羽田圭介のレビュー一覧

  • 黒冷水

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    17歳でこれを書いたなんて、やっぱり天才は違うなと思った!
    兄弟それぞれの視点で書かれ、一気に読み切ってしまいました。
    気持ち悪さもあるけど、面白かったです。

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    2023年10月15日
  • ご本、出しときますね?

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    読書芸人の若林が小説家と対談する番組の書籍化らしい。
    常々小説大好きな人の気持ちを知りたいと思っていたが、この対談で多くの気づきを得られた。
    自分自身は現実的なビジネス書や、心理学、脳生理学などの役に立つ本を好んでいたので、なにゆえ個人の脳内で創作されたフィクションが好まれるのか不思議であった。
    本書や小説家(書くほう)の視点の言葉が多いが、彼らは読書家でもあるので示唆に富む会話が飛び交っている。

    ・「弱者」って言葉を言い換えると「大多数」のこと
    ・登場人物が自分の身代わりになってくれるような気がした

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    2023年10月05日
  • 走ル

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    どす黒かったり、ザワザワするような読後感であったりすることの多い作家という印象ですが、本作は羽田圭介の小説にしては、「素直」な作品であるという印象を受けました。

    文庫解説にもありましたが、「自転車で旅をしているのに、主人公が成長していない」ということが、そして旅のなかで触れる風景や自転車の挙動などの一つひとつの描写が緻密であることが、作品のリアリティを支えています。
    ある意味、「旅をすることで主人公が様々な経験をして成長する」ということは「ファンタジー」なのかもしれません。

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    2023年09月20日
  • 御不浄バトル

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    トイレ(うんこ)という、表立って取り上げられることが少ない、しかしながら人々にとって極めて身近なテーマがタイトルになっている本作では、生活リズムの中で多くの人がすれちがう「公共の場所にあるトイレ」がキーポイントになっています。
    会話をするわけでもなく、どこの誰か、何をしている日とかも知らないけれど、毎朝のトイレで顔を合わせたり、隣り合う個室で時間を共有する他人との時間や、職場のトイレでの一幕など、物語の要所要所ででてくるトイレでの過ごし方の描写は、生々しくリアルです。

    ブラック企業で働く主人公を描いた「御不浄バトル」とそのスピンオフ作品である「荒野のサクセス」が収録されています。

    たしかに

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    2023年08月14日
  • 成功者K

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    内容や描写に好き嫌いはあるでしょうが、ユーモア(文体)と途中からの展開が面白く、時折ズーンとなりながらもするする読んでしまう 中原昌也みのあるダジャレなの‥?ってタイトルも面白
    業界に勤める人はどう感じて読んだのか、感想を聞いてみたい

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    2023年07月22日
  • ご本、出しときますね?

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    3.7面白かった。二人づつなのが良。ラジオとかで続いてくれないかな。その方が出てくれる作家さん増えそうだし。

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    2023年06月20日
  • メタモルフォシス

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    お仕事小説+SM、というなんとも想像しがたい内容の短編2作の物語。
    1作目の主題作品、メタモルフォシスは、
    金融機関で営業マンとしてネットが主流になりつつある中、
    店舗に足を運んできたり、自宅に訪問したりで、対面での金融投資を
    しようとする人たちにうまいこと営業をして儲けを出していくという
    仕事をしている中で、SMのハードプレイを追い求めていく。

    2作目のトーキョー調教は、
    13年目のアナウンサーがメインの仕事とアナウンススクールの講師として
    掛け持ちてる中で、SMのデリヘルを利用しながら展開していく・・・。

    どちらもSM描写は慣れが必要って感じがあり、読むのに苦慮する人も
    多くいそうで、

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    2023年02月20日
  • ご本、出しときますね?

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    西加奈子、朝井リョウ、長嶋有…。小説家は普段何を考え、どうやって作品を生み出しているのか。無類の本好き芸人・オードリー若林正恭と作家たちが“自分のルール”を語りつくす。BSジャパンの同名番組を書籍化。

    作家が何を考えているかがうかがえて面白い。

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    2022年10月14日
  • ご本、出しときますね?

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    これ、とても良かったです。
    私がまた読書にはまるきっかけになりました。
    いろいろな作家さんの人柄がわかり、作品に興味を持てます。

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    2022年10月13日
  • 5時過ぎランチ

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    あまり本を読まない自分には、
    少し読むのに時間がかかったものの、

    どの3作品も緊迫感があり、
    非常に楽しめた。

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    2022年10月01日
  • 黒冷水

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    これは、確か中学くらいの時に読んで、あまりの生々しさに荒削りの才能ってこういうことか!と衝撃を受けた記憶があります。面白かった。内容は覚えてないけど、すごく気持ち悪い本だった印象。

