羽田圭介のレビュー一覧

  • 羽田圭介、家を買う。

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    住居に異様なまでのこだわりを持つ筆者が、理想の住宅を求めて転居を繰り返す。

    東京の地下やタワマンの高さには、今更ながら驚かされる。  

    最後の一戸建てはいったいいくらで買ったのだろうか…

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    2025年08月25日
  • 羽田圭介、家を買う。

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    これ読み終わった後思わず羽田さんの奥様どんな人だろうと調べてしまったほど。
    すごい楽しくて一気に読んでしまった。でもまた引越すんだろうな、というか一生理想の家探しするんだろうな〜。次は注文住宅やって欲しい

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    2025年08月19日
  • 羽田圭介、家を買う。

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    まずは理想の家、環境を考え、そのための5億円をどう作るかという発想の順番が変だ。
    家を買うために、実労働では無理なので銀行から可能な限りフルローンで融資を受けて不動産投資を始め、手持ちのお金を株式投資に充てる、という前半がほぼ投資の話であるところが出色の面白さ。かなり収入が多い方という自覚がある人であっても今東京で家を買うのは困難なゲームなのだ。
    後半は結婚して本格的に生活のための家を探す。こだわりが強くて細かいところが気になるサイコな面も面白いけど、なんとなく、「金持ってんなー」という感想の方が大きく、興醒めして読み終わった。

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    2025年08月06日
  • 盗まれた顔

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    これも読者の興味を掴んで離さない1冊。読み始めたら一気に羽田ワールドに引き込まれてしまう。
    話の転換点に多少無理は感じるが、それを十分に補うだけの本筋の面白さがありますね。

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    2025年06月15日
  • 黒冷水

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    兄弟喧嘩のお話。
    ただそれだけなんだけど、不思議に引き込まれてしまう。実際そうするかは別として(しないだろうけど)、不仲な兄弟なら、妄想の中ではこんな感じなんだろう。精神的にまだまだ成熟には程遠い2人の確執、ただそれだけの題材でここまで読者を引き付ける筆者の実力は凄いと思います。
    しかもこれ、17歳で書いたそうで。
    他の作品にも期待したい。

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    2025年06月15日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    年老いていくことに関して色々と考えさせられる作品でした。
    最後のおじいちゃんの言葉は孫への愛情だったのかなと思いたい自分は浅はかなのかな笑

    若い頃は今は亡き自分に甘い自分の祖母を残念に思っていたけど、このような作品を通して祖母の当時の気持ちを少しだけでも感じることが出来た気がする。

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    2025年06月09日
  • 滅私(新潮文庫)

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    物をなるべく持たないようにしたいと思いながら、資本主義特有の流行り廃りの早さに巻き込まれたり、商売によって他人には物を勧める自己矛盾に苦しむ姿に「行き過ぎた結果」を見た。しかし、同時に行き過ぎた、とはどういう状態なのだろうという疑問も湧いた。本人にとっては身の回りをすっきりさせるための正常なこととして物を捨てたり、売ったりするわけで、そこにおかしな点を見出すのは難しく思う。環境にやさしいと言いながらゴミを増やす矛盾や、思想とビジネスの矛盾は結果論だと捉えると問題の所在が一気に曖昧になる。本人の荒れた性格や、突然芸術に走る指向性には危うさを感じながらも、それすら「行き過ぎた結果」の連続だったとい

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    2025年05月22日
  • ご本、出しときますね?

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    2016年~2017年に BS で放送されていた番組を書籍化したもの。オードリー若林氏が各回2人の作家をゲストに迎えて行う鼎談集である。もともと知り合いの方も多いようで、堅苦しい話も小難しい話もなく、気軽に読める。

    小説を読んだだけでは分からない作家さんの側面が見られて楽しいし、読んだことのない作家さんも、話がおもしろい方の本は読んでみたくなる。また、毎回の鼎談の最後に紹介される本も、興味をひかれるものが多かった。

    読書の幅を広げたい方に。

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    2025年05月19日
  • 滅私(新潮文庫)

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    絶妙にいそうな感じの主人公 情に流されず合理的な人ってこういう思考なんだろうなと思うけど、それでもふとした瞬間に矛盾を感じたり迷いも生じる
    片付け自体は良いことなんだけど、捨てるという手段が目的になってしまっているし、強迫観念めいていて、何事も極端は良くないね
    突き詰めれば趣味や人付き合いだって無駄なのだから、生きてるだけで無駄だらけだし、もはや私たちは無駄のために生きているのかもしれない

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    2025年05月13日
  • バックミラー

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    ネタバレ

    羽田圭介さんの短編集。一番気に入ったのっとりの感想を少し書く

    合理性を求める主人公が同族嫌悪に陥って、彼らと一線を画すために、さらなる成長を目指し、成長に必要なものを買う。だけど、同じようなものはすでに買っているよねって話

    自分の現状を受け入れられないから、同族嫌悪が生じるのである。そういう人が、現状を打破しようと成長するのは至極当然だなって思った。しかも、その人は合理性を求めるから、完璧主義が入っていて、よりそうなるのかなとも思った。

    でも、羽田さんは、その合理性を使って、よりよい自分でいたいと思いつつ、いつも同じ研鑽しかしていない主人公を冷笑していたのが面白かった

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    2025年04月18日
  • 滅私(新潮文庫)

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    ワタシ自身、ミニマリストを標榜し実践している。他方、違和感もなくは無い。行き過ぎれば毒というか。ミニマリストの不幸を扱った本作はなかなか先が読めず分かりにくさがあったがら分かりやすさだけを求める風潮もいかがなものか。こういう視点があるのかと楽しめた一冊。

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    2025年04月17日
  • ご本、出しときますね?

