルフォシス

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    新刊のとき読んで、衝撃的な面白さだったんで。文庫見つけて即購入即再読。
    この小説の面白さは、主人公サトウが、実直でないが真面目、道徳的ではないけれど倫理のボーダーラインが明確である、とか一見するとわかりにくい背反的な要素を多分に含んでいて、その性質をそのままプレイに活かしているところ。ようは、よく描かれがちな、社会的地位も高く周りから尊敬されていて人徳がある人が実はこんなに…っていう週刊誌的で安置なSM小説とは一線を画し、どちらが本当の自分かなんていう馬鹿らしいといかけもなしに己の価値観倫理観に沿って奴隷として邁進していくその姿が勇ましく、惚れ惚れしてしまうのだ。羽田さんの抑制の効いた文体と相

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    2015年11月18日
  • 羽田圭介、家を買う。

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    残念ながら羽田さんの著作を読んでいないのでどういった小説を書くのかは全然存じ上げないが、羽田さんの思考がすごく人間ぽくて楽しみながら読んだ。
    ちょうど家を買うかについて悩んでいたところだったので、読みながら自分は”家を買う”ことが目的になっていたなぁと思った。羽田さんはどんな家に住みたいか、どんな生活を自分が送りたいかをかなり詳細に描いて、それを実現できる家を探していて、本来はそうあるべきなことに気づいた。
    理想の家?理想の生活?ないわけではないけど、今の家はそれなりにメリットがある。でも状況も環境も変わるから、ずっとここにいることはない。自分の家という存在は果たして何者なんだろう。

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    2026年04月11日
  • 盗まれた顔

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    見当たり捜査員という指名手配犯の顔を覚えて、ひたすら街に立って犯人を探す話です。
    ストーリー展開や、後半に向けての真相解決が面白くて、一気に読んでしまいました。
    著者の作品は他にも読んでいますが、テイストの違う作品を生み出す発想力は、すごいなと感心しました。

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    2026年04月08日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    生きていくこと、死にゆくこと、それらを健斗と祖父はそれぞれ象徴しているけれど、両者の境界線がふとした出来事で滲む場面がいくつもある。そこにある小さなドラマが積み重なって、人間の人生のあり方の割り切れないところを表現し得ていると思う。

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    2026年04月07日
  • Phantom ファントム

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    お金とその価値について書いてある本と感じた
    アーリーリタイヤのためにお金を貯める、目先のことに使わないと考えてた主人公の決断が変わっていく。

    今の世界ってこんな感じなのかも。
    資本主義ってなんなんだろうなぁ、幸せや裕福と感じる気持ちは人それぞれだけど、
    ネット社会の発達によって、
    自分だけじゃなくて他者から見られることや他者と関わることでの価値観が形成されていく。

    そんな話
    かなって感じだ

    私はどんな価値観で生きて来て、これからどうなっていくんだろう

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    2026年04月02日
  • Phantom ファントム

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     フォロワーさんにお勧めされた本。
     自分では手に取らないジャンルで、そういう意味ではとてもエキサイティングだった。でも、普段触れないジャンルなので、話がどんな風に展開するのかわからなくて、読んでいる間中、なんかふわふわした、不安定な感じがした。
     主人公はある意味ありふれた感性の、少しだけ外見の良い女性である。彼女の置かれている環境も、周囲の状態も、ひとつひとつを拾えばありふれている。それが後半になると、途端に現実味を失い、日常から逸脱する。前半と後半の温度差が極端に思うのだが、その変化はひたすらシームレスだ。綴られている文章が淡々としていることで、状況の割に感情の起伏が抑制的になっているか

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    2026年04月01日
  • その針がさすのは

