羽田圭介のレビュー一覧

  • 滅私(新潮文庫)

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    主人公がミニマリストというフックに引っかかって本書を手に取ったが、物語自体はどことなくゆるい意味ありげな事象に満ちていて不思議な余韻があった。

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    2025年11月18日
  • ご本、出しときますね?

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    村田沙耶香さんのインタビューを読み漁っていたところこの番組を知り、当方リトルトゥースでもあるので是非観てみたいと思い、映像を探していたら書籍化されてるとの事で読みました。
    若林さんと仲の良い西加奈子さんや朝井リョウさんのインタビューも載っていてとても面白かったです。

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    2025年11月09日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    介護される老人とその孫の関わりについての話。
    少子高齢化が進む現代、病気でない老人が在宅で尊厳死を迎えるのは難しい。
    思うように動かない身体、楽しみもなくただ生きるだけの毎日に対する精神的苦痛から、生への絶望を感じるのは理解できる。
    だが、祖父の隠された本心は「死にたい」ではなく「生きたい」であった。
    健斗は足し算の介護によって祖父のできることを狭めるはずだったが、祖父の本心を感じ衝撃を受ける…

    健斗は家族には誰も相談せず尊厳死に向けて動くが、何だかんだで一番祖父を大事にしているようにも見え、信頼関係も感じられる。
    誰でも24時間の介護を続けていれば苛立つことはあるし、その中で健斗は懸命にや

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    2025年10月28日
  • 滅私(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あんまりピンと来なかった。ミニマリストがもっともお手軽に自分の人生を変えることができるような手段となる、というのはわかる。人間のわけのわからなさ、俗っぽさにまみれて意味不明な死に方するところが皮肉っぽいなと思った。というか、亡くなる時に読者としての私が全く心を動かされない主人公だったことが最大のメッセージなのかな。

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    2025年10月15日
  • バックミラー

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    著者初の短篇集。オーディブルで。自分にそういったところがないから、「過剰な人」が、わたしは好きなんだと思う。ひと目を気にせず、というか、ひと目という概念が薄く、執拗に何かに拘り続けてしまうような人。羽田さんはその過剰な人で、作品の魅力は、そのおかしみ。まあ、全部読んでいるわけではないけど。

    『バックミラー』一時期脚光を浴びたミュージシャンが、他人の「おっかけ」を意識し、「おっかけ」がいなくなった自分を意識し、元「おっかけ」だった同棲相手に去られてしまう。
    『シリコンの季節』捨てられていたラブドールを持ち帰り、再生して使用している、妻に去られ、リストラにあって仕方なく産廃会社に勤める中年。テレ

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    2025年10月13日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    ちょっと物足りなかったかな。
    もう少しなにかが欲しかったな。
    もっと若い時に読んでたら感じ方が違ったのかもしれない。
    と、思うのは介護経験者だからおじいちゃんの事が気になってしまうからだろうか?

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    2025年09月11日
  • 滅私(新潮文庫)

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    主人公がミニマリストってだけで読み始めた。

    自分もミニマリストだから、ミニマリストの主人公には感情移入できそうなもんなのに、予想以上に感情移入できない設定と性格の主人公だった。

    純文学に登場する主人公の恋人は、大体主人公を振るイメージ。

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    2025年08月16日
  • 羽田圭介、家を買う。

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    やっぱり売れてる小説かって儲かるんだな。
    純粋小説書いてる人がこんなにも愚直に投資に向き合っているのが意外だった。ただ投資で資金を作っているというより、実働(執筆)とローンでお金を作っている印象。
    あとこんなに頭のいい人なのにちょっとしたことで優先順位や家に対する感性が変わるのも意外。
    でも家とか生活とかいうのはそういうものかもしれない。人やお店、仕事との出会い方、出会う順番、好きものや興味の対象の変化で生活や生活の容れ物である家への捉え方も変わっていくのが普通だと思う。
    ただ普通はその価値観の変化に合わせてコロコロ引っ越しはできないけど。さらに言うと、理想の家に辿り着くまでに実験的に家を買っ

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    2025年08月01日
  • バックミラー

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    久しぶりに羽田さんの作品じっくり読んだけどやっぱり面白いなー時期が違うのにバックミラーという単語ちらほら出てくる!

