羽田圭介のレビュー一覧

  • ポルシェ太郎

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    自分とは何も関係ないストーリーだし目もひかれない題材だったが、
    読み始めると、ページをめくる手が止まらなかった!

    麻薬のように貪りつくしたい文章センスが羽田圭介にはあるなぁ〜

    後半の、アッパーからいきなりラストにかけてダウナーな感じも、これまた良い

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    2021年06月13日
  • 走ル

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    自分とBianchiとの出会い。
    高校2年は誰でも旅に出たくなる時期。
    -何かから逃げるように家を飛び出した。

    当時、紹介してくれた親友に感謝。

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    2021年05月03日
  • 黒冷水

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    又吉じゃないほうとしてフューチャーされて、テレビでちょくちょく見かけてたときの飄々とした印象があったので、何となく作家として向き合うのが憚られこれが初挑戦。

    家族ひいては兄弟という非常に限られた世界の中で繰り広げられる攻防。何とも粘着質で気分の悪いやりとりが続くが、後半の展開がどどっと盛り上がり読む手を止めることができなくなった。ほとんどこの兄弟しか登場しないのにこれだけの物語を編み出す力はもう素晴らしい。でも、共感ができるとか前向きになれるとかという感覚は全くなく(この小説に求めてはいけないけど)、何故か2人とも愛しくなってくる。どれだけ成熟してる風でも中高生の感覚から逸脱はしていないし、

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    2020年05月23日
  • ポルシェ太郎

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    クルマ好きの心理がよく分かる。しかも、ポルシェ乗りはただのクルマ好きではないんだな。
    羽田氏の作品を初めて読んだが、登場人物の言動に違和感がなく、エンディングまでにちゃんと書ききってて、実に手堅いなぁと感心した。

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    2019年05月29日
  • ポルシェ太郎

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    ポルシェよりもS660の方が面白そうだと思っていたけど、金持ち感が確かに足りないよね。

    下取り価格が気になるね

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    2019年05月07日
  • 盗まれた顔

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    見当たり捜査を題材にした小説は少ないのではないか。班員が個性的なのも良い。
    顔を忘れないということを考えたことが無かった。続きが気になる作品なので、シリーズ化してほしい。

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    2016年10月19日
  • 盗まれた顔

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    見当たり捜査。
    この作品を読んで初めて知った。
    そして主人公が同い年。
    読むにつれて引き込まれるストーリーと、独特な読後感。

    羽田圭介、天才か。

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    2016年10月14日
  • メタモルフォシス

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    読書中何度も笑わさせていただきました。どうせなら芥川賞はこっちの作品で獲ってほしかったなあ。

    官能とかSMとかのジャンルの作品って全然詳しくないのだけど、変態さんの心情を文学的に表すとここまで面白くなるっていうのは自分にとって新たな発見だった。個人的には純文学は難しくてなかなか読みこなせない分野ではあるのだけれど、本作に限っていえば1行1行の濃密な記述がどれも馬鹿馬鹿しくも面白くて、読み進めるのがとても楽しかった。なお、途中強烈なグロ描写があるので、食事の際に読むのは控えたほうが無難だと思う。

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    2016年02月07日
  • メタモルフォシス

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    新刊のとき読んで、衝撃的な面白さだったんで。文庫見つけて即購入即再読。
    この小説の面白さは、主人公サトウが、実直でないが真面目、道徳的ではないけれど倫理のボーダーラインが明確である、とか一見するとわかりにくい背反的な要素を多分に含んでいて、その性質をそのままプレイに活かしているところ。ようは、よく描かれがちな、社会的地位も高く周りから尊敬されていて人徳がある人が実はこんなに…っていう週刊誌的で安置なSM小説とは一線を画し、どちらが本当の自分かなんていう馬鹿らしいといかけもなしに己の価値観倫理観に沿って奴隷として邁進していくその姿が勇ましく、惚れ惚れしてしまうのだ。羽田さんの抑制の効いた文体と相

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    2015年11月18日
  • その針がさすのは

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    中野を舞台とした30代後半の男が主人公。
    引き込まれて一気に読んだ。

    周囲に秘して不妊治療に取組む30代夫婦は少なくないと思う。不妊治療に伴う感情の機微や戦前から姿を変え続けている中野の街に触れつつ、30代後半となり、友人関係も変化していく。
    結婚して子育てをしている友人、独身を謳歌する友人、マッチングアプリで婚活していると思いきや実は結婚している友人。
    生活の変化とともに、いつの間にか趣味からも遠ざかっていき、人間関係も希薄化していく。
    親世代に社会から切り離された孤独を感じる中、親しいと思っていた友人と連絡が取れなくなったりして将来への不安を感じる。
    この年になっても新しい友人を作る社交

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    2026年06月07日
  • ご本、出しときますね?

