羽田圭介のレビュー一覧

  • 盗まれた顔

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    『見当り』→犯罪者の顔を覚えて検挙する →刑事
    の苦悩が前半。それが異様に異質に興味深く面白い。深い心理描写に興奮した。後半の 主軸になる陰謀よりも。

    一つ一つのエピソードをじっくり読ませるので 『臨場』のようなドラマ化を期待してしまいます。
    『見当り』シリーズで続編できたらいいなあ。

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    2015年08月20日
  • 「ワタクシハ」

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    就活関係の作品に触れる度に就活したくない気持ちになるが、この本は逆に就活に興味を持てる内容だった。ただ、終わり方が微妙。もう少しその後の話が欲しかったかな。

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    2015年02月12日
  • 盗まれた顔

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    スリルというよりはリアルな作品。人の顔を何人まで覚えられるのか、忘れてしまう方が多いと思う一方で刑事という職業は記憶と視力と直感なんだと改めて実感。

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    2015年01月12日
  • 「ワタクシハ」

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    「家に引き籠ってくだらない自己分析地獄にはまったりするよりかはよっぽど立派だよ。くれぐれも、自分のことを自分の目だけでわかろうなんて思わないでほしい」「常に他人の目に晒されていないと、自分のことなんてわからないよ」

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    2013年02月09日
  • バックミラー

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    ネタバレ

    全体的に、自分が主となって送っていた(と思っていた)日常に、ある日別の視点が入る、相手主導になるような作品が多いような。

    時に、エッセイ風の「渋谷と彼の地」が本人の思い、葛藤を感じ取れて良かった。
    東京五輪に否定的な思いを抱きながらも、ラジオでは発しない。ロケで東日本大震災の被災地を訪れても、その詳細や実情は知らない。他の人以上に発信力、影響力を持ちながらも黙し続けることへの葛藤、憤り、歯痒さ。思い立って被災地を回りお金を落とす行動力も見事。

    以下、印象に残った部分なと
    ・彼女が来たがっていた場所に連れてきても、ひとしきり写真を撮った後はもうここではないどこかの景色や料理を夢見ている。

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    2026年08月30日
  • Phantom ファントム

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    ネタバレ

    投資とお金の話がメインだから漢数字がたくさん出てきてそこはちょこちょこ飛ばしながら読んだけど、続きが気になるからサクサク読み進められる!

    人は簡単に自分の考えを変えることはできないよね〜
    信じているものが周りから見たら間違っていたとしても自分が否定してしまったら、今までの自分を否定してしまうことになるから。認められないって気持ちもあるのかな。

    他者が働きかけても自分が変わろうとしなければ変わることができないのももどかしい。


    傭兵と末の村の在り方の対比もすごいし、観葉植物が大きくなって生活に支障がでること・投資によって生活のランクを下げることの対比もいいし。
    表現が素晴らしいところがたく

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    2026年08月28日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    少々イラッとするような、老人の狡猾さが描かれる。
    この物語の登場人物は奇しくも、老人も私も、彼女も、母親も、病室の老婆や看護師に至るまで、全員が利己的で自己中心的な人物として登場する。

    彼らの軽薄な言動がどう交じり合い、はたまた反目し合うのか、物語全体を覆うボヤッとした輪郭を俯瞰しながら楽しんで読めた。

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    2026年07月29日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    羽田圭介氏の芥川賞受賞作であり、青年と祖父による介護小説。体が弱り、「死んだほうがまし」が口癖の祖父を見て、主人公の青年は祖父が死ぬ手伝いをしようとする。その方法とは、祖父の行動を手伝ったり、生活の障害をなくすことで身体と頭を使わせず、はやく弱らせること。

    題名の「スクラップ・アンド・ビルド」は、将来を生きていく青年と老いて死にゆく祖父との対比である。同時に、祖父の現状を見てマッチョイズムに目覚め、「自分を鍛えてより良い生活を手に入れよう」と筋トレに励む主人公の行動をも象徴している。この態度は結末部分に現れる男根のメタファーにも表れている。この筋トレは少々度を越しており、彼女とのセックスも「

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    2026年06月15日
  • 滅私(新潮文庫)

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    ミニマリストの快感は過去から追われる逃げ場となっているのか?成功に導かれると過去は暴かれていくという混沌とした現実。輪部をなぞっているようで納得する。

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    2026年06月15日
  • Phantom ファントム

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    面白い本だったけど、凡庸な思考しかできない内容だった。

    「中庸が1番」「過ぎたるは及ばざるが如し」といった感想はあるが、それ以上の感動がなく、ただ哲学できてよかったなぁという感覚。これは俺の読解力が無いからなのか?