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    2022年08月09日
  • 成功者K

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    ネタバレ

    主人公の自己認識が狂っていって、何が現実で何が妄想なのかわからなくなって終わる作品。

    P.332の編集者の言葉
    『(前略)というか、もうひょっとして、Kくんの現実は書き換えられてしまっているんじゃないか?』
    というのが答えなんじゃないかと思っている。
    自分が書いた小説世界に現実が飲み込まれてしまう男の話。
    違うかな。あとでみんなの感想をチェックしてみよっと。

    内容自体は同じことを繰り返し読んでいるような感じなんだけど、妙に読みやすいのでそのまま読み続けてしまう。
    執拗に繰り返される女漁り・セックス描写とか、読んでて虚無の時間なんだけど。
    でもそれが作中に頻出する「成功者K」という呼び名と合

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    2022年05月30日
  • ミート・ザ・ビート

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    叔父の家に住まわせてもらいながら、
    予備校に通い、親には息抜きという体でバイトもしている。
    バイト先は自転車で通うものの、20キロと遠い。
    そんな折に、仕事先で仲良くなった仲間のうちホストもしているという、
    仲間から車検が切れかけてる車をもらえることになるのだが・・・。
    表題作の中編と「一丁目一番地」の短編からなる2部構成。

    2作品の共通点は、好奇心ってところでしょうか。
    人にはそれぞれ好奇心があり魅了されるものがある、
    と思いますが、
    その対象が、いつ現れて、それが何かってことになる。
    表題作では、車に魅了され、2作目では、競馬に魅了される。
    本を読む人たちは、次読みたい本に魅了され、

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    2022年04月28日
  • ご本、出しときますね?

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    ネタバレ

    作家さんの生の声というか、フィクションではない部分を知る機会ってあまりないので、こういう対談集で人となりを知るのはとても興味深い。ますます好きになったり、まだ読んだことのない作品を読みたくなったり。
    知らなかった作家さんも、まずこんな人なんだということがわかってから読んでみたい!と思うのも新鮮。

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    2022年04月06日
  • 走ル

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    青春だなぁ。って、僕の高校生の頃は、こんなことする度胸も体力もなかったけれど。でも、通学するのに駅まで自転車で行こうとして、思い立って学校まで直接、1時間以上かけて行ってみたことはあったなあ。男子はとかく、自転車で遠くに行きたがる。無計画にどこまで行けるか、やってみたくなる。

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    2022年03月31日
  • 黒冷水

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    読みやすかった。兄弟だからこそ生まれる嫌悪や憎しみ、それに対する親の反応などがリアル。読んだ後も、モヤッとした感じが残る。

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    2022年03月09日
  • 黒冷水

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    『あさり中毒』
    『冷たい流動体は、心臓に開いた穴からじわじわと周りを侵食していく…流動体、という表現も間違っている。もっとサラサラとしていて、澄んでいる。黒の原色であって、尚且つ澄んでいる。そしてそれは、凍えるほどに冷たい』
    『熱湯を頭から修作に浴びせ、悶えているところをヤカンで殴りつける。包丁の柄の部分で五指をすべて潰してやり、強引に瞼を開かせ、塩素系洗剤をぶっかけて目玉を蒸発させる。髪の毛を掴んで、点火したガスコンロに何度も何度も顔面を打ちつけてやる。そして家の外のごみ置き場に蹴り倒して放置する』


    やられたらやり返す!壮絶な兄弟喧嘩のお話。正気な兄と狂気な弟を兄目線で書かれている。

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    2022年02月20日
  • ポルシェ太郎

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    私も主人公と同じ35歳。「自分はこんなもんじゃない」という焦りや評価されたいという気持ちが出てくるお年頃だ。

    外車の名前もピンと来ていなかった太郎だがポルシェに興味を持ち、街を走る高級外車乗りの寂しいおじさん姿に哀しみを抱きながらも、所有することの魔法に取り憑かれたていく。
    ポルシェ911乗りであることを誇らしく思い、若い女たちのスマホ画面のヒビに嫌悪するする感覚が面白かった。自分を肯定するように思考が変わっていく感じ。

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    2022年01月29日
  • 羽田圭介、クルマを買う

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    車購入のためあれこれ思考をめぐらしている過程が面白かった。ふと調子にのっていないか自分を見つめるところがほほえましい。作家の表現力が共感を感じさせる。

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    2021年12月27日
  • 黒冷水

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    ネタバレ

    序盤からは、弟のアサリと、それに気づきつつも冷静さを保っている兄の描写がひたすら続き、そこまでの波乱はなく進んでいきます。
    カウンセリングを経て、弟を許そうと決意した兄が、帰宅してからはじまるストーリーからが、この小説のスタートとも言えるのではないでしょうか。
    初めて黒冷水という言葉が出てきてから、引き込まれるようにして読みました。

    完 までのエンディングは、兄の改心とともに、それまでの戦争に終止符が打たれるような描写で、綺麗に丸く収めるのか〜と思いつつ、あまりしっくりこない感じでした。
    が、その後の展開で、この本が評価される意味がわかりました。
    最初は夢オチ?と言う感じで、なんだよーと思い

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    2021年12月07日