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    2025年07月26日
  • 羽田圭介、家を買う。

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    テレビなどで芸能人が家を買う番組がある。自分で買う訳でもないのに何故か見入ってしまう。やはり家を買うというのは人生最大のイベントだし、自分のこだわりや好みに、家族の同意、立地環境、そして何より金銭面の条件の中でいかに折り合いをつけていくか、まるでクエストをクリアするゲームのように多分にエンタメ要素があると思う。

    この本もまさしくそれで、芥川賞作家の羽田圭介氏が家を手に入れるまでの買い物ドキュメント。この本ではそういったエンタメ要素に家の購入資金を捻出する為の不動産、株などの資金運用も書かれており、その失敗談も赤裸々に書いているのが面白い。

    しかし家探しは本当に難しいと思う。氏のこだわりも

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    2025年07月21日
  • 羽田圭介、家を買う。

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    投資話から家購入まで、赤裸々に綴る著者らしい?スタイル。

    不動産投資はやはり難しそう。
    収入や環境が違うので参考にはならなかったけれど、このレベルの人達のお金の使い方を知ることは興味深い。

    持ち家をもって少し落ち着いたようだけど、次は何を買うんだろう・・・

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    2025年07月12日
  • メタモルフォシス

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    人には色んな顔がある。
    自分とはかけはなれた世界かもしれないが、
    何故か自己投影もできてしまう不思議な作品。

    自分も自分の知らない自分がいるのかも。

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    2025年06月15日
  • タブー・トラック

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    前半はまだ読めましたが、これからどうなるのかなと期待したいところで、何年後かの話に飛んでしまい、残念でした。

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    2025年06月02日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    老人の描写がなんともイラつく。他者の前では自分を卑下しつつ、本当はそんなこと思っていない。自分が一番かわいくて、自分はもっとできると思っているのが人間。でもふとした変化や危機的な状況に接すると何気ない日常がすごくありがたく感じるが、そのありがたさも一週間もすると慌ただしい日常に流されて何もなかったようになってしまう。あの時の思いが風化せずに残ってくれたらよいけど、いつまでも気持ちが変わらなくても嫌になってしまう。よくできていると思う。

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    2025年05月22日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    第153回芥川賞受賞作。
    あまり普段、芥川賞を獲るような純文学系の本は読まないのですが、今一番気になるワードとして「スクラップアンドビルド」があるので、タイトルに惹かれて読んでみました。ページ数も少ないのでね。

    老齢になり、できないことも増えてきて、
    周りから疎ましく思われることで
    「早く死にたい」と口癖のようにつぶやくじいちゃんと、
    その想いを遂げてあげたいと願う孫が日々暮らす中で、
    お互いの想いを交錯させ変化していく物語。

    孫の脳内描写と、行動のギャップが凄く違和感。
    温度差というか、チグハグな感じがしたが、
    それもおそらく意図的かなと思う。
    未熟な青年の、思いが行動に伴わない感じが、

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    2025年05月07日
  • Phantom ファントム

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    面白い。お金というものが、人によっていかに捉え方や意味、価値観が全く異なるかについて改めて意識させられる作品だった。

    主人公の華美は可処分所得のほとんどを投資に費やし、毎晩米国株式市場の取引時間をチェックしたり頭の中ですぐ複利計算する癖がある程の投資ガチ勢。毎年の配当金が自分の年収と同等になるだけの投資資産=「分身」を作ることを生き甲斐にしている。その為には切り詰められるところはできるだけ切り詰める生活を送っていて、現在の人間関係や小さな快適さを犠牲にしていたりする。
    自分も投資はしているし、普通の貯金だけでは蓄えられない富を得たいと思っているけど、ここまでは徹底できない。
    そんな彼女が目指

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    2025年05月06日
  • バックミラー

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    前半はストーリーもオチもわからない様な話がいくつか続き、中盤はそれなりに読める話。ラス前の東北の話が一番良かった。このネタで長編を描いて欲しい。

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    2025年05月06日
  • Phantom ファントム

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    私も分身を作りたい
    (お金使うのは得意だから…)
    人間関係をお金に換算はしないけど
    新しいと思っていたことは過去にあったこと
    無知だから新しいと思い込んでる

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    2025年04月10日
  • Phantom ファントム

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    主人公が資産運用の原資となる資金を捻出するために、生活を切り詰めていく中で、彼氏や友人、その他の人との関わりを通じて、お金や資本主義社会と向き合っていく物語。
    今と将来、節約と豪遊等、対立する価値観が出てくる中で、自分は何に重きをおくべきか、向き合うきっかけをくれる本。

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    2025年04月06日
  • スクラップ・アンド・ビルド

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    2015年上半期芥川賞受賞作。
    現代社会のアンタッチャブルに触れる感じ
    審査員に老人はいないのか?それが評価できる老人なのか?が気になるが…

    結末が気になって気になって…焦らされて…
    家でて終わりか〜い!ってのが、感想。
    それが小説と言われればそうなのかも知れない。

    薬漬けで自由も効かず、厄介者として生きるのはヤダな〜と改めて思う。その時がきたら何の判断もできない。先送りは若い時のツケが回ったとも言える

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    2025年04月03日