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    番組Pの佐久間宣之の『おわりに』が印象的だった。作家さん達の考え方の違いが面白く、文字だけで伝わる人柄みたいなものに押されて何冊か本をポチった。

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    2025年04月12日
  • ご本、出しときますね?

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    オードリーの若林と作家たちが対談し、”自分のルール”についてをメインに小説を書くにあたってのモチベーションや作品の映像化の話、小説には関係ない話まで色々と語る番組の書籍化。各回の最後にはオススメの本が紹介されています。それぞれのこだわりや持ち味が出ていて面白かったです。テレビで実際に話しているのを見たかったかな。

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    2025年03月21日
  • メタモルフォシス

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    会社員としての自己とSMに惹かれてしまう自己の相反するようでないまぜになった姿が描かれていた。表題作のメタモルフォシスもトーキョーの調教も緻密かつ淡白なものでSMの描写としては上手いが、所属する会社や社会に対してやや説明的であり、そこはハードボイルドに描かない方がSMの描写に強弱が出るのではないかと思ったが、あくまでも1会社員としての側面も描くためには仕方ないのかもしれない。

    しかし、収録されているどちらの作品も物語のそして会社員の主人公のその後は読み手が想像できる形で終わる。
    ある意味その先が破滅的なものか、それともまた別の生き方を主人公が取るのか想像の余地があるのは面白いが、少し盛り上が

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    2025年03月14日
  • Phantom ファントム

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    主人公とほぼ同じ投資をしてるので、ちょっとゾッとしました。羽田さんの作品は1作品しか読んだことないのですが、その時も、あー、こういう人たちいるなぁと思ったので、まさか自分がこういう人たち、の方になるとは…びっくりです。
    いわゆる株クラというか、そういう人たちを言語化してくれているなあと思いました。コスプレや新興宗教的な集団、外人部隊とネタ満載で面白かったです。

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    2025年03月01日
  • Phantom ファントム

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    経済的自立のため米国高配当株へ投資している30代女性が主人公。出費を考えるたび、この金を投資に回したら年利何パーだと何年後にいくらに増えている…と計算するのがおかしい。目先の金をケチったために友人からの信頼を失うのはお約束か。30代で手取り年収250万円の正社員というリアルさがいい。

    配当収益による分身、いわば一人ダブルインカムを実現できたとしてもその先にどんな生活を送りたいかのビジョンはあるのか。金融資産1億円を持っている高齢男性たちと会い、彼らが貧乏くさい配当生活を送っているのを知って投資一辺倒な人生の虚しさを悟るあたりまでは面白かった。

    後半は金の代わりに信頼をやりとりして暮らすカル

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    2025年02月15日
  • ご本、出しときますね?

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    若林さんは不思議な人だ。
    めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
    だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
    この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
    人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。

    私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
    この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
    あとは角田光代さん

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    2025年02月13日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    ネタバレ

    介護が必要となった祖父を孫である健斗が苦痛なく死なせるように努力する物語。

    今19歳の若者である私は、健斗の考え方に共感する部分がよくあった。まだ若い健斗は資格の勉強や筋トレなどを通して成長していくが、歳をとり体も悪くなり弱音をよく吐く祖父に対してイライラしたり、また、このような長生きさせても待っているのは死しかない老人たちを支えるために年金を払うことに嫌気がさしたりなど、今の多くの若者が考えていそうなことに共感できた。主人公の健斗は、このような悩みから解放されるために、普段から死にたいと嘆く祖父の願いを叶える、という大義名分のもとに祖父をだんだん衰えさせていってるんだなと思った。
    ただ、一

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    2025年02月12日
  • Phantom ファントム

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    おもしろかった。

    小説読み切れたことなかったけど、初めて読み切った小説

    主人公の境遇や登場する彼氏の設定も共感できる内容だし、後半は若干創作物感すごかったけど前半部の心理描写とかは面白くてさくさく読めた

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    2025年01月26日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    「ひいおばあちゃんもおじいちゃんも83歳で死なはったから、おばあちゃんも、って思ってたけど、全然お迎え来てくれはらんと、もう84歳になってしまったわ」
    つい先日帰省した時、祖母が呟いた言葉である。
    できるだけ自分のことは自分でやるように。毎日買い物に行って料理はしてね、そうしたらボケないから。主人公の母同様、私の母も口酸っぱく祖母にそう言う。おかげで祖母は元気な方で、まだ背骨は曲がっていないし週2で将棋にでかけ、調子のいい時は体操教室に参加する。そんな祖母でも、作中の祖父と同じようなセリフを吐くのだ。体調が悪い時に愚痴が多くなるのも同じだ。老人にしては充実している生活を送りつつも、そんなセリフ

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    2025年01月23日