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    2026年05月19日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    ネタバレ

    〜1周目〜
    2026.05.03
    積読していたのをやっと時間が取れたので読んだ。
    ページ数が少ないのであっという間に読むことができる。
    若者と祖父の介護がメインの話。
    介護が必要な祖父を試験勉強の傍ら介護する若者のもどかしい話。
    若者自身は祖父を見て筋力がなくなって自分で歩けなくならないようにと反面教師のように筋トレ精力を出す。
    その中で付き合ってる彼女への性欲も正当化しながら付き合っていくが、彼女との想いは少しずつずれていく。
    主人公が自分の考えの中で葛藤しながら周りと少しずつずれていったようなお話という印象。

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    2026年05月03日
  • タブー・トラック

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    ネタバレ

    コンプライアンスや忖度やら。どんどん増えるタブー。俳優、映画監督、英語塾に勤める父と映像配信して金を稼ぐ娘、それぞれの視点から生きにくさを描いていて最後の章までは面白かった。

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    2026年03月25日
  • ご本、出しときますね?

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    あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
    こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。

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    2026年03月21日
  • ご本、出しときますね?

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    ネタバレ

    作家から入るのも良いものですなぁ。本を読んでみたくなった作家さんは村田沙耶香さん、海猫沢めろんさん、中村航さん、光浦靖子さんの4人。セクハラに寛容な村田さんは、だいぶん変な人ですね。角田さんは今までのエッセイからは分からなかった愛らしさで、見る目が変わりました。ズキュンときます。番組は終わってしまったようですが、一度くらい観てみたかった。若林さんの表紙につられましたが(そもそも若林さんが読書家だとは、初耳)予想外に良い本でした。

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    2026年03月18日
  • その針がさすのは

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    ネタバレ

    まずは女性側で不妊治療を経験した視点からの感想として、、

    男性側が、不妊治療に向き合う上での心情の変化がとてもリアルに感じた。
    上手くいかなかったことを受け入れる覚悟をした矢先。本来は喜ばしい妊娠発覚だが、奥様の心境の変化にもついていけず、取り残されたような感覚に。最後は突拍子もない行動に出るも、結局は変化してしまった世界を受け入れる覚悟をしたのかな?と読み取りました。

    周りの人間に色々な変化・出来事が起こる中で、最後まで回収されないことも多く、どういう感情で読めば良いものか難しいなとも思いましたが、いろんな感情が交錯しよくわからなくなってるところが、人間のリアルだな〜と思い、一気読みさせ

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    2026年02月15日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    内容は良いが伝わりにくいと思った。
    目的のない自重トレーニングをやたら美化して、アスリートのトレーニングより精神的に優っているなどと考えてるところは、まさに自慰行為だった。

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    2026年01月29日
  • 滅私(新潮文庫)

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    ミニマリストで、「身軽生活」というウェブサイトを運営する冴津武士。
    最小限のもので暮らすライフスタイルを推奨するという仕事をしていたが、
    過去の過ちに翻弄されていく物語。

    ミニマリストとして生活していく中、最後に過去の過ちから、
    とんでもないことにという感じですが、なんかよくわからないというか、
    あんまし、最後の方は理解して読めていなかったことが自分の中で残念。

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    2025年12月31日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    【あらすじ】
    ・得意なもの、誇れるものも特になく、5年間続けた仕事もやめ、母と祖父と3人で暮らしている30歳ぐらいの男、健斗が主人公である。メリハリのない日々を送っていく中で、肉体・精神的に弱っていく、「じいちゃんなんか、早う死んだらよか」が口癖の祖父の姿を見て、感じることがでてくるのであった。「日々やることがなく、睡眠と覚醒のはざまをいったりきたりしながら、全身の痛みに悩まされている祖父にとっての生きる意味とはなんなのか」。高齢者にとっての尊厳死が現実味を帯びて感じられるようになり、間接的に祖父の尊厳死をかなえてあげたいと思うようになる。そのために健斗がとった方策は、徹底的に祖父の介助をして

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    2025年12月30日
  • その針がさすのは

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    同世代なのと、馴染みある街中野が舞台なのもあってか吸い込まれて一気に読んだ、個人的にはすごく読みやすくて面白かったな。不妊治療もだし、マッチングアプリで既婚者が…とかも。

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    2025年12月26日
  • 走ル

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    ネタバレ

    八王子に住む高校2年生の本田は陸上部の練習に自転車で向かう。そのまま北に走り続けて、ついに青森へ。
    学校もさぼり、彼女や友達にも風邪と嘘をつきながら、ただ走り続けていってしまう。観光するわけでもなく、ただ走り、走っていることに反応がよかった小学校の時の知り合いにメールを送り、彼女には反応が悪いからと嘘を突き通す。仲間たちとのくだらない会話も嫌いではないんだろうけど、行ったことのないところに気の赴くまま行ってしまう。考え方や会話に知性の高さも感じるが、なぜか帰る方向には進めない。
    やっていることがよくわからないけど、これが高校生なんだろう。

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    2025年11月29日