羽田圭介のレビュー一覧
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『あさり中毒』
『冷たい流動体は、心臓に開いた穴からじわじわと周りを侵食していく…流動体、という表現も間違っている。もっとサラサラとしていて、澄んでいる。黒の原色であって、尚且つ澄んでいる。そしてそれは、凍えるほどに冷たい』
『熱湯を頭から修作に浴びせ、悶えているところをヤカンで殴りつける。包丁の柄の部分で五指をすべて潰してやり、強引に瞼を開かせ、塩素系洗剤をぶっかけて目玉を蒸発させる。髪の毛を掴んで、点火したガスコンロに何度も何度も顔面を打ちつけてやる。そして家の外のごみ置き場に蹴り倒して放置する』
やられたらやり返す!壮絶な兄弟喧嘩のお話。正気な兄と狂気な弟を兄目線で書かれている。
現 -
Posted by ブクログ
ネタバレ序盤からは、弟のアサリと、それに気づきつつも冷静さを保っている兄の描写がひたすら続き、そこまでの波乱はなく進んでいきます。
カウンセリングを経て、弟を許そうと決意した兄が、帰宅してからはじまるストーリーからが、この小説のスタートとも言えるのではないでしょうか。
初めて黒冷水という言葉が出てきてから、引き込まれるようにして読みました。
完 までのエンディングは、兄の改心とともに、それまでの戦争に終止符が打たれるような描写で、綺麗に丸く収めるのか〜と思いつつ、あまりしっくりこない感じでした。
が、その後の展開で、この本が評価される意味がわかりました。
最初は夢オチ?と言う感じで、なんだよーと思い -
Posted by ブクログ
これは面白かった。
芥川作家の羽田圭介が様々なクルマに突撃(でもないけど)、いやアポなしでディーラーに行って試乗しまくり、それぞれの車の特徴を分析して、最後にとあるクルマを購入にいたる実際のお話。
小説家だけだけに文章がしっかりしていて小説を読んでいるかのように楽しめた。
買う気のないクルマも乗ってみたら良かったり。
商談の際にメーカーの個性が出て、高級外車と日本のメーカー(これも悪くない)のセールスの違いも納得感。
そして最後に選んだのがとある会社の中古車でした。
これと「ポルシェ太郎」を一緒に読むと最高に楽しいです。
私もディーラー巡りをすることになってしまいました(笑)