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    主人公は30代後半の僕(毅志)。夫婦で不妊治療中で、原因の1つかもしれない精索静脈瘤の手術シーンから本書は始まる。
    多分、メインのストーリーはここ(不妊治療)にあるのだが、中野という土地についての現在・過去・未来、音楽、交友関係など、あっちこっちに話は飛ぶ。まとまりがないといえばそうだが、読んでいてそれが妙に心地よい。後半にかけての盛り上がり(ドタバタ)は意表を突かれた。人と自分の距離感が裏(?)テーマなのかな。
    芥川賞作家に対して失礼だが、これまで読んだ羽田さんの作品の中で一番純文学っぽかった。

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    2026年02月27日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    無職の主人公と母と祖父の3人が中心になって展開する物語ですが、とにかく主人公の苛立ちと祖父の生への絶望が上手いこと絡み合っていて、楽しく読むことができました。
    ページも少ないので、空いた時間にサラサラっと読めるのも良かったです。

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    2026年01月13日
  • ご本、出しときますね?

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    本好き芸人であるオードリー若林と小説家達とのトーク本。小説家であっても一人の人間。人の面白さから読みたくなった本が沢山ありました。
    書き手の面白さから本を手に取りたくなる一冊。

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    2025年12月16日
  • 滅私(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ミニマリストに憧れた時期もあって、よくブログを読んでいたから、ミニマリスト界隈のあるあるや言動を「わかるわ〜」と思いながらが読んだ。ミニマリストのブログやSNSって、異口同音に同じことしか書いてないのに、すっきりしたいときとかに、つい読んでしまう中毒性がある。

    コミュニティの仲間との関係性、過去の暗部を知っている人との絡み、恋人との関係性、ゴミ屋敷に惹かれていくさまなど、一見つながりがなさそうなものが主人公の逡巡とうまく重なりあって、不穏ながら奥深いストーリーになっていた。

    複雑なことを考えることを避け、無意識に捨てるという行動をしてしまうことや、行きすぎた行動がかえって家族の精神的安全を

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    2025年12月10日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    コントのような、日記のような作品でした。

    受容と拒絶で考えると、他者から見ると受容が優しさに見えるが、相手のことを考えること一概にそれが優しさとは言えないよなぁ。
    でもそんな思考は施す側のエゴであって…

    でも善行はそれ単独で評価されて、その行動の理由って考えられないですよね。主人公の内面描写を通して悪意の善行って矛盾が見えるのがよかったです。

    みんな必死に生きてて、ズルしながら、矛盾して生きてる。
    それがちょっと笑えて、ちょっと笑えない。
    でも人生ってそんなことの繰り返しなのかもしれないと感じました。

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    2025年12月01日
  • Phantom ファントム

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    推しの出てる映画でご本人と本が登場していたので読んでみた。あまり自分が進んで読むジャンルの本ではなかったので良き出会い。金に対する価値観の違い、どちらも共感できるところとできないところがバランスよく描かれていて主人公のように「こういう考え方もまあ、アリか」みたいに思えた作品だった。

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    2025年11月23日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    第153回芥川賞受賞作。死にたいと毎日のようにぼやく祖父を穏やかな死に導こうと企む主人公は、日々筋トレに励みつつ、転職の為、手当たり次第に面接を受けまくる。タイトルが絶妙。

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    2025年11月04日
  • バックミラー

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    この国が、というより世界がどんどん悪い方向に傾き始めているような気がする今、読み終わって、それは勘違いなんかではないと思ってしまった…
    でも、今からでも自分たちがその気になれば悪い流れを変えられるかもしれないというような、著者の強い思いを感じもした。

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    2025年10月30日
  • 滅私(新潮文庫)

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    ネタバレ

    何事も行き過ぎるのは良くない
    見える範囲が狭くなると言う意味では、主人公は行き過ぎつつもまだ周りが見えていた感じ
    後半は思考はクリアなのに異常行動が止まらない感じが不気味だった
    ホラー映画のような、資本主義への問題提起のような

    にしても主人公の昔が悪すぎてちょっとキモかった

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    2025年09月15日