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    作家の人たちってこんなに話上手いんだなと驚く。
    飲み会の場で話しているようなフランクさもありつつ芯を食った内容になっている。
    紹介されている本も面白そうなものばかりで、ウォッチリストにたくさん入れた。話し手さんの本も未読のものは代表作くらいは読んでおこうという気になった。

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    2026年05月19日
  • 羽田圭介、家を買う。

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    人の家や家計をのぞき見する楽しさがある。引越は私も大好き、且つすぐにダンボールも開けるし、引越当日から物件サイトを見るタイプなので激しく共感。これが気に入らないって引越しの理由を作るタイプなんだろうな、一緒だ。賃貸の不満が持家になれば解決するかといえば、完全ではないし。隣人はいろいろだし環境も変わるし、選択肢を広げるため必要なのはお金!今の家は11回目の引越しで1年住んだのでそろそろ次を検討中、でも金銭感覚が違いすぎるので為になる訳ではない。

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    2026年05月06日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    祖父を生きる苦しみから救うために過剰な介護を試みる男を描いた本作は、これまで深く考えたことのなかった介護の世界を見ることができて興味深かった。筒井康隆の『敵』は老人の主観から老いを描いた大好きな作品だが、介護者の立場から老いを描くのは新しい視点で面白い。
    表面上、平穏な印象の主人公が「手前ぇ殺すぞっ!」とか「素人は引っ込んでろ!」とか「!」で感情を爆発させる場面がいちいち面白くて笑った。

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    2026年04月23日
  • 羽田圭介、家を買う。

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    残念ながら羽田さんの著作を読んでいないのでどういった小説を書くのかは全然存じ上げないが、羽田さんの思考がすごく人間ぽくて楽しみながら読んだ。
    ちょうど家を買うかについて悩んでいたところだったので、読みながら自分は”家を買う”ことが目的になっていたなぁと思った。羽田さんはどんな家に住みたいか、どんな生活を自分が送りたいかをかなり詳細に描いて、それを実現できる家を探していて、本来はそうあるべきなことに気づいた。
    理想の家?理想の生活?ないわけではないけど、今の家はそれなりにメリットがある。でも状況も環境も変わるから、ずっとここにいることはない。自分の家という存在は果たして何者なんだろう。

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    2026年04月11日
  • 盗まれた顔

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    見当たり捜査員という指名手配犯の顔を覚えて、ひたすら街に立って犯人を探す話です。
    ストーリー展開や、後半に向けての真相解決が面白くて、一気に読んでしまいました。
    著者の作品は他にも読んでいますが、テイストの違う作品を生み出す発想力は、すごいなと感心しました。

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    2026年04月08日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    生きていくこと、死にゆくこと、それらを健斗と祖父はそれぞれ象徴しているけれど、両者の境界線がふとした出来事で滲む場面がいくつもある。そこにある小さなドラマが積み重なって、人間の人生のあり方の割り切れないところを表現し得ていると思う。

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    2026年04月07日
  • Phantom ファントム

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    お金とその価値について書いてある本と感じた
    アーリーリタイヤのためにお金を貯める、目先のことに使わないと考えてた主人公の決断が変わっていく。

    今の世界ってこんな感じなのかも。
    資本主義ってなんなんだろうなぁ、幸せや裕福と感じる気持ちは人それぞれだけど、
    ネット社会の発達によって、
    自分だけじゃなくて他者から見られることや他者と関わることでの価値観が形成されていく。

    そんな話
    かなって感じだ

    私はどんな価値観で生きて来て、これからどうなっていくんだろう

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    2026年04月02日
  • Phantom ファントム

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     フォロワーさんにお勧めされた本。
     自分では手に取らないジャンルで、そういう意味ではとてもエキサイティングだった。でも、普段触れないジャンルなので、話がどんな風に展開するのかわからなくて、読んでいる間中、なんかふわふわした、不安定な感じがした。
     主人公はある意味ありふれた感性の、少しだけ外見の良い女性である。彼女の置かれている環境も、周囲の状態も、ひとつひとつを拾えばありふれている。それが後半になると、途端に現実味を失い、日常から逸脱する。前半と後半の温度差が極端に思うのだが、その変化はひたすらシームレスだ。綴られている文章が淡々としていることで、状況の割に感情の起伏が抑制的になっているか

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    2026年04月01日
  • その針がさすのは

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    主人公は30代後半の僕(毅志)。夫婦で不妊治療中で、原因の1つかもしれない精索静脈瘤の手術シーンから本書は始まる。
    多分、メインのストーリーはここ(不妊治療)にあるのだが、中野という土地についての現在・過去・未来、音楽、交友関係など、あっちこっちに話は飛ぶ。まとまりがないといえばそうだが、読んでいてそれが妙に心地よい。後半にかけての盛り上がり(ドタバタ)は意表を突かれた。人と自分の距離感が裏(?)テーマなのかな。
    芥川賞作家に対して失礼だが、これまで読んだ羽田さんの作品の中で一番純文学っぽかった。

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    2026年02月27日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    無職の主人公と母と祖父の3人が中心になって展開する物語ですが、とにかく主人公の苛立ちと祖父の生への絶望が上手いこと絡み合っていて、楽しく読むことができました。
    ページも少ないので、空いた時間にサラサラっと読めるのも良かったです。

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    2026年01月13日